東京校の講義レポート

平成23年(2011)【10月27日(木)】 『吉田松陰先生の命日/ゆかりの地めぐり』

2011/10/27
[言葉だけでは学べないもの]
最初に十思公園に伺いました。
吉田松陰先生とはどんな人物だったのかをおさらいし、
石碑の文字を読んだ後、20分間自由散策の時間が設けられました。
この時、今元局長がおっしゃった「一人で散策」の意味を、後に考えさせられる事になります。
ぱっと見は普通の公園にしか見えませんが、鐘や石碑を見ると
少しづつ当時の風景を思い浮かべるようになりました。

その後、北千住の小塚原・回向院の墓地に訪れた後、世田谷の松陰神社を訪問しました。
松下村塾の模築も見学しました。
とても塾生10人が入れるような部屋ではなく、すごく狭いスペースでした。
そんな中で皆、書物を読みふけり、疲れたら奥の部屋で仮眠。
当時の光景をここでも思い浮かべました。

その後、吉田松陰先生のお話を聞くたびに
その当時の光景をそのつど思い浮かべるようになりました。
私は、普段の授業で歴史を聞いて、当時の状況をちゃんと思い浮かべていませんでした。
言葉と数字だけ覚えようとしていました。
歴史は教科書の内容ではなく、そこにはちゃんと物語があるという事、
それを意識できていなかったと感じさせられました。
当時はどういう状況だったのかその当時を思い浮かべ浸る、表面、言葉だけの学習にならないよう、
感覚でもきちんと覚えられるように足を運んで学ぶという事の重要さを学びました。
今回の訪問でとても感じたのは松陰先生と生徒の間の強い深い信頼関係です。
留魂録を書いて、思い残す事はない、と亡くなっていった松陰先生の生徒への信頼。
松陰神社にある謙虚な大きさのお墓で感じる松陰先生への生徒の尊敬の念。
お互いがお互いを信頼しているこの絆の深さに感動しました。

From:藤井勇貴(名古屋学芸大学卒、三重県出身)@日本ベンチャー大學3期生 
1.2つの松陰神社
→世田谷の松陰神社にお参りした。
山口県萩市の松陰神社と比べて雰囲気が全然違っていた。
萩に行くと、昔からの歴史や萩市の街並み、歴史を感じることができる。
やる気に溢れさせてくれるような場所である。
しかし、世田谷の松陰神社では、どちらかというとしみじみとした氣持ちになった。
松陰先生の遺骨があるからかもしれない。
同じ松陰神社でも土地によって全然違う。
この違いをもっと深く感じて、感性を磨いていく。


2.当事者意識
→松陰神社での講義アウトプットで、事務局の松本由真さんのアウトプット。
“どれだけ当事者意識を持っているか"
これが、覚悟を決めることができるかどうかに大きく関わっていると私は感じた。
松陰先生は、当時の国難に立ち向かうために、日本のことを本当に家族のように愛していた。
だから、志高く行動することができたのだろう。
この当事者意識が相手への想いやりや感謝力、行動力につながると思う。
もっと、リアルに生きたい。


3.“至誠"
十思公園、回向院、松陰神社で留魂録や辞世の句を読んで感じたこと。
それは"至誠"である。
松陰先生が残された文からは、どれだけ日本のことを思っていたか。
その"覚悟"が伝わってきた。
さらに、今回は実際に処刑された十思公園や回向院、
遺骨が埋まっていると考えられる松陰神社に行った。
こうやって、歴史的背景を知るだけでなく現場に直接行くことによって情景を思い浮かべたり、
よりリアルに自分の立場に置き換えられることができる。
今回の「現地・松陰学」では、どれだけ“志と覚悟"が大切なのかを痛感しました。
私は一生をかけて自分の志とそれをやり抜く覚悟を磨いていきます。

From:小田和浩(富山大学卒、山口県出身)@日本ベンチャー大學3期生 
本日は、吉田松陰先生の命日であることから、
十思公園、回向院、松陰神社の順で、松陰先生ゆかりの地を回った。
十思公園では、松陰先生処刑の時間に合わせ、黙祷を捧げた。
現在の公園と当時とでは全く様子は異なってはいるだろうが、
実際に「その場所」に立ってみることで、本などで知識を得ることとは異なり、
体の感覚として、歴史を捉えられると感じた。

また、松陰神社で見た松陰先生のお墓や、境内の石灯籠、
また松陰神社そのものの存在からは、
先生が多くの人々にに影響を与え、慕われ、尊敬されていたことを実感させられた。
歴史上の人物のうち、志半ばで人生を終えてしまう人は多い。
しかし、松陰先生は多くの人に、自らの志を託された。
自分の志を受け継ぐ者がいると分かっていたから、自分の死を覚悟しながらも、
死の直前まで自分の思いを伝え続けることができたのだと、私は感じた。
人間の一生には限りがある。
その中で、全ての人が志を持ち、それを果たせるわけではない。
ただ、自分一人では志を果たせなくとも、自分の志に真に共感し、
動いてくれる人に出会えれば、その人物が志を受け継いでくれることも考えられる。
そのためには、まず自分が、志を果たすために全力を尽くすことで志の価値を証明し、信頼を得る必要がある。
今日の機会を生かし、松陰先生の一生から学び、前進をしていきたい。

From:野田貴生(都留文科大学在籍、山梨県出身)@日本ベンチャー大學就活コース生 
■小さなお墓
松陰先生への尊敬の気持ちが今日一日でどれだけ生まれたか、
気づくことができた場所が、このお墓を見たときでした。
何も知らない状態で見たら、お世辞にも立派だとは言えず、
小さいお墓があるな、と思うだけだったと思います。

しかし、本日は十思公園(終焉の地)から訪れ
その心境で見た先生のお墓は、とても大きなものに見えました。
本日で一番感じるところが多かった場所です。

大きなお墓だから偉大なことをしたのではない、
小さなお墓でも、その人が何をされて、自分がその人の事をどれだけ知っているか、
自分の心次第でそんなことは変わってしまうことを学びました。
このベン大では多く、こういった偉大な方の歴史に触れるチャンスがある。
折角のチャンス、常に自分の気持ちを高め、学ばないと損だ、と強く感じる1日になりました。
今後はしっかり意識して、今まで以上の気持ちで学んでいきます。

From:本間慶太(東京経済大学卒、東京都出身)@日本ベンチャー大學3期生

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