平成26年(2014)【7月31日(木)】 京都修行6日目
チーム:「若者たち分裂&再結成」

↑調べ物をしに来ました。
これまで調べた資料をもとに、どんな発表をするか考えております。
チーム:「朱雀隊」

↑本日は、朝に小笠原さんを駅まで送って解散したのち、
山下さん宅の草むしりをさせて頂きました。
その後、大覚寺近くの広沢池を出発、二条城、神泉苑、京都風俗博物館、西本願寺と来ました。

↑宿探し成功です!
お伺いしたお寺の方のご紹介で、大山さんという方の別宅に
泊めて頂けることになりました。
チーム:「若者たち分裂&再結成」
1、宿交渉の数と成果
25件中0件
2、お世話になった人
・慧光寺の方
ご住職さんではないのですが、日蓮宗について熱く
(妙見菩薩、きし母神、七面天女など)語ってくださいました。
3、回った場所
図書館で蓮如さんについて調べた。吉田寮。
4、使ったお金
900円
5、活躍した人
全員→お寺の交渉や各色んな場所に歩いて回ったこと。本当にお疲れ様。
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●吉田寮には驚いた!!!
・京都大学・吉田寮
私たちは、宿交渉がなかなか決まらなかったため、今元局長から
「どうしようもないときは、吉田寮に行け」と薦めて頂いた。
最初、見たときはこんな古びた建物が現代まで残っていることに驚いた(1913年~)。
そして、人が少ないのか?と思ったが、結構な人がいた。
さらには、男子だけかと思いきや…女子もいた。
また、こんな生活をしてれば、精神的に成長することもそうだが、
ここへ泊めていただいたという感謝の気持ちを抱くことが
できたという点を考えれば、すごく進歩したのではないか、と感じたのである。
だから、この感覚を忘れてはならない。
●私たちのテーマ
午前中は、私たちのテーマでもある「蓮如」についての発表を話し合った。
そこでは、コント形式などオモシロくするつもりで話し合ったが…。
具体的には決まらなかった。
それは、柳澤くんが蓮如について知らなかったため、
まずは「教える」という作業をしていたからだ。それは、事前に本や資料を
手渡しして読んでもらえるなどの工夫をすることが大切であった。
だから、それもリーダーの役目であるなと感じたので、
明日からは進んでリーダーシップを取りに行く。
From:嘉形俊輔@東京校6期生(山形県出身、山梨学院大学卒)
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●京都研修6日目
その日も野宿から始まり、図書館に向かって、発表準備をしましたが、
疲れが満足にとれない状態だと、流石に意思があっても、手が動かない状態でした。
その時睡眠時間の重要性があると思いました。
また宿交渉は上手く行きませんでしたが、これまでアルバイトが
採用にならなかったことがとても小さなことに思えて来ました。
その晩、京都大学吉田寮に泊まりました。
そこは本来1人200円でしたが、管理人のご考慮で3人で200円になりました。
今回、建物の中で眠れたことにとても感謝しました。
そして感謝の気持ちを忘れないようにします。
From:鈴木駿介@東京校6期生(神奈川県出身、国士舘大学卒)
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●衣食住の住の重要性
午前中は私たちのチームのテーマである「蓮如」について図書館で話し合いました。
すでに「蓮如」についての資料を他のメンバーが探していてくれていたため、
私はその資料を読むだけでした。
「蓮如」の資料を集めてくれた他のメンバーには、自分は何にもしなくて
申し訳ないと感じたのでこれからもっとチームに貢献出来るように頑張りたいと決意しました。
そして、この日も宿が見つからなかったため、最終手段?として
京都大学の吉田寮という場所にお世話になることになりました。
吉田寮は建物自体古く、中もかなり散らかっていて、とても人が住める
環境ではありませんでした。
最初は、建物があまりにも古くて、中も汚くて、「ここに泊まるくらいなら
野宿の方がいい…」と思ってしまいましたが、泊まってみると、蚊も来ないし、
一応、敷布団もあるので、野宿よりは全然良いと感じました。
衣食住の「住」も、人間にとって大切なものだと気づくことができ良かったです。
From:柳沢一磨@東京校6期生(神奈川県出身、帝京大学卒)
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チーム:「朱雀隊」
1、宿交渉の数と成果
20件目で成功。
2、お世話になった人
・光徳寺の奥さん
明るい人で、お年寄りだけでなく色々な年齢の方が、もっとお寺に
来てもらえるように変えていきたい、とおっしゃっていた。
お茶、わらび餅、ゼリーなどたくさん頂いた。
・光照寺の方々
ご住職がかなり気軽に上げて下さり、少しびっくりした。
奥さんはベン大のサイトをしっかり見て下さって、「写真映ってるやん」と笑っていた。
3、回った場所
・広沢池
田園風景とともに美しい。
・二条城(素通り)
・風俗博物館(素通り)
・西本願寺
今まで行ったお寺の中で、建物が一番大きい。
・東本願寺
阿弥陀堂の修復工事中で巨大な囲いが出来ている。
・神泉苑
・光徳寺(1件目)
大変狭いながら、犬が3匹いて楽しそうなお寺だった。
・光照寺(20件目)
蓮の花が咲く、美しいお寺。
4、使ったお金
0円
5、活躍した人
・趙さん
まめに写真を撮ってくれて、凄く助かります。
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平成26年(2014)【7月30日(水)】 京都1週間修行(5日目)
チーム:「若者たち分裂&再結成」

