東京校の講義レポート

平成24年(2012)【1月7・8日】 『松下村塾合宿』

2012/01/07
1.自分次第
今回の合宿を通して一番感じたこと。
それは、結局のところ、やるかやらないか。
それに尽きると感じた。
決して都会とは言えない、萩という地でなぜあれだけの著名人、
歴史に名を残す人物が生まれたのか。
それは確かに松陰先生の存在が大きく影響しているとは思う。
それは確実だ。
しかし、果たしてそれだけだろうか。
私は少し違うと感じている。
自分がこの世に存在している意味、自分は何を成し遂げたいのか、
そのようなことを自分の頭で考える。
そして、そのことを明確にしたのなら、
今度はどうしたら達成出来るのか、なぜ達成したいのか。
このことを、他人の力を借りながらも自分の頭で考えること、
そして自分の意思で行動することがなによりも大切なことなんじゃないかと感じる。
人は他人の力を借りながらでないと生きていけない。
しかしそんな中でも、肝心のところは自分の力で開拓していかなければ、
人生最後のときを満足した気持ちで向かえられるとは、私は思えない。
そんなところからも、松下村塾から学ぶべきものは、たくさんあると感じる。

2.行動あるのみ
黒船に乗り込む。
これが松陰先生の行動力を現す最もわかりやすいエピソードだろう。
それだけ松陰先生は、"行動する"ということを大切にしていた。
考えることは誰にだってできる。
知識を詰め込むことだって誰にだってできる。
しかし、それだけではただの学者、評論家になってしまう。
私は決してここで学者、評論家を批判するつもりはない。
ただ、それだけでいいのか、という疑問が私にはあるということ。
頭だけを動かすのではなく、足を動かし、手を動かし、目を動かし、耳を動かし。
そうやって、五感をフルに活用することが志を達成することに大変重要なのではないだろうか。
行動することで、初めて知識から知恵にかえることが出来るのではないか、と今回の研修で感じることが出来た。
行動しないことには、失敗も成功もうまれない。そのときの環境を自分の力で変えることは出来ない。
まずは行動することだ。
しかし、そこにある程度の知識は必要だ。
それも正しい知識が。
その点からいえば、最近の極端な左寄りの教科書には疑問が大いにある。
これは山近社長に教えていただいたことなのだが、どうも最近の教科書はおかしいらしい。
これでは、行動するしない以前の問題である。
土台作りを失敗してしまえば、先の人生が厳しいものとなってしまう。
そういった点から、教える立場の役割というものは、大変大きなものだろう。

3.執念
松陰先生からは、信念というよりは、それをはるかに越えた執念さえ感じられた。
それは真にお国のことを考えた結果からくるものだと感じる。
最初から最後まで、お国のことを憂いていた。
そんな気持ちを感じたからこそ、塾生たちが松陰先生の意志を受け継ぎ、
見事に明治維新を成し遂げることが出来たのだろう。
そういった周りを巻き込むということ。
それができるのは、誰よりも真剣に何かを想い、ときめいていること。
芯を曲げない強い意志を持っていること。
それが何よりも大切なんだと、研修を通して改めて感じた。
想い続けるということは、簡単なことのようで簡単ではないと思う。
しかし、だからこそ、そこに大切な何かがあるのだと感じた。

From:芳賀淳(城西国際大学在籍、福島県出身)@JVU3期生 
1.感激
→日本ベンチャー大學生として、初めての松下村塾合宿。
地元山口県の萩で志について学べることにとても誇り高かった。
今回、とても感激したのは上田宮司のお話を聞かせて頂けたこと。
梅地先生のお話を聞かせて頂けたこと。
そして、松下村塾に上がらせて頂いたことだ。
私は、毎年松下村塾に参っているが23年目にして初めて松下村塾内に上がらせて頂いた。
とても感激だった。
私よりも長く、多く松下村塾に来られて、松下村塾に上がりたくても上がれない人は山のようにたくさんいる。
今回の貴重な体験を決して忘れない。
次回から松下村塾にくる時は、依然とは違った氣持ちで参ることになるだろう。

