平成25年(2013)【7月31日(水)】 京都修行3日目


神社の一室を貸していただき、笑顔溢れる二人。
(チーム口だけ脱藩組)
チーム:口だけ脱藩組
・宿交渉:10件、成果:成功(神社の一室に泊めていただく)
・お世話になった人:壬生寺の松浦さん(頂いたもの→お茶代1000円)
・回った場所:①壬生寺・・・壬生寺寺務所の松浦さんに新選組のお話を聞かせていただく。新選組を解く鍵は掲げていた「誠」の文字。土方歳三らは農民なので、武士への憧れが並大抵のものではなかった。武士らしくありたいという想いは武士以上だったかもしれない。色々な身分の混じった集団なので、素行が悪いことも多かった。(芹沢鴨だけでなく、近藤一派も)知識、教養などを担う者が必要だったので、山南敬介、伊東甲子太郎などの参謀が必要だった。また、江戸時代、壬生寺一帯は森のようになっていた。②八木邸 ③ラーメン日本一にて大食いチャレンジ ④梨木神社
・使ったお金:3360円(壬生寺のお墓拝観料 100円×2、壬生寺でいただいたお茶代 +500円×2、日経新聞代 160円、大食いチャレンジ代 2000円×2)
・活躍した人:牛島知之(宿交渉成功、去年の雪辱を果たすことができた)
・エピソード:大食いチャレンジをしましたが、失敗をしてしまいました。本気で成功させるつもりで臨みましたが、甘かったです。ベンチャー大學生としてはひどいことをしてしまったと思います。明日より、名前に恥じない活躍をします!
【新選組の武士道】
誠の字を掲げた新選組。彼らの身分は様々で、副長の土方歳三は
農民出身で、最後まで武士か農民か曖昧な身分だったといいます。
武士ではないがゆえに、武士よりも武士らしくありたい。
そんな想いが強かったのではないかといいます。もしかして
本当に武士よりも武士らしかったかもしれません。
新選組ゆかりのお寺、壬生寺の寺務所でお話をたくさん聞かせて
いただきました。新選組の変遷、身分様々のごちゃ混ぜ
集団だということ、あの時代だからこそ生まれたというお話、
近藤勇一派などもやはり乱暴は働いたということなど。
ごちゃ混ぜの荒くれ集団だからこその、武士道もあったのでは
ないかと思います。新選組に関しては賛否様々な意見が
ありますが、学ぶ意義はあると思いました。
【大食いチャレンジ】
ど根性ラーメン2杯食べたら、ラーメン永遠無料というチャレンジを
しました。負けたら自腹です。リスクが大きかったので、
本気で成功するつもりで挑戦しましたが、まったく歯が立ちません
でした。考えが甘かったです。
しかし、ベンチャー大學生としての必死さが足りなかったと思いました。
これからは必死で行動して活躍していきます。
【宿交渉】
今回、牛島くんが成功させてくれました。中に入ってみて、
室内の温かさ、畳の気持ちよさを切に感じました。
野宿とは全然違いますね。本当にありがたいです。
2期生の先輩方が粘って交渉成功させたところだそうです。
明日の挨拶、お礼、掃除、それらすべてで恩返しをします。
先輩方、神社に感謝します。
From:佐藤洋一@東京校5期生(神奈川県出身・玉川大学卒)
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【壬生寺】
新撰組が拠点にしていた壬生寺にてお話を伺った。
今や全国的に有名な新撰組だが、少し前まではさほど知名度はなく、
近藤勇と沖田総司くらいしか知られていなかったそうだ。
そんな新撰組がなぜ有名になったかというと、アニメの影響が
大きかったそうだ。何のアニメなのかは聞けなかったが、
興味というものはそのようなところから湧き、
ブームにまでなるのかと驚いた。自分は少し固く考えすぎることが
たまにあるので、歴史などの導入をもっと軽いものにしてみる。
軽いものから入り、現地現場で学ぶ。これがベストなのかなと感じた。
【オリエンテーション】
大阪校の学生さんたちと合流し、簡単なオリエンテーションを行った。
やる気ばっちりという雰囲気で、わくわくしているのだなという
ことが伝わってきた。京都に潜伏していて最近きついな、
と思ってしまう瞬間がある。始めの気持ちを思いだし、
自分も楽しむようにする。今日から大阪校の人たちも京都に
潜伏するが、先輩として見本になれるよう改めて気を引きしめてやっていく。
【宿交渉】
寺や神社のチャイムを押すことに抵抗がなくなってきた。
話も割りと出来るようになってきたかなと思うが、
それでも断られる以上、やっぱり数を当たらなければ厳しいなと感じた。
断られた理由は防犯上の問題と、スペースがないというところが
多かったように思う。小さいところのほうが泊めていただけるの
ではないかと思ったが、必ずしもそうではないらしい。
今回なんとか泊めていただくことが出来たが、これは戦略ではなく
完全に相手方のご厚意だった。結局はそこになるとは思うが、
もう少し戦略を立てていく。
From:牛島知之@東京校5期生(熊本県出身・熊本県立大学卒)
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平成25年(2013)【7月30日(火)】 京都修行2日目
チーム:三本の矢
・宿交渉:訪問15件、成果:成功