↑蓮如上人生誕の寺、崇泰院にて。
この後は、宿交渉が難航。
野宿です。
泊めて頂いたお寺のお部屋を掃除をして、御礼もし、5:30に出ました。
現在、御霊神社(応仁の乱に関係する場所)へ行き参拝してから、下鴨神社へ向かっています。
チーム:「朱雀隊」

↑おはようございます。
朝食に、アンデスのじゃがいもを使ったスープを頂きました。
とてもおいしかった...。

↑本日は太秦広隆寺、仁和寺、龍安寺、そして金閣寺に行って参りました。

↑宿探し成功です!
お伺いしたお寺の方のご紹介で、大山さんという方の別宅に
泊めて頂けることになりました。
チーム:「若者たち分裂&再結成」
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1、宿交渉の数と成果
15件中→0件 野宿でした。
2、お世話になった人
餃子の王将の方々、定食
3、回った場所
・御霊神社
⇒畠山政長と畠山義就との私闘が当社境内の森で行われていた。
応仁の乱の前哨戦となり、応仁の乱発祥の地とされている。
・南禅寺
⇒臨済宗南禅寺派大本山の寺院であり、本尊は釈迦如来で、
開基は亀山法皇である。日本最初の勅願禅寺で日本のななかでも格式の高い位置とされている。
・崇泰院
⇒浄土宗。親鸞が亡くなって10年を経て遺骨を改葬した場所である。
末娘の覚信尼が夫の了解のもとに屋敷内に廟堂を建てた。
また、蓮如上人時代の比叡山徒による破却まで、この地に本願寺があった。
・吉田神社
⇒西暦859年、平安京の守護神として創建されてより、導き厄除け開運の神様として
崇敬篤き神社である。また、境内には全国の神々を祀る大元宮(重要文化財)や
料理の神様やお菓子の神様などのご信仰のお社がある。
4、使ったお金
600円
5、活躍した人
柳澤くん⇒何度も宿交渉をしたが挫けず続けていたところ。
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●皿洗いで御飯を頂ける
・食の重要性
私たちのチームは、出町の餃子の王将へ行った。
そこは、お金がなくても皿洗いをすれば、御飯を食べることができる、
というシステムになっている。
私たちは、朝から何も食べていなかったので、空腹で
どうしようもなかったのである。だから、そのお店で食べた
「餃子の定食」が今でも忘れられずにいる。そして、食というのは、
人間の心をほっとさせたり、食材に生かされていることを感じた。
この気持ちを忘れずにいきます。
●チームの不協和音
チームで何日も行動を共にしていると、苛立ちや不満というのが出る。
しかし、リーダーとしてそんな感情を抱いてもチームとしてはまとまらない。
だから、そこの部分を抑えて努力をしてみた。
けれども、宿交渉の失敗と暑さで、私たち3人の気持ちが下がってしまった。
その時に、リーダーである、私がチームを励まし、明るくして気分を
あげようという気持ちにはなれず、心が折れてしまった。
本当に情けないと自分を物凄く責めていた。
こんな気持ちは普段では体験することが出来ないことである。
だから、本当に人間関係の難しさを感じた。
この体験を今後の成長にしていきます。
From:嘉形俊輔@東京校6期生(山形県出身、山梨学院大学卒)
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●食事出来ることへの感謝
餃子の王将の出町店へ行きました。
そのお店では30分間皿洗いをすると
食事がタダで食べられるという有り難いシステム。
日頃から何不自由なく食べられることは、私にとって当たり前のことですが、
世界には日々の食事を満足にとれない人もいるということを
忘れてはいけないとお店で食事を食べたことで思いました。
そして、この日も宿交渉を3人で協力して、何十軒のお寺を回りましたが、
なかなかうまくいきませんでした。また、チームの雰囲気が悪くなりそうでしたが、
リーダーの嘉形君が頑張ってまとめてくれたため、
チームが分裂することはなかったですが、
このような状況で自分が何が出来るかを考えさせる1日でした。
From:柳沢一磨@東京校6期生(神奈川県出身、帝京大学卒)
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チーム「朱雀隊」
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1、宿交渉の数と成果
約20件中、1件成功(大山さん別宅)
2、お世話になった人
・龍安寺のお茶屋さんの店員さん
梅昆布茶をご馳走になった。また水を汲んで頂いた。
・正覚寺の前で出会ったおじさん
正覚寺のチャイムに反応がないので他を当たろうとしていたところ、
あちらから声を掛けて下さり、中へ案内して下さった。
・正覚寺の濱内宗弘住職
「仏さまに出会うというのは、自分自身に出会うこと。」
また、冷凍の最中とお菓子を頂いた。
・善正寺の南斎子さん
90歳近いお婆さんだが、全くそれを感じさせない、上品で健康的な方。
物凄い活動範囲で、反戦、反原発の活動や、宗教者の集会に出席するため
