東京校の講義レポート

平成24年(2012)【9月26日(水)】 丸石忠敬先生(フューチャープランニング 代表) 『数知学』

2012/09/26
<1日の流れ>
09:00 朝礼、掃除    
09:40 新聞アウトプット
    2面「電力債、意外な人気のワケ」
    5面「原発避難30キロ圏に拡大」
    7面「中国、遠洋進出を視野」

12:00 講義(第1部)
    講師:丸石忠敬先生
    「起業の方法と資金計画に関するセミナー」
    ・日本再生戦略について
    ・フランスの都市シャモニーの観光戦略
13:10 講義(第2部)
    ・地域活性化
    ・比較検索と指名検索
    ・株主総会の運営と開催
14:10 講義(第3部)
    ・株式の発行と種類株式
    ・取締役の責任
    ・会社組織の変更と出口戦略

14:55 掃除、終礼

15:15 未確認生物新聞の確認
    ・新聞作りにおけるエッセンス

15:40 山近社長による講義
    『仕事ができる人の心得』
    ・チェックリスト
    ・チャンス
    ・注意
    ・中途半端
    ・注文
    ・長期計画
    ・長期事業計画

16:00 終了
《人とお金を呼び込むために》
政府の打ち出した日本の成長戦略に、
来日する外国人を大幅に増やす、というものがあります。
本日はまず、成長戦略に関連して、
丸石先生に、ヨーロッパに行かれた時に感じたことについて、
お話をしていただきました。
中でも、フランスのシャモニーという町についての
お話が印象に残りました。
シャモニーは、ヨーロッパ最高峰・モンブランの麓にある町です。
登山と山岳観光を目当てに、
人口をはるかに上回る人々が訪れます。
この町について、丸石先生は自然環境に合った町の構造、
旅行者を助ける交通サービス、町の人々の人間性・接客など、
様々な点が優れていると感じたということでした。
他にはない独自の売りと、
うまくお金を得ることができる状況・仕組み、
満足を与えられるサービスという点が
人とお金を集めるために必要だということを学びました。

《会社の運営とその先》
後半は、会社の運営について講義をしていただきました。
自分がオーナーになる場合であっても、
決められた手続きはしなければなりません。
会社組織の変更の手続きに関連して、
出口戦略についてのお話もありました。
会社を立ち上げ、規模を拡大していった先には、
上場や他への売却など、様々なやり方があります。
私は、事業の計画を立てている今の段階では
具体的なことは言えませんが、
まずはイメージだけでもしてみることで、事業の形をより明確にします。

《お客様とのコミュニケーション》山近義幸理事長より
本日も、「仕事ができる人の心得」にあるキーワードを取り上げ、
山近社長に解説をしていただきました。
その中で、「注文」というキーワードがありました。
売り手とお客様とのコミュニケーションが大切だということでした。
現代は、売り手がお客様の元に訪問することから、
お客様に来ていただくことへと比重が移ってきていると、
山近社長に解説をしていただきました。
インターネットなど、一人でも簡単に情報が得られる手段が登場し、
多くの人が当たり前に使っていることを考えると、
確かにそうなっていると思いました。
コミュニケーションが重要という大前提は
いつの時代も変わらないと思いますが、そのコミュニケーションの手法を
時代に合わせて変えていかなければ事業が続かないと感じます。
世の中の変化についての情報を集めることも大切ですが、
それを元に自分を変える必要性も、本日の講義から感じました。

From:野田貴生(都留文科大学卒、山梨県出身)@JVU4期生
【比較検索に入らず指名検索に入れ】
値段やサービスが比べて選択されるもの(比較検索)は
値下げ競争や、リピート率が低いといった事になる。
例えば、居酒屋に皆で行こうとなったときに、
たいていは手頃な値段・手頃な人数が入る
そこそこの雰囲気の店を選び、
何度も行きたい場所というのは決まっていない。
何処も似た様なサービスをしているからだ。
そこで何かで1番になっているお店があると、
他に比較する店を決めずにその店や場所に行く。
フランスのシャモニやディズニーランドは
何処かと比較して行くものではなくて、
そこに人々は価値を見出し、行こうと考える(指名検索)。
この指名検索に入るように、人々のニーズを汲み取って
元ある日本の商品達も、観光の分野も変わって日本を
個性的で良くしてゆく事がビジネスチャンスになるし、
良い世の中にしてゆく方法だと感じた。

【株主の影響力を抑えつつ増資する仕組み】
種類株式は株主の影響を削ぐ形の株式発行方法で、
かなり経営者にとって有利な株式発行ができる仕組みになっている。
増資は会社が大きくなってきたらおそらく考える事なので、
この会社法で定められた種類株式の制度は
上手く活用すべきだと感じた。


【出口戦略(会社の分割)】
出口戦略とは、会社のやめ方や分割の仕方である。
出口戦略の会社の分割については、
負債を負った部門の切り離す為の方法を学んだ。
現物出資をその会社の負債を負っている部門にして分社化すれば、
お金をかけずに分社化してしまえて、何処かの会社に買って貰える。
会社としても利益がマイナスになっている部門も減り、選択と集中が出来る。
会社にも減衰期があるから、決断して辞めるなり
切り離すといったときに、この方法は使えると感じた。

【チャンス】
前もって準備が必要で、常に問題意識を持てないと
つかめないと心得の本には書かれているが、
社長はこの意識を持たなくても良い、と言われる。
問題意識を持つ位なら行動をしろと言う事である。
私もこれには同感で、問題意識を常に持ち続けるより、
何か行動に起こした方が後で検証ができる。
チャンスは貯金が出来ない、という言葉も良い言い回しだなと感じた。

From:小林諒也(公立はこだて未来大学院卒、北海道出身)@JVU4期生
『観光立国にするためには』
本日は、丸石先生による日本の再生戦略についてのお話頂きました。
日本の再生戦略とは、文字通り、日本を再生・復活させるための国の方針です。
これから国がお金をかける分野がその中に示されています。
例えば、介護や医療、女性の活性化などがあります。
今回、丸石先生は、色々な分野の中でも観光にテーマを絞りお話してくださいました。
というのも、丸石先生が、先日、ヨーロッパに旅行に行かれ、
その体験からお気づきがあったからです。
日本には年間、600万人の外国人の方が訪れます。
逆に日本人が海外へ行く人数は年間1600万人にもなります。
ということは、1000万人分のお金が日本から流出しています。
そこで日本政府は、年間3000万人の外国人を呼び込もうと決めました。
さてさて、どうすれば日本に今の5倍もの人を呼び込めるのか。
その鍵はなにか。
丸石先生が旅行に行かれたところはシャモニーという街。
人口は9000人の街なのですが、年間の観光客は150万人にもなります!
シャモニーにはヨーロッパNo.1の高さを誇る山モンブラン(4800m)があります。
自然豊かな街で、その豊かな自然を守るために
極力人工物をつくることはしないそうです。
駅舎なども自然に溶け込んでいるそうです。
また、シャモニーの宿に泊まると、
観光地までのバス代が無料になるといったサービスもあります。
No.1のものがあり、自然環境が豊かで、旅行者の身になった快適なサービス。
シャモニーには選ばれる要素がありました。
日本には、日本じゃなきゃいけないなにかがあるか。
ぼくはあると思います。有名なところでは
日本の四季や秋葉原のオタク文化、お茶、伝統芸能。
これらと外国人とをつなぐボンドがないだけです。
フランスやスイス、オーストリアなど、
観光立国から学ぶ姿勢が日本の観光客増大に繋がると思います。

From:井浪康晴(島根大学卒、京都府出身)@JVU4期生

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