平成26年(2014)【7月28日(月)】 京都1週間修行(3日目)
2014/07/28
チーム:「若者たち、分裂&再結成」

↑山科東本願寺へ着きました。蓮如像近くにて。
本日も野宿です。
チーム:「朱雀隊」

↑おはようございます。
朝のおつとめにも参加させて頂きました。

↑今朝泊めて頂いたお寺を出発し、今宮神社、大徳寺、雲林院、
西陣織会館、晴明神社、一条戻橋と行って来ました。
趙さんの足の痛みは弱まって来ているそうです。
体調に注意しつつ、活動を続けます。

↑頂きものとお部屋の様子です。
こんなに頂いてしまいました...。

↑泊めて頂いた方は、アイリッシュ・ブズーキという楽器を演奏なさっています。
チーム:「若者たち、分裂&再結成」
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●蓮如という人物は凄い!
鈴木くんの案で、『蓮如』について調べることになった。
初めは、誰!?と思い、興味が全くありませんでした。 しかし、
東本願寺では竹橋さんから『蓮如』はリーダーシップのある人で
心配りが良いという人間的な魅力をお聞きしました。
さらには、山科別院では、小山さんからどのようにして浄土真宗を
広めるかについてお話して頂いた。それは、町の有力者と仲が良かったこと。
特に、「御文」を書いて、門下生を使って全国各地に散らばらせ
民に伝えたということをお伺い致しました。本当に凄い人物であるなと感じ、
私にはない能力を持っていて、羨ましい反面、頑張らなければならない。
●周りに感謝を伝えることが重要である
例えば、共に過ごすチームの二人(柳澤くんと鈴木くん)である。
私がどんなに落ち込んでいても助けてくれる。
これって、本当にスゴいことなんだと後で感じました。
実際に宿交渉は失敗が多くても、助けてくれる。
チームの大切さを感じるが、それを私はまとめきれない所がまだまだである。
3人で協力をしてゆきたい。
From:嘉形俊輔@東京校6期生(山形県出身、山梨学院大学卒)
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●1人になり初めて気付いたチームの重要性
前日の夜は鴨川近くの公園で野宿をした。
私は、逃げ出したチームのメンバー、事務局の方達にも
一切何も連絡を取らず、勝手に単独行動していた。
その日は結局、ずっと1人で居たが、それで初めてチームの皆がいたから
今まで自分は頑張って来れたのではないか?と気づくことができました。
そして、この日は結局、チームの皆とは合流しなかったが、
明日、チームの皆と再会して、謝りたい、と思いました。
From:柳沢一磨@東京校6期生(神奈川県出身、帝京大学卒)
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●柳沢君がいなくなって・・・
その日は、昨日、価値観の違いから口論になって、
メンバーが1人欠けていてバラバラな状態でした。
そして1人が欠けるだけでなんとなく物足りなくて、力不足になるということも実感しました。
そしてその日はそのまま山科本願寺に向かいました。
そして蓮如のことについて、調べたら蓮如は無駄な争いを好まない性格で
仲間1人1人を大事にする人柄ということも学びました。
まさに私達がいざこざで分裂状態であるのと比べて、組織がまとまるには
皆と仲良くしなければいけない、ということを痛感しました。
この日は野宿でしたが、得られるものがたくさんあり達成感を感じた1日でもありました。
From:鈴木駿介@東京校6期生(神奈川県出身、国士舘大学卒)
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チーム:「朱雀隊」
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1、宿交渉の数と成果
6件目のお寺に泊めて頂くことに。
2、お世話になった人
・パン屋「Pain de Lait」さん
パンの切れ端を2袋タダで下さった。「次はない」と少し怒られたが...。
・千本えんま堂の職員の方
紫式部の供養塔について教えて頂いた。また泊まれそうなお寺も教わった(お金がかかるのでパスした)。
・本日泊めて頂く法華寺の皆様
最初にお会いしたお坊さんは既に引退なさっており、その息子さん(29歳)がご住職。
お母様が大変明るい方で、ご住職もアイルランドの伝統音楽を演奏するなど、とても楽しい方々だった。
また96歳のお婆さんもご健在。
・泊めて頂いたお寺の方々
アイリッシュ・ブズーキ(弦楽器)、アイリッシュ・フルート、アコーディオンの楽器を
演奏して頂く。
民族楽器を持たせてくれたり、漫才したり、賑やかで愉快な方々だった。