海外へ行き、かつてはバスケットボールをやり合唱団をも率いた。
また、通信制高校に通いながら働いて学費を稼ぎ、かつ洋裁・和裁・語学など
様々な技能を身に付けたというお孫さんのお話も凄い。
酵素ジュース、お煎餅、梅干し、お茶を頂いた。
・南さんのご友人、山下香さん
今晩泊めて頂く方。
旦那さんには反対されつつも、色々とお世話して下さった。ご飯とお漬け物も頂いた。
そして私たちのことを色々聞いて下さり、また教育のあり方、心臓病患者を
守る会が京都にはあるという話などをしてくれた。
3、回った場所
・太秦広隆寺
本堂の上に、明治時代や安政期に奉納された額が並んでいる。
・仁和寺
広くて遮るもののない道が真っ直ぐ本堂まで続いている。
平安時代からあるお寺だが、五重塔は江戸時代に建てられたもの。
・龍安寺
拝観料がかかるので、今回は素通り。
・金閣寺
こちらは拝観料を払った。ぜひ趙さんとセンさんに見せておきたかったので。
来ていた人の7割は外国人だった。
・正覚寺
居住する建物が工事中で、宿泊は不可能とのことだったが、本堂にお参りさせて頂いた。
・善正寺
外からはお寺に見えないが、お寺さんである。
旅人でも受け入れて下さるそうだが、あいにくご住職や皆さんがお留守で泊まることは出来なかった。
・翔鸞公園
善正寺の前の公園。ここで南さんのお話を聞いた。
4、使ったお金
・拝観料 1200円
・交通費 920円
計 2120円
5、活躍した人
・センさん
毎回そうだが、お坊さんの話はほとんど分からないだろうに、じっと聞いていてくれている。
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●金閣寺へ
嵐山から出発し、広隆寺、仁和寺、竜安寺と歴史的に名高い仏閣を巡った。
特に仁和寺は、南門から広い道がまっすぐ伸びて本堂に続いており、
その道を歩いて行くと、平安時代の昔に戻ったような気分になった。
この京都研修で、一番平安時代を感じられたのが仁和寺であった。
そして今日の目的地は金閣寺である。
趙さんとセンさんには是非一度は見せておきたかったので、訪れてみた。
中学生の頃、初めて来たときのことは、ほとんど覚えていないが、
今回見て感じたのは、「意外に渋いな」ということだ。
金ピカというよりは鈍い光を放っており、池との対比で見ると
そう悪趣味ではないと感じた。
もっとも、観光客はたくさんいて、写真を撮りまくっており(私も撮った)、
そういう観光地然とした雰囲気が金閣寺に対するイメージを押し下げてしまっていると思う。
誰もいない時に、雪の降りしきる中で、静かに金閣を見るのが夢である。
●最強おばあちゃん
この日は、研修開始以来初めて(それ自体が驚くべきことだが)、宿交渉が難航した。
途中で立ち寄った正覚寺は、道端にいたお節介おじさんが案内して
くれなければ入れなかった。
そこは「工事中のため泊めることは出来ない」と言われたが、住職さんから
「仏様に出会うというのは、自分自身に出会うということ」だと教えて頂いた。
つまり、そのままの自分自身を受け入れることが大事だ、ということだ。
この言葉の意味はまだ消化しきれていないが、後々、重要な意味を持ってくる
気がしたので、ありがたく頂戴した。
ここで冷凍最中などを頂いた後、20件近く回って、ようやく出会ったお寺がある。
このお寺は、南さんという90歳近いおばあちゃんがいる。
この人、最強のおばあちゃんである。
若いころから世界を飛び回って音楽やバスケットボールで活躍し、
世界の宗教者とつながりを持ち、
このお歳になっても反原発などの活動を盛んに行っている。
ご家族も同様に非常なエネルギーを持った人ばかりであるという。
彼らは出払ってしまっていたためお会いできなかったのが、非常に残念だった。
南おばあちゃんから色々なお話を聞いた後、ご友人である山下さんのお宅に
泊めて頂けることになり、前日に訪れた大覚寺の近くまでバスで
舞い戻ることとなった(交通機関を利用したのはこの1回のみ)。
この日もまた、不思議なご縁によって宿を得ることの出来た日だった。
From:須藤雄介@東京校6期生(群馬県出身、早稲田大学卒)
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平成26年(2014)【7月29日(火)】 京都1週間修行(4日目)
チーム:「若者たち分裂&再結成」

↑京都御所にて、(はぐれていた)柳沢君と再会!
チーム再結成です。
東本願寺の教務所の方から蓮如について教えて頂きました。

↑嘉形君のおかげで、やっと宿交渉に成功しました!
私も負けずに宿交渉を成功させます。
チーム:「朱雀隊」

↑須藤班、朝のお掃除の様子。
大変お世話になりました。

↑須藤班、宿交渉成功しました!
ご紹介して頂いたお寺さんに泊めて頂くことになりました!
さらに、8/1には、お知り合いの違うお寺に泊めて頂けることに…!
私たちと同じような野宿旅を経験なさったことのある住職さんが、
色々と紹介して下さったのです。
ご縁に感謝いたします。本当にありがとうございます!

