東京校の講義レポート

平成25年(2013)【10月2日(水)】  教育問題を考える/高瀬拓士先生((株)日本コンピュータ開発 相談役最高顧問)

2013/10/02
●学んだこと
大学に入る目的が勉強ではなくなってきている」ということだ。
私も大学に勉強してやるんだ!という意識はあまり持たずに入った。
今いる環境が何のための環境なのか?
しっかり考え、今の環境を無駄にしない様にする。

今の人は「考えることをしない」というお話で、
確かに、豊かになって今、与えられているものに、何も疑問を抱く事がない。
すべてを鵜呑みにするのではなく、自分で調べてみること。
周りがオッケーだからと安易に流されないようにする。

良い就職とは、好きな点があり、嫌な点が我慢できる会社であること、と言われた。
遊びではないのだから、全て大好き、ということは難しいだろう。
就職は人生であるので自分にとって大事な点は何なのか、改めて考えてみる。

From:牛島知之@東京校5期生(熊本県出身・熊本県立大学卒)
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●将来のために
「公」のために理想を掲げて、それを実行する。
この世の中に、一体どれだけそれができている人がいらっしゃるのだろうか?

高瀬先生のお話は、革新的というよりも、誰もが納得できるようなことが多いと思う。
しかし、みんなそれを思いつかないし、実現するのは相当難しいだろう。

今回のテーマは教育だった。
社会人の70%は会社勤め。
社内での教育が影響し、それが家庭はたまた子ども教育に繋がる。
現代、多くの会社は、ただ企業戦士を育てる場になってしまっている。
高瀬先生は、まずご自身の会社教育から徹底し、理想の社員や
会社に育てることをされているという。
さらに多くの若者に伝えるために、先日、書籍を出版され、講演も各地で
精力的に行われている。

先生のお話は、マシンガンのように迫力があり、まだ目覚め切っていない
心が揺り動かされる思いがする。
お話の内容は本でも読むことができるが、生の講義で感じることに
大きな価値があったと思う。
ありがたい。

せっかく生まれてきたのだから、私も公に尽くすことができる人間になりたい。
そんな将来のために、今はベンチャー大學で基礎力と人間力を身につける。

●食
ベンチャー大學で米の炊き出し、給食が新しく始まる。
人間の三大欲求である、睡眠欲、性欲、食欲のうち「食欲」だけでも満たす。
お腹が空いていると、人間は精神的に弱くなる。
ご飯はしっかり食べるべき。
当たり前のことかもしれないが、その分だけ大切なことだと思う。

給食のような形にすることで、わくわくする気持ちが芽生え、
おかずの持参や交換など、様々な効果が生まれる。
インパクトもあるし、いいアイデアだと思う。

今回、生まれつつある文化を発展させ、自分のこれからの食生活にも繋げていく。

From:佐藤洋一@東京校5期生(神奈川県出身・玉川大学卒)
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●高瀬拓士先生講義
この講義を通して、
考えることがいかに大切かを感じた。

現在の日本の教育では
考える機会がなくなり

それによって未成熟な若者がどんどん増えている。

自分だけが良ければという考えがはびこり
そういった中で現在の教育は何も変えることができていない。

企業は、お金を稼ぐことを目的とし
企業内教育も、そのための企業戦士を育てるものとなり、
そこで育った大人は、家庭に帰っても当然変わらず
家庭内でのこどもの教育も立派な教育とは言えず
さらには学校の責任ばかり追及する親になってしまう。

そういった中で企業がいかに社会教育を行うか、
経営者がいかにその自覚を持つかが大切か、
というのがとても心に残った。

経営者は利益を上げ社員の生活を守るだけでなく
社員が立派な人間になるよう責任を持ち
それによって家庭や子どもの教育にも影響を与える。

日本を変えるのは経営者なのであると改めて感じた。

From:大森俊通@東京校5期生(東京都出身・琉球大学卒)
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●講義の気付き
・大学教育
遊び場になりさがってしまった。
誰でも、入れるようになり、
勉強する意欲も目的もなく、
何となく入って、時間を無駄にする。
自分が何の為に、行くのかを考え、
目的を持って進めば、どんな事だろうと、
良い結果を出る。

・良い就職とは
自分にとって良い就職とは、なんなのか?
大手に入る事なのか、公務員になる事なのか、
これらは、安定を求めているだけである。
ただ、大きな会社、場所に入れば安心の
時代は終わった。
これからは、自分で自分の
居場所を作る、時代が来ると私は感じた。

・起業できる人になる
ただ、起業するのならば、誰にでもできる。
起業が出来る、金儲けだけでなく、
社会に良い事、相手に良い事をして、
誰かから、必要とされる企業を作る。
自分も、社会に必要とされる場所や、
人を育てる事の出来る、
経営者になるため、頑張ります。

・クレーム
何度でも直接、会いに行き
事情を説明し、ちゃんとクロージングをかける。
それを行なわなければ、悪い噂がいつまでも流れ、
周りや、他の人たちにも悪い雰囲気が出てくる。
クレームをどう処理できるかで、
社会人としてのスキルが
問われる、応用力をつけなければならない。

・全体として
挨拶や合図のテンポが
まだまだ弱い、
タイムキーパーとしての役割も、
ちゃんとこなせておらず、
講師の方や、相手にとって
自分はどう映るかといった
周りを見る事が、まだまだできて
いない。
全体を把握できる能力を
身につける為に、どうすれば良いか
考えて行きます。

