平成24年(2012)【8月18日(土)】 赤池誠章先生(本學理事、前衆議院議員) 『ディベート学』
2012/08/18 23:54:42
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1日の流れ
9:00 朝礼、掃除
9:40 新聞アウトプット
・都市部も商品幅広く(11面)
・イラクでツナ缶販売(11面)
・SNS使い日本で割引(11面)
10:25 ディベートの準備
・各班に分かれ最終確認を行う。
11:00 昼食休憩
12:00 ディベート開始
・一回戦 安斎、渡辺、野田(Aチーム)VS井浪、森(Cチーム)
Aチームの情報不足により、勝負にならず。
・二回戦 井浪、森(Cチーム)VS小林、南出、松田(Bチーム)
※Cチームの勝利!
14:30 今回のディベートについて
・情報収集の仕方
・基本的には原稿を書く
・原稿を離す
14:50 質疑応答
15:20 終礼

本日は、第二回目の赤池先生のディベート学があり、私は前回注意された点や
改善すべき点があったので、事前準備を実家にいる間に行いました。
また、今回は、藤井先輩がいないので、チームが2人でしたが、
事前に打ち合わせを行い、その結果ディベートでは全勝することができました。
そのことを踏まえて今回のディベートでは周りを説得でき自信がつきました。
また、今回はテーマがTPPで、大学時代にGATTやウルグアイランドなどの
貿易協定に関してのレポートを何本か出しており
もともと知識があったという利点がありました。
・論理、倫理、心理
アリストテレスの説得で必要なことがこの3つです。
相手を説得するために必要なもので、ただ論理が正しいだけではなく
その発言をしている人がどんな人物なのかという
倫理に相手の感情も読みとく心理も必要だと教えていただきました。
そして、実際にディベートでは、この事を言活用したことが
勝利へつながったものだと確信します。
また、これで終わりではなく、色んなことに生かしたいと感じました。
・反唱法
ディベートでは、当然両方の質問を行います。
だから、主張の弱い部分を知っています。
しかし、あえて主張でその部分を話すことによって
相手が反論しにくくなり
聞いている人にもしっかり考えていると、
良い印象を与えることができると教えていただきました。
このテクニックはディベート以外でも使えると感じ、
今後意見を出すとき、悪い状況も踏まえて説明していこうと考えました。
また、一層のこと弱い部分を出してそれがましだと言って切ってしまう
という荒業的なものも今回私たちのチームは行いました。
From:森優太(日本大学卒、長崎県出身)@JVU4期生

ディベートとは、討論という意味で、ある一つの論題を巡って、
肯定側と否定側にわかれ、意見を戦わせて勝敗を決める「知的ゲーム」です。
勝敗は第三者が判定するので、
いかに共感をえられる話し方ができるかが大切になってきます。
共感を得るために必要になってくるのが、
「論理」「倫理」「心理」を取り入れながら話すことです。
理詰めだけではなかなか人の共感を得られないので、
心理などに訴える話し方などが大切になってきます。
今回、僕たちのチームは優勝する事ができたのですが、
その理由として、判定者の方々が、「勢いがあった」「自信をもって話していた」
「自分に落とし込んで話していた」と言ってくださいました。
これは、心理的な要素が共感を得るために大きく作用した証拠だと思います。
試合後に赤池先生から、ディベートの前にすべき事について教えて頂きました。
それは、しゃべる内容を事前に原稿にまとめ、それを頭にいれた上で、
本番では棒読みにならないように、原稿を手放すことです。
世の中にいる演説がうまい人も、最初は原稿を作っておられ、
それを何度も何度も繰り返し行う事で、文章の組み立て方を体で覚えて、
最後には原稿を書かなくてもうまく話せるようになっていかれるそうです。
今後、朝礼のスピーチの前に原稿を書いてから望む事で、
スピーチ力を鍛えていきます。
From:井浪康晴(島根大学卒、京都府出身)@JVU4期生

チームB(南出、松田、小林)
今回やらせて頂いた事:否定側立論者
【今回のディベートの反省】
私は今回のディベートでチームBが負けた一番の原因は、
「立論が不完全であった事」だと思っている。
つまり立論者の私に責任がある。
私は立論の話の組み立て方と、
どんな事がTPP参加のメリット・デメリットに
挙がっているかを見るため、
TPPの賛成側と反対側それぞれの動画を見ていった。
そして、私はネットで内閣府が出す公式資料と、
動画のメリット・デメリットも参考にし立論を立てていった。
そこで気付いた事は、コメンテーターや評論家は、
随分省略して物事を言うことだ。
評論家の主張から情報ソースを見つける事が大変難しかった。
また立論を作る上で協力が欠けたという事もあって、
チームで作るというより個人作業になってしまい、
直前まで立論を形にすることになったので準備不足で臨む事になった。
準備不足で臨んだら、本番で証拠資料として弱い所を突かれて反論に困った。
次のディベートの対策としては、動画は参考程度に使うのが一番で、
赤池先生のおっしゃるように新聞の情報を当てにすることだ。
また相談して立論を作る事も大切だ。
立論者は本番で相手の話に集中して耳を傾けられるように、
原稿を作ることも実践してゆこうと学んだ。
■実践する事
・新聞は目次として使い、色んな立場の人達の主張を汲み取るため、
切り抜きを肯定側と否定側に分けて貼るノートを作る。
・次回のディベートの機会があってチームで集まった時、
立論者は本番で相手の話に集中して
耳を傾けれるように立論のシナリオの原稿を必ず書く。
From:小林諒也(公立はこだて未来大学院卒、北海道出身)@JVU4期生