↑須藤班、宿交渉成功しました!
ご紹介して頂いたお寺さんに泊めて頂くことになりました!
さらに、8/1には、お知り合いの違うお寺に泊めて頂けることに…!
私たちと同じような野宿旅を経験なさったことのある住職さんが、
色々と紹介して下さったのです。
ご縁に感謝いたします。本当にありがとうございます!
チーム:「若者たち分裂&再結成」
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1、宿交渉の数と成果
20件中、1件成功
2、お世話になった人
・交渉が成功したお寺の住職さん
→法話を聴いて、サンドイッチと牛乳を2個ずつ頂いた。
・東本願寺の教務所の方
→リポビタ、お菓子、お茶、蓮如さんについての本や所縁のマップなどを頂いた。
・賽相寺の副住職の方
→お菓子を頂いた。
3、回った場所
東本願寺の教務所
→蓮如さんの生涯と教えについて
4、使ったお金
2500円
5、活躍した人
柳澤くん
→僕のストレスを解消してもらったからである。
エピソード:柳澤くんが元気で再会したことである(ホント良かったです。)
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●色々な方に感謝
山科別院の小山さんには、朝の法話に参加したからということで
普段であれば、サンドイッチと牛乳、各1個なのですが、
「お腹減っているだろ」と2個ずつ頂いたり、王来王家(おくおか)さんには
お菓子やゼリーなどを頂いたりと、多くの支えで現在の私がいるんだな、と感じた。
そして、それだけでなく、私たちのテーマでもある「蓮如」についての
資料や場所についても教えて頂けたことも、本当に有りがたいなと
人の温かさに触れることができました。もし、私が同じ局面に立った場合は、
同じようなことをしてあげたい!と強く思います。
●諦めないこと
1日目、2日目と野宿や仲間割れが起きて、チーム内が不穏になった中でも、
私たちのチームは宿交渉を諦めなかった。その結果が、実を結んで
泊めて頂けることになった。やはり、見知らぬ人間を自分の家に入れることには
抵抗を感じるようだ。しかし、心で相手に訴えれば必ずや伝わると
信じていくことが大切である。この日は本当に勉強させて頂いたと感じた。
From:嘉形俊輔@東京校6期生(山形県出身、山梨学院大学卒)
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●チームワークの重要性
昼頃、京都御所の蛤御門前で、
ついに同じチームの皆と再開・合流することになった。
チームのメンバーからは、逃げたことを責められるのではないか?と
思っていましたが、他のメンバーは何も言わず、喧嘩したメンバーも
自分から謝罪して来てくれました。
他のメンバーがこういう行動に出るとは思っておらず、
正直、救われました。
その後の宿探しではチームで協力して頑張って探したためか、
「寺にある倉庫なら良い」という返事をもらい、やはり宿探しには
最後まで諦めない忍耐力とチームワークが重要ではないかと感じました。
From:柳沢一磨@東京校6期生(神奈川県出身、帝京大学卒)
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●人の温かみに触れて
朝早くに法話に参加。
とても権力のあるお坊さんが来られました。
そして、サンドイッチと牛乳セットを特別にいただけて、
京都の人は全員が全員排他的ではない?という面に触れられて
固定概念を持つべきではない、ということを知りました。
そして東本願寺に移動して、蓮如に詳しい人の話を聞きました。
その人も親切なことに、食べ物を恵んでくださり本当に感謝しました。
最終的にあるお寺の物置的な小屋に一晩泊めていただけることになり、
何事も諦めなければ、最終的に結果につながるということを学びました。
From:鈴木駿介@東京校6期生(神奈川県出身、国士舘大学卒)
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チーム:「朱雀隊」
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●嵐山へ
この日は、嵐山へ歩いて行くという、聞いただけでワクワクするような(私だけか)行程をとった。
北野天満宮付近からは2時間ほどで辿りつくことが出来た。
嵐山の手前には、光源氏のモデルといわれる源融が建立した清凉寺、
南北朝時代の北朝の本拠地だった大覚寺がある。
本当に京都では、千年級のお寺が行く先々でいくつも出会えるのだ。
それから嵐山の竹林へ行き、源氏物語の舞台の一つである野宮神社にお参りした。
渡月橋のかかる桂川は、日本史の教科書にも登場する有名な豪商・角倉了以が
治水したもので、それにちなんだ銅像などが公園に建てられていた。
そしてここでは、遊覧船が営業しているのだが、その船そっくりに
作られたラジコン船を走らせている男性に出会った。
なんと、材料やら回路やら全て手作りで作ってしまったということで、
電子工学を学んだ趙さんがいろいろ熱心にお話を聞いていた。
また一つ、他では経験できない出会いがあって良かった。
●宿交渉
桂川を渡って嵐山から離れていく山道は、お寺が立ち並ぶ巡礼の地である(これも後で聞いた)。
その中で、あるお寺を見つける。
ここはもともと2つあったお寺が合同してできたものであり、
そのためご本尊が二体いらっしゃる、少し変わったお寺となっている。
このお寺の住職である藤賀さんは、ご自身の経験からも私たちの活動を理解して下さった。
そして、お盆前で忙しく、宿交渉は難航を極めるだろう…とのご配慮から、
ご実家であるお寺、そしてご友人のお寺の2つを紹介して下さった。
なんと、1回の交渉で2件も決まってしまうとは。
つくづく、ご縁に感謝である。
それから、松尾大社と月読神社にお参りしたのち、違う寺に到着した。
こちらもまた一風変わったお寺で、藤賀さんのお父上である藤賀さんの
お考えの下、障子は全て開けられた開放的な空間となっている。
ここではコーヒーも飲める。
ここでは本当にいろいろなお話を聞かせて頂いた。
例えば、この辺りは昔は京都とは呼ばれず、
京都から逃れていく人々の通り道だったこと。
そして、お寺は死んだ人間のためにあるのではなく、人がどうやって
幸せに生きるかを考えるための場所なのだから、もっと人が
お寺を普段から訪れられるように変えなければならない、ということ。
特に後者のお話は、他のお寺でも聞くこととなる。今後のお寺の存続に
危機感を持っている方が相当多いということだ。
檀家制度が消えつつある今、歴史あるお寺を維持していくためには
どうすればいいのか。たくさんのお寺にお世話になった身としては、
無関心ではいられない問題だ。
From:須藤雄介@東京校6期生(群馬県出身、早稲田大学卒)
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●京都人の優しさ、住職さんの人生観
今朝、早起きをし、お寺を掃除ました。
住職さんの暗唱の音は素晴らしかったです。
優しく、穏やかでした!
美味しご飯やお茶や貰えて、京都人の優しさを感じました!
その後、徒歩2時間かかる清涼寺(嵐山の方)に到着をしました!
でもお名前だけ涼しです。有名な竹林の小徑へ行きました、
素敵な場所です。写真をいっぱい撮りました。
今晩泊めさせていただいたお寺の住職さんの人生観は素晴らしいです。
人はもともと悪人です、速く結婚しで、子供を生んで育てて、
50歳以後は自分の時間です。その時に、自分のしたいことを実現すること
とおっしゃっていました。須藤さんに聞いたら、今、日本社会の
結婚平均歳は30だと言っていました。ちょっと遅いです。
でも台湾もその位です。
色々面白いお話を聞いて、本当に勉強しました。一生懸命頑張リます!
From:趙姮安@台湾留学生
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平成26年(2014)【7月28日(月)】 京都1週間修行(3日目)
チーム:「若者たち、分裂&再結成」

