東京校の講義レポート

平成28年(2016)【9月15日(木)】 日本を美しくする会「東京掃除に学ぶ会」街頭清掃活動

2016/09/15
 2016年9月15日早朝、豪雨の新宿歌舞伎町に約150名が集まりました。NPO法人日本を美しくする会の「掃除に学ぶ会」に参加するためです。
私はJVUの皆さんに誘われ、特になんとも考えず新宿まで行きました。しかしまず驚いたのは集まってきた人の数。「平日の早朝、しかも雨なのになぜこんなに人が集まってくるんだ?」という疑問が生まれ、同時にこれだけの人を惹きつける活動なのだということに気付きました。
 私は初参加ということもあり、他の初参加の方々とともに、代 表の鍵山さんによる説明を受けました。鍵山さんはまず、「皆さんの手が最高の掃除道具」だという説明をされ、手でゴミを拾うことが大切だと仰いました。集合場所の広場から少し移動すると、ゴミが大量に落ちているエリアに出ました。私は鍵山さんの話に従い、素手でゴミを拾い始めました。煙草の吸殻、コンビニのレシート、ガムの包み紙、空き缶やペットボトル・・・誰が捨てているのかを想像しながら拾っていきました。最初は小さな軽いゴミばかりでしたが、気付けばゴミ袋は重くなっていました。
 次にガム剥ぎです。お好み焼きで使うヘラを使い、地面にこびり付いたガムを剥いでいきます。地面に注目してみると、吐かれたガムのあまりの量に驚きました。清掃に参加しなければ気付か ないことです。
 ゴミ拾いを一通り終え、広場に戻るとゴミの分別と清掃用具の洗浄についても指導を受けました。時間と資源(水)の使い方について、工夫することで削減できることを知りました。たとえば洗浄用の水は、2つバケツを用意し片方は汚れ落とし、もう片方はすすぎに使う、そうすることで節水ができます。
 鍵山さんが最後に仰いました。「リオ五輪が終わり、次は東京五輪です。でも、こんなに汚い東京でやっていいのでしょうか?『おもてなし』とか、ふざけたことを言っている場合ではないです。綺麗な東京を保っていくために、(初参加の皆さんは)ぜひこの活動を継続してほしいです。」
 ここまで来て最初の疑問が解けました。単に街を綺麗にする、というだけ なら、この活動にはこれだけ大勢の方が参加することはないのでしょう。ゴミ拾いをして、一番大きいのは自分自身の変化なのではないでしょうか。確かに、私は今後ポイ捨ては絶対しないし、自宅の部屋は綺麗にします。そしてそれが習慣になっていきます。
 今回の活動に参加してみて強く感じたのは、体験してみることに価値があるということです。私もたびたび来る新宿東口が、こんな形で、しかも大勢の人によって綺麗にされていたということは全く知らなかったですし、知る術もありませんでした。しかし今となってみれば、頭の上がらない思いです。でも今回、この「体験」をしてみなければ、私は一生この人達の活動も、思いも、知ることができませんでした。
 そして、この会の題 名でもある「掃除に学ぶ会」。掃除は「するもの」ではなく、「させていただくもの」であることにも気付きました。これは今後、意識していきたいことです。
 最後に、丁寧に説明・御指導して頂いた鍵山先生に感謝です。ありがとうございました。


From:野口和雅@東京校8期生(新潟県出身、福島大学卒)

コメント

コメントはありません
カテゴリ
1234
567891011
12131415161718
19202122232425
2627282930
最新エントリ
最新コメント
ブログリスト
授業 時間割 | 東京校ブログ | 大学生・既卒生の就活・起業支援や人間力を鍛える志塾、JVU・日本ベンチャー大學
授業 時間割 | 東京校ブログ | 大学生・既卒生の就活・起業支援や人間力を鍛える志塾、JVU・日本ベンチャー大學
授業 時間割 | 東京校ブログ | 大学生・既卒生の就活・起業支援や人間力を鍛える志塾、JVU・日本ベンチャー大學
授業 時間割 | 東京校ブログ | 大学生・既卒生の就活・起業支援や人間力を鍛える志塾、JVU・日本ベンチャー大學