平成24年(2012)【9月21日(金)】 澤田升男先生(ウェッジグループ オーナー) 『リアル経営学』

《執着を捨てる》
本日の講師をしていただいた澤田先生は、
ご自身の人生の中で、何度も決断をされてきました。
その特徴は、すぐに「これ」と決めることと、決めたらすぐに動く、ということです。
輸入住宅をやろう!と決めたら、すぐにカナダ大使館へ行き、
カナダに渡って勉強する。
会社の上場を目指していた時にも、
止めた方が良いという助言を受けて、
その通りだと思ったら、すぐに上場を取り止める。
このことについて、澤田先生は
「一切、躊躇はなかった」と言われました。
そのためには、どうなっても後悔しないという、
完全に納得できる決断をし、
全てをかけてそれを行う必要があると感じました。
澤田先生のように、一切躊躇なく行動することは難しいですが、
澤田先生にならって、しっかり決断し、行動していけるよう、心がけます。
《未来を想像》
澤田先生には、未来を想像することの大切さ、について
お話をしていただきました。
この想像は漠然としたものではなく、具体的、客観的なものです。
未来を決めたら、とことんまでそれをやってみる。
そうすることで初めてものが分かる、というお話もありました。
具体的な物語として自分の人生を想像していれば、
躊躇なく決断を下すこともできます。
澤田先生の人生も、自分の未来を想像していた結果としてのものだと思います。
行き当たりばったりでは、すぐに方向が変わってしまいます。
これまでの講義でも学んで来ましたが、何をするとしても、
まずは自分の人生、未来を見つめることが必要だと、
改めて感じました。
From:野田貴生(都留文科大学卒、山梨県出身)@JVU4期生

『何事にも、答えは無い』
澤田先生の考え方として、
答えがあるのは数字だけ、である。
世の中のことに関して言えば、
正解なんて存在はしない。
どうなるかも人それぞれである。
会社を作るのであれば、
ほんの少しの縛りは必要だが、
自由に仕事をさせてみるべきだ。
↓
数字を上げている会社と、そうでないところの違いが
ここに表れるのだろう。
一見、きつい仕事でも個性を発揮させることができれば
仕事にやりがいを感じさせ、
精を出させることができるので
数字が上がっていくのだろう。
From:安齋義仁(いわき明星大学卒、福島県出身)@JVU3期生

【キレイごとはダメ!】
ベンチャー大學講義前恒例の将来の宣言。
様々な講師がいらっしゃる分、考え方も様々。
今回の澤田オーナーは、
「キレイごとを言っているだけだ」
と厳しいお言葉をいただく。
しかし、これはそう言うからにはしっかりと行動していけ!という意味だろう。
講義の中で口すっぱくおっしゃられていた、
「物語を創れ!」というのも行動させるためである。
キレイごとを言うのは簡単。
本当に自分はそれがやりたいのか、
本当はお金が欲しいのではないか。
自分としっかり向き合うことが大切であると感じたと同時に、
向き合えてないと物語など創れない、と分かった。
【個性】
澤田オーナーの個性は創造性。
それも非常に他の人より長けている。
そんな個性は30歳ごろに発見したという。
そこからというもの自分の個性を最大限に活かしこれまで生きてこられた。
短所を克服するよりも、長所を伸ばせと良く言われる意味が分かった。
個性の見つけ方は様々であるが、いかにそれを早く見つけ、
徹底的に活かすのが重要であると感じた。
澤田オーナーの話を聞いていて、
自分を知るという基本的なことさえできていれば、
人生は上手くいくという希望を持たせていただいた。
From:南出浩(桃山学院大学卒、大阪府出身)@JVU4期生
-----------------------------------------------------------------
『大事を成す方法』
事を成すためにために大切なことを教えて頂きました。
大切なのは、想いと時間とロジカル。
とにかく強い想いがないといけない。
すぐ覚めてしまうような想いではいけない。
