【8月30日(火)】山近義幸理事長代行(株式会社ザメディアジョン 代表取締役兼CEO)×中條高徳学長(アサヒビール株式会社 名誉顧問)『歴史現地講義~マッカーサーを学ぶ』
<山近理事長の講義>
やはり、歴史というのは一面的に見てはいけないな、
と本日は改めて感じるきっかけになりました。
日本側、特に軍から見れば米軍の措置が酷く見えるし、
米国側から見れば、日本を認めてくれていた話や行動も見えてくる。
一方的に見て、決め付けるのではなく、色々な話や本を読み訊きし、
自分なりの学びを見つけるのが大切だと気づきました。
その中から、その人物の本当の思いを考える事が大切だと感じました。
<中條高徳学長の講義>
【天皇の役目】
中條学長はその時代を実際に見てきているだけに、今日のお話はとてもリアルでした。
そのお話の中でも、私が一番すごいと思ったのが、天皇の役目・機能についてです。
戦争が穏やかに(比較的反発のなく)終わったのは天皇の一声があったからだと教えていただきました。
私は、日本はもう戦えないくらいまでやられてしまい、普通に収束したのかと思っていましたが、
日本軍人の心の強さを改めて学ばせていただきました。
その頃の日本人が天皇を敬っていたことがとても良くわかる話だと感じました。
また、マッカーサーの元へ天皇が会いに来られたとき、
天皇は「私はどうなってもいいから、国民を助けてください」と言われたそうだ。
世界の歴史をひっくり返しても、敗戦国のトップがとても言うような言葉ではない。
自分の命よりも、国民の命ごいをするなんて、驚きました。
この戦争ではこういった天皇の一言の強さがとても良くわかりました。
今の若い人は、こんなに天皇を敬えるのか?
正直、私は、天皇は日本のシンボルである、とは訊いていたが、
すごい人だ、敬える人だ、とは思っていませんでした。
過去に天皇がこんな覚悟だったんだ、と言うことは理解し、後世に伝えていくべきだと感じました。
今の日本では歴史の削除がどんどん進んでいる。
今日の話を訊いていて、それがどれだけ大きな問題なのか改めて知りました。
私達も今日知ったことや話は、誰かに伝えていかなければいけないと感じました。
日本ベンチャー大學3期生 本間慶太(東京経済大学卒、東京都出身)
■リーダーの3原則
山近理事長はリーダーになるための条件として、山近理事長は下記の3点を挙げられた。
①勇敢 ②忠誠心 ③決断力 である。
今の私に最も必要だと思うのは"忠誠心"である。
これは、いろんな人から慕われる、そして支えてもらえるような人としての魅力や人情味があるということだ。
西郷隆盛のようにいろんな人から慕われるような人間になりたい。
人としての深みをつけることが私の一生の課題である。
もっと、歴史や文化に興味をもち行動する。
■国が滅びる3原則
中條学長が挙げられた国が滅びる理由は下記の3点である。
①夢を語らなくなる ②歴史を忘れる ③心の価値を忘れる
今の日本は餓死することもないし、欲しいものはだいたい手に入る。
しかし、韓国や中国といった、ハングリーな若者が堂々と自分の考えを述べ、夢を語る。
夢という希望が人を明るくさせ元気を与えるのだと思う。
日本ベンチャー大學は「志」を持ち行動できる日本男児を社会に進出させる。
私も志を語れるだけでなく、本当に実践できる人間になる。
■"歴史が人をつくる"
山近理事長と中條学長の講義を聞かせて頂いて、改めて歴史の大切さを痛感した。
歴史を知る・感じることによって疑似体験できる。
そしてこの疑似体験の経験数が自分の人間の深さや経験値を上げてくれると思う。
自分一人では経験できないような経験や知識を得ることが歴史を知ることによってできる。
今の日本では歴史や文化を中心に興味や関心が少なくなっているということをよく聞く。
歴史が人をつくり、そして国をつくる。
世界でも歴史がある日本はもっと自分の国について知る必要がある。
歴史を知るだけでなく、現場に行くことも大切にして自分の経験値を上げていく。
日本ベンチャー大學3期生 小田和浩(富山大学卒、山口県出身)
