東京校の講義レポート

令和4年(2022)【8月18日(木)】夏の出版編集トレーニング1日日 6期生1組

2022/11/13 18:06:22

令和4年(2022)【8月18日(木)】
夏の出版編集トレーニング1日目
6期生1組

・習慣を変えれば習慣が変わる
本日のお話の中で習慣を変えることを「意識する」という言葉が印象的でした。
習慣は自動的に各々決められているものだと思っていました。
なので、習慣を変えるなんて難しいだろうと思っていたのですが、その後の新聞のお話を聞いて納得しました。まずは1カ月やってみるのとやらないのでは違うという例がありました。
毎朝、新聞を読むという習慣を意識して1カ月やってみる。あこれから1カ月の目標にします。

・まずは言葉から
冒頭に「~しようと思います」や「できません」はNGワード。
「~しようと思います」に関してはほとんど口癖のようなものだったので非常に難しいミッションだなと思ってしまったのですが、これも「習慣を変えることを意識する」ということなのだと思いました。
たかが言葉ですがされど言葉。
口に出すことも意識づけなければなりません。

・コンパクトの難しさ
朝礼の際に1分間スピーチをしました。
普段30秒で喋って、とか2分で自己紹介して、と言われることが全くないので時間制限のあるおしゃべりが多い就活には苦労しそうだと感じています。
実際、本日の1分間スピーチも隣に時計を置いていたのですが気付いたら2分経っていました。
咄嗟だったこともありうまく要点がまとめられずにだらだらと話してしまいました。
コンパクトが大事、初回からその難しさに気付けたことは非常に良い機会だと思いました。

I.A@横浜国立大学

--------------------------------------------------------

・「自分のターン」を意識した傾聴
講義内では何度もひとのお話を聴く機会がありましたが、どれにも、それに反応を返すフェーズがありました。
思えば、日常で接するあらゆる会話は必ずそのような形式になっていて、ただ聴くだけで完結することはありません。その次にはいつも、相手に反応を返す「自分のターン」が待っています。
これまで自分は、ひとの話の内容を追うことだけに必死になっていましたが、話を聴くさいには内容の受け取りのみでなく、次に来る「自分のターン」を意識した傾聴が大切だと感じました。
それは難しいことのようにも思えますが、相手の話について自分なら何を言うのか、というように自分に引き付けることによって、むしろ話も聴きやすくなるのではと思います。

・ツマミ食い読書術
この題は、思想家の浅田彰が86年に出した本、『逃走論』の章題から引用したものです。
ESで読んだ本などの数を書くという話のさい、大抵の社長は目次を見ただけの本も自身の読書数にカウントしているということをおっしゃられましたが、実は、浅田彰も『逃走論』のなかでそのような「読書術」を推奨しています。今元さんのお話でそのことを思い出しました。
浅田が説く「読書術」は、本を適当に「ツマミ食い」して、それを「道具箱」や「カード」のように自由に「使う」というやり方です。
読書を神聖視せずにある種の「術」として利用するような姿勢が、ESについてのお話と通じていると感じました。
僕も、ESの読書数は「ツマミ食い」した分を「盛り」ます。

・皆まで言うな!
皆さんの本の紹介を聴いていて、何かを紹介・説明するときには、その全てを語る必要はないのだと気づきました。いやむしろ、全てを語ろうとしても(僕のように)うまく伝えられなくなると分かりました。
例えば、花渕さんによる『最後のトリック』の紹介のように、紹介したいものの最も特徴的でかつキャッチ―な部分を、切り出して持ってくることが最も効果的だと思います(インパクト・コンパクト・コンセプト)。
これから何かを紹介するときには、コピーライターの気持ちで取り組むことにします。その意識が、全てを語らずに「コンパクト」に、「コンセプト」を取りこぼさない「インパクト」を作るようにしま。

N.T@法政大学

--------------------------------------------------------

・守るのではなく壊す
既存のものを守るために考えるのではなく、既存のものを無くして新しくするほどの心持ちで考えることは確かに有意義だ。
既存のものが不必要になる、無くなることには理由があり、その意味では必然とも言える。それを無理に守ることは延命になるだけであることも多く、効率が悪い。
その分の時間やリソースで新しくする方がよほどメリットが大きいことは確かだと考えた。