・お世話になった人:大塚夫妻(シャワー、晩ごはん、サロンパス、アイスタオルなど久光製薬サンプル商品)
・回った場所:①建仁寺・・・日本の茶の始祖である栄西のお寺。②南禅寺・・・水路があり琵琶湖から水を引いている。③銀閣寺・・・足利義政か建て、東山文化を代表する建築物。
・使ったお金:690円(新聞160円、パンのみ30円、銀閣寺入場料500円)
・活躍した人:高田朝輝(パン屋を探し、パンの耳を売ってくれるところを見つけ調達してきた)
寺社を周りわびさびな庭園などを見て回った。ただ今回は回った
ところに詳しい人がいなかったりして、パンフレットなど
以上の知識を得られたとは言いがたい。やはり人から教わったことが
大事だと感じる。
この日の晩は大塚さんという方のお宅でお世話になった。
当初はシャワーをお借りするだけのつもりが、晩ごはんまでいただき
お土産までいただいた。なぜかを聞いていると自分達のような
年齢だとちょうどお子さんと近い世代とのことで、
子供もいろんな人にお世話になっているからという気持ちだったそうだ。
その後も子育ての話や自分達の親の話などたくさん話した。
その後ご主人もご帰宅され、久光製薬の営業課長ということもあり
お仕事の話などをうかがった。物流の話や薬のネット通販の話
などを聞けた。やはり製薬会社の人からすると、一類医薬品などの
リスクを軽くは見ていないようだ。年間で風邪薬などの身近な薬で
数人は死んでいるとのことで、やはり大量購入の危険がある
ネット通販の危険性は軽くは見ていないようだった。
その後家を失礼して、今日の宿である小屋で眠りについた。
From:大森俊通@東京校5期生(東京都出身・琉球大学卒)
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昨晩眠ったところは、想像と違い夜になると濡れて、体が冷え、
とてもじゃないが、眠れる場所ではなかった。
砂地の上で寝ていたので、体は楽だったが、結局、石段の上に移動した。
何事も、経験だ。パン屋さんで、サイカチの実をいただいた。
洗髪や洗濯などを昔の人は、これをいれたお湯の泡立ちでしていたらしい。
何事も、知ろうと思えば学ぶ機会があることの再確認ができた。
【宿交渉】 結果的には、民宿の休憩場を一晩貸して頂き、
半分は成功できたと思う。しかし、肝心の寺や神社は、すこしは、
反応が変わって来たとはいえまだ成功はしていない。
【大塚さん(妻)】 世間話の流れから、シャワーを貸していただける
こととなり、さらには、夕食をご馳走(ここ最近で一番のご馳走!)
していただきました。大塚さんからは、子育てをして、今どう
感じているか、これからどうするべきか自分達が、子供を授かった時、
どんなことがあっても、受け入れる。そういう姿勢を教わりました。
【大塚さん(夫)】 明日も早いということで、少しでしたが、
薬の販売について教えて頂きました。薬のネット通販や安売りは、
今まで、消費者としては、ありがたいのではと思っていた。
しかし、長い目でみれば、新たな薬の開発ができない、
第1類医薬品の撤退など、消費者にとっては不利益なことや、
別角度から見ることでアベノミクスの法案の矛盾点などを知ることが
でき、別角度から見る、一つの目線しか見ないことの危うさを
知ることができました。
From:高岸知広@東京校5期生(兵庫県出身・金沢学院大学卒)
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今日は京都の東側の寺を回りました。昨日と比較して案内所など
しっかりと設備のある場所が少なかったため、重要なお話など
侘び寂びのヒントになるような事は聞きづらかったというのが結果でした。
一方で生活面、食事やお金に対するありがたみをとても実感できる
一日でもありました。お金がない場合や少ない場合、当然ながら
満足に食べて行く事はできません。どうすれば無料や格安でつなぐ
事が出来るのか、試行錯誤や感謝を沢山しました。夕食は
高岸さんのお陰で大塚さんという夫婦の御宅でいただく事ができました。
子育ての話や製薬メーカーについての話など実際に経験していたり
働いている方達のお話は非常に共感出来るものがありました。
子育てに関しては私は子供が興味をきっかけだけを与えてあげれば
よいと思う。そのためには3歳までに活動的な性格になるような
教育が必要だろう。興味があっても消極的では良くない、
いざきっかけと出会えた時に動ける心の瞬発力を持てるように育てたいと感じた。
From: 高田朝輝@東京校5期生ダッシュ生(群馬県出身・北里大学4年)
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チーム:口だけ脱藩組
・宿交渉の数:訪問32件、成果:失敗
・お世話になった人:霊山歴史館の方
・回った場所:①霊山歴史館・・・会津がなぜ京都守護職についてしまったのかなど、武士道について学んだ。②京都霊山護国神社・・・京都霊山護国神社と、その周辺を整備し、霊山歴史館を作ったのは松下幸之助さん。坂本龍馬と中岡慎太郎のお墓がなぜ京都にあるのか伺った。③本能寺・・・なぜ織田信長は本能寺に行ったのか伺った。
・使ったお金:1500円(霊山歴史館と霊山護国神社にあるお墓の入館料)+500円(いただいたお金)
