東京校の講義レポート

平成25年(2013)【12月9日(月)】  上海研修 4日目

2013/12/09
●12月9日
・高杉晋作のように
外泊渡橋。
かつて一方がイギリス領で、一方がアメリカ領だった。
それらを繋ぐ橋。
当時は中国人でさえ、渡る時に通行料が取られたという。
高杉晋作はその光景を見て危機感を覚え、日本を変えた。

私たちも上海での衝撃は大きかった。
来る前までにあった上海観は塗り替えられ、センスの良いプラスのイメージが大きくなった。
また何よりも計り知れないエネルギーを感じた。

今回感じた衝撃を日本に戻ってからの自分の原動力にしたい。
私も愛国心はある。
高杉晋作のように日本を変える一人になりたい。

・本場ラーメン
今元さんが5元で食べられる美味しいラーメン屋を紹介してくださった。
確かにもの凄く美味しかった。
香辛料が入っていて、麺も異なっていたが、日本とは異なった魅力がある。
濃い醤油スープに平たい麺がよく絡まる。
中国大衆食堂では大きな楽しみを、充分体験できる。

・中国の労働
貴重な労働現場体験だった。
井上電気の上海支社で働く斎藤さんが案内してくださり、上海での労働の現実も
細かく教えてくださった。
中国には100人に一人のエリートがいて、高い給料を得られる。
日本と比べ、所得の差はかなり激しい。
それまでの町を見ていても感じられたが、貧富の差は労働者同士でも大きいと
いうことを学んだ。
このときは斎藤さんにバスで迎えに来ていただき、その中で質問会を開いてくださり、
現地の作業現場まで見せていただいた。
普通では恐らく味わえない経験だろう。
ご縁に感謝する。

・上海、最後の晩餐
井上電気さんに豪華な食事をご馳走していただいた。
丸テーブルに高級中華料理が次々運ばれてくるという、現実離れした体験に唖然。
お酒、料理、歓談。最後の夜を夢のような環境で過ごさせていただいた。
それもご縁に感謝。
私も将来、自分より年下の学生たちに普段味わえない体験をさせられる人間になる。

・アンコール、夜店街
合田さんに上海で夜な夜な開くという夜店街を案内していただいた。
深夜11時すぎ、通りに目を疑うほどの数のお店が立ち並び、それが毎日開かれるという。
お客さんが集まるのか不思議だったが、夜のお店で働く女性を中心に、確かに賑わっていた。
しかし、店の準備、寒い深夜での作業を考えるとかなり過酷で、このときも貧富の激しい現実を感じた。
美味しい食事のあとに異文化の特異な現実を体験できた時間だった。

From:佐藤洋一@東京校5期生(神奈川県出身・玉川大学卒)
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●井上電気、斎藤様
中国で2010年から井上電気上海支店の責任者を務められている。
お忙しい中、時間をいただいて半日付き合っていただいた。
中国での、日本人の生活や丸鋼工場の見学をさせていただいた。
上海での、労働者への配慮や、
社員のモチベーション維持、給料のことや色々な苦労や事情など、
本来なら聞くことのできない、海外事情を詳しく教えていただき、
とても、刺激的な体験だった。
こういった縁を大切にし、よくしてくれることに、
とても感激を受け、日本に帰ったらもっと積極姿勢で努力して行きたいと感じた。

●夜の食事
井上電気さんに、お食事をご馳走してもらいました。
ここ最近は、5元や7元など庶民的なところで安く食事をしてきたので、
高級そうな場所での食事は緊張しましたが、とても美味しかったです。
特に、小籠包や豚の角煮は絶品で今までにないほど、美味しく感動しました。
こういった、場所でお食事をご馳走となり、
この度のご縁をとてもありがたいと感じ、いずれ少しずつでも返して行きたい、
返せる様になるよう努力することを決意しました。

●夜店
23時ごろから、少しずつ店の準備が始まり、
道の真ん中ごろまで、広がっていった。
もう夜中だというのに、ものすごい活気があり、エネルギーをもらえました。
各々が、色々な方法で商いをしており、
その呼び込みや売ろうとする食いつきがまた、すごかったです。
自身も営業をするとき、ここまでの粘りを見せて行動していかなければと感じました。

From:高岸知広@東京校5期生(兵庫県出身・金沢学院大学卒)
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●四日目
・上海の博物館見学
上海の外灘にある博物館では、上海の植民地時代から現代までの歴史を写真付きで見ることができた。
中国は植民地化されてから一気に近代化したのではないかと西洋的ではあるものの、
立派な建築物が並ぶ写真を見ながら感じた。
その後第二次世界大戦があり、中国もやはり日本のように焼け野原と化していた。
その後の発展具合を顧みるに、本当に日本の経済発展は奇跡的だったのだなと改めて感じた。
日本にいたときにはなかなかピンとこなかったが、国外に出て見て日本を改めて知ることができた。

