東京校の講義レポート

平成24年(2012)【9月25日(火)】 高瀬拓士先生(株式会社日本コンピュータ開発 相談役最高顧問) 『社会人学~就職問題を考える』

2012/09/25
<1日の流れ>
9:00  朝礼、掃除
9:50  新聞アウトプット
12:00 講義 高瀬先生「就職問題」
・学生達の就活体験に基づく話題提供を元にディスカッション
 就職する時に、どれほど社会に、人生に、仕事に、そして自分に関心を持てているのか。
 それによって、就職後の生活が幸せになるかどうかも変わってくる
・社会を知る
 自分との対比の中で社会を知り、社会に関心を持つこのとの重要さ

 ・人生を知る
   社会の中で生きて行くと云う事がどんなことなのかを知る
15:00 掃除、終礼
『明日の社会は自分達がこれから生きる社会』
私たちは明日を生きる為に今行動している。
その割には、就職活動中の学生は何もしていない。
今は就職氷河期と囁かれているが、そんなことはなく、学生が動いていないからである。
学生は就活のとき、会社を選ぶ基準として仕事が面白そうかどうかで決めているが、
好き嫌いで決まるものではない。自分の性格や特長に合うかどうかの問題だ。

今の学生は、「就職がゴールだ」と考えている人が多いだろう。
だが、それでは明日を生きる私たちには満足のいく未来を創ることができない。
社会人になるには、社会を知り、また、自分の人生を知った上で行動すべきだ。
それをやろうとしない学生が多いので、明日の社会を生きる為に社会、人生を考え、
行動に移すことが大切なのだろう。

From:安齋義仁(いわき明星大学卒、福島県出身)@JVU3期生
明日の時代を作るのは誰だろうか。それは若者だ。
【今日という日は明日の前の日】
ただそれを強く意識する若者は少ない。
それでも明日の社会とは自分達が生きる社会だ。
日本に今ある問題の全ては、少なからず私達の生活に関わっている。
そして私達が社会問題を考える上で、世界の目を意識する視点は大切だ。
自分達の基準だけで見ては狭い見解になる。
私達が、今の社会に大して我関せずと言う行動をしている限り、誰も良い明日の社会を作って行くことは出来ない。
だから幸せに生きてける良い明日の社会を実現する為には、皆で関わって考えていくことが大切だと学んだ。

【幸せや豊かさ】
社会に出て、何に幸せを見出して生きていくか考えさせられた。
高瀬先生は「貧しさは不幸じゃない。モノ・カネに執着しないで生きるのがいい」
と言われていた。
モノやカネに幸せを求める人は、それをどんどん追い求めてしまう。
豊かさが人をダメにしている。
人間は守って貰い続ける事で、依存心が強くなり過ぎてしまった。
幸せは形のないもので、自分達の心の中にあると言われている(青い鳥)。
高瀬先生は、生き方を考える上で宗教の果たす役割りが大きいかもしれないと言う。
しかし宗教は本来の形を失い、今やビジネスや政治に利用されている。
現代を生きる私達は、幸せはモノやカネだけでは得られないと云う事に気づくこと事が大事だと学んだ。

【今の日本は就職難…⁇】
就職活動について講義頂いた。
今の教育や就職活動には色々と問題がある。学生は大学では学ぶことを忘れて遊び、一方で就職に当たっては、複数の内定を貰って喜んでいる。好きな仕事を求め、あるいは給料が高い企業に人気が殺到し、それで内定を貰えないとそれを社会のせいにして、働く能力を持ちながら働かず社会の支援に依存し、あるいは生きる気力もなくして自ら死を選んでいく。
日本は本当に就職難だろうか?
学生が世の中や企業をよく知らないという問題がある。この変化の激しいグローバル時代に、今までと同じ事をこれからも続けて行こうという人達が居る。それでは日本は不況になっていくと高瀬先生は言われる。
私達若者も、儲かっているかどうかより、社会や人の為になっている企業を選んでいくべきだと感じる。

また就職活動をしている今の若い人の大半は、仕事が面白いかどうかで会社を選びをしている。それが間違いだと先生は言われる。
仕事は自分の都合ではなく、顧客の都合で行うもの。都合が悪くても顧客に頼まれたら行うしかない。だから仕事はつらくて当たり前。
   また「仕事は好き嫌いより、適性(性格、得手/不得手)で選ぶ事は大事だ」。今の能力より、今後成長する可能性に注目すること大切だ。

一方で、川を綺麗にするには川の上流からきれいにしてゆく事が大切なように、自分達が生きて行くこれからの社会を綺麗にして行くためには、これから社会に出てくる学生たちが、その様な意識を持って社会に出てくることが大切であると云う事を感じた。

From:小林諒也(公立はこだて未来大学院卒、北海道出身)@JVU4期生
・歴史を学び、世界を知る
坂本龍馬は江戸時代後期で世界の情報が少ない中、海外に関心を持ち、海外を意識した活動をした。
現在は、たくさんの情報が容易に手に入り、海外との繋がりも強いものとなっているので、もっと海外のことを知り、世界を意識した行動が必要だ。
海外のことを知ることで日本という国をより深く知ることもできる。
日本の歴史とともに、海外の歴史も学んでいかなければならない。

・経営
儲からないことを儲かるようにするのが経営。
儲かるものを見つけることが経営ではない。
世の中には、必要とされているが、儲からないものがたくさんある。
それを、どのような仕組みにすれば儲かるようになるかを考え、事業としていくかが大事である。

From:松田崇義(慶応義塾大学卒、埼玉県出身)@JVU4期生
《社会を知る》
まず、就職の前に社会を知らなければならないということを学びました。
具体的な話題として、日本の領土問題に関する中国や韓国のことが取り上げられました。
中国の反日暴動の参加者は、「愛国」を掲げて動いています。
しかし、彼らの行動は、結局は自国の評判を下げているだけです。
自分が良いことだと思ってした行動が、客観的に見るとマイナスの結果になっているということがあります。
グローバル社会では、自己満足ではなく、より幅広い、世界からの視点を持っていかなければならないと感じました。

《幸せとは》
人は誰でも幸せになりたいと思っています。
しかし、何が自分にとっての幸せなのか、ほとんどの人は知らないということでした。
そのために、モノやお金だけを追いかけ、際限がなくなってしまいます。
それでは、いつまで経っても幸せにはなりません。
そうではない、自分にとって本当に幸せだと思えることを見つけられるかが、就職する時だけでなく、
人生をよりよく送っていく上で必要だと学びました。

《関心の持ち方》
現代はモノがあふれる時代です。
世の中に関心を持たなくても、死ぬことはまずありません。
そのために、世の中の様々なことに、若者が関心を持たなくなってしまったというお話がありました。
就職する時に、どれほど社会に、仕事に、そして自分に関心を持てているのか。
それによって、就職後の生活が幸せになるかどうかも変わってくると感じました。

From:野田貴生(都留文科大学卒、山梨県出身)@JVU4期生

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