・活躍した人:佐藤洋一(いく場所を決めて方向を間違えず行動していた。彼がいなければ迷いまくっていた。)
【会津藩士の武士道】
松下幸之助さんが初代館長を務めていたという、霊山歴史館に行きました。
「会津の武士道」という特別展をやっていて、白虎隊、新島八重、山本覚馬を
中心とした会津藩士を学べました。「ならぬものはならぬものです」
から始まる什の掟は正義感あふれる会津魂の基本となるもので、
日新館教育の格の高さがわかります。松平容保公が守り抜いた、徳川に
忠義を誓うという家訓も大きいと学べました。新島八重のお話、印象的でした。
武士道を持った女性で、7発うてるスペンサー銃を片手に、女性としての
仕事もしながら戦ったといいます。また、八重は現代の茶道にもの凄く貢献
したといいます。茶道と武士道の繋がりも見えました。
【幕末志士の武士道】 日本の歴史を変えた人物で共通するのは、その時代の
考えや流れに囚われていないということです。それは幕末の志士たちに
特に表れています。日本は鎖国などはあったにせよ、最終的には日本という
枠を抜け、海外から技術を取り入れ、成長しています。それは多くは
武士の力でしょう。武士を公を守る精神と、培った知恵が、
さらなる発展を生んだのだと思います。坂本龍馬の柔軟な生き方、業績も
すごい刺激となりました。これからもっと勉強していきます。
また、この日学んで感じたことは武士は書や歌など、芸術とくくることが
できるものへの教養も高かったのだと気づきました。新選組隊士の歌も
たくさん残されていました。武士は感情を表に表せないので、それを歌に託す
といいますが、まさにその通りだとわかりました。茶道は元々武士の
たしなみだということもわかりました。意外な繋がりです。
From:佐藤洋一@東京校5期生(神奈川県出身・玉川大学卒)
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【霊山歴史館】
霊山歴史館にて会津藩や、幕末について学んだ。会津藩がなぜあそこまで
幕府に忠誠を誓うのかというと、三代将軍徳川家光の弟が会津藩に養子に出され、
藩主になったそうだ。その時作られた家訓が徳川家に忠誠を誓うという
ものだったそうだ。それを時の藩主松平かたもりが忠実に守り、誰もが、
部下まで嫌がった京都守護職につく決意をされたそうだ。その結果
新政府軍に倒されてしまうのだが、どんなに苦しく、困難なときにも決めたことを
守る。これが武士か、と感じた。
【京都霊山護国神社】
龍馬や中岡慎太郎のお墓がなぜ京都にあるのか疑問に思い、質問してみた。
すると、単純に京都の町でなくなられたからだそうだ。そこから話が広がり、
招魂社がなぜ護国神社に変わったのかなどさまざまなお話をしていただいた。
ちょっとしたことでも調べるより聞くことで思いもかけない情報が入るのだなと
学んだ。
もっと積極的に話を聞きに行く。
【宿交渉】
今回は昨日の反省をいかし、早めに宿交渉に入った。結果うまくいかなかったが、
その代わりなぜなかなか泊めていただけないのかその理由をお聞きすることが
できた。どうやら神社には、いきなり訪ねてくる人を泊めないようにとの
警察のお達しがあったそうで、寺は中国人が仏像などを盗み出すなどの
事件が増えており、警戒を強めているとのことだった。ただ、それでも
優しくしてくださった方はおられるし、去年も宿交渉成功しているのだから、
挫けず明日こそは成功させる。
From:牛島知之@東京校5期生(熊本県出身・熊本県立大学卒)
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平成25年(2013)【7月29日(月)】 京都修行1日目
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●1日の流れ:チームに分かれ京都中で修行
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7月29日(月) 15:00
夏の恒例行事、京都研修がスタート!
チーム:口だけ脱藩組です。
研修テーマ「武士道」

*メンバー*
佐藤洋一(左) ※リーダー。京都研修のためにボウズに
牛島知之(右) ※切り込み隊長。宿交渉に期待
春山恭平(途中参加) ※8/1より途中参加
・宿交渉の数→9件
成果→失敗
・お世話になった人→京都真武館道場の村上義雄代長
・回った場所
・八大神社 武道館
・八大神社
・一乗下がり松の決闘場
歴史の学び
・宮本武蔵が吉岡一門と決闘をした「一乗下がり松」に行きました。
・八大神社というところで武蔵は神仏に祈ろうとしかけましたが、
「我神仏を尊んで、神仏に恃まず」と考えて、祈りませんでした。
武蔵の武士道を学べました。
・使ったお金→20円(パンの耳)
・活躍した人→牛島
世界遺産に宿交渉
【新聞アウトプット】
17面「社員のSNSに「お願い」」
この記事は会社の社員がつかうSNSにガイドラインを策定している
企業について書かれている。
ガイドラインを作ったことはいいが、表現をソフトにしなければ
ならないことが残念だ。
今や軽々しくネットでなにでも呟いてしまう時代だ。ソフトな
表現で果たして効くのか?