【相手の立場に立つ】
ディベートでは自分の立場はもちろん、
如何に相手の立場に立てるかが重要となってくる。
この両方の立場に立つことによって
聞いている人への説得力が増すということを学んだ。
人間誰しもが自分の主観というものを持っているため、
どうしてもどちらかの意見に偏ってしまう。
しかし、それではいざ反対の立場に立った際、説得力がなくなる。
自分と異なる意見に立った時こそ、自分の中にしっかりと落とし込むことが
できるかがこのディベートでは最も重要だと考える。
これを普段から意識することで、説得力が身に付いていくことであろう。
【情報収集】
今回この情報収集、いわゆる準備段階の大切さを改めて実感できた。
新聞やテレビは目次であり、
今回のテーマであるTPPについては常日頃からよく取り上げられている。
そのため、大事なキーワードは自然と頭に入っているだろう。
そのキーワードをネットやYouTubeで検索をかけると
基本的な情報は簡単に調べることができる。
しかし、これは最低限の情報であり、これだけでは勝つことはできない。
準備時間はどのチームにも平等に与えられており、
この準備時間の使い方で、勝敗が決まる、といっても過言ではないなと感じた。
ただ時間を費やしたらいいというものではなく、
使える情報をいかに詳しく用意しておくかが大切であると学んだ。
From:南出浩(桃山学院大学卒、大阪府出身)@JVU4期生
平成24年(2012)【8月17日(金)】 高瀬拓士先生(株式会社日本コンピュータ開発 相談役最高顧問) 『教育問題を考える~受験秀才の時代は終わった~』
2012/08/17 21:28:15
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『社会人学』 講師 : 高瀬拓士 先生
≪8月17日(金)1日の流れ≫
9:00 ~ 朝礼、掃除
9:45 ~ 新聞アウトプット
【一面】「シニアが拓す」
・高齢者の技術、知識は魅力的
・政治家が高齢者に配慮し過ぎ
【十面】「スタバ 新立地開拓」
・公園に宅配サービスも面白い
・優位性確立が鍵
10:30 ~ TPPのディベート大会のミーティング
12:00 ~ 高瀬先生による講義開始
1)最近の出来事、話題について
・回天基地訪問の感想
・TPPについて/ヨーロッパ訪問で感じたことなど
・オスプレイについて
・インターンへの講話から「自分の位置を知る」
2)教育をテーマに講義
15:15 ~ 終礼、解散

本日の講義では、日本コンピュータ開発の最高顧問、
高瀬拓士先生に「教育」をテーマに講義をしていただきました。
講義を通じて強く感じたことは「自分を持てていない」ということでした。
講義の中で、人生から、歴史から、世界から、
自分の位置を見つめることが大切だ、というお話がありました。
他人から「西に行けば大丈夫だ」と言われても
自分がどこに立っているか分からなければ、何も行動できない、
「まずは自分の位置を知ることが必要だ」とおっしゃられました。
確かに、私は自分自身のことをよく解っておらず、
何も行動できていない原因は、これだ、と改めて気づきました。
まず、自分に向き合い、見つめなおす必要があるなと強く感じました。
【気付き】
●平和とは、相手があって決まる
まさに、この通りだと感じます。
いくら自分たちが「平和」と叫んでいても
現実には他国が攻めて来たらお終いです。
自国の領土、国民を守れるだけの兵器・軍隊は必要だと感じます。
●論点が違う
オプスレイの配備について、兵器と民需品の要求機能・性能の違いを理解せず、
民需品のような視点での安全性ばかりを議論しているのは間違いで、
危険な兵器が民間地域にあることの対策こそ議論すべき、とお話がありました。
確かにその通りで、ついつい兵器を民間用と混合して考えていたな、と感じました。
論点を見誤らないよう注意しないといけないと気付きました。
From:渡辺寛高(尾道大学卒、広島県出身)@JVU4期生

本日の「日本の教育」についての講義で私は、「行動をする」ということが
最も大事だ、ということを学び、また今の学生の現状というものを知って
そのようにはならないようにしよう、と改めて思いました。
・位置づけ
この位置づけとは、今何をなすべきかを考え
行動を起こす時の基準であり、これを知らない人が多いというものでした。
その位置とは、人生における位置づけ、
歴史の中の位置づけ、世界の中の位置づけの3つです。
私は、この今の位置づけで自分がそろそろ行動を起こさないといけない。
そのために、この学校にも入ったからだ。
・今の教育の問題について
基本的な教育には「家庭教育・学校教育・企業による社会人教育」の三つがあり、
それぞれがその役割を果たすことが重要だと高瀬先生は仰っていました。
「児童虐待・モンスターペアレント、イジメ・金権主義」すべてが連鎖している。
しかし、根底は、人が多くの時間を過ごす環境「家庭」ではないかと思います。
だから、私が親になった際は、根底を大事にしたい、しないといけない。
・そもそも教育とは?
それは子供を一人前の社会人として通用する人間に育てる、
人間育ての一環であり、知識の詰め込みではない。
別に偏差値が高い人間を作ることが目的ではないし、
知識があってもそれを活用できなければ意味がない。
人間だけでなく、例えば車もバイクでも、
どんなに性能が良くても操らないと、ただの塊になってしまう。
それ以前に、生モノと同じように傷んでしまう。
だから、学校で学んだことは、生かしていく必要があると感じました。
From:森優太(日本大学卒、長崎県出身)@JVU4期生