↑山科東本願寺へ着きました。蓮如像近くにて。
本日も野宿です。
チーム:「朱雀隊」

↑おはようございます。
朝のおつとめにも参加させて頂きました。

↑今朝泊めて頂いたお寺を出発し、今宮神社、大徳寺、雲林院、
西陣織会館、晴明神社、一条戻橋と行って来ました。
趙さんの足の痛みは弱まって来ているそうです。
体調に注意しつつ、活動を続けます。

↑頂きものとお部屋の様子です。
こんなに頂いてしまいました...。

↑泊めて頂いた方は、アイリッシュ・ブズーキという楽器を演奏なさっています。
チーム:「若者たち、分裂&再結成」
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●蓮如という人物は凄い!
鈴木くんの案で、『蓮如』について調べることになった。
初めは、誰!?と思い、興味が全くありませんでした。 しかし、
東本願寺では竹橋さんから『蓮如』はリーダーシップのある人で
心配りが良いという人間的な魅力をお聞きしました。
さらには、山科別院では、小山さんからどのようにして浄土真宗を
広めるかについてお話して頂いた。それは、町の有力者と仲が良かったこと。
特に、「御文」を書いて、門下生を使って全国各地に散らばらせ
民に伝えたということをお伺い致しました。本当に凄い人物であるなと感じ、
私にはない能力を持っていて、羨ましい反面、頑張らなければならない。
●周りに感謝を伝えることが重要である
例えば、共に過ごすチームの二人(柳澤くんと鈴木くん)である。
私がどんなに落ち込んでいても助けてくれる。
これって、本当にスゴいことなんだと後で感じました。
実際に宿交渉は失敗が多くても、助けてくれる。
チームの大切さを感じるが、それを私はまとめきれない所がまだまだである。
3人で協力をしてゆきたい。
From:嘉形俊輔@東京校6期生(山形県出身、山梨学院大学卒)
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●1人になり初めて気付いたチームの重要性
前日の夜は鴨川近くの公園で野宿をした。
私は、逃げ出したチームのメンバー、事務局の方達にも
一切何も連絡を取らず、勝手に単独行動していた。
その日は結局、ずっと1人で居たが、それで初めてチームの皆がいたから
今まで自分は頑張って来れたのではないか?と気づくことができました。
そして、この日は結局、チームの皆とは合流しなかったが、
明日、チームの皆と再会して、謝りたい、と思いました。
From:柳沢一磨@東京校6期生(神奈川県出身、帝京大学卒)
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●柳沢君がいなくなって・・・
その日は、昨日、価値観の違いから口論になって、
メンバーが1人欠けていてバラバラな状態でした。
そして1人が欠けるだけでなんとなく物足りなくて、力不足になるということも実感しました。
そしてその日はそのまま山科本願寺に向かいました。
そして蓮如のことについて、調べたら蓮如は無駄な争いを好まない性格で
仲間1人1人を大事にする人柄ということも学びました。
まさに私達がいざこざで分裂状態であるのと比べて、組織がまとまるには
皆と仲良くしなければいけない、ということを痛感しました。
この日は野宿でしたが、得られるものがたくさんあり達成感を感じた1日でもありました。
From:鈴木駿介@東京校6期生(神奈川県出身、国士舘大学卒)
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チーム:「朱雀隊」
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1、宿交渉の数と成果
6件目のお寺に泊めて頂くことに。
2、お世話になった人
・パン屋「Pain de Lait」さん
パンの切れ端を2袋タダで下さった。「次はない」と少し怒られたが...。
・千本えんま堂の職員の方
紫式部の供養塔について教えて頂いた。また泊まれそうなお寺も教わった(お金がかかるのでパスした)。
・本日泊めて頂く法華寺の皆様
最初にお会いしたお坊さんは既に引退なさっており、その息子さん(29歳)がご住職。
お母様が大変明るい方で、ご住職もアイルランドの伝統音楽を演奏するなど、とても楽しい方々だった。
また96歳のお婆さんもご健在。
・泊めて頂いたお寺の方々
アイリッシュ・ブズーキ(弦楽器)、アイリッシュ・フルート、アコーディオンの楽器を
演奏して頂く。
民族楽器を持たせてくれたり、漫才したり、賑やかで愉快な方々だった。
3、回った場所
・今宮神社
疫病神を封じる、千年以上の歴史を持つ神社。
・大徳寺