From:高岸知広@東京校5期生(兵庫県出身・金沢学院大学卒)
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●【企業は最大の教育機関】
大学までが教育の場ではない。
むしろ社会に出て、組織に入って、実践を行うことこそが最大の教育となる。
高瀬先生の会社では、とくに教育には力を入れているそうだ。
お金をかけているというわけではなく、初めからOJTを採用されている。
ただイスに座って、知識を吹き込むというやり方は、大学までで良いのである。
そして、営業という職種がなく、全ての社員が営業兼技術者。
入社当時は何もわからない人でも、自分で考え、試行錯誤することに
よって、すぐに成長すると言われた。
これは「どこへ行っても一人でやっていけるため」だそうだ。
本来の教育というのは、こういったカタチであると感じた。
頭でっかちの知識がある人ばかり集めても、実践で通用しないと
何の意味も無いのである。
先生はいつも、「当社の常識は、他社での非常識」と公言されている。

From:南出浩@東京校4期生・実行生(大阪府出身・桃山学院大学卒)
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●自分で考える習慣
今の教育には様々な問題がある、高瀬先生は大学に入る若者達について
説明して下さった。
「なぜ大学に入るか?」よく考えて決めた人は少ない。
親が言うから、会社が受け入れてくれないから…もう社会全体が
そうなっている。もし自分の将来が決まっていたら、
自分の大学につぎ込むお金は、もっと有効活用出来たのではないか。
そう考え違う道を行こうとする人は少ない。
大学は、何個も無意味に大学を作り、儲けようとしている。
日本社会全体が、大学卒業というレッテルが
まるで社会人へのパスポートみたいになっている。
自分自身の将来を、もっと考える習慣を身に付けなければ、
周りに流されて生きてしまう。だから人から言われないと動けない
指示待ち人間や、ハウツー本に頼る大人が多くなる。
「世の中のハウツー本は読むな! by高瀬先生」
ハウツー本を読むという行為も、
私達が自分で考える習慣を無くしているものだと
改めて気付かせて頂いた。

●他人のせい
親は子どもに、良い大学へ行かせようとしている。しかし、
親自身が"良い大学"の意味を実は考えていない。
かつては「大手企業」「公務員」が良いとされてきた。
それらの言葉を象徴するのが「安定」という言葉だ。しかし今の時代、
公務員の給料はカットされ、大手企業であっても倒産の危機を迎える。
いつまでも親がそう思い続けている方が多いから、子どもにも
(親の考える)良い大学に行かせようとする。
学歴をおいて今の時代、何が求められているだろうか。
1つは何が来ても対処できる人間力、1つは勉強をおろそかにした私達に
必要な基礎学力と高瀬先生はおっしゃる。会社が倒産しても、
国の借金が膨れ上がっても他人のせいにしてはいけない。
自分達で何とかしなければいけない。

●アメリカ式の経営をそっくり真似るな
「日本にアメリカ式経営は合わない!日本式経営は良い所が沢山ある」
と教えて頂いた。歴史を見て明治維新後と戦後を比較すると、
外国の文化の取り入れ方に違いがあると高瀬先生はおっしゃる。
明治維新が起きた時は、西洋の文化を取り入れる時に、
日本の良い所を残しつつ取り入れていった。
これを「和魂洋才」という。それに比べて、最近は竹中平蔵が
グローバリゼーションと言い、日本をシンガポールの様にしようと
言って日本の良い所を全部壊し、アメリカのやり方を取り入れた。
これを「無魂米才」と高瀬先生は言われる。
日本が金儲けの成果主義に走ってている。しかし、
長年続いた日本式経営には良い所が沢山ある。
1つは終身雇用制、1つは年功序列制、1つは社員も家族的経営。
育ててきた社員が、退職までずっと働いてくれるのは会社にとって
嬉しい事だ。海外の方は、会社が危なくなったらすぐに転職するなど、
自分さえ良ければいいと考える。
年功序列制は、年に応じて給料が高くなるという事は、
給料に見合っただけの仕事が出来ている証拠。
その制度が悪いのではなく制度を適用できる人が居なくなっただけ。
家族的経営は、会社が社員を家族の様に接してくれるので、
社員も会社に対して困った時自分が何とかしようという気持ちで
働いてくれる。
アメリカ式のやり方をそっくり真似てはいけない。日本の良い所は残し、
アメリカの良い所を真似る、和魂洋才の精神でいないといけない。

From:小林諒也@東京校4期生・実行生(北海道出身・公立はこだて未来大学院卒)
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●【考える】
考えることをさぼっていた自分に気づきました。

なんのために大学に行くのか?
なんのために就職はするのか?
なんのために起業をするのか?
高瀬先生は、考える大切さを力説されます。

日本は、戦後、大国アメリカを見本として、経済大国になりました。
アメリカという答えだけ見て、経済発展してきました。
しかし、世界一恵まれている国とも言われるようになった日本に
住む日本人は、心が豊か?

自殺率が、韓国についでに2番目に多い国日本。
地方では、過疎化が進んで次々と限界集落が出来ている。
最高学府の大学生も、遊びに大学に行っている現状。
何かが間違っているから、こうなりました。

高瀬先生は、「考えなさい」と言われます。

経済発展を求めるのは正しいのか?
経済発展の過程で、失ったものや捨ててしまったものがあるんじゃないのか?

考える事をやめたらもう終わりです。
考える事が、そして意見を発信して交わわせることが大事。

From:井浪康晴@東京校4期生・実行生(京都府出身・鳥取大学卒)
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