禁止にする根拠となるものが存在しないことが大きいと思う。
強制ができないのなら、情報モラルを徹底的に学ぶ必要がある。
今後、そういうビジネスが力を持っていくのかなと感じた。
もっと若いうちからの教育と会わせて期待する。

↑初日に居合剣術道場を見学。気合いを肌で感じる。
居合や剣術を学ぶ意義などを聞く。

↑宮本武蔵が決闘したところである、八大神社に到着。
宮本武蔵が悟りを開いたという地。

↑宮本武蔵決闘の地で牛島。
→途中、寺二つを宿交渉するも失敗!晩御飯としてパンの耳を二つ買う。
一個10円。安っ!

↑鴨川の下にて野宿。
明日は必ず交渉成功します。
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チーム:三本の矢です。
研修テーマ「千利休に見る侘びさび」

*メンバー*
高岸知広(左) ※冷静な判断で活躍するかも?
大森俊通(中) ※リーダー。
高田朝輝(右) ※減らず口代表。野宿に耐えられるか
・宿交渉、30回、成果:失敗
・お世話になった方
天性寺の方。お弁当、桃などいただく。
・行った施設、学んだ歴史
西本願寺。
1630年代に茶の家元、薮内家に土地を与え
茶の師範とした。
政治的な立場にあった利休から
「お前はまともに茶ができてよいな」
と薮内家に手紙があったそうです。
しかし、実際本願寺など浄土真宗は
わびとは関係が薄い。
せいぜい本願寺の黒書院が数寄屋造りの代表とされるくらいである。
本願寺には秀吉の茶器や
信長の一文字茶碗などもある。
・使ったお金
0円
・活躍した人
高岸さん
弁当、もも等をゲットした。
早い時間から宿交渉。
東本願寺、西本願寺ともに失敗!当然だが…。
お寺の方から本願寺、侘び、藪内家との関係などの話を
聴かせて頂く。

↑高田6件、高岸10件、大森10件。
宿交渉は手分けしたが全滅!
とりあえず鴨川方面へ餃子の王将を求めて歩いてます。

↑中岡慎太郎の碑石が店の前にある、稲荷神社へ。

↑高岸君が1人宿交渉中に、上記場所で桃の2個、弁当・
タオルケットなどを頂きました。
責任者が不在ということで、泊めては頂けませんでしたが、
閉門まではどうぞ、とも言われました。
本当にありがたいです。

↑橋の下で寝る高田君。
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【一日を通して】
侘びの精神を学ぶため、東本願寺、西本願寺を回った。
当初は藪内家を見るために行ったが、しまっていたので、
両寺院で話を聞いた。東本願寺はあまり茶とも関係ないようだが、
西本願寺や藪内家と関係があるようだ。話を聞くと、
戦国時代の茶の政治的重要性について話してもらった。その後、
宿交渉をしたが30軒回っても見つからなかった。
やはり町に近いところではなかなかないそうだ。この日は
鴨川の橋の下で野宿することにし寝た。
From:大森俊通@東京校5期生(東京都出身・琉球大学卒)
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お風呂屋や病院、学校、会社などに宿交渉に行ったが、全滅だった。
伝える力が足りないと切に感じた。夜にご飯をどうするかと
歩き回っていたところ、いいお寺があったので宿交渉をしてみた。
夜だったせいか、責任者がいないと言われ、ダメだった。
しかし、タオルケットや桃、お弁当をいただいた。
また、何かを変えたかったら、私ではなく、他の人に親切をして
あげてと言われた。人は助け合いで生きているのだと感じた。
申し訳ないので、軽く掃除をさせていただき、お寺を後にし
三条駅近くの鴨川橋の下で眠ることにしたが、とても悔しかった。
From:高岸知広@東京校5期生(兵庫県出身・金沢学院大学卒)
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今日は15時から開始であったという事もあり、目当てのお寺に
回るよりも宿交渉がメインになったと思う。お寺や神社は
歴史に関する情報は多くても侘び、寂びに直接結びつく内容は
少ないようだ。一方、宿交渉であるが、見知らぬ人の家に
泊めてほしいと頼み込むのは予想以上に緊張した。
仕事であると割り切って飛び込むのもいいが、あくまで自分の
意志で交渉しに来ているという気持ちで挑みたい。が、今回は
行動と結果両方ともが伴わなかった。
まず求められるのは度胸だと思う。覚悟して打ち込む。
From: 高田朝輝@東京校5期生ダッシュ生(群馬県出身・北里大学4年)
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チーム:口だけ脱藩組
・宿交渉の数:9件訪問、成果:失敗
・お世話になった人:京都真武館道場の村上義雄代長
・回った場所:①八大神社 武道館・・・八大神社というところで武蔵は神仏に祈ろうとしかけましたが、「我神仏を尊んで、神仏に恃まず」と考えて、祈りませんでした。武蔵の武士道を学べました。②一乗下がり松の決闘場・・・宮本武蔵が吉岡一門と決闘をした「一乗下がり松」に行きました。
・使ったお金:20円(パンの耳)
・活躍した人:牛島知之(世界遺産に宿交渉)
【剣術の武士道】
真武館道場という、居合の剣術稽古を見学させていただきました。
体験希望だったのですが、「一日で武術はできない」と言われまして、
考えが甘かったと思いました。始まるまえに先生からお話を聞くことが
できました。
欧米にも剣道などのから武士道は伝わっているが、やっぱり形だけになって