《位置づけ》
高瀬先生の講義の中で、自分が今、何をするべきかを知るためには、
自分の位置を把握することが必要だというお話がありました。
その位置づけには少なくとも①人生の中での位置づけ、②歴史の中での位置づけ、
③世界の中での位置づけの3つがあると言うことでした。
これら自分の位置を知るためには、 自分の人生観を磨き、
歴史を学び、世界について学ぶことが必要です。
まずは学ぶことから始め、自分なりに、
今の自分を位置づけられるようになります。
《教育で学ぶべきもの》
本日の講義は、教育がメインテーマとなりました。
近い内に起業したいと思っている人は少なくありませんが、
経験の少ない若者が思いつきで起業して成功できるほど世の中は甘くはない。
そのようなことをする前に、まずは「基礎学力」と「人間力」を付けることが
必要だということ、教育はそのために存在するということでした。
謙虚に基礎を学んだ上で、経験を重ねて人間力を強めていく。
それが、本当の目標を定め、実現するために必要なことだと学びました。
《集団の違い》
高瀬先生は大企業と中小企業の両方で勤務された経験があります。
その中で海外出張をされた時の、双方の違いについてお話がありました。
出張する時、大企業なら現地の社員が迎えに来てくれ、
必要なものは会社でなんでも用意してくれます。
一方、中小企業では何の手配もなく単身で向かい、
言葉も分からないところから始めなければならなかった、ということでした。
しかし、それが人間を育てるということになっていました。
高瀬先生のお話から、組織規模の違いによって 仕事の仕方、
メンバーに求められる行動が変わるということが分かります。
人生の中で様々な人間集団に加わりますが、その中でどのようにして
自分が成長できるのかということも、入る前に考えることも必要だと感じました。
From:野田貴生(都留文科大学卒、山梨県出身)@JVU4期生
平成24年(2012)【8月6日(月)】 『広島市原爆死没者慰霊式並びに平和祈念式』 『JVU全国会議』

●平和記念式典のあり方
人それぞれではあると思うが、会場の周りを
今年もヘルメットをかぶった人たちで囲んでいたのには、今年も騒然した。
原爆で家族をなくした方、世界の平和を願う方、
戦争をこれ以上しないと誓う方など目的は確かに多いものだろう。
しかし、野田総理が来場することも関係しているのだろうか、
新宿で見るような大規模なデモも多発していた。
願いはそれぞれあってもいい。
ただ、自分の欲望の為にしか行動しているとしか思えなかった。
これに参加することで、先人達によって築き上げられた日本があることを今一度思い出し
戦争の儚さ、恐ろしさについて考える機会としていく。
●パール判事の記念碑
広島市内のお寺にあるということは、お恥ずかしながら当日初めて知ったことだ。
私自身、パール判事については東京で靖国神社や田中社長からのお話を通し、
学ばせていただく機会はあったが、改めて日本のために、というよりも
国際法に基づいて平等に裁判を進めようとしたという意味では、
日本人にとって偉大な人物だと感じた。
この方もまた、教科書ではあまり載せられていない人物の一人だ。
少しでもこれを知らない人に伝え、日本を救った人物として広めていく。
●JVU全体会議
全校の学生が集まることができたのは、本当に奇跡といっても過言でない。
各校でやっていることをみんなで思い思いに発表したが、
活動の仕方は案の定それぞれだ。
大阪校の新聞アウトプットの発言量、徳島校の講義の実践力、チームワーク、
広島校の現地歴史学の充実、熊本校のしっかりした規律など
我々もまだまだ負けているところが多いなと感じた。
大きな刺激をいただくことができた。
一度他校をベンチマークさせていただき、
どのように活動すれば充実したものにできるのかを考えていく。
From:安齋義仁(いわき明星大学卒、福島県出身)@JVU3期生

【平和への関心は高いけど…】
平和式典に平日の午前中にも関わらず
多くの方が参加されており、関心が高いなと感じました。
ただ、その中でどれだけの人が本当に戦争の背景・歴史を
知っているのか疑問に思いました。
私たちは学校で日本が悪いと教えられてきており、
平和式典はその償いのためにあると思っている人も多いのではないかと感じました。
近くのパール判事の石碑には、誰も人がいなかったことは
衝撃でした(自分もあることを知りませんでしたが…)
関心が高いことは良いことだと思うのですが、
戦争の背景などしっかり勉強する必要があるなと感じました。
【各大學で特徴があって面白い!】
昼に行われた、初のJVU全校ミーティングでは
各大學の特徴がはっきり現れていました。
それぞれの大學に良いところがあり、
特に徳島校の自分達で取り組む姿勢はとても勉強になりました。
自分も、もっと自ら積極的に学ぶ姿勢を真似させていただきます。
【会議に関して…】
会議での自分の反省として発言を全くしていなかったので、
もったいないことをしてしまいました…
いつもと違う環境に戸惑っていたこともあるのですが、
日頃から質問を考えていなかったことが大きな原因だと思います。
後期の講義からJVU全校ミーティング用に色々と意見を考えていきます。
From:渡辺寛高(尾道大学卒、広島県出身)@JVU4期生

