東京校の講義レポート

【平成24年10月30日(火)】 『戦後体制とは何か』 赤池誠章先生(前衆議院議員、日本ベンチャー大學理事)

2012/10/30
●議事録

講義:戦後体制とは何か
講師:赤池誠章先生

09:00 朝礼
09:20 掃除
09:40 感謝祭についの話し合い
11:00 会場セッティング
12:00 昼食
12:30 新聞アウトプット 「京王グループ、明治大学生にビジネスアイデア求める」
13:00 講義「戦後体制とは何か」



■映画『南京の真実~七人の死刑囚~』上映
(あらすじ)
 …東京裁判で死刑を言い渡された、いわゆるA級戦犯と言われる、
 7人の日本人の、刑執行宣告をされてから最期の24時間までを描いた。
 彼らは何者なのか。
 どのような罪で裁かれたのか。
 日本人は、いわれなき大虐殺という汚名を未来永劫、背負い続けるのか。
 映画を通して見えてくるのは、戦後日本が立ち返るべき原点。

■戦後の日本について(赤池先生による解説と質疑応答)
本当の戦争終結は、1952年4月28日。
サンフランシスコ講和条約発行(主権回復。賠償金などすべて支払う)。
GHQにより、日本の弱体化計画がはじまる。
学校教育の自由化、労働組合組織化など。
GHQは、修身、日本の歴史、地理を教える事を禁じた。
GHQは、日本国憲法を作り、
その中で、日本が軍備を持てないようにした。

17:00 終礼、解散


【歴史の真実に目を背けるな】

本日は赤池先生による特別講義。
映画「南京の真実」を観て、解説していただく。

この映画を観て率直に感じたのは、難しい、重いである。
多くの人がそう感じるだろう。
しかし、これは現実にこの日本で起きたこと。
これを過去のことだからと、一言で終わらしてしまってはいけない。
いかに現代の人が目を背けて生きてきたかがわかった。
歴史の真実を知ることは、現代の問題にも繋がる。
とくに今回の事件は、現に外交問題に繋がっている。
政治に関わる人だけでなく、日本人である以上誰しもが、
歴史の真実を知る必要があると感じさせられた一日だった。

【戦後の日本】
歴史を決して単純視してはいけない、というテーマである今回の講義。
後半は、映画の解説と共に戦後の日本の流れについて教えていただいた。

戦後の日本は軍事国家から経済国家へとシフトしていった。
私はこれについては、良いことであると思っている。
高度成長期が生まれ、先進国の一員になれたからだ。
しかし、経済大国になれた一方、
他国と比べ精神的に弱くなっていったと教えていただいた。
それが領土問題にも繋がったかもしれない。

日本は隙があれば周りの国から責められる。
精神的に強い国になるためには、、祖国愛が必要である。
過去の事実をもっと知らなければ。


From:南出浩(桃山学院大学卒、大阪府出身)JVU4期生
『戦後の日本』
戦後の日本について教えて頂きました。

日本は大東亜戦争に破れ、降伏しました。
終戦後、東京裁判が開かれ、そこでは、
戦争の中核を担った7人の日本人が死刑を宣告されました。

東京裁判は、不当な裁判です。
事後法によって人を裁いた裁判です。
責任は重大だとしても、死ぬ必要のない人が亡くなりました。

東京裁判以降、日本は弱体化していきました。
それを先導したのが、GHQ。
GHQは、日本の強さの源である教育に手をつけました。
教育勅語を廃止し、修身・歴史・地理の指導方法を変えました。

