東京校の講義レポート

平成23年(2011)【11月1日(火)】 一命『映画学』

2011/11/01
『狂言切腹』
狂言切腹は、映画の中でキーワードとなっていた言葉だが、
本来切腹を申し出て大名屋敷に押しかけ、
大名側が浪人に迷惑だから帰る様に促すため、
お金を渡すといったようなシステムだ。
病に倒れた妻子を助けるべく大名屋敷に訪れ、
狂言切腹を試みるも、本当の切腹に追い込まれた。
屋敷では武士としての形を重要視する考えで、情けは一切通用しない。
しかし、そういう思いで来た人のことを思いやることが
大切なのではないかという主張もあった。
武士なのだから、二言は許されない考えなのだろう。

From:安齋義仁(いわき明星大学卒、福島県出身)@日本ベンチャー大學3期生 
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■誇りと体裁。
武士は人を思いやる心も大事か、
それとも武士としての規律を遵守が優先か。
今回の映画で武士の生き様の矛盾を考えさせられました。
何があっても守るものは何なのか。
家族が病に伏せ狂言切腹を試みた結果
本当の切腹に追い込まれた若い夫。
そんな人を思いやるのが筋ではないかと必死で訴える義父。
それよりも武士として、あるいは将軍様のために
矛盾があろうとも形を頑なに守る武士。
両者にそれぞれの事情がある。
同じように確固とした信念がある。
正負に関わらず、どちらでも熱くなるものだ。

From:佐々木信(弘前大学卒、北海道出身)@日本ベンチャー大學3期生 
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今回の映画で強く感じたことは、武士というモノについてです。
戦がなくなり、平和になっていたあの世の中で、多くの武士が必要とされなくなった。
そんな時代の話でした。
武士として生きているように見せる、大きな武家。
武士でいられなくなり、家族をきずいた男。
この2つがキーポイントだと感じました。
この話を見ていて感じた大きな矛盾は、先ほども記述したように、
大きな武家が、武士としての心も持たず、武士として生き、
武士の心を持っていても、没落して、武士を捨てる人が出る。
働きたくても、場所が無かった。剣を捨てる道しかなかった。
本当にやる気のある人が、働くことのできない、という矛盾と
取り繕うだけの心と、本物の心。
武士とは、剣を持ち、城に仕えているから武士なのではない、強い心を持ち、
自分の大切なモノ、守るべきモノの為に、何ができるのか、
どういった言葉が言えるのか、が重要なのだと気づかせていただきました。
姿、形ではなく、「心」。
やはり、武士とはコレがキーワードだと感じました。
私も、この日本ベンチャー大學で、色々学ばせて頂いているが、
最近は心の成長も感じる余裕が出来てきた。
これで気を抜かず、ココからどんどん心を成長させ、まさに武士のような
強い心を持たなければいけないと学びました。
最後に、人間はたとえ仕事でも、家族や人を思う気持ちを忘れては、
立派な人にはなれないことも感じました。
もちろん、優先すべきは自分の家族だと思う、しかし、その人の気持ちを考え、
なぜ、そんな言葉を言ったか、なぜ、こんな行動をしたか、
を考える気持ちをなくしてはいけない。
そして、出来ることなら、手助けできるような人間になれるよう、成長します。

From:本間慶太(東京経済大学卒、東京都出身)@日本ベンチャー大學3期生 

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