しまっている。むしろ現代日本にもまだ根づいているということでした。
居合の稽古のようすも見せていただきましたが、とても緊迫した空気で、
武術の厳しさを学ぶことができました。
【宮本武蔵の武士道】
稽古が行われた道場は「一乗寺下がり松」というところでした。
そこはかつて宮本武蔵が京都の名門吉岡道場の一門あいてに決闘をした
ところだといいます。近くの八大神社は「宮本武蔵悟りの地」と
呼ばれていまして、次のような逸話が残っています。吉岡一門という
大人数相手に、さすがの武蔵も恐怖を感じたようです。
そこで決闘場近くの八大神社で神仏に祈ろうとしたのですが、
ふとこんな考えに至ったそうです。「我神仏を尊んで、神仏を恃まず」
そして武蔵は祈るのをやめたといいます。武蔵は見事決闘に勝ったのですが、
上の考えは武蔵の一つの悟りだといいます。
From:佐藤洋一@東京校5期生(神奈川県出身・玉川大学卒)
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【剣術道場】
居合道をされているところに見学へ行った。場所が思ったより遠く、
行くだけで二時間と時間がかかりすぎてしまった。
もっと計画的に行く場所を考える。危険なため体験はさせていただけなかった。
そして居合道で、社会に貢献する人を作るという理念のもと、
先生は無償で教えられているとのことだ。それでも熱心に教えられていた
様子を見て、伝えたいことなのだなと感じた。私も大変でも人に
伝えたいことを見つける。
【宿交渉】
どこも門がしまっており、直接会っての交渉が出来なかった。直接会って
顔を見ながらが基本だと思うので、次回からはもっと早いタイミングで
交渉を始める。一度断られても粘るということができた点は少し成長した
かなと思う。
From:牛島知之@東京校5期生(熊本県出身・熊本県立大学卒)
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平成25年(2013)【7月26日(金)】 鹿児島・鹿屋巡業3日目

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●1日の流れ
1、農業研修
2、大海酒販株式会社山下正博社長による講義
3、クワガタ取り
8:30 虎南先輩の自宅を出発
9:20 原園さんの畑で、畑仕事
畑の芋を抜く
その後原園さんと市役所の田中さんから、
TPPについてお話していただく。
11:30 昼間のクワガタ捕り
12:00 大海酒販の山下正博社長と会食
13:00 大海酒造株式会社にて、山下社長のお話を伺う。
16:00 クワガタ捕りの準備
19:00 鹿屋市役所・農政の田中さんに案内していただき、
クワガタ捕り
0:30 夜の反省会
後藤虎南さんの御宅で一日の反省会
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●農業体験
原園さんの農地にて
芋の蔓を抜いていく作業を手伝う。
5人で作業をしたから早く終わったが
労力も時間も大きく割かれる作業だった。
当たり前のように食事をしてきたが
その過程には色々な作業があり
その一番最初には農家の方々の苦労があることは体で感じることができた。
その後休憩時にお話を聞くこともできたが
とてもリアルな内容だった。
農家が年を取るに伴って
耕地面積が大きくなってしまう現状や
TPPによる農家への影響、
さつまいもについての情報なども聞くことができた。
TPPについては
デンプン用のさつまいもでは
補助金が上乗せされている現状にたいして
自由化がその現状を破壊することで
デンプン用のさつまいもの農家は
まず間違いなくつぶれるとおっしゃっていた。
こういったお話は
現地に行ったからこその学びだと感じる。
●山下社長とお食事&大海酒販株式会社訪問
大海酒販株式会社の山下正博社長に
お食事をご一緒させていただき
その後会社でお話を聴かせていただいた。
前日に夢を語るときにもっと大袈裟にしてもいいから
魅力的に話せとアドバイスをもらったが
なかなかまだうまくはいかなかった。
お話を聴いていると
いかに人にお役立ちするのが大切かがよくわかる話だった。
いかに相手の役に立つか考え、実行することで
自然と仕事はうまく行き、楽しくなるときき、
やはり仕事で成功した人には同様の共通点があるということを強く感じた。
三枚の名刺の法則という話も印象的で
今まで人を選ぶのは失礼だと思っていただけに
人に選ばれると嬉しいという考えは思い至らなかった。
それにただ人に配り回るだけでなく
相手について意識することも
人を見る目を養う訓練にもなるとのことで
今までにない考え方に触れることができた。
またやりたくないことをしているときに
「早く時間過ぎろ」と思っている時間は
自分の人生の限りある時間だという言葉も
とても印象的だった。
そういった考え方ができない人は
退屈な受け身の人生を一生送っていくのだろう。
●クワガタ探し
市の農業分野を担当する田中さんにご指導いただき
様々なクワガタスポットを訪れる。
しかし、困ったことに
例年なら百匹以上の見込みがあるところでさえ
ほとんど見つからずかなり焦った。
しかし農家の原園さんの言葉を借りるなら
自然が相手では焦ってもしょうがない。
と思って探してみてもまだ見つからないのであせる。
しかし田中さんの案内で別の場所に移動したところ
くぬぎの木に樹液はだらだらと垂れており
いろんな虫がやたらにいる場所に着き
そこで探したところ