2.情報収集力
→松陰先生も情報収集をとても大切にされていた。
松陰先生の情報収集の主な手段は3つ。
①人に聞く ②本を読む ③現地に行く である。
特に松陰先生が大切にされたのは現地に行って人に聞いたりすることだ。
これは、インターネットが普及した現代でも変わらない。
不偏の真理だと思う。
インターネットが普及した現代だからこそ、実際に行く人がもしかしたら少なくなっているかもしれない。
差をつけるためにも、実際に行くことでの体験や学びを大切にする。
そうすることで自分にしか発信できない情報や学びを増やし、ブランド力をアップさせる。

3.才能とは
→才能とは努力する姿勢である。
今回の合宿を通じてそう感じた。
松陰先生は努力家で文字通り寝る間も惜しんで勉強した。
お金と時間をかけて勉強した。
松陰先生はもともと天才と呼ばれているが、その裏には尋常でない努力がかれている。
そういった努力を私も学び、実践できるようにする。

From:小田和浩(富山大学卒、山口県出身)@JVU3期生 
■公のために生きている。
松陰先生の価値観の根本には公のため、藩のためにがあった。
東北へ行くために脱藩したのも外国の情報を知るためだった。
この「公」という価値観は幼少の頃に玉木文之進によって骨まで沁みたものである。
蚊を払う事すら私事であるというスパルタが作り上げたモノだ。
現代にはここまで公に対する貢献がある人はいないだろう。
そもそも歴史上を見てもいないのではないだろうか。
松陰先生が多くの人から尊敬の念を集めたのは私を超えた公への信念があったからこそだろう。
罪人と言われようが、家族がその責任を受けようが松陰先生のようになりなさいと言われる人だったのだ。
僕が学んだのは利他で行動することです。
人のため、周りのため、相手のため、何かのために一生懸命することを耐えず実践して
将来優れたリーダーになる。

■周りの能力を開花させる。
松下村塾の周りに住んでた人が塾生として松陰先生から学ぼうとして集まった。
驚くべきは半径2キロ圏内に現代にも名を残す方が多く住んでいたことだ。
普通の街では一つの街に何人も偉人を排出することは稀である。
大抵の街には1人いるかいないかの確率である。
それが萩では高杉晋作、桂小五郎、伊藤博文はど、
明治維新の立役者が数多く存在しているのだ。
そしてその大半が松下村塾の出身者である。
これは塾の学びが自学自習にあることと、実践をすることを大切にしていたからだろう。
全員が才能があって優れていたわけではないと言う。
不可能と思われようとも行動すること、人の何倍も努力することでスキルを磨く事をし続けたからだ。
そして一番は若者を熱く燃え上がらせる松陰先生のエネルギーがあっただろう。
必ず出来ると信じてやり続ければ必ず達成できるのだ。

■歴史を正しく認識する。
僕らがやってきた歴史はかなり偏ったものであった。
日本が嫌いになるようなこと、日本人が悪いと刷り込むような内容が多かった。
しかし日本人が日本のことを悪く言うのはおかしい。
確かに間違っていた部分もあるかもしれない。
しかしそれ以上に日本には素晴らしい偉人たちがいた事は事実であり、
その方々が日本という国を作ってきたのだ。
公平な目で日本を学び、日本は何なのかを語れるようになってこそ日本人としての自覚が生まれる。
自虐的であるよりも、誇れる国なのだと自信を持ちたい。
時が経つと忘れ去られていくが、それを語れる人間として日本を良くするために行動していくのだ。

From:佐々木信(弘前大学卒、北海道出身)@JVU3期生 

コメント

コメントはありません
カテゴリ
1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031
最新エントリ
最新コメント
ブログリスト
授業 時間割 | 東京校ブログ | 大学生・既卒生の就活・起業支援や人間力を鍛える志塾、JVU・日本ベンチャー大學
授業 時間割 | 東京校ブログ | 大学生・既卒生の就活・起業支援や人間力を鍛える志塾、JVU・日本ベンチャー大學
授業 時間割 | 東京校ブログ | 大学生・既卒生の就活・起業支援や人間力を鍛える志塾、JVU・日本ベンチャー大學
授業 時間割 | 東京校ブログ | 大学生・既卒生の就活・起業支援や人間力を鍛える志塾、JVU・日本ベンチャー大學