【6月27日(土)】加賀屋克美先生(加賀屋感動ストアーマネージメント 代表取締役)『ホスピタリティ学』
■段取り9割現場1割
ディズニーランドの裏側のビデオを見させていただき、
表の華やかさの裏側には、もの凄いこだわりと練習、気配りがあることを知り、圧倒されました。
この程度で良いと思う場面でも、細部までこだわりをもって徹底的に取り組む。
それを最初だけでなく何十年も続けられているのは、自分の為だけではなく、
他者、お客様が喜んでいる姿が見たいからこそ続けられていると感じた。
■探究心
こだわりを持って働くには、仕事が好きで色んなことに興味関心を持って、
楽しさを行動しながら増やしていくことが大切だと感じた。
こだわりを持って行動している人は、どんな事にでも面白いところや美しい点を見つけて探求し、
自分の中に取り入れて表現していて、変態。
私も小事に惑わされること無く、「変態」と言われるくらいまで、
興味を持った事に対して、奥の奥まで探って面白おかしい生き方をする。
そうやって挑戦し続け、人に喜んでもらえるような仕事をします。
日本ベンチャー大學院生 依田裕尚(国士舘大学卒、長野県出身)
『失敗から学ぶ ~隠れミ●キーはこうやってできた~』
ディズニーランド内の看板を製作していたとき職人がミスをしてしまい、
この際ミ●キーを書いちゃえと、その模様に書きました。
上司に怒られることを想定するも、これはこれでおもしろいとなり、結果、新たな発見となり、
隠れミ●キーという楽しみの一つの誕生につながりました。
例え自分で失敗したと思っても、そこには違った可能性がある。
こういうことから失敗から学ぶことが大切だと分かりました。
決してあきらめず、まだ何か打つ手はあると意識し、ピンチをひっくりかえす心を身につけます。
日本ベンチャー大學3期生 安齋義仁(いわき明星大学卒、福島県出身)
1.イマジニア・キャスト
ディズニーがなぜ、こんなに人気でいられるのか、なぜ金額が上がってもお客は納得できるのか。
そういった要因を最初に解決するのがこのイマジニアだと私は感じました。
十数年後の計画をたて、それを模型化し、その模型から客の視点を知ったりする。
正直、考え付かないような仕事です。
1年や2年先を考えるのですら大変なのに、十数年後を想像し、
その十数年後アトラクションや施設ができてから、また強度や何だと問題も考えていく。
とても素晴らしい、しかし難しい仕事だと感じました。
そのイマジニアの方々が完成させた施設で、今度はキャストがディズニーでの当たり前の接客をする。
この計画性には驚かされました。
そしてそのイマジネーションを伸ばしている要因は青空会議だと訊いていて感じました。
意見を出すだけの会議と、決定の会議は分ける。
単純だけど、とても効果的だと知りました。
この計画こそが、ディズニーの強みなのだと、知りました。
自分でも何か行動を起こすときには、その結果の想像と工程を
しっかり考えなければいけないと改めて気づかせていただきました。
2.諦めないこと
加賀屋先生のプロジェクトXを見て、諦めない妥協しないことを強く学びました。
キャストになった、
日本のスプラッシュマウンテンのオープンキャストになった、
アメリカのディズニーに行けた、
アメリカのスプラッシュマウンテンのキャストになれた。
とても楽しそうに話してくださったが、大変な努力と苦労があったと思います。
話の中でも、それはやめとけ、と周りに言われても、
実行した加賀屋先生の強さや運転は無理だと言われても、金はいらないからと言える心。
とてもすごいことだと感じました。
やりたいこと、好きなことの為なら、自分がアホ・バカでも良い。
何かで突出できないといけないのだと、感じました。
私達みたいに起業を考えたり、何か新しいことをという人間はそれこそ、
バカみたいに何か強みを伸ばし、人から変だと言われてこそなのだと、今日の話を訊いていて感じました。
日本ベンチャー大學3期生 本間慶太(東京経済大学卒、東京都出身)
■グッドグラスをかける人間
黄金メガネともよばれ、人をプラスのレンズを通してみる事の出来る人がもっている。