クワガタがたくさん取れた。
やはりテンションは上がる。
そこで感じたのは
田中さんはさすがというか目が慣れているのか、
小さいクワガタもすぐに見つけ、
木に隠れている蛇にまで気づく。
現地に詳しく、なれている人を味方につけるのは
大事なことだと感じた。
そういう人脈を作れたご縁に感謝した。
From:大森俊通(東京都出身、琉球大学卒)JVU東京校5期生
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●学んだこと
・農業体験
芋を作られている原園そんという方の畑で芋を抜いた。
雑草が絡み付いていたりして中々抜けないところもあり、
一時間もたたない間に汗でびっしょりになった。
お話をうかがってみるとやはり作るものによってノウハウや
必要な機械が違い、農業と一言でいっても一筋縄ではいかない。
そこを体感した後TPPのお話を聞くと、今まで新聞で
見ていたものとは違い、リアルに感じられた。
現場を体験することの大切さを改めて実感した。
・ 大海酒販株式会社の山下正博社長のお話
大海酒造株式会社の山下正博社長と会食をご一緒させていただき、
その後大海酒造株式会社で、お話を聞かせていただいた。
相手のお役に立つということがとても大事なのだなと感じた。
夢を語ることが大事だと話されていたが、そのときも相手の
お役に立てるように提案しながら語るとよいと話されていた。
仕事をするとき相手のお役にたてるようにすると、仕事が楽しくなるのだという。
お役に立つという意識がまだうすいので、そこを改善せねばと感じた。
・クワガタ捕り
市役所・農政の田中さんにポイントを案内していただき、クワガタを捕った。
仕事の合間にちょくちょく捕られていたとのことでいいスポットを知られていた。
地図を見てもわからないような場所に案内していただいた。
地元の人に案内していただいたからこそ知った場所だ。
苦労して見つけたであろう場所をよそから来てぽんと教えていただき
申し訳なさとありがたさを感じた。
私も苦労して得た知識や技術を渋らず教えられる懐の広さを持つ。
そういった中で人脈が広がっていくのだなと感じた。
From:牛島知之(熊本県出身、熊本県立大学卒)JVU東京校5期生
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●農業体験
後藤虎南先輩に鹿屋市役所農政の田中さんを紹介していただき、
芋の農業のお手伝いをさせていただきました。
実家で農業をやっていたわけではないですし、そのような繋がりも
なかったので、小学校以来くらいの体験になりました。
虫もたくさんいて最初は嫌でしたが、すぐに慣れてきて、
充実した気持ちになりました。
終わったあとは農家の方から貴重なお話をたくさん聞けました。
TPPについて、加盟が正式に決まると芋のでんぷんを作っている業者が
みんな潰れてしまうとのことです。
でんぷん業者は全体の半分を占めるといいます。
TPPを農家が反対している話はよく聞きますが、実際のお話を聞いて
はじめてその深刻さがわかりました。
自分たちの農業への熱い想いもしっかり伝わってきました。
●山下社長講義
後藤虎南先輩の紹介で、大海酒造株式会社の山下正博社長と
会食をさせていただきました。
ためになるお話をたくさん聞かせていただいたのですが、
昼食後は会社にまでお邪魔させていただき、いわゆる講義を超える
くらいのお話をたっぷりしてくださいました。
中でも、「相手のためにやることが、結局は自分のためになる」
というお話が一番印象に残りました。
山下社長はとにかく相手のために動くそうです。
人はどんな人に会いたいか、というと、自分の役に立つ人ということになる。
相手のために動くことは、長い目で見たら絶対に自分の得にもなると
いうことです。
世の中の多くの利己的な人がなぜそのことに気づかないのかが不思議だといいます。
とても納得しました。
自らの利益のためだけの行動は効果が拡大しないだけでなく、
負の影響も生まれると思います。
とにかくいいお言葉がたくさんありました。
・人と会うときは自分の牙城で会う。
・今、目の前で本気でやれないやつに将来はない。
・誰もがめざす頂上は一つ。
・人生は気づきと出会い。
・漢字とカタカナで話す人とは付き合うな。ひらがなで話す人と付き合え。
・気づいたらすぐ書いて、すぐ実践。
・発酵した感動が熟成したらファンになる。
・アイディアというものは芋づる式
・何かをやろうという人は何かを失う勇気がある。
・提案無き者は去れ。
・夢は相手のお役に立つために語る。
・表だけでなく裏も知っているということが大事。
・同じことをずっとやっているとものごとが見えてくる。
・世の中は伝言ゲーム。良いことも悪いことも必ず伝わる。
・女房とうまくやる3つの法則。
・人間は二通り。
①やる人
②やらない人
・前向きな体には前向きな心を合わせる。
・テクに走らない。心から入る。「何ページの何行目」にはならない。
など。
学んだことは実践しなければならないですが、すべて行うことは不可能に近いです。
しかし「学んだことは全部はできないけど、努力しなければならない」というお言葉もありました。
私も少しでも多く実践できるように努力します。
山下社長はパリで焼酎を広めるという計画の真っ最中で、夢が溢れていてとても輝いていました。
夢があると人間の魅力は全然変わってくるのだなと思いました。
イベント会場で、出会いの効果を上げるための「3枚の名刺の法則」も実践します。
●クワガタ、大量捕獲!
