東京校の講義レポート

平成26年(2014)【6月4日(水)】 リアル歴史学/呉正男先生(李登輝友の会理事・前信用組合横浜華銀理事長)

2014/06/04
9:30 新聞アウトプット
2面【新幹線輸出に黄信号】
 新幹線とからめて出来るビジネス
 新幹線の特徴
3面【猛暑 消費に着火】
 ・外に出して消費を促すには
 ・それでも外に出たくない人には
6面【アフリカ投資拡大】
 ・アフリカに投資する狙いは
 ・アフリカ側の受ける恩恵は
11:00 昼休憩
12:00 呉正男先生による講義
 ・不運と幸運の青春時代、遅れたために日本にいることが出来た
 ・87歳、健康の秘訣
 ・奥様との出会い
 ・生き延びるために必要なことは、群れること
---------------------------------------------------------------

●呉正男先生の講義
呉正男先生は、陳さんが偶然靖国神社の遊就館でお会いしたことで
お付き合いが始まったという。
横浜華銀でトップを務めた御年87歳になる台湾出身者。
87歳といってもお元気そのもので、この1年風邪を引いた覚えもないというほど。
毎週ジョギングやトレーニングを欠かさず、やりすぎないようにむしろ
セーブしているそうだ。日本軍人というのはやはり私たちとは別次元にいるのかもしれない…。

呉先生はお話の中で、何度も「一見不運に見えることのおかげで、
こうして日本で生きてこられた」ということを強調されていた。
呉さんの青春時代は、旧制中学の受験に失敗したことで日本に留学することになり、
特攻兵に志願したが容れられなかったことで戦死を免れた。終戦後、
ソ連に抑留されたことで中国の国共内戦や台湾の二・二八事件などの動乱に
巻き込まれずに済み、日本に帰国後大学に遅れて入ったことで
大陸に夢を求めて渡ることもなく、というようなことの積み重ねだったのだ。
そうであるから、彼は実はラッキーだったのだという。

物事はすべて捉え方次第といわれるが、呉先生のような
「運が良かった!」という見方を心がけることが、
活き活きと前を向いて成長していくために必要なのだと思う。

そうはいっても、戦中戦後の体験では生半可ではない苦しみを味わったのだが、
下宿先のおばさんやその親戚の女の子のことを思い出し、
「あの人に会うまで死んでたまるか!」という一心で乗り切って来られた。
他にも、呉さん自身が可愛がられるタイプで、周りの助けを得ながら
生き抜くことが出来たとも仰っていたが、根本にそういう「想い」を
強く持ち続けたこと、決して諦めなかったことを見習わなければならないと感じた。

呉さんは奥さんとの出会いや、当時珍しかったパチンコのアルバイトなどの
質問にも気さくに答えてくださった。
最後に、「群れること」すなわち友達をたくさん持つことが生き残る秘訣だ、
と教えて頂いた。困った時にお互い助け合えるような友をどんどん作っていくことも、
今後しっかりやっていこうと思う。
私がもし87歳まで生きることがあったら、この呉さんのように溌溂とした
87歳でありたい。その様に感じさせる方であった。

From:須藤雄介@東京校6期生(群馬県出身、早稲田大学卒)
--------------------------------------------------------
●呉正男先生による講義
・愛国少年
呉先生は、昭和19年の4月に陸軍特別幹部候補生を志願する。
呉先生は、実は斗六小学校で4年、5年、6年、高等科一年と4年間、
剣道をされていた。その時は既に活発な愛国少年(日本)となっていたといいます。
その当時から日本という国を好きでいたことに驚きました。私も他の国が好きと
思えるように一度は海外に短期間でも住んでみます。

・群れることが大事
呉先生の話の中に群れることは、人を成長させると仰っていました。
私なんかは特に人と群れることが不得意な性格なので、最初はどういうこと!?と
思いました。しかし、決して悪いことではなくて人とのコミュニケーションや
新しい情報を入手するなどの意味で言っていたのかな、思いました。それは、
私にとって必要なスキルである。なので、時として群れるようにしていきます。

・愛は生きる希望になる
呉先生は、終戦の時にソ連に抑留されました。そして、カザフスタンへ
連れてかれました。そこでは、労働力として働かされ苦しい思いをしました。
さらに、マラリアを発病。それでも、下宿先にいた女の子をふと思いだし、
もう一度会いたいというモチベーションでなんとか日本に帰ることができたと聴きました。
そんなお話しを聴くと、愛はもちろん、様々な欲求を常に持つだけでも生きる目的に
なるのだなと思う。そんな考え方を私もしていきます。

・幸運を感じられるのは不運を知ったから
呉先生は、中学受験を2回不合格となり、志願入隊して機上通信士になったが
ソ連に抑留され、国籍を詐称し5年遅れの復学等と決して幸運だけでなく、
多くの苦労を経験していることが結果として幸運に恵まれたのだと感じた。
要するに、苦難を乗り越えた人に幸運が与えられることなんだと思い、
このベン大で多くの苦労を経験して、ゆくゆくは私も幸運な人生と歩めるようにします。

From:嘉形俊輔@東京校6期生(山形県出身、山梨学院大学卒)
--------------------------------------------------------

●『強運な台湾人青春』
過去の不運な出来事も前向きに考えて、幸運だったと思って前向きな姿勢で
いることはなかなか真似できないことだと思いました。また、
シベリア抑留の際、諦めそうになった時に日本に居る寮の女性や女の子のことを
思い出して絶対にまた、会うことを夢見てシベリア抑留に耐えたという
ことを知り、つらい時でも諦めないければ物事はうまくいくのだと學びました。

From:柳沢一磨@東京校6期生(神奈川県出身、帝京大学卒)
-------------------------------------------------------

コメント

コメントはありません
カテゴリ
1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30
最新エントリ
最新コメント
ブログリスト
授業 時間割 | 東京校ブログ | 大学生・既卒生の就活・起業支援や人間力を鍛える志塾、JVU・日本ベンチャー大學
授業 時間割 | 東京校ブログ | 大学生・既卒生の就活・起業支援や人間力を鍛える志塾、JVU・日本ベンチャー大學
授業 時間割 | 東京校ブログ | 大学生・既卒生の就活・起業支援や人間力を鍛える志塾、JVU・日本ベンチャー大學
授業 時間割 | 東京校ブログ | 大学生・既卒生の就活・起業支援や人間力を鍛える志塾、JVU・日本ベンチャー大學