東京校の講義レポート

【平成25年3月1(金)】 『若大将の社長学』 藤本将行先生(協電機工株式会社 代表取締役)

2013/03/01
《まず自分》
2日間に渡って、日本ベンチャー大學熊本校を運営されている

協電機工の藤本将行社長に講義をしていただきました。

まず、企業経営の前に家族経営があり、
さらにその前に個人経営があるというお話がありました。

自分や家族の段階でできないことは、
より多くの人が集まる場面では尚更できないことなので、
社会人として実力を高めるために、まず自分の身の回りをより良くしていきます。

《現実・現場》
協電機工では、5年間、大卒の新卒採用をされてきました。
実際には、学生時代にどんな経験をしても、どれ程優秀でも、
社会に出ると必ず壁に当たります。
それを乗り越えて、若くして責任を任されている人もいます。

また、藤本社長のお話の中で、
日本ベンチャー大學では、一般の学校とは異なったことを学び、経験しますが、
それで他の人より偉くなったと勘違いをしてはいけないというものがありました。

知識の有無に関わりなく、何事もまずは現場に出て学ぶことがなければ、
自分の将来に意味がある学びにはならないと感じました。

《クレーム》
藤本社長は、クレームについてもお話をされました。
クレームには、社外からのものと社内からのものの2種類があります。
どちらも、必ず発生するものです。
社長や幹部には、クレームの情報は、
黙っていては殆ど上がってこないということでした。

協電機工の事例から、
クレームは、どのようなものであっても共有するという仕組みと、
速やかに報告した場合は罰さないなど、
心理的にも報告しやすい環境を作ることの2つの点が重要だと学びました。

また、問題点が少ないから喜んで終わり、ではなく、
実際には隠れているだけなのではないかと、
数字の性質を理解し、疑ってみることも大切だと感じました。

《リーダー》
藤本社長の講義から、
組織のリーダーに求められる能力は何かということを学びました。

組織をより良くしていこうという意欲と、そのための方針がまず必要ですが、
それだけでは、組織の他の人には影響を与えることができません。

様々な人がいる組織では、粘り強く待つこと、
責任の所在を明確にし、リーダーが決済した事について責任を取ること、
成功・失敗に関わらず、
まずは部下に労いの言葉とお礼をするといった人心掌握など、
成功するリーダーには人間性も必要だということを学びました。

From:野田貴生(山梨県出身、都留文科大学卒)JVU4期生

・仕事に人をつける
人に仕事をつけない。仕事に人をつける。
どういうことかというと、人に仕事をつけるということは、
その人しか仕事がわからず、その人が何らかの都合で不在だと、
仕事ができなくなる。
なので協電機工さんでは人事異動を多くし、仕事に人をつけるようにしている。
以前小山社長の講演で仰っていたのはこういうことだったのか、と
協電機工のリアルな話で教えていただいた。

・藤本社長の器
講義中に藤本社長の器の大きさを感じた出来事があった。
社員から、学校の空調設備工事の落札で他社に負けたとの連絡が入った。
2000万円以上の大きな工事のことなので、私のイメージでは、
社長が関わった社員に激を飛ばすイメージだったのだが、藤本社長は違った。
金額を最終決定したのは自分だから、この責任は社長自らにあるとし、
その案件に関わっていた社員に対し、みんなの頑張りをふいにしてしまい
申し訳ないと、社員を労っていた。
藤本社長の器の大きさ、そして、藤本社長の社長像を感じた。

From:松田崇義(千葉県出身、慶應義塾大学卒)JVU4期生

『セル研の映像』
講義の最初に武蔵野さんの
セールス研修の動画を見せていただいた。
私も参加させていただいたものだったので、非常に懐かしくも(?)感じた。

特に、ロールプレイングの動画の時は、思わず熱くなってしまった。
あの時の空気は当時者でないとわからないものだが、
相当熱いものだったのは確かだ。
この経験で自分自身の殻を破ることができたのは絶対に間違いない。


実際の社会人生活でも自分の殻をどれだけ破れるかが鍵を握るはずだ。
あの時の経験を忘れず、営業でも活かしていこうと改めて感じた。


『新しいことをやるには』
新しいことを始めるには、リスクが必要になる。
例えば、飲食店等を選ぶ時、鍵になるのは人である。
お店の中を外から見たときに、笑顔でキビキビとやっているところと
無愛想でダラダラとやっているところでは、差は歴然である。
では、入りやすいところにするにはどうすればいいかというと、
自らが辛い思いをして接客することである。
藤本社長もおっしゃっていたが、
自分にとっては嫌なことかもしれないけど、
お客様からしたら、それが気持ち良いにつながっていく。
自分が率先してリスクに飛び込まないと、満足度は上がらない。
積極的な姿勢を見せ、信頼を勝ち取っていく。


『いくら勉強しても・・・』
勉強することは、この上なく大切なことである。だが、社会に出れば、話は別だ。
小学から大学まで勉強し、人によっては大学院に行き、
さらにはベン大で学ぶ人も中にはいる。
ただ、社会で必要になってくるのは、経験に尽きる。
(新卒の場合はこれから経験していく話ではあるが…)
どれだけ学生時代に勉強をしても、苦労をすることには変わらない。
ましてや現場に行かないと分からない世界だ。
これからどんどん経験をし、今までにはできなかった学びを通し、成長していく。


From:安齋義仁(福島県出身、いわき明星大学卒)JVU院生

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