時間を制するものがすべてを制す。
澤田先生は、営業マンの時間を30秒単位で管理されるそうです。
それほどまでに、澤田さんは時間や時間の管理を大切だと考えられています。
そして、ロジカル。
自社の強みを分析して、市場調査をして、何をすればどうなるのかを
ロジスティックに考えれるようにならなければならない。
お話を伺い、大事をなすに、今まで無駄にしていた時間の見直していきます。
そして、感覚で動かず、ゴールを常に確認しながら、
その為には、何が必要なのかを考える癖をつけます。
From:井浪康晴(島根大学卒、京都府出身)@JVU4期生
平成24年(2012)【9月20日(木)】 藤本将行先生(協電機工株式会社 代表取締役社長) 『若大将の経営学』

<1日の流れ>
9:00 朝礼、掃除
9:40 新聞アウトプット
1面「日米欧 金融緩和に動く」
4面「オスプレイ 政府『安全性確認』」
10:30 講義:藤本 将行社長「若大将の経営学」
■日本ベンチャー大學熊本校 8月上旬からテコ入れのために…
1.現場に入る
2.コミュニケーションを密に
→マンツーマン面談
→ベン大生と内定者との交流
→雰囲気が良くなってきた。
■環境整備
1.物的→人的→情報
2.環境整備で雰囲気を整えた後に、売り上げ・利益が来る。
■情報環境整備
1.クレーム対応
→気づいていなかったクレーム
2.マニュアル整備
→仮説と検証。
→最初はデタラメでも構わない。使いながら改善していく。
→何でもマニュアル化。初めての人でもできる。
■コミュニケーション
1.ホウレンソウ
→工夫はできる。
2.ボイスメールの活用
→関係者だけでなく、全員に送信する。
■変化
1.人事異動を頻繁にする。
→仕事に人をつける。
→同じ事・同じ人・同じ考え方では成長できない
→クレームは増えるが、お金があるうちには会社は潰れない。
→改善は行いつつ、お金があるうちに人を育てる。
2.世の中のスピードに合わせて変える。
→方向性の合う人を集める。
3.お客が買ってくださる商品が良い商品。
■教育
1.時間とカネがかかるが、必要なことには投入する。
14:20 学生のディスカッション
15:05 掃除、終礼

【雰囲気づくり】
昨夜の宴、本日の講義と、2日間に渡り、藤本社長にお世話になった。
その中でこの雰囲気づくりがいかに大切であるかを学んだ。
昨夜の飲み会の趣旨も我々ベン大生のコミュニケーションの場を設けるためだ、という。
本日の講義の中でもこれまでの五年間、環境整備(特に人)に力を入れてきたとのこと。
人を変えるには社風、いわゆる雰囲気を良くすることが重要であると感じた。
私はこれまで社風は経営者が作り上げるものであると考えていたが、
必ずしもそうでないということに気づいた。
社風、雰囲気は社員一人一人で作り上げるものであると。
一人一人が意識し、より良い社風にしようと心がけることが大切である。
ここベンチャー大學でも一人一人が雰囲気づくりを意識することで
きっと良いものになり、団結力が高まる。
そのためには時にはみんなが参加する飲み会も必要である。
【クレーム対処】
協電機工さんでは最近クレームが多発しているという。
その原因として、人事異動があげられる。
クレームと聞くと悪いイメージを持ってしまいがちであるが、
クレームが出るということはとても素晴らしいことである。
改善できるからである。
誰しもがそうとは限らないが、クレームを出す人というのは
その会社を期待して言ってくださっている。
クレームが全くないのに越したことはないのだが、
改善しようがないと言うとそれまでなのだ。
From:南出浩(桃山学院大学卒、大阪府出身)@JVU4期生

本日は協電機工社長の藤本将行先生による講義を受けさせていただきました。
単に知識を伝達するだけでなく、実際に経営するにあたっての問題や
苦労話をしていただき、分かりやすく伝えていただきました。
【学び】
●クレームはありがたい
クレームとはお客様が自分たちに期待しているからこそ出てくるものであり、
