平成25年(2013)【12月15日(日)】 濱口晴彦先生(文学博士、早稲田大学名誉教授)、芋販売開始

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●1日の流れ
9:00 朝礼
9:15 松陰神社参拝
9:30 掃除、焼き芋開始
10:05 新聞アウトプット
・7面 SC開業 60件超に回復
・3面 国債発行総額 最高へ
11:00 昼食休憩
12:15 濱口先生を松陰神社案内
13:30 濱口晴彦先生の講義
「人生のあいまいさ-その向こうにあるもの」
・あいまいさへの視野
・自我の彷徨、あいまいさの中へ
・人生のあいまいさからの離脱
・あいまいさの向こうにある3つの壁
・あいまいさのフロンティア
・人間の視野
・生まれてから死ぬまでの経路
・幸福に必要な9つの条件
・人生の方程式
15:00 質疑応答
16:00 終礼、解散
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●心のあり方
心のあり方が人、人生を決める。
杉晋作は「おもしろき こともなき世を おもしろく すみなすものは 心なりけり」
という歌で、心のあり方の重要性を歌っている。
また日本の近代化の中で、夏目漱石の教え子であった藤村操は個人主義に適応できず
自殺してしまったという。
作家として活躍した夏目漱石や石川啄木とは違って、心のあり方で命を落としてしまった。
石川啄木が十五歳の心を歌った素晴らしい歌を残している。
「不来方の お城の草に 寝ころびて 空に吸われし 十五の心」
人生の方程式も教えていただいた。
いかにお金、もの、人間関係の値が高くても、それに意欲をかけるのだから、
意欲がゼロなら結果もゼロである。
意欲には志も当てはまる。
心のあり方を考え、人生というものをさらに深く考えなければならないと、改めて教えていただいた。
From:佐藤洋一@東京校5期生(神奈川県出身・玉川大学卒)
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難しいお話であったが、自分の人生を生きるためのヒントを与えていただいた。
結果を得るための方程式
f=(a+b+c)x
結果=(お金+物+人間関係)×意欲
どんなに物質的に豊かでも、意欲が0では、結果も自ずと0になる。
意欲が大きければ大きいほど、それに伴って結果も大きなものになる。
つまり、何をするにも意欲があってこそ、ということだ。
また、大人として成熟していくにつれて、それまでの価値観が崩れ、
新たな価値観を再構築していくという話からは、
いわゆる型にはまった通りの価値観を持っている内は、受動的な生き方をしており、
価値観の変容が起きた後は、自分の人生を自分で取捨選択していくといった、
主体的な生き方になっていることに気づく。
価値観に支配されるか、自分で価値観を選択し、従わせるかで、生き方に大きな差が出るだろう。
私は後者の生き方をしていく。
From:和田将寛@東京校5期生ダッシュ生(神奈川出身・富士常葉大学1年)
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●「人生のあいまいさ- その向こうにあるもの」
自立する事により、
今まで庇護されて自分がなくなり、
新たな自分へと代わって行く。
新しい事、新しい自分に代わろうとする時、
必ず何らかの喪失があり、
喪失を恐れず行動して行く事で、
違った道が開けると、私は感じた。
常に勇気を持って果敢に行動して行きます。
From:高岸知広@東京校5期生(兵庫県出身・金沢学院大学卒)
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●『人生に意味を見いだす』
17年という短い歳月で命を絶った藤村操さんのお話が深く残りました。
藤村さんの自殺の原因は、人生に意味を見いだせなかった為だと言われています。
親の敷いたレールに乗っていれば良かった時期から、自分でレールを敷く時期への
移行が、藤村さんはうまくいきませんでした。
自分のレールに、生きる意味や大きな価値を付加する事が出来なかった…
藤村さんの生きた時代は、20世紀と21世紀をまたぐ時代でした。
21世紀は、自分の人生にどう意味を持たせるかを考えるようになった時代です。
藤村さんの事件は、近代的自殺のはじまりだと言われています。
自分がどこに向かって何をすべきかが明確にあれば人は生きられます。
ゴールが明確であればあるほど情熱的に生きられます。
藤村さんが抱えておられた悩み苦しみは、今の若者も抱えている悩みです。
試行錯誤しながら自分の役割・ゴールを探していく。
From:井浪康晴@東京校4期生・実行生(京都府出身・鳥取大学卒)
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●『人生のあいまいさに向き合う』
人生のイニシエーション(=通過儀礼)という難しい内容だった。
藤村操という方の、生きる意味に悩み死を覚悟したら
気分がスッとしたいう辞世の句を教えて頂き、
私も親の経済的支援があった時の、
将来自分が何をしたいのか分からない時期を思い出した。
自分は何を目指して生きているのか、
将来何になりたいのかを思い悩む過程が
大人になるまでの段階ではある。
しかし社会に出ると、社会の中で自分を認めてくれる人が
出てくるので、その悩みは解消されていくものだと思う。
大人になる段階、今後の人生の中で
今自分の経験・知識だけで思い悩む事が
実は大した事ではないかもしれない。
人生のあいまいさに突き当たったときも、
プラスに変えてポジティブに生きて行こうと感じた。
From:小林諒也@東京校4期生・実行生(北海道出身・公立はこだて未来大学院卒)
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