この日は、広島の平和式典へは初めて参加しました。
長崎の被爆三世で長崎のほうへは参加しており、広島はどんな感じなのかと思い
長崎との比較という思いのある中で参加しました。
また、日本ベンチャー大学全国会議で
全国のベンチャー大学の学生との交流を行い充実した一日となりました。
<広島平和祈念式典>
私は、長崎の平和祈念式典は何回か足を運んだことがある。
だから広島の平和祈念式典も同じような感じだろうと思っていました。
しかし、会場に行くと機動隊を中心とした警察官の多さ
原爆の平和祈念のための日なのに原発反対と抗議をする団体、
そして、やたらとヤジを飛ばす人の多さ
野田総理のスピーチが始まるとそそくさと会場を後にする人の多さ
といった目を覆うものの多さで驚きました。
この日は、原爆で犠牲になった方々への慰霊の日なのにその日を利用して、
関係のない主張をすることに私は、とても違和感を覚えた。
ただ、「平和への誓い」という作文は、とてもよかった。
たしか私たちで平和というのは作るものというような内容がとてもよかった。
「平和」を作らなければいけない。
そのために過去あったことを繰り返されるようなことが
あってはならないように気持ちを持たなければならない。
<JVU全国会議>
ザメディアジョン本社に日本ベンチャー大學の各校から校長・学生が集まり、
各校の学校の様子や、これまでに学んできたこと、
日本ベンチャー大學をより良いものにしていくには?ということを話し合いました。
私は、今まで各校の学生とは、ほとんど付き合いがなく
ぼんやりとしたイメージがあったが京都・回天・広島で各校と共に行動して
日本ベンチャー大學の同じ仲間だということが感じることができた。
そして、分校が行っていること自体に興味を抱いた。
私は、他校の良い所を取り入れたり、情報を出し合うこと、つまり、
この情報共有が日本ベンチャー大學をより良くするために、とても重要と感じました。
たとえば、徳島校の支え合いの精神も、熊本校のストイックなやり方も、
大阪校のオープンなところで尚且つ、一人でもしっかり務めを果たしている精神、
そして、広島のこれから伸びていく将来も尊敬すべき姿だと感じました。
自分とは異なった環境の人たちと接することで、得られることも多くありました。
私は、今後も各校同士の交流の機会や、
分校の近くに行くことがあれば、どんどん参加して、
今の現状に満足せず、私たちが取り入れられるものは取り入れて、
新しい形に変化させていく。
次の全体会議では、また違った取り組みや
成長したところをお互いが見せれるように感じました。
From:森優太(日本大学卒、長崎県出身)@JVU4期生

『慰霊祭』
慰霊祭に参加させて頂いてわいてきたのは、
これから自分はどう生きていくべきかという問いです。
平和運動や脱原発運動をされている方を見て、素通りする自分がいました。
傍観者癖がついて取れなくなっている自分に気づきました。
こんな生き方は望んでないと心は言っていました。
傍観者ではなく、問題を自分事として捉えていく生き方をしていかないといけない。
それが本当の命の使い方だと感じました。
今回の式典は、学校の行事として参加しましたが、
次回は、自主的に参加します。
今回式典に参加させて頂き、大切なものは何なのかを感じさせて頂きました。
『全国会議』
みんな違ってみんないい、という言葉がぴったりな会議だったと感じます。
どこのJVUもそれぞれの良さがあり、学ぶものがたくさんありました。
特にいいなと感じたのは、徳島校のやり方です。
欠席者に対して、参加者が情報を伝えてあげるシステムはいいな、と感じました。
また、みんなで本を回し読みするやり方も絆が深まったり、
一緒に知識を深められていいなと感じました。
徳島校は、一つの理想の学校の形じゃないかなと思います。
生徒が自主的に動き、生徒同士が共に学び合う
風土をもつ徳島校は学びが沢山です。
From:井浪康晴(島根大学卒、京都府出身)@JVU4期生

・広島平和記念式典
今回私は初めて平和式典に参加した。
今まではテレビのニュースや新聞等でしか見たことがなく、
今回初めて現場に参加したことで、感じることが多々あった。
まず、参加者人数の多さだ。
会場に着くと、あふれんばかりの人がいた。
テレビと違って、実際に参加することによって、
平和や戦争、原爆のことなど、深く考えることができた。
式典に参加している人たちが皆、このことについて考えているのだろうと思うと、
現地に実際に足を運ぶというこ との大切さがわかってくる。
次に、デモである。
原子力発電所反対のデモが行われていた。
私はこのデモについて若干疑問を感じた。
式典は、原爆死没者の冥福と、世界の恒久平和の実現を祈るものであるはずなのに、
その場所で原発反対のデモを行うのは、
式典が原発反対のデモに利用されているように感じ、悲しかった。
私ひとりが戦争や平和について考えても、世界がどうこう変わるものではない。
しかし、ひとりひとり多くの人が考えることで、良い方向に向かうはずである。
私は今回参加して感じたことを周りの人たちに伝えていく。
・JVU全国会議
この全国会議だけではないが、京都研修、回天研修と各校の人たちとともに行動し、
学んだことで、今までは各校と形だけでしか繋がっていないと感じていたのが、
実際に繋がっていて、お互いに切磋琢磨して磨き合う存在なんだと感じることができた。
東京校と違い、各校は週に1回しか活動がないせいか、その日1日を大切に、
積極的に過ごすという姿勢があるということに気付いた。
東京校は週に5日あり、このベンチャー大學での活動が当たり前となり、
忘れがちであるが、ベン大では、通常は経験することのできない
素晴らしい機会が与えられている。
1日1日を全力で学んでいき、積極的に行動しなくてはならない。
From:松田崇義(慶応義塾大学卒、埼玉県出身)@JVU4期生
『パール判事の記念碑』