教育とは自分を磨くこと。
自分を磨く為には、自分を知る必要があり、
自分を知るためには、日本の本当の歴史を知る必要があります。

日本人は本当の歴史を知らないため、
自虐的になっており、日本に誇りが持てないでいるように感じます。

南京大虐殺なんて中国が作ったデマにも関わらず、
それを信じてしまっています。
日本の浮上は、基礎となる歴史を知るところからはじまります。

縁のある方に、今日、自分が学んだ日本の歴史を伝えていきます。



From:井浪康晴(鳥取大学卒、京都府出身)JVU4期生

・南京の真実
本日「南京の真実」を見て、いわゆるA級戦犯に対する
イメージががらりと変わった。

高校までの歴史の授業を受けた限りの印象では、東条英機さんに対して
戦争を主導した悪人というイメージがあった。
しかし、東条英機が、戦争によって多くの人が亡くなった責任は自分にある、
自分が死ぬのは以降の平和の為であるということがわかり、
東条英機に対するイメージが変わった。

戦争で人を殺すことは罪にとわれない。
とわれるのであれば、日本に原爆を落とした人も罪にとわれることになる。
しかし、裁かれてはいない。
東京裁判は、戦勝国による敗戦国日本を裁き、
自分達の正しさを示すためだけの裁判だということがわかった。

東京裁判の映像はアメリカにあり、全てはまだ公開されていない。
全貌が明かされる日が早くきてほしい。

From:松田崇義(千葉県出身、慶應義塾大学卒)JVU4期生

《人間としての戦犯》
本日は特別講義として、映画「南京の真実」を鑑賞し、
赤池誠章先生に講義をしていただきました。

映画では、東京裁判で「A級戦犯」となり、死刑判決を受けた
7人の方々が処刑されるまでを中心に描いた映画です。

7人は「A級戦犯」としてまとめて語られることが多い中で、
この映画では1人ひとりにほぼ均等に注目しています。
映画ではそれぞれ1人ひとりの持つ、日本への、家族への、
戦争への思いが描かれました。

7人は、処刑までの間、巣鴨プリズンで、
自分の思いを手紙や言葉、歌で伝え、静かに最期をを迎えました。
7人は、彼らに死刑の判決を下した裁判の不当性は認識しながらも、
負け戦の指導者として、
死をある意味で受け入れていたのではないかと思いました。

処刑された7人それぞれが、自分の人生を生きた人間だったということは、
後世を生きる私達からすると忘れがちなことです。
レッテルをもとに、ひとくくりにして軽々しく善悪を論ずるのではなく、
人間に注目して行かなければならないということを感じました。

《戦後体制》
映画のあとは、赤池先生に講義をしていただきました。
日本が敗戦した後、日本を占領した連合国が、
日本の体制をどのように変えさせていったのか、を学びました。

第二次世界大戦後の連合国が、
占領した日本の様々なところを変えようとした大きな理由として、
戦争中に日本兵が見せた戦いぶりがあったということでした。

硫黄島の戦いや沖縄戦、それに前後して行われた特別攻撃などで、
日本兵は不利な状況下で命を捨てて戦いました。
その様子が、連合国の人々に尊敬と恐怖の念が入り混じった感情を抱かせ、
日本兵が戦う背景として日本の伝統があると考えられたことから、
戦後の政策が決定づけられました。

守るべきもののために命を捨てて戦い続けることや、
そのような敵に対して、複雑な感情を持つことなど、
政治的な合理性だけで政策が決まるわけではない、
人の心理や思いも、歴史を動かすきっかけになるということを学びました。


From:野田貴生(都留文科大学卒、山梨県出身)JVU4期生

コメント

コメントはありません
カテゴリ
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031
最新エントリ
最新コメント
ブログリスト
授業 時間割 | 東京校ブログ | 大学生・既卒生の就活・起業支援や人間力を鍛える志塾、JVU・日本ベンチャー大學
授業 時間割 | 東京校ブログ | 大学生・既卒生の就活・起業支援や人間力を鍛える志塾、JVU・日本ベンチャー大學
授業 時間割 | 東京校ブログ | 大学生・既卒生の就活・起業支援や人間力を鍛える志塾、JVU・日本ベンチャー大學
授業 時間割 | 東京校ブログ | 大学生・既卒生の就活・起業支援や人間力を鍛える志塾、JVU・日本ベンチャー大學