・外白渡橋
外灘にかかる外白渡橋という橋を見た。
これは植民地時代にイギリス領とアメリカ領を繋いでいた橋だそうだ。
昔は中国人がここを渡るためにお金を払わなければならなかったそうで、
高杉晋作は当時その光景を見てこのままでは日本も同じになると感じ、
攘夷論から開国論へ転換したとのことだ。
確かに衝撃的な光景だったと思うが、そこから日本も同じになってしまうという
危機感を持てた気付き力と、そのためにどうすればいいのかを
冷静に考えられる頭脳はすごい。
予知のような未来予測は私にはまだまだ全然できない。
しかし今後勉強し、気付き力と知識を増やし、高杉のようになれるよう努力する。

・丸興工業さんの工場見学
井上電気の斉藤さんに案 内していただき、井上電気さんのお得意先である
丸興工業さんの工場見学をさせていただいた。
車やヒーターなどの基盤を作られているということで、4月からの仕事に大いに
関係する部分であるため、見学できて良かった。
中では基盤のカットの仕方などの技術的なお話から、従業員のモチベーションを
高めるためにはお金が一番で、
そのほかにコミュニケーションを密に取ること、時間外労働を少なすぎず多すぎずの
適度なラインですることといった人材管理的なお話、
上海では時間外労働は給与が二倍となり、祝日には三倍になるなど文化的なお話などもしていただいた。
工場の中には6sという、トヨタの5sに工場独自と思われる「習慣」を足したものを掲げられていた。
実際工場内部は綺麗で、案内をしてくださった方も気配りがとても出来ている方だった。
5sのような日本の文化は海外でも通じるのだなと嬉しく思った。
日本の誇るこの文化、調べて身につける。

・ご馳走になる
井上電気さんの計らいで夕食をご馳走していただく。
高級そうな料理が次々と並べられていき、とてもありがたかった。
これだけ良くしていただくのは期待されているからだ。
今の自分には恩返しする力はない。
ベンチャー大學で経済の仕組みや常識、志について学び、将来社会へ向けて
還元することこそが恩返しになるだろう。
ベンチャー大學の関連企業さんの期待を感じ、うかうかしていられないと改めて気 を引き締めた。

From:牛島知之@東京校5期生(熊本県出身・熊本県立大学卒)
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●4日目
・外灘見学
外灘にある博物館では
上海がどのように栄えたか
金融の面や明治から現代までの時代の変遷を見ながら
学ぶことができた。
ここでは日本語の案内が一切なくわからないところが多かったが
英語の案内で読めた「今の共産党には
偉大なリーダーが必要だ」という文章から
とても政治的な施設にも感じた。
それでも上海という地が
イギリスに租界地とされたというつらい出来事を逆にきっかけに、
金融の土地として、世界の経済都市として
発展したことを感じることができた。

またかつての租界時代の写真の中には
欧米の船の写真を見ることができたが
そういった様子を見て
西洋の力の強さと日本の危機を感じたという高杉晋作の
危機察知能力や偉大さも今元さんのお話しから感じることができた。

そのあとは昼の外灘の景色を見ながら移動し
外白渡橋という橋を見に行った。
そこはかつてアメリカとイギリスの租界地をつなぐように
かかっていた橋であり、中国人はそこを渡るのに
お金を支払わなくてはいけなかったという。
高杉晋作はその橋を見て
海外に支配されるということの恐怖を知ったそうだ。
こういった目線は海外をただ楽しく観光していては持てないだろう。
危機意識を持ち現場で学ぶということが
どれだけ大切なのかを感じることができる。
自分ならどうするか、自分の国が同じようになったらどうなるか、
そういった当事者意識を持つことが完成を鋭くするのだと感じた。

・工場見学(井上電気さん)
午後からは井上電気の斎藤さんという方に案内してもらい
上海に日系企業の工場を見学させていただいた。
移動の車中では斎藤さんに質問をさせていただいたが
日本との違いをいろいろと学ぶことができた。
中国においては残業などの時間外労働は
サービス残業などと違い
普段より高い賃金が支払われるため
喜ばれるということ、
従業員のモチベーションを保つ一番の秘訣は
ファイトマネーであるということなど
中国においてはまず第一にお金が重要になるようだ。
そのためより高い賃金の仕事があれば
すぐに転職することもあるとのことで
日本よりも合理的であると感じた。
その後今回お世話になる丸興工業さんの工場に到着し
工場見学を含めて様々なお話を聴くことができたが
そこでお話ししてくださった現地の従業員の方の
日本語のうまさに驚いた。
工場の設備などについて説明してくださったが
難しい日本語も普通に使える人だった。
後々斎藤さんにも説明していただいたが
そういった人は中国におけるトップ10%の人であり
そのため中国においてビジネスをする際には
自分より優秀な人間が相手であるということを自覚し
仕事をしていくことが大切だそうだ。

・懇親会
井上電気さんのご招待でお店に来た。
まさに中国の高級料理というイメージそのもののお店で
回転テーブルやお店の飾りがすごく、
リビアスさんの時とはまた一味違った良いお店で
またもや期待に胸が膨らむ。
料理も角煮や小龍包など
まさに中国という感じでとてもおいしく
中にはもとの食材が何かはわからないが
とてもおいしいものがあり
老酒やビールなどのお酒もおいしく感動した。
安いお店の料理も上海の一般人の生活をおいしく感じることができたが
こういった高級な中華を味わうことができたのも
中国という国について感じる上でありがたいことだった。

From:大森俊通@東京校5期生(東京都出身・琉球大学卒)
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