相手を見るとき美点凝視と共通点凝視をする。
いいところを見つけて褒めるようになるし共通点で話が盛り上がるようになる。
さらにプラスの言葉を使うようになり前向きに活動し挑戦したい気持ちが芽生える。
人に対して怒ったりしても変わらないが褒めると頑張ってやる気になる。
私も相手のいいところを誰よりも見つけられる人間になる。
日本ベンチャー大學3期生 佐々木信(弘前大学卒、北海道出身)
【8月26日(金)】小林敬三先生(株式会社無門 代表取締役)会社訪問&職場体験
・料亭もしっかり「見える化」
無門庵での厨房スタッフ体験より。
自分はひたすら立派なエビの殻を剥き続けいていたのですが、
それだけでも周りの雰囲気、注文が通るときの女将さんの声、若い方を叱る料理長(?)の声、
こんな立派な料亭で、調理の手伝いができたと思うと、
なんか、漫画で見たことある世界に自分が入っていった気分だった。
実は環境整備がきちんとされていて、注文が通ったら「ヘイッ」と全員が一斉に返事。
食器の棚にはラベルがキチンと張られていて、
効率良い仕事がなされる環境というのは業種に関係ないな、と改めて感じさせられた。
日本ベンチャー大學3期生 関力仁(鳥取大学卒、鳥取県出身)
トイレ掃除→イヤだなという思いを持っていても
やり続ける間に消えていくことが実感できたので、
何事にも挑戦していこうと考えるきっかけになった。
日本ベンチャー大學院生 小林大哲(駒沢大学卒、神奈川県出身)
『トイレ掃除』
便器に素手を突っ込みたくてやる人は、まずいないでしょう。
これをやることにより、心の浄化をすることができると教えていただきました。
例えば、ストレスがたまっているときでも、素手で心をこめて磨くことにより、
気分を一新することができ、結果的に、いやなように見えてもこれほど勉強できるものはありません。
今回、私は今までも何回か経験していることもあり、それほど抵抗を感じませんでした。
ベン大にもブラシはありますが、定期的に素手で便器を磨いてみようかなと考えました。
『感謝』
最後に無門庵様より想像以上に豪華なまかないを用意していただきました。
私たちは少しお手伝いをしたぐらいにもかかわらず、たくさんの種類のまかないをいただきました。
ただひたすら感謝です。
この量には驚きました。
今後、私たちにはビール研修も控えています。
その時は、かなりいただいた恩をかえすチャンスだととらえ、精一杯クリームエールの魅力を広めていきます。
日本ベンチャー大學3期生 安齋義仁(いわき明星大学卒、福島県出身)
【8/25(木)】高岡祥郎先生(ラリーの天皇)『限界への挑戦』 井上吏司先生(井上電気株式会社、取締役社長)『人脈学』

【議事録】
●講義 高岡祥郎先生
・高岡先生の生い立ち
→女家族の中で育ってきたけど、非常にいじめられていたので、そこで反骨精神が生まれた。
4歳にして、ガキ大将になるにはどうすればいいか考えていた。
何か群を抜いていないといけないので、虫取りや魚とりなど、がんばっていた。
・高岡先生のラリー人生
やりきるためには、相当の勉強が必要だった。
負けん気だけは一番など、自分が一番だと思わないとやっていけなかった。
頭角を現すには、スピードに対し、目をばかにしないと勝つことはできない。
・砂漠でのラリー経験談
→車の窓を開けるだけで、低温やけどになる。
そのため車の中では窓を閉め切らなければならず、呼吸一つ許されなかった。
さらに、食べられない、寝られないの生活をしていた。
野宿も経験している。
砂漠で寝ていると、サソリが出ることも…
限界を克服するには、限界を自分で決めてはいけない。
・監督人生
→監督になって分かったこともあったそうだ。
例えば、チームから出す車は3台なのに、その3台にトータルで150人もの人がついていた。
監督をやるためには、威厳が必要。
チーム内では、必ず「サー」をつけさせていた。
・高岡先生からのメッセージ
→小さい頃からの経験で、違った発想ができる。
人以上のことをやらないと思わない限り、夢でしかなくなる。

要は、自分に勝つことが大切だということだ!