改善もできるのでありがたいものだといわれておりました。
また環境整備の最終段階に来ており、クレームが増えることは
それだけ成長してきていることの証とも言われました。
普通クレームは嫌なものですが、逆転の発想をすることで
まったく違った感じ方ができるのだと学びました。
●方向性を決めたら成果が出るまで諦めるな
一度方向性を決めたら成果が出るまで諦めてはいけない、
多くの人が途中で諦めてしまう。とおっしゃられており
その通りだなと感じました。
方向性を決めても周りの反対や自分自身を信じきれない
などの理由で諦めることが多いのですが、
それでは成果は出ないと感じました。
決めたことを最後までやらないといけないと学びました。
●仮説と検証をしてみる
藤本社長は経営計画で大きな夢物語の
デタラメな計画を立てると言われておりました。
しかしそれでもPDCAサイクルをきちんと行うことで
近づくことができておりました。
藤本社長は特にCを大切にしろと言われておりました。
Cをしなければ本当にデタラメな計画になってしまう。
何か行動することは大切ですが、
それをチェックすることも非常に大切だということを学びました。
From:渡辺寛高(尾道大学卒、広島県出身)@JVU4期生

『3つの環境整備』
環境整備というと一見清掃というイメージがあるが、
意味を考えると、それだけじゃない。
大きく分けると物的、人的、ホウレンソウの3つに分けられる。
●人的
協電さんは横のつながりがしっかりしている印象を受けた。
例えば、ベン大熊本校を見てみると、
最初は講義が終わると各々携帯を触っていたが、
最近は積極的にコミュニケーションをとれるようになり、
結果、感謝祭での演技につながったのだろう。
会社のシステムがしっかりしていても、
横のつながりがなければ会社はうまくいかない。
団結力を大切にしてこそ、成長があるのだと感じた。
●報連相
普段用いる日報でも、
数字とお客様の声の2つで十分である。
自分の意見を最初に言いがちだが、
あくまでその日の業務の報告なので、
個人の意見は聞いていないに等しい。
また、これをしっかりしていないと
クレームにつながるおそれがある。
先輩に相談しないとクレームと分からなかったケースがある。
だからこそこれを大切にしていき、
効率のいい業務にしていくべきだと感じた。
『変化』・・・変わるのは、誰しもが怖いこと。
ただ、その変化が無ければ会社の成長は無い。
例えば、昔はコミュニケーションが全然なっていなかったところを
藤本社長の一声で変化させ、今は全く見違える姿になっているそうだ。
例えば、昔は挨拶が全くできていなかった。
「おはようございます」と大きな声で言うだけでも
これほど怖いものなのかと考えた。
いずれにせよ、変化の怖さを乗り越えなければならない。
乗り越えたから成長があるものだと感じた。
From:安齋義仁(いわき明星大学卒、福島県出身)@JVU3期生
平成24年(2012)【9月19日(水)】 坂本善博先生(株式会社資産工学研究所 代表取締役) 『本質思考』
<1日の流れ>
9:00~朝礼、掃除
10:00~坂本善博先生の講義(本質思考)
・ビジョンをしっかり持って行動しないと意味がない。
40歳、60歳、80歳のビジョンを明確にして、
プロセスを立てて行動する。
・実際に各々用意してきた本を使って30分、
大切だと思う箇所に線を引く作業。
・編書の仕方
まえがき、あとがきを読み、目次に目を通す。
著者が何を伝えたいのか大雑把に把握する。
大切な箇所に線をひき、それをまとめる。
・ファシリテーション
本を効果的に読む方法。
読者、編書、活書に分け、意見を出し合う。
14:00~新聞アウトプット
・ファミマ、1500ヶ所に拡大(10面)
・もう一つの一票の格差(一面)
・インド大停電、透けるポピュリズム(二面)
・原発反対、賛成について
15:40~ 掃除、終礼
-----------------------------------------------------------------