【敗戦・占領に重なった被爆の爪痕】
今回原爆の平和式典に参加させて頂き、広島市長の平和宣言や
子供達の平和への願いの読みあげを聞いた。
日々の暮らしや人々との繋がりが突然絶たれることの恐ろしさや、
被爆は生活の再建で、敗戦・占領下の大変な時代に痛手であったであろうと感じた。
大切な人を無くした悲運に重ねて、他の都市より一層生活の再建でを余儀なくされる。
平和を訴え続ける人を、非常に様々な角度からものを見て感じる機会となった。
【初のJVU全国会議で見えてきたこと】
初のJVU全国会議は、他学校の良さや校風を知れる貴重な機会となった。
最初、自分達の学校の良さを聞かれて、正直はっきり分からなかった。
しかしJVU全体の中でディスカッションをして、私達の良さも悪さも見えてきた。
ベンチマークした方が良いと感じた徳島校では、
講義での学びをどう実践・行動するかを、午後に考える時間を設けていた。
学びを無駄にせず行動に移す事をしている。
また講義に出ていない人に講義内容を教えたり、講師が紹介した本を
お互い教えあい・貸し合うなど、学ぶ姿勢の強さや結束力の強さを感じた。
私達の学校は他学校の模範となるべく、基本的な事(挨拶・礼儀、掃除、日報)も
今以上に大切にし、もっと実践・行動に繋げる活動をしてゆく。
From:小林諒也(公立はこだて未来大学院卒、北海道出身)@JVU4期生

【平和はわたしたちでつくるもの】
本日は初めて広島平和祈念式典に参列させていただいた。
その中で、「平和の誓い」という
小学生20人が話し合って書いた作文の朗読に感動した。
平和は今を生きる私たちでつくるもの。
まさにその通りである。
過去は決して変えることはできないが、未来は変えられる。
その為には、過去の出来事をしっかりと受け止め、決して繰り返してはならない。
広島に原爆が落とされて67年たった今でも、広島市民のみならず、
日本中、世界中の方々がこうして哀悼の誠を捧げているのはそのために違いない。
今の自分の生活が決して当たり前だと思わず、
相手の立場になって考られる人間になると決意した。
【情報の共有】
初のJVU全国会議。
ベンチャー大學をよりよいものにしていくには、この情報共有が大変重要と感じた。
他校の良い所を取り入れたり、情報を出し合うことにより、
ベンチャー大學をみんなで創り上げていく。
これが可能であるのもベンチャー大學の魅力の一つである。
これまでに足を運んだ場所の共有では、幅広い情報を得ることができた。
実際に足を運んだ人の情報は、本やネットからの情報より説得力が増す。
近くに寄った時にはぜひ他校のお勧め施設に足を運ぶ。
From:南出浩(桃山学院大学卒、大阪府出身)@JVU4期生
『JVU全国会議』

[平和の形はいくつもある]
恥ずかしながら広島の平和式典へは初めて参加しました。
テレビで見た印象は厳かで静かな印象でしたが実際は少し違い驚きました。
原発反対と抗議をする人の姿、野田総理の話が始まると帰る人達。
同じ平和を願う人達でもビジョン、考えは違うという複雑さを垣間見ました。
ただ、共通しているのは『戦争は悲惨だ』という事。
この事実を忘れない為のこの式典は非常に大事だと感じました。
[式典で涙を流し怒りに震えたパール判事]
山近社長がパール判事の記念碑に連れて行って下さった。
時間がある度に現地に一緒に行って紹介、教えて下さる山近社長、本当に嬉しい。
最近特にたくさん案内していただいており、頭が上がりません。
正しい事に本当にまっすぐなパール判事。
裁判自体は負けてしまいましたがその存在が日本にとって救世主のように感じました。
日本を嫌い、日本に関心がない人が多いように感じます。
日本の良さ、素晴らしさを伝えて日本を好きにする事が私は大事だと感じます。
パール判事の話はその事にぴったりで、重要な人だと思います。
他の人にも語り伝えて、記念碑に伝えていきます。
[JVU全国会議]
全校揃っての情報共有、改善の場。
京都合宿で会って以来、初めて知る事も多く、一度じっくり話し会いたかった。
各校、基本は私達東京校と一緒ながらも細かい所は違う部分があった。
・各校から取り入れる事
大阪校はがっつり行く人が多い、ストリートミュージシャンをやるような行動性、
奇抜性を東京校に取り入れる。
熊本校は牛島君がすごく頑張っていた。
熊本校が大好きでどうすればもっと良くなるか食らいつく姿は印象的だった。
愛校心、食らいつきを見習う。
朝礼も朝早い、遅刻が少ないと聴き驚いた、頑張り屋な一面も感じた。
歴史施設へ向かう行動計画書、これを取り入れたいと感じた。
自主的に考え動く時間を東京校の中で作って良いと思う。
徳島校は東京校にはない空気、凄さを感じる。一度見学に行きたい。
株取り引きを学生全員でやっているのは是非やりたい、
実際に自分でやってみれば身につく勢いも早いだろう。
さらに徳島校は実は7人中6人は彼女がいると聴いた。
すごい、東京校に足りない部分だと感じた。
広島校は岡崎社長が手術後にも関わらずかけつけてくれた。
生徒からは河本君をはじめ真面目さを感じた。
歴史施設にも積極的に行っている。この優しさと真面目さを魅力に感じた。
最後に、私は今日が日本ベンチャー大學で過ごす最後の日になります。
その記念すべき日に全国の学生から祝っていただき本当に有り難う御座います!
後輩の勢いを感じ、うかうかしてると、
あっと言う間に追い抜かされるプレッシャー、刺激もいただきました。
社会に出て、ベンチャー大學で学んだ事を実践していきます。
始まったばかり、これからが本番という気持ちです。
今まで皆さん、本当に有り難う御座います。
これからはOBという立場から日本ベンチャー大學を支えていきます。
From:藤井勇貴(名古屋学芸大学卒、三重県出身)@JVU3期生