一休さんがいたお寺で、織田信長の父や毛利元就など名だたる戦国武将、千利休ら茶人といった多くの著名人にゆかりがある。
28日は一休さんの月命日とのことで、茶会のため多くの着物姿の女性が集まっていた。
・雲林院
大徳寺の隣にある。
紫式部の墓、小野篁の墓が並んで存在する。
・西陣織会館
京都の伝統工芸、西陣織の展示と販売を行っている。
魅力的なネクタイが目に留まったが、似合うのはもっと歳を重ねてからかな...と感じた。
・晴明神社
陰陽師、安倍晴明を奉る神社。
紫式部にゆかりのある小さな井戸がある。
・一条戻橋
死んだ者が帰ってくる、という少し不気味な伝承のある橋。
堀川は公園として整備され、子供の水遊びにはもってこいである。
・千本えんま堂(引接寺)
小野篁が建立したお寺。大きな閻魔大王がいる。
奥に紫式部の供養塔と紫式部像がある。
・釘抜地蔵
えんま堂の近くにあり、釘抜きの銅像がある小さく奇妙なお寺。
釘抜きは「苦抜き」が転じたものらしい。
・北野天満宮
菅原道真公を祀る有名な神社。
合格祈願は本殿に上がって行い、翌年3月まで毎日お祈りして下さるという。
4、使ったお金
0円!
5、活躍した人
・趙さん
会う人ごとに「日本語上手だね!」と誉められていた。日本に来てまだ2週間だ、と話すと、さらに驚かれる。
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●紫式部のお墓と供養塔
この日はまず、紫式部の墓があるという雲林院へ行くため、大徳寺などを回った。
大徳寺はかの有名な一休さんがいたお寺で、織田信長をはじめ
歴史上、名高い人物も多く関わっている重要なお寺だ。
この日はちょうどお茶会が開催されていて、作務衣を着た私たちは
参加者と間違われた(もしかしたら私は一休さんの真似事でも
やっているのだと思われたかもしれない…)
紫式部のお墓というのは、言い伝えに基づいて後世に建てられたものであるらしく、
閻魔大王の右腕だという伝説の残る、小野篁のお墓が隣に並んでいた。
鎌倉時代以降、武士の世の中になると、恋愛小説などを書いた
紫式部は罪深い、ということで地獄に落ちたことになったらしい。
それを救ったのが小野篁なのだそうである。それだけのことで
お墓が2つ並ぶのも妙な話だとは思う。
2人の(死後の)つながりはそれだけではない。
千本えんま堂(引接寺)は、小野篁が建立した寺であるが、
そこには紫式部の像と供養塔が建てられている。
生きた時代の違う2人だが、中世から江戸時代にかけて、
様々な創作から2人の因縁は勝手に深められていったのだろう。
私たちとしては、このお寺を訪れる理由が出来たので別に良いのであるが。
この日は、ほかに晴明神社(陰陽師・安倍晴明の神社)、西陣織会館、
釘抜き地蔵(釘と釘抜きがお堂の外壁にたくさん打ちつけられている。
苦を抜くからそう呼ばれる)、北野天満宮(菅原道真。合格祈願は
来年三月まで毎日お祈りしてくれる)などを訪れた。
●お寺でパーティ?
この日は、地図を見ながらお寺を探しているうちに、
たまたま見つけたお寺に、ふらっと立ち寄ったら、
すんなり受け入れてもらえた(そういうことはほかの日にもあった)。
ご住職のお部屋の2階が空いているということで、そこを貸し与えて頂いた。
ここでもお菓子や食事、洗濯までさせて頂いて有難かったのだが、驚くには早かった。
住職さんはまだ29歳の若手で、夜に友人を呼び、部屋でバンドの練習をするとのことだった。
それはアイルランドの伝統楽器を用いた、軽やかな音楽だった。
その練習風景を見学させていただくことが出来た。
それだけにとどまらず、ピザを注文して下さったので、
それをみんなで食べ、ジュースを飲み、笑い合い、というパーティとなった。
お寺に泊めて頂きに来たのに、まさかこのような体験をすることが出来るとは。
あまりにも不思議なご縁だった。
彼らは精力的にライブ活動を行っているので、いつかライブにも行くことが
出来るだろう。その時を楽しみに待っていたい。
From:須藤雄介@東京校6期生(群馬県出身、早稲田大学卒)
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●3日目
皆さんのおかげで、足は随分治りました。
もう大丈夫だと思います。今日も色々な場所へ行きました。
紫式部のお墓、大徳寺、北野天滿宮、安倍晴明の神社も行きました。
源氏物語と関係ないけど、安倍晴明の神社が一番好きです。
いろいろな話を聞いて、この陰陽師のことがすごく興味津々です。
From:趙姮安@べんだい台湾生
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平成26年(2014)【7月27日(日)】 京都1週間修行(2日目)
チーム:「若者たち、分裂&再結成」