《ナレッジをものにする》
本日の講義では、まず、様々なことを学んだ後に
何をするべきかについて、坂本先生にお話をしていただきました。
学んだ後に、
・良いことを聞いたと思ったかどうか
・聞いたことを覚えるかどうか
・実際に行動してみるかどうか
・それを継続していくかどうか
という段階があり、同じことを学んでも、
どの段階に到達したかによって差が生まれます。
最後には、100%完全に理解して
人に伝えるところまで行き着きますが、
ここまで到達できる人はまずいないということでした。
私も、これまで学んできたことを
100%自分のものにしているとは、とても言えません。
学んだことを自分に合わせてまとめることと、
それを実行し、続けていくこと。
地道に繰り返して、身に付けていきます。
《書籍からナレッジシートをつくる》
本日の講義では、書籍を読んで、
ナレッジシートをつくる方法を学びました。
書籍についても、原理・原則を見出だし、
一目で分かるようにまとめるという
ナレッジファシリテーションの基本は変わらない
ということが分かりました。
ナレッジシートをつくることで、
本をただ読んで終わりということはなくなり、
読みながら覚える必要もなくなるので、
読書の効率は向上します。
今回、課題として、まず1冊の本から
ナレッジシートを作ることになりましたが、
それだけにとどめず、活用したいという本を見つけて、
自分でナレッジシートを作っていきます。
From:野田貴生(都留文科大学卒、山梨県出身)@JVU4期生
------------------------------------------------------------------
【本の内容を集約する】
今回の講義のメインテーマは『読書をナレッジ化』するという事。
読書で終わらず、それをナレッジ化する。
(編書→ 活書(本に書かれる事を実践する)→ 無書(本を手放す)
→ 伝書(人に教えれるレベルになる)という流れで、
編書にあたる部分がナレッジ化。坂本先生がナレッジ
化した資料を見せて貰う。
本の内容がたった2ページにまとめて
あり、本が何を伝えたいのか解りやすい。原理(思考の
根拠)・原則(行動の指針)が章だて毎に抜き出されて
おり、横に原則原則を補足する形で詳しい説明が2・3文
に書かれている。口で説明する事が難しいゆえ、
見て頂いた方が良いのだが、とにかく作者が伝えたい
事が一目見て分かる。編書も講義を通じて行った。
『大事な部分に線を引いて、飛ばし読みをする』こと。
感想は、編書を心掛けるとスラスラ読める。学生の
中には30分で本の半分を線を引きながら読めた人も
居る。普通の人でもそこまで出来る。それこそ1時間で
本を読む事を体感できたし、本当に今まで無駄に本を
読んでいたなと思う。本のナレッジ化は是非体得して
ゆけば時間の節約になるし、後でこれはどんな本だったか
一目で分かる資料も作れる良い能力だと感じた。
【初心を忘れてはいけない】
坂本先生による数回目の授業で、ベン大生はお叱りを頂く。
将来の宣言を言いっぱなしで今日何を学ぶか、きちんと
目標を立てて講義を受けてるかという事だ。坂本先生
の授業では何度も言われ、宣言の中でも最初の頃は
言っていたが最近は言わなくなってる。
慣れというものが怖く、気を引き締めていかなければ
と感じる。その気持ちは態度にも現れている。授業が
あると分かれば、それに関連ない資料は持っていく
べきではないし、講義毎に成長してゆかねばならない
ので、前回の講義でやった内容は理解→ 実践 → 体得
していなければいけない。体得とは何も見ずに人に
教えれるようになる事と坂本先生は言っておられる。
講義の振り返り、体得してゆくべきこと、今日何を学ぶか
目標を立てて講義に臨む事を初心を忘れずに行ってゆく様にする。
From:小林諒也(公立はこだて未来大学院卒、北海道出身)@JVU4期生
------------------------------------------------------------------