【広島平和祈念式典】
広島では、午前は平和祈念式典に出席しました。
式典には、首相や国連事務総長(代理)、世界各国からの出席者がいました。
毎年行われるこの式典には、世界の人々に原爆の被害、
恐ろしさを忘れさせないという、大きな意味があると感じました。
市長の宣言や子供たちの宣言の中で、福島の原発事故についての話がありました。
広島、長崎以後も、核によって多くの被害が出ています。
日本人として、それに関心を持っていかなければならないと思います。
式典後は、山近社長に案内していただき、パール判事の碑を見ました。
パール判事は、日本にとって恩人といえる人物です。
日本人は、このような人がいたということを知らなければならない。
私も、伝えていきます。
式典会場に到着した時、周辺でさまざまな団体が集まっていることに驚きました。
中には、他の団体に対して罵声を浴びせている団体もいました。
そのような団体を、式典に参列する被爆者や遺族の方が見たらどう思うのか。
たとえ正しいことを主張していても、
他の人の思いを無視していてはすべてが無意味です。
反面教師として、自分の行動に注意していきます。
【全国会議】
ザメディアジョン本社で、JVU各校から校長・学生が集まりました。
それぞれの学校の様子や、これまでに学んできたこと、
今後の改善点などについて、話し合いが行われました。
私は、他の分校の活動はあまり知らなかったので、良い機会になりました。
基本的な活動内容はどの学校も近いものですが、
話の中でそれぞれの特色が感じられました。
分校の講義は週1日と、本校に比べれば少なくなっていますが、
情報共有の体制を作っていたり、学生が自主的に行動していたりと、
工夫して運営されていることがわかりました。
自発性や意欲の高さなど、私も見習っていかなければならない
と感じたことが多くありました。
また、学校全体としても、取り入れていきたいことを学びました。
自分とは異なった環境の人と接することで、得られることも多くあります。
今後も各校同士の交流の機会や、分校の近くに行くことがあれば、
参加して、新しい学びを得ます。
From:野田貴生(都留文科大学卒、山梨県出身)@JVU4期生
平成24年(2012)【8月5日(日)】 『回天研修2日目』

「回天合宿」
回天合宿では、戦時中、回天を積んだ潜水艦の乗組員であった
池田様からお話を伺いました。
池田様は3つの癌を抱えておられ、とても辛そうでした。
しかし、しゃべり始めるなり、ご自身の病をネタにして笑いをとられ、
その後も、最後まで力強くお話してくださいました。
共に戦った回天の仲間の想いを風化させてはならないという使命が、
池田様を突き動かしているのでしょうか。
池田様は、回天に乗って発進していく隊員をお見送りされました。
その方の遺品を、ご遺族にお届けした時の様子をお話してくださったのですが、
遺族の方から「回天の事を思い出すから来ないでくれ」
という言葉を突きつけられたそうです。
池田様は、目に涙をためておられました。
仲間の想いを肌で感じていればいるほど、辛い言葉だと感じます。
仲間はなんの為に命を捧げたのだろう、と絶望感もあったと思います。
池田様のお話を伺い、当時の方々が、どれほど日本の事を想い、
仲間の事を想い、必死で生きていたのかを感じる事ができました。
池田様と出会い、僕はこれからどう生きるべきか考えました。
それは、よりよい日本にするために、
みんなと真に団結して生きていく、ということです。
From:井浪康晴(島根大学卒、京都府出身)@JVU4期生

【現場で感じること】
事前に回天について本などを読み勉強しているのですが
あまりイメージが湧いておりませんでした。
実際に現場に行くことでリアルなイメージが湧きました。
知識+現場でリアルなイメージが出来るので、
どちらも大切だなと改めて感じました。
【松本館長のお話】
回天のお話をとても分かりやすく詳しく教えていただけ、
とても勉強になりました。
お話の中で回天以外にも特攻兵器があることを知って驚きました。
神風特攻隊は知っていましたが、震洋などは知りませんでした。
まだまだ知らないことがあるんだなと感じました。
【若者の写真を見て】
回天資料館にて特攻された方の写真を見ると切なくなります。
自分と近い年齢の方が多く命を捧げて日本を守ろうとする…本当に尊敬します。
今の自分はどうなのか、特攻された方と比べたら自分が情けなく感じます…
何でも出来るのに何もしていない…
この気持ちを忘れず今後はもっとやりたいことをやっていかなければ、と感じました。
From:渡辺寛高(尾道大学卒、広島県出身)@JVU4期生

