東京校の講義レポート

【平成25年2月16(土)】 『卒業生による講義』 陳 韋仁くん(日本ベンチャー大學1期生、旭酒造株式会社)

2013/02/16
●議事録

9:00 朝礼
9:20 掃除

9:45 新聞アウトプット
『1面・放棄地減らし農に活力』
『1面・開拓の道、一つじゃない』
『7面・閣僚の資産公開』
『11面・米グーグルCFOに聞く。社会の難問解決に投資』

11:00 昼休憩

12:00 日本ベンチャー大學1期生陳韋仁さんのお話
・陳さんの経歴
 デザイナー⇒3000人の会社の秘書⇒軍曹(徴兵制のため)、島根大学生⇒
 日本ベンチャー大學1期生⇒蔵人

・現在、旭酒造株式会社に勤務。
 旭酒造の取り扱い商品は、日本酒の獺祭のみ。
 大吟醸の分野ではNo.1のシェア。会社は年130%成長。
 
・米には2種類あり、食用米と酒米がある。
 旭酒造さんは、酒米の山田錦を使用。

・大吟醸とは、米を50%以上削ったもの。
 日本酒のランクでは最上位。

・獺祭の海外輸出国No.1はアメリカ。次いで、中国。
 アメリカがNo.1の理由は、日本食ブームの為。

・日本酒は、月桂冠によって広く海外で知られるようになったが、
 質にこだわったものではなかった為、日本酒へのイメージはいいものではなかった。

・海外の方は、良い日本酒を作れば評価してくれる。

・洋風料理の前菜と日本酒、中華料理と日本酒という組み合わせで、
 今海外で日本酒が飲まれている。

・労働力の問題で日本酒はなかなか広まらないのが難点。
 日本酒作りは重労働。

15:00 掃除

15:10 終礼、解散
《思いが伝わる》
本日は、旭酒造株式会社の陳さんに、講義をしていただきました。
陳さんは台湾の大学を卒業、徴兵で軍隊に入り、日系企業で勤務されました。
その後日本に留学し、旭酒造に入社され、現在は世界中で活躍されています。
日本ベンチャー大學1期生でもあります。
陳さんが旭酒造に入社したいと思った切っ掛けは、
旭酒造の唯一の商品である日本酒「獺祭」を飲み、
その美味しさに感動したためでした。

陳さんには、製法、歴史、海外での現状など、
獺祭と日本酒全般について、分かりやすい講義をしていただきました。

私が陳さんのお話から感じたことは、陳さんが単に知識が豊富というだけでなく、
本当に獺祭に惚れ込んでいるということと、
獺祭がナンバーワンの日本酒だという事実からくる自信です。
この2点に、親しみを感じられる陳さんの人柄、話し方が合わさり、
とても大きな説得力が生み出されて、伝わってきます。

私も陳さんを見習わせていただき、まずは自分の個性・人柄の特徴を掴み、
そして、自分の心からの思いを大切にし、伝えられるような人間になります。


《本当の質》
私は日本酒の香りは苦手でしたが、本日飲ませていただいた獺祭の香りは、
他の日本酒とは全く異なっていました。

陳さんのお話では、獺祭の製法は、教科書通りの一般的なものですが、
極力機械に頼らず、細部まで人の手により、
徹底したこだわりを持ってつくられています。

また、海外での日本酒事情についても、お話をしていただきました。
欧米では日本酒の人気は高まっており、
獺祭も、こだわりを持つお店を中心に扱われています。

一方台湾では、大手の会社が質が低い日本酒を輸出したため、
日本酒そのものが避けられるようになってしまいました。
そんな台湾の人でも、陳さんが獺祭を出して飲んでもらったところ、
他の日本酒とは全く違うという評判を得ることができたそうです。

食に関してはでは特にそうですが、感動を呼び起こすほどに質が高い商品は、
一度試してもらえば、長く深く愛されて残っていくということ、
そのためには、
細部まで手を抜かずに徹底してこだわっていく事が大切だと学びました。

From:野田貴生(山梨県出身、都留文科大学卒)JVU4期生

『日本No.1の日本酒を造っておられる素敵な台湾人』

今回は、日本ベンチャー大學1期生の陳さんに、
これまで御経験された事を話して頂きました。
陳さんは現在、旭酒造株式会社で営業のお仕事をされています。
扱っている商品は日本酒『獺祭』のみ。
取り扱い商品は1点ですが、大吟醸で作られたお酒の市場ではダントツNo.1で、
年130%の成長を続ける『化け物』会社です。

自分は、日本酒について無知なので、お酒の種類である
大吟醸という単語の意味から教えて頂きました。
大吟醸とは、米を50%以下まで削ったものだそうです。
削ることで、米の真ん中にあるおいしい部分だけをお酒に使うことができます。
獺祭を試飲させて頂きましたが、すごく美味しいなと感じました。
今までの日本酒のイメージとはまるっきり違う味です。
陳さんもその味に惚れ込んで、入社を決意されたそうです。

今、旭酒造さんは、日本酒を海外に売り出していこうとされています。
現在の海外売上は10%のようですが、50%にあげていくと意気込まれています。
輸出先の第一候補はアメリカ。理由は、日本食がブームだから。
潜在的な需要があるようです!
日本の文化である日本酒を海外の方が飲んで喜んでくれると思うと、
僕も嬉しいです。飲むお酒の種類が増えることは、
楽しみも増えるということですので、陳さんのお仕事はすごく価値のあるものだと思います。

陳さんの出身は台湾です。日本歴史や民族性が好きで、
日本に来られました。
凄く勉強熱心な方で、そして、肩の力の抜けた親しみやすい方です。
陳さんを見ていて、海外に行って、
陳さんのように皆から愛されながら、そして仕事でも成果をあげるためには、
受け入れることと、自分の立ち位置・居場所を定めることだと感じました。

●今からやること。
→自分にやってくる出来事を、受け入れて、自己成長に繋げる。




From:井浪康晴(京都府出身、鳥取大学卒)JVU4期生

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