鹿屋市役所の農政の田中さんに手伝っていただき、クワガタ捕獲の
最終戦を行ないました。
クワガタは場所はもちろんですが、その年によって発生状態が全く変わるようです。
最初、例年大量に採れる場所に全然いなかったので、もの凄く焦りました。
しかし天気の雲行きも怪しく、みんなの気持ちが落ちていたとき、
田中さんの案内と今元さんの勘を頼りにとっておきの場所に行きました。
そこでは今までの状況が嘘のようにうじゃうじゃいるではありませんか。
木も蜜に溢れ、目視でもすぐに見つかるくらい、じゃんじゃん採れました。
結果、今までが合計で15匹だったのに、合わせて50匹は採れました。
とにかく信じられなかったです。
木を蹴ればボトボト落ちてくるとか、事前に聞いていた情報のようなことは
本当にあるのだなと知ることができました。
やはり採れたあとは嬉しかったですね。
実は私はクワガタを掴むのは生まれて初めてでした。
まだまだ人生経験が少ないのだなと気づきました。
これからなんでも積極的に経験していきます。
From:佐藤洋一(神奈川県出身、玉川大学卒)JVU東京校5期生
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平成25年(2013)【7月25日(木)】 鹿児島・鹿屋巡業2日目

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8:00 虎南先輩宅出発
8:20 湯遊センターあいら、温泉へ
8:45 あいら出発
9:00 小鹿酒造到着
小鹿酒造 営業部 企画業務課 水上真一係長の講義
工場見学
12:15 海上自衛隊鹿屋航空基地史料館
二式大挺見学
東郷平八郎肉声
零戦の見学
14:00 早田さんと合流
14:15 郷原理事長と面談
児童保育園、農園、障害者福祉
14:45 施設見学
16:00 郷原理事長とお話
19:30 早田さんと再合流
20:00 千本銀杏(垂水市)到着 クワガタ探し
21:00 江の島温泉到着
22:00 クワガタ探し
26:00 虎南先輩宅到着
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●小鹿酒造株式会社
鹿児島に酒造工場が110社ある中で
鹿屋には25社がある。
そんななかで小鹿酒造は設立当時で最下位4社が
集まってできた協業組合だった。
かつては自家製で焼酎を作っていたような地域だからこそであり
甘薯の産地だからこその産業なのだろう。
酒税のお話もしていただき
小鹿酒造さんの場合売り上げ20億のうち
酒税は7億円になるそうで
税負担は決して軽くはないそうだ。
その後工場を案内していただいたが
一番大事なのは清掃という言葉が印象に残った。
どんなに良いものを開発しても
それを継続して生産できなくては事業ではない。
その継続のための作業が何より清掃なのだと感じた。
●海上自衛隊鹿屋航空基地史料館
海上自衛隊の基地があるすぐとなりにある史料館で
航空機、魚雷など様々な展示があった。
外に世界にひとつしかないといわれる
二式大挺というものがありかなりの大きさであった。
飛行能力は当時の最高クラスだったそうだが
戦闘向きではなく物資、情報向きだそうだ。
零戦もさわることができ
軽くすることや空気抵抗を減らすことで
驚異の戦闘能力を持つことができたということが感じられた。
ただ何より感動したのは
東郷平八郎の肉声を聴くことができたということだ。
温かいような威厳があるような
うまくは説明できないが
日露戦争を勝利に導いた人の
声という生きていた印を感じることができよかった。
●郷原理事長との面談
お話を聴いていると
人と人を繋ごうとしているのを強く感じた。
玉川大学の人を紹介してくれようとしたり
電話口でベンチャー大學の名前をしきりに口にしてくださったり。
そういった中で協力者を集めているというのを
強く感じた。
また一方的に話すのではなく
学生にも話しかけて質問もしてくださり
そこからのアドバイスもしてくださった。
From:大森俊通(東京都出身、琉球大学卒)JVU東京校5期生
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●学んだこと
・小鹿酒造株式会社見学
小鹿酒造株式会社を見学させていただいた。
鹿屋の酒造会社のうち、鹿屋で一番規模が小さい4社が合体し、
今の小鹿酒造ができたとのことだ。
鹿屋の酒造会社で、合併しようという話が上がった中で、唯一決まったという。
個人のこだわりがあり、なかなか決まらない中でこの4社の