何かを成し遂げたいのなら、それ相応の覚悟とこだわり、そして探究心が必要となる。
日本ベンチャー大學3期生 芳賀淳(城西国際大学在籍、福島県出身)

ラリーという過酷で、かつ死と隣り合わせのモータースポーツになぜ挑戦し、限界に挑み続けられたのか。
それを考えたとき、私の中の答えに自分の限界を越えられた時の喜び、達成感の大きさが挙がりました。
自分の中の限界に挑戦するということは、初めは誰でも恐怖を感じるものだと思います。
しかし、その恐怖に恐れず立ち向かいその限界を超えたとき、その達成感、喜びは計り知れないものになると思います。
そして、また次の限界に向かって進み続けることで更なる高みへと自分を持っていくことが出来るのです。
日本ベンチャー大學3期生 前田隆至(大東文化大学卒、埼玉県出身)

●井上吏司社長 人脈学
・宇宙銀行に関するお話
・一人ひとりのお礼はがきの枚数、返信いただいた枚数、
経営者と食事に行った回数、局長を喜ばせたか否かの確認、
京都研修をやってみての感想の発表など。
クリエイティブな仕事をするためには人よりも豊かな経験と発想をもつことが大事になる。
このベン大では人とは違う20代を過ごしている。
そこから何ができるかわからないが今を点として将来先に結びつくように点を輝かせてる。
井上社長は人のためになることを心から行っているから著名人に会えたり助けてもらったりしている。
僕も素敵な心を持って人が喜んでもらえる事業を起こす。
そして自分も周りも幸せな人生を歩む。
日本ベンチャー大學3期生 佐々木信(弘前大学卒、北海道出身)
【8月24日(水)】吉田松陰学
【議事録】
・松陰学
-なぜ、松陰先生を目指すか。しっかりと理解すること。
-脱藩。藩に反してまで藩を出た松陰先生の志の高さを知る。
-松下村塾記。松陰先生が頼まれて書いた文章、松本村を
世界の中心であるかのような書き方をしている。
-華夷の弁。今の日本にも、これが足りない。現代でも通用する
すばらしい文章でした。
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・松下村塾記
松陰先生の魅力の一つは、どんな状況下においても前向きな発想で、
人が一瞬でも立ち止まって考えてしまうような場面でも、
すでに行動して実践していることだと感じました。
現実をしっかり把握し、日本の為に自分は何が出来るかを見据えている。
松陰先生を見ていると、私はまだまだ真剣さや本気度が足りないと感じる。
一方で、「私にも何か出来る!」と思わせる不思議な魅力を感じます。
日本ベンチャー大學3期生 依田裕尚(国士舘大学卒、長野県出身)
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・人にやりたい事を的確に伝えるということ。
吉田松陰先生は27歳という年齢で「松下村塾記」という
自分の塾の方向づけを示す書面を書き記している。
世界の情勢と自分たちの環境を背景とし、そしてその環境に対する自分の想いを反映させたのが
この塾のシステムであること、そしてそこで学んだ人が
どう行動しているであろうかを分かりやすく明確に提示しており、
確信的な自信に満ちている将来性を感じる明るい内容になっている。
日本ベンチャー大學3期生 関力仁(鳥取大学卒、鳥取県出身)
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●松下村塾の由来『松下村塾記より』
塾の名は、松本村という地名からとったものです。
村の名前をとって塾を決めるということは、堂々と自信の表れともとれます。
日本は松本村を中心に回っていると考えることで、小さな村を動かそうとしている気迫を感じます。
日本ベンチャー大學3期生 安斎義仁(いわき明星大学卒、福島県出身)
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・松下村塾記
松陰先生が松下村塾の目指すべき理想を書いた松下村塾記を今回読ませていただきました。
誰も知らないような松本村という小さな村から、日本を変えてやろうという壮大な野望、
それを論理的に説得力を持たせてしまう。
この文面からだけでも松陰先生がどれだけ志が高く、
そして頭の良い人物であったかがうかがえました。
日本ベンチャー大學3期生 前田隆至(大東文化大学卒、埼玉県出身)
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・吉田松陰の目指す未来
吉田松陰の見通す未来が当たっているのには驚きましたが、
私はそれよりも「未来はこうなる」と言い切った吉田松陰の性格が印象に残りました。
これは決して吉田松陰が謙虚ではないという事ではなく、
吉田松陰が積み上げてきた努力、10歳ですでに講師をするという環境によるものだと思います。
私が吉田松陰のような絶対的自信を持って物事を言い切れないのは、
それを裏付ける勉学がまだまだ足りない証拠なのだと感じました。
聴講生 藤井勇貴
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