3、回った場所
・今宮神社
疫病神を封じる、千年以上の歴史を持つ神社。
・大徳寺
一休さんがいたお寺で、織田信長の父や毛利元就など名だたる戦国武将、千利休ら茶人といった多くの著名人にゆかりがある。
28日は一休さんの月命日とのことで、茶会のため多くの着物姿の女性が集まっていた。
・雲林院
大徳寺の隣にある。
紫式部の墓、小野篁の墓が並んで存在する。
・西陣織会館
京都の伝統工芸、西陣織の展示と販売を行っている。
魅力的なネクタイが目に留まったが、似合うのはもっと歳を重ねてからかな...と感じた。
・晴明神社
陰陽師、安倍晴明を奉る神社。
紫式部にゆかりのある小さな井戸がある。
・一条戻橋
死んだ者が帰ってくる、という少し不気味な伝承のある橋。
堀川は公園として整備され、子供の水遊びにはもってこいである。
・千本えんま堂(引接寺)
小野篁が建立したお寺。大きな閻魔大王がいる。
奥に紫式部の供養塔と紫式部像がある。
・釘抜地蔵
えんま堂の近くにあり、釘抜きの銅像がある小さく奇妙なお寺。
釘抜きは「苦抜き」が転じたものらしい。
・北野天満宮
菅原道真公を祀る有名な神社。
合格祈願は本殿に上がって行い、翌年3月まで毎日お祈りして下さるという。
4、使ったお金
0円!
5、活躍した人
・趙さん
会う人ごとに「日本語上手だね!」と誉められていた。日本に来てまだ2週間だ、と話すと、さらに驚かれる。
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●紫式部のお墓と供養塔
この日はまず、紫式部の墓があるという雲林院へ行くため、大徳寺などを回った。
大徳寺はかの有名な一休さんがいたお寺で、織田信長をはじめ
歴史上、名高い人物も多く関わっている重要なお寺だ。
この日はちょうどお茶会が開催されていて、作務衣を着た私たちは
参加者と間違われた(もしかしたら私は一休さんの真似事でも
やっているのだと思われたかもしれない…)
紫式部のお墓というのは、言い伝えに基づいて後世に建てられたものであるらしく、
閻魔大王の右腕だという伝説の残る、小野篁のお墓が隣に並んでいた。
鎌倉時代以降、武士の世の中になると、恋愛小説などを書いた
紫式部は罪深い、ということで地獄に落ちたことになったらしい。
それを救ったのが小野篁なのだそうである。それだけのことで
お墓が2つ並ぶのも妙な話だとは思う。
2人の(死後の)つながりはそれだけではない。
千本えんま堂(引接寺)は、小野篁が建立した寺であるが、
そこには紫式部の像と供養塔が建てられている。
生きた時代の違う2人だが、中世から江戸時代にかけて、
様々な創作から2人の因縁は勝手に深められていったのだろう。
私たちとしては、このお寺を訪れる理由が出来たので別に良いのであるが。
この日は、ほかに晴明神社(陰陽師・安倍晴明の神社)、西陣織会館、
釘抜き地蔵(釘と釘抜きがお堂の外壁にたくさん打ちつけられている。
苦を抜くからそう呼ばれる)、北野天満宮(菅原道真。合格祈願は
来年三月まで毎日お祈りしてくれる)などを訪れた。
●お寺でパーティ?
この日は、地図を見ながらお寺を探しているうちに、
たまたま見つけたお寺に、ふらっと立ち寄ったら、
すんなり受け入れてもらえた(そういうことはほかの日にもあった)。
ご住職のお部屋の2階が空いているということで、そこを貸し与えて頂いた。
ここでもお菓子や食事、洗濯までさせて頂いて有難かったのだが、驚くには早かった。
住職さんはまだ29歳の若手で、夜に友人を呼び、部屋でバンドの練習をするとのことだった。
それはアイルランドの伝統楽器を用いた、軽やかな音楽だった。
その練習風景を見学させていただくことが出来た。
それだけにとどまらず、ピザを注文して下さったので、
それをみんなで食べ、ジュースを飲み、笑い合い、というパーティとなった。
お寺に泊めて頂きに来たのに、まさかこのような体験をすることが出来るとは。
あまりにも不思議なご縁だった。
彼らは精力的にライブ活動を行っているので、いつかライブにも行くことが
出来るだろう。その時を楽しみに待っていたい。
From:須藤雄介@東京校6期生(群馬県出身、早稲田大学卒)
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●3日目
皆さんのおかげで、足は随分治りました。
もう大丈夫だと思います。今日も色々な場所へ行きました。
紫式部のお墓、大徳寺、北野天滿宮、安倍晴明の神社も行きました。
源氏物語と関係ないけど、安倍晴明の神社が一番好きです。
いろいろな話を聞いて、この陰陽師のことがすごく興味津々です。
From:趙姮安@べんだい台湾生
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