・自分語りは悪か否か
書籍紹介の中で、自分について話す人もおり、それが心に残った。
インターネットなどでは突然自分のことについて話しだす、いわゆる自分語りが忌避される傾向にあり、自分について話すことが苦手だった。
しかし、自分の体験、エピソードを交えることで、解像度の高い内容になる、自分に引き付け、相手に自分のことを知ってもらうことができると考えた。

Y.S@桜美林大学

--------------------------------------------------------

・私の持っている視点は、その程度のことである
講義を受けた後、「図書館司書の低賃金が問題に挙がっているが、この問題をどう考えるか」と意見を求めた。すると「そんな問題は議題に挙げる程度のものではない」と返事が返ってきた。
この問題に対する「公務員である司書の給料を上げることに賛同するということは、自分が納める税金から司書の給与に充てられる額が高くなるということ、もしくは増税に賛成するということである」というSNSの投稿を読んだだけで「私ごと」に感じられていると思っていた。しかし頂いた返答は「いくら給与を高くしたとしても、政府がそこに割く額なぞ高が知れている。社会はもっと先の大きなものを見ている」というものだった。
図書館司書について考えるべきはその価値の持続性であると述べる。デジタルの時代、紙媒体を増やせという傾向は無いに等しいだろう。そのため図書館を閉鎖する地方自治体もあるのが現状だ。しかし必要なのは時代の傾向にそぐわない物を消そうという動きではなく「壊そう」という動きである。今ある形態を壊し、どう活用できるか、発展させられるかを考え抜いた先で残ったものこそそのものの価値であり、残すべき物なのだ。
SNSではこの問題がトレンド入りして24時間が経過した今も「司書が非正規雇用で給料が少ないのは誰にでもできる仕事だからだ」「司書を誰にでもできる仕事だと言う人は、司書業務の専門性を知らないのだ。ちゃんと調べてから出直してこい」などと議論が巻き起こっている。しかし議論は、いま起こっている問題に対する意見AB間で行われるものではなく、これからの可能性について問うべき物であることを学んだ。

・全てにおけるコンパクト・コンセプト・インパクト
「コンパクトに話す、コンセプトを伝える、インパクトを与える」これは私の難題クエストである。
講義でまず「今から何について話すか」を述べ、話の中では「どこからが主眼を置く内容か」を伝え、全体を通して日本経済に興味を持つことを習慣としていない私が知らないけれど必要な情報を与えてくださった。
1トークテーマに対して話はコンパクトながらコンセプトが伝わり、インパクトを受けた講義であった。
講義で取り扱った日本経済新聞のみならず新聞は書籍と違って記載範囲の操作が出来ない。つまり新聞は上記の3点を押さえた文章の選集なのである。読者はこれを情報を得る媒体とするだけでなく、作文の教科書にも、スピーチのプロットにも活用することができるのだ。
講義では新聞(報道)は情報を情報として伝える機関であってファンはいらないと学んだ。しかし日本経済新聞は社会人が世界での自分の立ち位置を知るために毎日必ず読む物であるとも学んだ。日本経済を他のどの行動機関よりも見つめてきた日経新聞が経済を担う社会人のニーズに気づかないはずがないだろう。伝える情報のコンセプトをコンパクトにインパクトを持った文章は、読者をファンにする力があると感じた。ファンのニーズに合わせる書籍やテレビなどのコンテンツに対して、日経新聞はその刊行物によって読者をファンにしているのではないだろうか。私がなかなか攻略できない「クエスト名: 効果的な話し方」の鍵は新聞にあるかもしれない。

K.Y@金城大学

--------------------------------------------------------

・面白さを伝える
お勧めの本の紹介をしましたが、様々な伝え方があることを学びました。大事なのは、相手(聞き手)に寄り添うこと。相手の興味を引く言葉やトピックを入れる、相手に印象を残すくらいの熱量をもって話すことが「面白さ」を伝えることにつながります。相手をしっかりと考えた話し方ができるよう努力していきます。