↑1枚目が岡崎別院、2枚目が岡崎神社の中の雨社という場所です。

↑宿交渉、難航中!
20件くらいお願いしたが、全滅!!
これから、野宿です。
昨晩は、私達は七条橋の公園で野宿でした。
今朝は岡崎別院様の法話に参加させて頂きました。宿も願い出ましたが、残念!
しかし、パンとコーヒーを頂くことになりました。本当に感謝です。
チーム:「朱雀隊」

↑おはようございます。
朝のお掃除を終了致しました。
この後ご挨拶して失礼します。

↑餃子の王将出町店!皿洗い30 分!
皿洗い30分すれば、タダで食べさてくれることで有名な餃子の王将出町店です。
ただいま皿洗いの順番待ち中。

↑王将で皿洗い中の写真。
ピークを過ぎてて洗うお皿があまりありませんでした。

↑餃子の王将出町店にて、1人30分ずつ交替で皿洗いさせて頂きました。

↑上賀茂神社に到着しました。
源氏物語との関わりについて聞いてきます。
チーム:「若者たち、分裂&再結成」
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1、宿交渉の数と成果
覚えているので、20件以上。
成果は得られない。
2、お世話になった人
寂光寺の副住職の方。お水を頂きました。
3、回った場所
東本願寺、寂光寺、岡崎神社
・寂光寺の歴史(囲碁の開祖、本因坊と顕本法華宗)
・岡崎神社の歴史(桓武天皇→後醍醐天皇→足利義政が修復、
うさぎが多産である事から子授けの神として祈願信仰)
4、使ったお金(4人分)
700円
5、活躍した人
本日は、なし
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●1日の流れ
5:30 起床
5:50 出発(公園)
7:15 岡崎別院で法話を聞く
8:45 岡崎公園で朝食
10:00 岡崎神社を調査と参拝
10:40 京都府立図書館へ
12:00 お寺を訪問しお話を伺う
14:45 Mナルドで休憩
15:05 東西本願寺へむかう(宿交渉も兼ねて)
20:00 宿交渉失敗し、野宿する場所を探す
21:00 充電をするため、Mナルドへ向かう
23:00 円山公園へ向かう
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●宿交渉は難しい
20件以上してみて、断られ続けていくと精神的ダメージが蓄積されることに気づく。
それによって、イライラなどの感情が表に現れてくるのを感じた。
こんな経験は今までしたことがない。また、電話での宿交渉は
今後はしないようにしようと思う。
●チームの結束力を高めるには
柳澤くんが失踪して、私と鈴木くんの2人になったが、このまま2人で
今後は厳しいと思う。どうにか、私から連絡をとって仲良く
行動していけるようなアイデアが思い付かない。それでも、何か動かないと
始まらないといけない。だから、私から連絡してみる。
●宿交渉
今回は、市街地周辺で宿交渉を行った。電話を含めると40件は行った。
しかし、電話であると声のみの交渉となるため非常に厳しかった。
そして、何回も失敗すると精神的に参ってしまうことに気づいた。
さらに、お寺や神社以外に民家にも挑戦した。けれども、失敗に終わった。
それでも、何か自分から動くこと、チームを盛り上げることが
リーダーの役目であると、その時感じた。良い意味で社会勉強になった。
●人間の本質がみえる
宿交渉もそうだが、食料や水分の確保、などが不足あるいは
極限状態になると人間の本質というのだろうか、
逃げたくなるような衝動にかられた。それでも、リーダーという
役割を懸命に果たしていなければという理性が働いて
自分だけで精一杯に陥った。正直〝辛い〟というのが本音である。
From:嘉形俊輔@東京校6期生(山形県出身、山梨学院大学卒)
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●自分の中の甘え
●宿交渉
この日は京都の南の東本願寺周辺の寺を中心に40軒の寺をまわったが、
目立った成果が挙がらなかった。
そのため、なかなか宿が決まらないイライラと、歩き回ったことによる
体力の消耗で私はもう宿交渉がしたくなくなってしまった。
そして、そんな時に同じメンバーとギクシャクして喧嘩になってしまった。
これで完全にやる気を失った私は、周りのメンバーは頑張って、
諦めずに電話を使って宿交渉していたのにも関わらず、
ただ傍観することしか出来なかった。
「もう1人になりたい…」と思った私は、
次第にチームから心が離れていき、
そして、勝手にチームから逃げ出して、単独行動をしてしまった。
このことは、後になって後悔することになった。