【回天】
1泊2日。ここ大津島には初めて足を踏み入れた。
駅やコンビニはなく、あるのは豊かな自然のみ。
私と同年代の子たちが自分が死ぬ日を待ちながら、
この島に閉じ込められていたと思うと、
今がいかに平和であるかを実感させられる。
中には出口のない海の主人公のように、
死ぬことに対しての恐怖を持っていたものはたくさんいただろう。
家族や友人から離され、志をともにしているものが周りにいることで
訓練に耐え、回天に乗り込めたに違いない。
若い頃に来れて本当に良かった。
同年代だからこそ相手の立場に立ちやすい。
ただ時代は全く異なるため、全てを理解するのは難しい。
【当事者】
なんと回天を積んだ潜水艦の乗組員である池田勝武さんのお話を聞くことができた。
実際に体験された方の証言というのはとても説得力がある。
乗組員たちは清々しい顔であったと教えていただいた。
池田さんや整備士の方々は回天の乗組員と異なり、命は助かる。
私はその人たちの立場の方が辛かったのではと感じた。
壁が出来るのは当然だと感じた。
自分は国のために死ぬことができないもどかしさと引き換えに、
後世に伝えていく責務があると感じた。
池田さんはそれを全うしているのだ。
From:南出浩(桃山学院大学卒、大阪府出身)@JVU4期生

・回天記念館にて
記念館内には、隊員の家族に向けた手紙や、軍服など、
たくさんのものがあったが、私が一番驚いたのは写真だった。
写真を見渡すと、写真に写っている人が皆若い。
自分よりも若いのでは?と思ってみていると、若い人で17歳の人もいた。
この写真に写っていたのは、回天に乗って、
訓練中や、実際に突撃して亡くなった方々の写真だ。
自分と同年代、または若い人たちが
こんなにも亡くなったのかと思うと、非常に悲しい気持ちになった。
こんなにも若者が亡くなるような戦争は
二度と起こしてはいけないと改めて感じた。
・池田さんの話
回天を乗せた潜水艦の乗組員であった池田さんのお話を聞くことができた。
当時の若者の話や、今の日本について、平和についてなど、実際にその場にいて
戦争や回天を現実に体験しているからこそ話せる池田さんの話は、
重々しく、感じるものがあった。
お身体の調子が良くないにもかかわらず、大津島に来て、
私たちにお話をしてくださった池田さんには
本当に感謝しなければならない。
From:松田崇義(慶応義塾大学卒、埼玉県出身)@JVU4期生

【特攻した若者の思いを現場で感じた研修】
特攻とは自分の中で起きている戦争で、
最期まで自分と戦って寂しく死ぬという事を感じる研修だった。
よく回天は棺桶だと表現されて、記念館でその実物を見れた。
映画の中でも出ていたが、配線だらけで無機質、
中も実際は直径1m位で狭く暗い。
こんな中で愛する人とも会えず死ぬのかと悲しく思った。
さらに回天を発進する訓練場の実物も実際に歩いて見た。
そこに至る為のトンネルを歩いたが、曲がりくねった道は
まさに出口のないトンネルで絶望感を感じさせ、
彼らの最期は、何を思うのかを考えさせられた。
死ぬ為に訓練する若者は、自分は何の為にこんな事をするのか悩みに悩む。
特攻する直前にも、大切な家族や友人にその事実は言えない。
見えない敵と戦う。
彼らの最期を感じるには、あまりにも悲し過ぎる土地であった。
【他国への日本人の優しさが見えた】
社長の講義では、教科書に載せられておらず、
あまり知られていない日本の歴史について講義頂いた。
今回は、日本と他国同士の良い歴史を教えて頂いた事が印象に残った。
日本ベンチャー大學放送室でも取り上げられた板東俘虜収容所や、
台湾のインフラなど国の発展に貢献した東郷平八郎。
日本人の他国に対する労わりや優しさは、昔の日本人の方が強いのかなと感じた。
争う部分ばかり焦点を当てすぎず、国同士の平和を考えれる講義も良いと感じた。
【年上の人でも、特攻の話題に食いつかない人がいる】
先日電車で帰る途中、隣の70歳位の男性と今回の研修の話をする機会があった。
その人は特攻などの話題を振っても、食いつかず関心があまり無いようだった。
感情が込もってなかったんだろうか、
学生が生意気な事を言っていると思われたのだろうか。
そこで少しショックを受け、人への伝え方の難しさを感じた。
改善をして今後も人に伝え続けてゆく。
From:小林諒也(公立はこだて未来大学院卒、北海道出身)@JVU4期生

●乗組員の気持ち
池田様のお話を聴かせていただき、
乗組員の皆様の覚悟が強いものだと感じた。
回天というのは、命に関わる危険なものだ。
それでも自分から突っ込んで、国の平和のために、
愛する人たちのために戦う姿は、
今の私たちには考えられない姿なのかもしれない。
出撃前の隊員の様子は気合十分で、
その表情は、思ったよりも清清しかったのだろう。
ただ整備不良により、出撃できずに終戦を迎えた方もいる。
「ありがとうございます!!」という言葉を他の乗組員に伝え、
やはり恐怖心は相当なものだったのだろう。
命をかけて戦った皆さんの為にも、私たちは今という時間を精一杯生き、
先人の皆様に感謝をしていきたい。
From:安齋義仁(いわき明星大学卒、福島県出身)@JVU3期生