経営者は若い人だったということで 柔軟だったそうだ。
その小鹿酒造株式会社が大きくなっているところで、
やはり多くの挑戦ができるのは若い間だなと感じた。
まだ早いとか思わず、挑戦をどんどんしていく。
・ 海上自衛隊鹿屋航空基地史料館見学
本物の零戦に触らせていただき、説明をしていただいた。
零戦についてとても詳しく説明をしていただき、
零戦はただ軽くて早いだけではなく日本の様々な技術の
結晶であることを知った。
零戦は極限まで軽くしていて、運動能力と航続距離が抜群に
優れているという知識があり、それで知っているつもりになっていたことが恥ずかしい。
中途半端に知っていると中々再度興味を持つことはない。
今回全然知らなかったということを知る機会ができて良かった。
・郷原理事長のお話と施設見学
鹿屋の名士である郷原理事長のお話を伺い、施設を
見学させていただいた。
とにかく行動が早い方だなと言う印象を受けた。
いいと思ったことは、例え見切り発車でもされていた。
自分は行動が遅い時が多いので、もっと勢いを大事に行動していく。
施設見学は、障がい者施設や高齢者の施設などで、弱い人を
救いたいという志が実践されていた。
このような方にお会いすることができた機会で、自分の志が弱く、
チャンスを逃してしまった。
京都の極限の中で再び自分を見つめ直す。
From:牛島知之(熊本県出身、熊本県立大学卒)JVU東京校5期生
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●酒学
小鹿酒造さんに、鹿児島の焼酎についてのお話を聞きました。
鹿児島で酒といえば芋焼酎だそうです。
鹿児島の醤油など、料理は甘くて、それには焼酎が合うといいます。
たとえば東北の料理には日本酒が合うなど、地域のお酒はその場所の
料理に合ったものができるようです。
また暖かいところでは日本酒は保存の面でも良くないという理由もあるようです。
本格焼酎とチューハイの違いなど、普段疑問に思っていながら
わからなかったことがわかり、非常に面白かったです。
試飲もさせていただきました。
芋焼酎は匂いに苦手意識がありましたが、今回は美味しく飲め、
味のあまりの違いに驚きました。
焼酎も嗜める人間になりたいです。
●日本の覚悟
海軍の航空自衛隊の史料館に行きました。
鹿屋行く上で最も重要な場所です。
外に二式大艇など、飛行機の本体が展示されていました。
実際のものを間近に見ると、その大きさなどから想像できる領域が
もの凄く広がると思いました。
中では史料館の佐藤さんにゼロ戦のお話をたくさん聞きました。
佐藤さんは細かいところまでとても熱く語っていただきました。
ゼロ戦は小回りがきき、一時世界最強と言われ、その構造も長い間
解明されなかったそうです。
機体は極限まで軽減され、それは安全性がほとんど考えられて
いなかったからだそうです。
アメリカにはその考え方は理解できないようで、それで亡くなった方を
考えると胸が痛みますが、それは見方を変えれば日本人は覚悟が
並大抵ではないと言えると思います。
そのような先人たちの心の強さは見習うべきだと思います。
●燃えている人間になる
郷原理事長という方にお会いして、勉強になるお言葉を
たくさん聞かせていただきました。
お話の中で「本物」という言葉が多く出てきました。
本物は燃えていて熱い。にせ者は金属のように冷たい。
本物には芯がある。
本物には波長がある。
などのお話がありました。
日本ベンチャー大學の人間力の教えと共通していると感じました。
狼のように荒野を駆け抜けろというお話もありました。
また、郷原理事長は小説も出していて、私が作家になりたいと
いうと、アドバイスもくださいました。
映像を浮かばせるということ。映像を描かせるために、目で
書く力を養うことが大切だそうです。
理事長は私たち一人一人と対話し、全員に誠意を込めて向き合ってくださいました。
また、私が玉川大学出身ということで、大学の小原学長のお話や、
理事長の知り合いの玉川大学出身の方と会わせていただくように
電話していただいたりしました。
鹿屋の地で私の母校の話が聞けるとは思いませんでした。
大学への気持ちもより強くなりました。
この日は理事長の運営しているたくさんの施設を見せていただきました。
最近施設の現場へは全然行っていないなと思いました。
良い経験をたくさんさせていただきました。
From:佐藤洋一(神奈川県出身、玉川大学卒)JVU東京校5期生
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