From:柳沢一磨@東京校6期生(神奈川県出身、帝京大学卒)
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チーム:「朱雀隊」
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1、宿交渉の数と成果
4件(1件不在)中、1件成功!
2、お世話になった人
・京都府立医大附属病院の先生方
・餃子の王将出町店の店長と店員さんたち
店長さんは「貧乏人好きやさかい」とおっしゃっていた。
4名で押し掛けたにも関わらず、受け入れて下さった。
このお店のことは台湾やチェコの新聞に載ったこともあるらしい。
また、昨年も作務衣を着たベン大生が来ていたとのこと。
・上賀茂神社の神職の方
紫式部と上賀茂神社の関係を教えて頂いた。特に隣にある末社の片岡社が、
紫式部ゆかりの神社だとのこと。
・あるお寺の住職さん
陽気なお爺さん。最初、須藤一人が泊まるものと勘違いなさっていたらしい...。
それでも4名全員泊めて下さった。
台湾旅行(昭和46年)の写真、お経で描いた観音様の絵などを見せて頂いた。
3、回った場所
・京都府立医大附属病院
趙さんの足の虫刺されとその後の腫れを診察してもらった。保険がきかず1万円以上...。
・京都市歴史資料館
日曜のため一部しか見られなかった。
江戸時代以降の京都の一地区について郷土研究の成果が特別展として
展示されていた。また奥に充実した映像資料も。
・餃子の王将出町店
食後30分皿洗いすることを条件に、タダで飯が食える、他に類を見ないお店。
焼き飯セット(690円)を頂き、満腹になった。
・上賀茂神社(賀茂別雷神社)と片岡社
上賀茂神社は平安京以前から勢力を誇った賀茂氏の神社。
片岡社は縁結びの神様として知られる。上賀茂神社の手前にこじんまりとしてある。
紫式部がここで恋の和歌を詠んだ。
4、使ったお金
・医療費 10,947円
・入浴費 1,230円
※昨日の拝観料(廬山寺) 2000円
5、活躍した人
・センさん
不満を言いつつも、趙さんの足の具合をいつも気にしてくれていた。
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●外国人と病院
趙さんの虫刺されの足の腫れがひどくなってきてしまったので、
京都府立医大の附属病院に行って診察を受けてもらった。
外国人は保険がきかないので、実費で支払わなければならない。
診察料、抗生物質、塗り薬だけで結構な額を請求された時、その事実に初めて気づかされた。
しかしこれは、医療費が法外なのか、それとも医療保険制度が偉大だとみるべきなのか。
ともかくここでしっかり診療を受けたおかげで、のちに趙さんの症状は治まり、
無事に全員で旅を続けることが出来たのであった。
●餃子の王将で皿洗い
「餃子の王将 出町店」にて、昼食をとった。
なんとここは、知る人ぞ知る「皿洗いを30分すれば、定食がタダで食べられる」というお店。
店長さんは「貧乏人が好き!だから」ということで、この取り組みをずっと続けているそうだ。
その評判は海外にも伝わり、台湾やチェコの新聞で取り上げられたこともあるという。
私たちは腹いっぱい食べさせていただき、感謝を込めてお皿を磨いた。
●上賀茂神社と紫式部
趙さんは足に痛みがあるも、歩くことは可能ということで、上賀茂神社まで歩いて行った。
上賀茂神社の敷地には、「片岡社」という小さな神社がある。
ここには紫式部が読んだ和歌が残っており、その歌にもある通り縁結びの神社となっている。
意外だったのが、上賀茂神社の前では単なる屋台ではなく、工芸品やアートの作品を
売る屋台が並んでいたことだ。
それが他の神社にはない独特の、ある種浮世を離れた雰囲気を出していて、とてもよかった。
●宿交渉:浄心院
上賀茂神社の周囲のお寺巡りをして、前日に引き続き坂道を上っていくと、
浄心院というお寺さんに出会った。
聞けば書道教室を開いているそうで、その教室に使っている部屋を貸していただけることになった。
ここの住職である吉村さんは、陽気なお爺さんで、台湾旅行の写真(昭和50年代)や、
お経の文字で描いた観音様の絵などを見せてくれた。
また、このお寺は黄檗宗という中国伝来の宗派で、吉村さんの前はずっと
女性のお坊さんが住職を務めてきたこと、鉄樹庵というかつてあったお寺から
島津家のご位牌を引き継いでいることなど、結構すごい歴史を受け継いだお寺だった。
思いがけずこのような歴史体験ができてうれしかった。
From:須藤雄介@東京校6期生(群馬県出身、早稲田大学卒)
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