【知っただけでは意味がない】
本日は本を効率的に読む方法について。
本をいくら熟読したとしてもその知識を行動に移して
自分のものにしなければ意味がない。
著者の伝えたいことを読み解き、それをまとめ、
意識せずに行えるレベルまで持っていって初めて本を読んだ価値がある。
その為には、大切な部分(著者が伝えたいこと、
自分が習得したい部分)を見つけ出しコンパクトにまとめる必要がある。
本日はそのノウハウを学べた。
何十冊、何百冊の本を読んだとしても
自己満足で終わっては本当に意味がないと感じた。
これはベン大の講義でも言えることで、講師の素晴らしい話を聞いて
「良かった。」で済ましては自己満足で終わってしまう。
【やったことがないことでもやってみる】
本日は1時間だけナレッジファシリテーションを行った。
テーマは、本を効率的に読む方法。
その中で、編書(本を読んで自分なりに編集すること)
については、我々がやったことがないことである。
それでもポストイットはたくさんでた。
やったことがないことでもやってみることによって
予想以上の結果が生まれる。
これはいわゆる仮説というものであるが、
正しいことをやろうとする際、
こういった仮説をたてるのも大切であると感じた。
とりあえず行動に移す。
From:南出浩(桃山学院大学卒、大阪府出身)@JVU4期生
平成24年(2012)【9月18日(火)】 鳥越昇一郎先生(マーケティングウイング 代表) 『事業創造』
≪9月18日(火) 1日の流れ≫
8:50 ~ 京橋プラザ集合、朝礼
9:15 ~ 新聞アウトプット
【15面】「研究開発 京から未来」
・京の高い計算能力によって新たなシュミレーションが
各分野でできるようになり、新製品が今後続々出てくるだろう。
【7面】「アニメ、音楽続々と」
・著作権の規制強化によって配信サービスが、
海外のように普及していくのでは。
【3面】「今日のことば 日米安全保障条約第5条」
・尖閣諸島は日本固有の領土であり中国が強硬
姿勢に出た場合はアメリカとの保障条約の適用
となるためなかなか強行手段に移れないだろう。
10:30 ~ 鳥越昇一郎先生の講義①『事業創造』
アサヒとキリンの競争について
逆転のカギは新製品
13:00 ~ 鳥越昇一郎先生によるワークショップ『事業創造』
ディスカッション「党代表選について」
13:30 ~ 私のビジネスチャンス
各学生の発表
16:00 ~ 講義終了、終礼
-----------------------------------------------------------------
『お客様価値を高める』
お客様価値を高めることの大切さを教えていただきました。
常にお客様価値を高める事を頭に入れて
事業をしていかないと、その事業は続かない。
起業したあと、どうやってお客様価値を高めたらいいのか。
一番いい方法は、アンケート。
アンケートをとることで生のお客様の声が聞けます。
お客様のリアルな声は企業にとって一番の経営資源です。
アンケートの結果の中で、特に注意してみるポイントを教えて頂きました。
それは、やや満足。もしくは、やや不満。の人達。
なぜ注意すべきか。
理由は、気持ちが定まっておらず、他社へ流れやすいからです。
アンケート結果から、その人達を見抜いて、
何をその人達は求めているのかを知り、対策を打つ必要があります。
自分が綿菓子屋で起業するまでまだまだ時間があります。
お客様は何を求めて僕の綿菓子を買いに来てくれているのか。
僕の綿菓子じゃないといけないくらいのレベル、
僕の綿菓子を食べるために遠くからでも来たいと思って
もらえるレベルになるためには何をすればいいのか。
お客様価値を追及します。
そして、アンケートも、『書きたくなるアンケート』を考えて、
お客様の声を伺いながら事業を進化させていきます。
From:井浪康晴(島根大学卒、京都府出身)@JVU4期生