[今の豊かさの過去には尊い犠牲がいくつもある]
回天とは人間が魚雷に乗って操作をし、特攻して戦艦を沈没する為の兵器だった。
そのあまりに無謀な、悲しい作戦にがく然とした。
回天は整備や操作が複雑で故障や失敗をしやすい。
訓練で死亡する者もいる。エリートほど先に死んでいく。
正直に言うと、そんな作戦を良しとし、
我こそはと志願する若者がいた事が不思議で、悲しくて仕方ない。
お国のため、家族のため、守る為に
自分の命を投げ出してくれた若者のおかげで今の世の中がある。
私はこんな悲しい事は二度と起こしたくない。
そして、そこまで少年達が愛した日本を大切にします。
[池田さんのお話を聴いて]
教室に入って座るだけでもすごく大変そうだった。
遠くから来たのだからさらに大変だ。下手すると命にも関わるかもしれない。
口にもガンがあり、しゃべるのもつらい。講演するだけでも大変だ。
そんな中でも私達に伝えたいと来て下さる、そんな池田さんの気持ちが有り難い。
池田さんしか分からない死ぬかと思った体験の話、
手持ちの杖を潜水艦に見立てての話はとてもリアルだった。
命に関わるほどの話を淡々と話す池田さん。
一体どれほどの苦労と死線を超えたのだろうと感じました。
池田さんが何度もおっしゃていたのは平和を大切にするという事。
しかし池田さんは今は平和ではないと言う。
『大切にする』部分が抜けているからではないかと私は感じました。
回天の事を体験した池田さんはもうかなりお年を召している。
その体験談を聴いた私達は、
しっかり正確に次の世代に伝えていかなければならない。
回天の話をきちんと伝えれば、平和を噛み締められる人が増える。
[山近社長の講義]
教科書、教育、これらは非常に大事なのだと感じる。
日本人はお人好しな所があるから特に。
日本というこんなにも素晴らしい人がたくさんいて
文化もたくさんあり、歴史も古く由緒もある。
知らない、自慢しないのはもったいないと感じました。
教科書から消えてる現状では、教科書改善を訴える事、
事実を伝える事が大切だと感じました。
今から三重の実家に帰ります。津の天満宮、
一度は行かなければと感じたので行きます。
From:藤井勇貴(名古屋学芸大学卒、三重県出身)@JVU3期生

回天合宿は、人間魚雷「回天」の訓練基地のあった、
山口県大津島で、1泊2日で行われました。
島の記念館では、回天の模型や、搭乗員の作っていたもの、
そして遺書等が展示されていました。
遺書は、当然ですが一つ一つすべて異なっています。
どれも、搭乗員の思いがこめられたものです。
それを目にして、「何人が死亡した」という記述の裏には、
それぞれに異なる思いを持った、
異なる一人一人の命があるのだということを、感じました。
その後、山近社長に講義をしていただきました。
いきなり「行ったことのあるページについてだけ話す」と宣言され、
教科書をもとに順に進めていくという講義でした。
その中で、考えると歴史が嫌いになるというお話がありました。
知識を押しつけ、考えさせるという形では、確かに好きにはなれません。
この合宿のように、現場に行ってみたり、当事者の話を聞くなど、
まず、直接感じてみることが、歴史に限らず、ものを好きになる第一歩だと感じます。
2日目には、潜水艦乗員として回天を見送られた池田先生の講義。
ご高齢でお体も悪いというのに、大津島までいらしてくださりました。
気持ちのこもった話し方が印象的でした。
体験されたことや思いを、多くの人に伝えたいという強い意志を感じました。
回天の搭乗員は、いつもと変わらない様子で出撃していったというお話がありました。
死が決まっている時に、なぜそのような態度でいられるのか、
その内面を直接知ることはできませんが、今の私との大きな違いを感じます。
また、映画などの創作作品は現実とは異なるというお話もありました。
創作作品については、雰囲気をつかむことはできますが、
その内容を鵜呑みにして語らないようにします。
島には、回天を発進させた試験場や、整備工場から試験場へ続く、
回天を運びだすトンネル、上り下りした階段など、当時の遺跡が多くあります。
それらを実際に見ることで、当時そこにいた人々の思いを、
自分なりに想像することができました。
若くして回天に乗って死んでいった若者たち、それを見送った多くの人々。
合宿では、その存在と思いを、後世に生きる私たちは
絶対に忘れてはならないと、強く思いました。
回天について、戦争について、聞き、学んだことを、語り伝えていきます。
From:野田貴生(都留文科大学卒、山梨県出身)@JVU4期生

回天合宿が終わって、私が感じたことは、
当時の外国と日本の戦争の考え方の一番の違いです。
海外は、瀬戸際に立たされた時に「絶対生きて国へ帰る」という考え方です。
これは、以前海外の将兵との交流であった時に印象に残った言葉が
「戦争に行けば死は隣にある。だから、勝った負けた関係なく
その中から生き抜いて自分の国へ戻ってくることは名誉なことだ」という言葉です。
また、「戦争に負けても抵抗はできる。フランスやオランダのように」とも言っていました。
それに対して日本は、「絶対生きて帰るな」という感じでした。
「戦争で負けたらすべてが終わりになってしまう。
だから、国に生きて帰ることはできない」
この日本の考え方から生みだされた兵器が
回天や特攻隊といった兵器ではないのかと
私の中ではそのようにとらえました。
池田さんの話の中でもありましたが、祖国を守りたい、
家族を守りたいという気持ちで、
自分の命を投げ打ってでも行動した若者を尊敬します。
また、課題図書の「出口のない海」でなぜ出口のない海というのか、
小説読んでいて出撃するときのトンネルのことであることは知ってはいましたが、
実際に島に行ってそのトンネルを通り始めて「出口が見えない」
だから「出口のない海」なのかと実感することができました。
From:森優太(日本大学卒、長崎県出身)@JVU4期生
児玉源太郎ゆかりの地めぐり

平成24年(2012)【8月4日(土)】 『回天研修1日目』