東京校の講義レポート

平成24年(2012)【7月6日(金)】 斎藤幸一先生(温故学会 理事長) 『塙保己一記念館』

2012/07/05
09:00 渋谷駅 集合
09:20 氷川神社到着、朝礼開始
10:00 朝礼終了、アウトプットの練習含め念入りに
10:05 移動、國学院大學前の広場で新聞アウトプット
    13面:オリンピック、ロンドンの次へ 
    発展途上の国のオリンピックの方がスポンサーの出資額は大きい
     2面:家電量販店、ライバルはアマゾン
     ネットを介して購入の時代、アマゾンが最大のライバル。
電気店は業界外でも組むべきでは?
     3面:レジャー施設、消費強く
     レジャー施設が復興後の自粛反動、景気回復感により消費が強い。
11:00 御昼ご飯、学食に向かう
11:45 集合、塙保己一資料館へ
11:50 講義開始、講師:齋藤幸一さん
    塙保己一という人物について
    江戸時代にたくさんの和学に関する文献を
    版画にして残した人、7歳から目が見えない人だったが、
    それでもすごい勉強家であり、尊敬されていた。
14:00 講義終了
14:10 終礼開始
14:30 解散
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●来日したヘレンケラーが真っ先に会いに行き尊敬した人物
塙保己一先生は七歳の頃から目が見えなかった。
しかし、彼は素読によってさまざまな書物を学び全て覚えてしまう。
国学、和学を徹底的に調べ上げ、
大量印刷できるように版画を作り後世に伝えていった。
先生がいなければ日本の歴史・文化は正確に伝わっていなかった、
もしかするとなかったかもしれない。
目が見えないにも関わらず何故ここまで出来るのか。
それは両親の存在が強いのではないかと私は思います。
伝染病の人たちを差別なく助けていった両親。
その自分を顧みず他人の為に行う生き方が
そのまま受け継がれているのだと思います。
すごく美しい生き様だなと私は感じました。
ヘレンケラーも日本に来て、まず神奈川県に来て
塙保己一先生の銅像に抱きつき神奈川で講演をしたという。
世界に誇れる人物です!

●徹底的にこだわる
目が見えない塙先生は講師が音読した内容を聴いて覚える。
一回聴いただけで覚えるのか?不思議に思い質問した。
塙先生は音読を聴く時、音読して下さる先生に徹底的に訊く。
特に文字にこだわる。
どの漢字を使うのか、どうしてその漢字を使うのか。
版画として残された資料にもそれは大切にしてある。
源氏物語、徒然草など原本のままの字、形にしてある。
誤字はそのまま、虫に食われた箇所は必ず不明にしておく。
本物、本質にこだわる先生なのだと感じた。

●松下村塾に似てる? 学校の学長兼先生であれ塙さん。
10ほどの人数で、授業ではなく議論をしていたという。
研究し議論しあいお互いに高めるスタイルは松下村塾に似ているなと感じました。
日本にとって重要な人、塙保己一先生。申し訳ない事に知りませんでした、
日本人でないヘレンケラーも知っているというのに…。
伝えなきゃいけない人が教科書から消えている。
こんな時代だからこそ余計に日本の重要な人物を知って、
伝えていかなければならないなと感じました。

From:藤井勇貴(名古屋学芸大学卒、三重県出身)@JVU3期生
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【障害をものともせず、自分の得意な分野を伸ばしたら絶対人の役に立てること】
あの有名ヘレンケラーのを救ったと言われる塙保己一先生だが、
彼の生涯では目が見えない事もあり、自分というのがどうやって
人の役に立てるか分からず、自殺をしようと考えた事もあって
大変悩み抜いた人生だと感じる。
彼の生き方をヘレンケラーがどう見たかは、"障害など足りない
部分があっても、自分の強みを伸ばせば人の上に立って人のお役に
大きく役立てる人物になれる"と希望を持たせた所にあると思う。
塙保己一先生は、目が見えない中でも"記憶"という部分で才能を
伸ばし、聞いた書物を全て耳で聞くだけで覚えていった。
その後どの学者よりもものを知っている人物となり、"正確で公平性
のある"失われてはいけない、日本の過去の文献を集めた"群書類従"を発刊する
出版者としての立場になったり、今でいう大学院の学長としての立場も立っている。
私達は五体満足で恵まれている、それなのにちょっとした事で
不平不満を言って、目標への具体的な行動を取らなかったりする。

【正確で公平性のある書物】
正確で公平性のある書物が残ることは、大切な事だと感じた。
尖閣諸島など多くの日本の領土が日本のものになっているのも、
塙保己一先生の正確で公平に書かれた書物のおかげだと聞く。
どうしても幕府が編纂させた書物とかは、彼等の都合の良いように
書かれてるから、私達は疑いの目を持って見ていかなければならない。
それが領土問題になったら歴史をずっと研究した塙保己一先生など貴重な文献が
必要になってきて、そこに来て塙保己一先生の残した本の大切さが分かってくる。
私は先生の話を聞いて、現代ではウィキリークスがある事を思い出した。
どんな言いがかりを別の国からされても、正確で公平性のある文献がある事で
理論武装出来るわけだから、彼の成果というもので国防ができるという点で
非常に偉大な事をした人物であると感じた。

From:小林諒也(公立はこだて未来大学院卒、北海道出身)@JVU4期生

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