----------------------------------------------------------------
《お客さま満足》
本日は新聞アウトプットをしたあと、
鳥越先生に講義をしていただきました。
その中で、「お客さま満足」についてのお話がありました。
すべての産業で平均すると、提供された商品やサービスに
「非常に満足」しているお客さまは24%ということでした。
また「やや満足」「普通」は36%、「やや不満」「非常に不満」は40%です。
業界によって異なるとしても、思っていたより、現状のサービスに
不満を持っている人が多いなと思いました。
ライバルとの差別化によってこの層を奪うことができれば、
一気にシェアを得る可能性もあると感じました。
一方、「非常に満足」したお客さまも少なくないと思いました。
この層は周囲にそのことを伝えてくださるので、
お客さまにどれだけ徹底して満足していただけるかが
事業が長続きするかどうかを左右すると学びました。
《様々な支援制度》
講義では、利用できる起業支援制度を説明していただきました。
最近は、金銭的な援助や長期的なサポートを通して
起業家を応援する制度が、多数存在していることを学びました。
一人の力で起業し、事業を軌道に乗せるのは困難です。
そんな時に、利用できる支援制度に申し込むことで、
事業を進めることができます。
ただ、どのような制度にしても、
審査をパスしてサポートを得るためには、
事業の将来性や事業計画が明確なものでなければなりません。
何よりも、自分のやりたい事業をしっかりと固めることが
先決だということを学びました。
事業創造については、収益性など、まだまだ課題がありますが、
自分の志を軸に、現実的な事業計画を作っていきます。
From:野田貴生(都留文科大学卒、山梨県出身)@JVU4期生
----------------------------------------------------------------
【お客様満足】
お客様からの要求と期待。
それを提供した時にお客様に満足を与えることが出来る。
お客様満足の度合いは5つに分かれ、
非常に不満を持っているお客様はテロリストと呼ぶ。
このお客様は一人が十人に不満を伝えるため、
非常に満足されたお客様の口コミとは段違いのスピードで伝わっていく。
そのため、このお客様満足を向上させることが非常に大切なのである。
向上させるための一つとして、クレームを解決させることが重要。
クレームを貴重な財産とし、1つ1つ解決していくことを心がけていく。
事業創造とはお客様満足を向上させるため、
お客様価値を優先して考えなければいけない。
【仕組み】
本日の新聞記事でもあったアサヒビールのお話をしていただいた。
その中でアサヒビールがキリンを追い抜くことができた理由の一つ、
鮮度管理を徹底的に行うという話が興味深かった。
そういった仕組みを作ることでお客様価値を上げることができ、
売上げ促進につながった。
私の考える事業の中でも、この仕組みの部分がまだまだ課題が残る。
画期的な仕組みをつくり上げることが出来れば成功に近づくと考えている。
From:南出浩(桃山学院大学卒、大阪府出身)@JVU4期生
平成24年(2012)【9月15日(土)】 『歴史現地講義~旧岩崎邸庭園~』

<1日の流れ>
9:00 朝礼
9:30 新聞アウトプット
1面「労組、雇用増へ覚悟のとき」
3面「中国強行、想定越す」
11:10 休憩
12:30 旧岩崎邸庭園
三菱財閥岩崎家本邸として明治29年に完成。
設計は日本の西欧建築の父とも言われる英国人建築家、ジョサイアコンドル。
かつては、15000坪を超える敷地に20棟以上の建物があった。
しかし、現存するのは、洋館、和館、どう球室のみ。
15:00 終礼
----------------------------------------------------------------

【重要文化財】
本日は東京下谷区にある三菱創設者である岩崎家の本邸へ行ってきた。
明治二十九年に日本の西欧建築の父とも言われる英国人建築家、