・ピンチはチャンス
お話で、「思考を変える」という内容がありました。コロナ禍の影響で多くの会社が危機的な状況に陥りましたが、逆に新しいビジネスで成功している例も見られます。例えば、観客を集めたライブが困難になってしまいましたが、オンラインでのライブ配信を全世界的に、対面よりも多くの人が見られるものとしたものが増えました。マイナスなことが起こったときこそ、それを逆に新たな挑戦への道だと考えることが必要です。そのために「思考を変える」ということを今後意識していきます。

H.N@法政大学

--------------------------------------------------------

・思考回路の違いに優劣はない
靴を履く文化のない国で、靴を売らないでおくビジネスマンと靴を売り出そうとするビジネスマンがいた、という話が最も印象に残った。私には前者の考え方しかなかったので、後者の考え方を聞いたときとても魅力的、革新的なものに感じられ、そちらのアイデアの方が優れていると決めつけた。しかし「どちらの考え方が正しくて優れているかという話ではなく、ただリスクだと捉えて避けるかチャンスだと捉えて挑むかの点において異なっているだけだ」と語った。考え方の違いはあくまで違いにしかすぎず、そこに優劣は発生しない。私が劣っていると決めつけた「売らない」という考え方は決して間違っていないし、「売る」という考え方に対して劣っているわけでもないのだ。
前回の1Dayインターンシップの最後に「思考を変える」ことが大事だとお聞きしたときは、「これまでの考え方を捨ててでもどんどん新しい考え方を取り入れていく」ことが大事なのだという意味合いで捉えていた。しかしこの話を通して、「思考を変える」とは、「これまでの考え方をないがしろにするのではなくきちんと認めた上で、さらに違った視点、思考回路からも物事を捉えてみる」という試みを示すのだと気づいた。

・目的ではなく手段
「AIと人間の関係性はこれからどう変わっていくか?」という私の問いかけに、「それは私達がどうAIと共存していくかによって決まる」と回答された。これまでどこか、AIを自分の知らないうちに勝手に発展している存在のように感じるところがあったが、実際にはAIを進化させているのもそのために日々試行錯誤しているのも私達人間なのだと改めて気づかされた。同時に、私達にとってAIひいては技術を発展させること自体が目的なのではなく、あくまでそれは私達の生活をより豊かで快適なものにするための手段にすぎないのだと実感した。

T.Y@同志社大学

--------------------------------------------------------

・「守・破・離」
「守破離」は師の教えはまず守り、次にその教えを破り、そしてそこから離れていくのが一人前になるための道であるという教え。私は「守」をろくに実行せずに規則に不満を感じ、「破」に移りたがる悪い癖がある。しかし、一見どんなに不合理な規則であっても何かしらの意味があるはずである。自分の狭い視野で物事を判断してしまってはゼロから1は生まれない。まず守ってみて、その効果を時間してみることも大事なのだと教わった。

・「壊していく」
図書館司書の話も印象的だった。「守る(残す)べきか否か」という議論はゼロか百の対決になってしまい、ブレイクスルーは望めない。「現状を壊して新しい道を探す」という視点こそが大事なのだという意見は、私の中で盲点だった。守破離の教えも、「守ることは目的ではなく手段である」と言い換えることができるかもしれない。

F.M@一橋大学

--------------------------------------------------------

コメント

コメントはありません
カテゴリ
123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930
最新エントリ
最新コメント
ブログリスト
令和4年(2022)【8月18日(木)】夏の出版編集トレーニング1日日 6期生1組 | 授業 時間割 | 東京校ブログ | 大学生・既卒生の就活・起業支援や人間力を鍛える志塾、JVU・日本ベンチャー大學
令和4年(2022)【8月18日(木)】夏の出版編集トレーニング1日日 6期生1組 | 授業 時間割 | 東京校ブログ | 大学生・既卒生の就活・起業支援や人間力を鍛える志塾、JVU・日本ベンチャー大學
令和4年(2022)【8月18日(木)】夏の出版編集トレーニング1日日 6期生1組 | 授業 時間割 | 東京校ブログ | 大学生・既卒生の就活・起業支援や人間力を鍛える志塾、JVU・日本ベンチャー大學
令和4年(2022)【8月18日(木)】夏の出版編集トレーニング1日日 6期生1組 | 授業 時間割 | 東京校ブログ | 大学生・既卒生の就活・起業支援や人間力を鍛える志塾、JVU・日本ベンチャー大學