東京校の講義レポート

平成24年(2012)【9月20日(木)】 藤本将行先生(協電機工株式会社 代表取締役社長) 『若大将の経営学』

2012/09/20
<1日の流れ>
9:00 朝礼、掃除
9:40 新聞アウトプット
   1面「日米欧 金融緩和に動く」
   4面「オスプレイ 政府『安全性確認』」

10:30 講義:藤本 将行社長「若大将の経営学」
    ■日本ベンチャー大學熊本校 8月上旬からテコ入れのために…
     1.現場に入る
     2.コミュニケーションを密に
      →マンツーマン面談
      →ベン大生と内定者との交流
      →雰囲気が良くなってきた。
    
    ■環境整備
     1.物的→人的→情報
     2.環境整備で雰囲気を整えた後に、売り上げ・利益が来る。
    
    ■情報環境整備
     1.クレーム対応
      →気づいていなかったクレーム
     2.マニュアル整備
      →仮説と検証。
      →最初はデタラメでも構わない。使いながら改善していく。
      →何でもマニュアル化。初めての人でもできる。
    
    ■コミュニケーション
     1.ホウレンソウ
      →工夫はできる。
     2.ボイスメールの活用
      →関係者だけでなく、全員に送信する。
    
    ■変化
     1.人事異動を頻繁にする。
      →仕事に人をつける。
      →同じ事・同じ人・同じ考え方では成長できない
      →クレームは増えるが、お金があるうちには会社は潰れない。
      →改善は行いつつ、お金があるうちに人を育てる。
     2.世の中のスピードに合わせて変える。
      →方向性の合う人を集める。
     3.お客が買ってくださる商品が良い商品。  
    
    ■教育
     1.時間とカネがかかるが、必要なことには投入する。

14:20 学生のディスカッション
15:05 掃除、終礼
【雰囲気づくり】
昨夜の宴、本日の講義と、2日間に渡り、藤本社長にお世話になった。
その中でこの雰囲気づくりがいかに大切であるかを学んだ。
昨夜の飲み会の趣旨も我々ベン大生のコミュニケーションの場を設けるためだ、という。
本日の講義の中でもこれまでの五年間、環境整備(特に人)に力を入れてきたとのこと。
人を変えるには社風、いわゆる雰囲気を良くすることが重要であると感じた。
私はこれまで社風は経営者が作り上げるものであると考えていたが、
必ずしもそうでないということに気づいた。
社風、雰囲気は社員一人一人で作り上げるものであると。
一人一人が意識し、より良い社風にしようと心がけることが大切である。
ここベンチャー大學でも一人一人が雰囲気づくりを意識することで
きっと良いものになり、団結力が高まる。
そのためには時にはみんなが参加する飲み会も必要である。

【クレーム対処】
協電機工さんでは最近クレームが多発しているという。
その原因として、人事異動があげられる。
クレームと聞くと悪いイメージを持ってしまいがちであるが、
クレームが出るということはとても素晴らしいことである。
改善できるからである。
誰しもがそうとは限らないが、クレームを出す人というのは
その会社を期待して言ってくださっている。
クレームが全くないのに越したことはないのだが、
改善しようがないと言うとそれまでなのだ。

From:南出浩(桃山学院大学卒、大阪府出身)@JVU4期生
本日は協電機工社長の藤本将行先生による講義を受けさせていただきました。
単に知識を伝達するだけでなく、実際に経営するにあたっての問題や
苦労話をしていただき、分かりやすく伝えていただきました。

【学び】
●クレームはありがたい
クレームとはお客様が自分たちに期待しているからこそ出てくるものであり、
改善もできるのでありがたいものだといわれておりました。
また環境整備の最終段階に来ており、クレームが増えることは
それだけ成長してきていることの証とも言われました。
普通クレームは嫌なものですが、逆転の発想をすることで
まったく違った感じ方ができるのだと学びました。

●方向性を決めたら成果が出るまで諦めるな
一度方向性を決めたら成果が出るまで諦めてはいけない、
多くの人が途中で諦めてしまう。とおっしゃられており
その通りだなと感じました。
方向性を決めても周りの反対や自分自身を信じきれない
などの理由で諦めることが多いのですが、
それでは成果は出ないと感じました。
決めたことを最後までやらないといけないと学びました。

●仮説と検証をしてみる
藤本社長は経営計画で大きな夢物語の
デタラメな計画を立てると言われておりました。
しかしそれでもPDCAサイクルをきちんと行うことで
近づくことができておりました。
藤本社長は特にCを大切にしろと言われておりました。
Cをしなければ本当にデタラメな計画になってしまう。
何か行動することは大切ですが、
それをチェックすることも非常に大切だということを学びました。

From:渡辺寛高(尾道大学卒、広島県出身)@JVU4期生
『3つの環境整備』
環境整備というと一見清掃というイメージがあるが、
意味を考えると、それだけじゃない。
大きく分けると物的、人的、ホウレンソウの3つに分けられる。

●人的
協電さんは横のつながりがしっかりしている印象を受けた。
例えば、ベン大熊本校を見てみると、
最初は講義が終わると各々携帯を触っていたが、
最近は積極的にコミュニケーションをとれるようになり、
結果、感謝祭での演技につながったのだろう。
会社のシステムがしっかりしていても、
横のつながりがなければ会社はうまくいかない。
団結力を大切にしてこそ、成長があるのだと感じた。

●報連相
普段用いる日報でも、
数字とお客様の声の2つで十分である。
自分の意見を最初に言いがちだが、
あくまでその日の業務の報告なので、
個人の意見は聞いていないに等しい。
また、これをしっかりしていないと
クレームにつながるおそれがある。
先輩に相談しないとクレームと分からなかったケースがある。
だからこそこれを大切にしていき、
効率のいい業務にしていくべきだと感じた。

『変化』・・・変わるのは、誰しもが怖いこと。
ただ、その変化が無ければ会社の成長は無い。
例えば、昔はコミュニケーションが全然なっていなかったところを
藤本社長の一声で変化させ、今は全く見違える姿になっているそうだ。
例えば、昔は挨拶が全くできていなかった。
「おはようございます」と大きな声で言うだけでも
これほど怖いものなのかと考えた。
いずれにせよ、変化の怖さを乗り越えなければならない。
乗り越えたから成長があるものだと感じた。

From:安齋義仁(いわき明星大学卒、福島県出身)@JVU3期生

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