ジョサイア・コンドルによって建てられた。
外観内観共に細部までこだわりがあり、
建築のことはあまり詳しくない私でも非常に楽しむことができた。
洋館と和館に分かれており、洋館はお客様をおもてなしするために、
和館は自分たちが生活するために造られたらしい。
この和洋併置式の邸宅形式は、
その後の日本の邸宅建築に大きな影響を与えていった。
第二次世界大戦後、国有財産となり
最高裁判所司法研究所などに利用されて重要文化財となった。
私はずっと、なぜここが重要文化財に指定されたのだろう?という
疑問を抱きながら見学させていただいた。
きっとこの建築技術を後世に伝えていくために指定されたのだろう。
土足厳禁、撮影不可と大切に保管されており、
この邸宅の素晴らしさがもっともっと多くの人に伝わっていくべきだと感じた。
重要文化財とは、過去の偉人達が我々に残してくださった
大変貴重なものであることを改めて知った。
東京のど真ん中にあるこの岩崎邸は、都会のオアシスでもあった。
From:南出浩(桃山学院大学卒、大阪府出身)@JVU4期生

----------------------------------------------------------------
本日は重要文化財である旧岩崎邸庭園に来て、
屋敷内の様子や部屋の散策をした。
この屋敷は岩崎久彌(三菱三代目社長)がジョサイア・コンドルという
名建築家に作らせた屋敷で、日本の近代化を象徴する建築物になっている。
洋館はルネサンスやイスラム風の建物で柱や床のタイル、
天井の作りや壁の部材一つ一つに入手困難な木材が使われている。
この旧岩崎邸は様々な文化が入り交じっている事を感じた。
日本の和紙の技術を西洋の皮壁紙に取り込んだ
「金唐皮紙」やベランダにはイスラム風のデザインのタイルで、
色々な文化を混ぜつつもどこか全体で調和がとれた造り
になっている事を肌で感じてきた。
また小岩井農場と繋がりがあったことも学んだ
(「小岩井」の岩は岩崎の頭文字だ)。
この屋敷を建てた岩崎久彌(三菱三代目社長)より前、
弥太郎の弟の岩崎弥之助(2代目社長)が共同創始者になっている。
富国強兵の一環であると聞いて、国の為を考えて出資をしてた
という事や、三菱の経営の多角化を行ってきたという事を感じた。
From:小林諒也(公立はこだて未来大学院卒、北海道出身)@JVU4期生

----------------------------------------------------------------
「岩崎弥太郎」
私が岩崎弥太郎という人物を知ったのは、大河ドラマ「龍馬伝」です。
俳優の香川さんの名演技のおかげで、弥太郎に興味がわきました。
施設の中で書籍を販売している方に岩崎弥太郎について色々伺いました。
岩崎弥太郎は一代で三菱商会を創った男です。
なぜ、一代にして、そこまでのことが成し遂げられたのか。
その秘密は、「胆力」にあるそうです。
胆力がずば抜けていたそうです。
三菱商会の国是は、国のため。
国のため、という志が、弥太郎の胆力を鍛えたと、
販売員の方は教えてくださいました。
弥太郎は、日本軍による台湾出兵の際に、
明治政府の軍備の輸送の手伝いをしました。
だれもが日本の負けを確信していた台湾出兵。
だから、三菱商会以外は政府に力を貸す輸送業者はいなかったそうです。
しかし、弥太郎には強い志と、自分には大事をなす
という強い気持ちがあったため、政府に協力しました。
明治政府は見事、台湾出兵を成功させました。
政府は、誰も見向きもしてくれなかったときに、
弥太郎だけは自分たちに協力してくれたということで、
後の西南戦争でも、武器の輸送を弥太郎に頼みました。
国のために生き、国のために働いた弥太郎に触れさせていただき、
自分の生き方を見つめなおさせていただきました。
自分はまだまだまだまだです。
しかし、志だけは大きく生きていきます。
世のため人のために生きていきます。
From:井浪康晴(島根大学卒、京都府出身)@JVU4期生