東京校の講義レポート

【9月12日】三島由紀夫11.25義挙正当裁判要求闘争実行委員会 吉村和裕先生 『日本人とは何か』

2009/09/12
・個人主義に染まりきった"えせ日本人"
 ⇒私が質問した際"参考"といった点に
  ついて、注意なさった。
  「自分の都合のいい者だけ抜き取る考えは、
   本来の日本人にはなかった。」と
  ※教えて頂いたことを"クジラの如く全て吸い込み"
   "その中で自分に会うものを学ぶ"のが日本人の
   学び方である。※
 →上記の心構えを持つよう"ご指導"頂けたこと
  はありがたいことである。
  自分自身は"いい所だけ取ろう"というつもりでは
  なかったが、"発言"には出てしまっていた。
  深層心理ではそう思っていたのだろう。
  "全て受け止める学び"を修めて行きたい!!

・夢を実現するために、"外せない3段階"
 ●第一段階●
  自らの夢が、歴史内で類似例があるかを調べる。
  ⇒"歴史に学ぶ"とはこのことだろう。
   2009年の歴史の内で、"自分と同じ夢"を思い・実現
   した例は必ずある。
   また、夢と直接関係なくても、参考になる点が
   歴史には沢山眠っている!!
  時代背景・人物像・戦略・実現法(サクセスストーリー)
  を学ぼう!!
 →"偉人の伝記"から学んだイギリスの宰相
  チャーチルの名言に通じる。
 
 ●第二段階
  神様との対話(天命)が聞けるまで、問いかけを行う。
  ⇒自らの中にある"生まれて持った使命(神性)"
   を見つける。
   日本には"八百万"の神様がおり、
   多種多様の強みを持った神様がいる。
   自分の目指す道に"通じる神様"がいる。

 ●第三段階●
  "私利私欲"の気持ちを捨てる
  ⇒儲けることは"稼ぐ"ことであり、
   "働く"ことではない。
   働くとは"周りを楽にする行為"のこと
   を指している。
上記の3つが達成されることで"夢は実現される"
流れ(プロセス)が完成する。
思うだけでは"虚妄"で終わってしまう。

・言霊は"ステップ"を踏むことで実現する
 ⇒日本で最も"言霊"のなさが表立ってるのは政治家である。

・日本と日本人とは?
 花の種は"言われなくても花になる形"を
 知っている。
 ⇒「日本とは?」という問いをすること自体
   おかしいかもしれない。
   "花の種"のように生まれながら持っている
   はずなのだから。
  ただ、それを考える機会が"戦後日本教育"では奪われた。

・国体=国家の理念(国の運営の仕方)
 ぶれてはいけない"振り子の軸"のようなもの
 ⇒国体の実現方法は時によって変わる。
  外交・内政・戦争など歴史での起こり事は、
  国体を維持する為に行われる手段である。
 ⇒上記の"国体維持の手段"に誤りがあった場合に
  正す行いを【維新】という。

・"維新"とは「これあらた」ともう読み
 「いったん洗い直す」とを指す
 ⇒竜馬の「国を洗濯する」という名言は
  維新をしっかり指した発言だった。

・"維新"と"革命"の違い
 戦後教育では、維新のことを「革命」というが
 意味はまったく違う!!
 【維新】は、国体を維持する為に誤った手段をただすことである。
 【革命】国体ごと破壊し、変えることである。

・「日本を一つの都とし、世界をひとつの家となす。」
 "国民は皆、自分の家族である"という考え
 初代天皇 神武天皇が日本を開く際に宣言したという。
 ⇒このような文から、天皇が"西洋の王様(支配者)"
  と違うことがわかる。
・家族主義での国家運営で欠かせない"3つのこと"
 これを守り"肇国(国を開くこと)"を始めた。
 1、議論をする。皆から話を聞くこと。
 2、刃に血ぬらさず。武力で問題解決しないこと。
 3、理解して、教え、悟ること。これを実行すること。

・天皇と国民は。相互つながっている
 「大御心」と「忠誠心」
【大御心】とは、天皇が国民を"お気に掛ける"
 こと。"祭祀王"として数々のお祈りをする際は
 「国民が平和に安心安全に日々を過ごせるように…」
 という気持を込めて、行われていらっしゃる。
 国民は、天皇の御見心に答えようとする。
 これを【忠誠心】という。
 ※本来、忠誠心は強制されるものではないのだ!!※
この天皇と国民の"強固な信頼関係から来る結び"が日本を支えてきた。

・天皇が「大御心」を形にした例に
 「5カ条のご誓文」と「教育勅語」がある。
 ⇒天皇は、国の運営にタッチをしたことはない。
  国の運営は"幕府・議会"に任せており、
  挙げられた案には"意見する権利"はなく
  ただ承認印を押すだけである。
 ⇒だが、「こうしたほうがいいですよ」と意見をいったり
  「近代化に成功しても道を間違えてはいけませんよ」と
  忠告したりは出来る。
  "5カ条のご誓文"は前者を
  "教育勅語"は後者の為に天皇が発布した。
 ⇒発布されたものに強制権はないが、国民はこれを聞きいれた。
  「わたしが思いますのが(朕思うに)」とすごく丁寧な発言をなさっていた。

※上記のようなすばらしい【天皇と国民】のつながり
 が、戦後断絶される。これを行ったのはアメリカ(GHQ)である※
●GHQによる"日本解体""弱体化"●
 【天皇と国民の一体感】など、アメリカには
 理解しがたいことだらけが、日本にあった。
 これをアメリカは"不気味"に思うと同時に、これらを
 日本人の"強さの源"とGHQは分析した。

・上記の結論から、GHQは日本独特の風習・文化を破壊しに
 掛った。
【GHQによる"日本解体戦略"】
 ●その1:教育解体●
 1、日本史の否定。従来の教育方針の否定
  ↓
 2、修心・歴史・地理の教育禁止
  ↓
 3、「大御心」と「忠誠心」の考えの否定
   これで"天皇と国民の分断"に成功
  ↓
 4、神話の歴史を否定
   神武天皇の"私と国民は家族である"という
   考えが教えられなくなる。
  ↓
 5、"新生"社会科教育の新訂
   【年号教育・偉人が学べない歴史教育】の開始
   今まで私が受けてきた教育が、ここから始まった…
  ↓
 6、教育基本法の制定。「教育勅語」の失効

 ●その2 天皇・神道の否定●
  人間宣言・国家神道の禁止
  1、死生観の排除
  2、自然信仰(八百万の神々の存在)の否定
  3、神と仏を同格に扱うことを禁止
  ⇒一神教(キリスト教)のアメリカにとっては
   2と3が許せなかったと思われる。
   ゆえに排除したのだろう。
 ●その3 憲法改定(完全に国際法違反)●
 ●その4 生活破壊(衣食住)●
  衣…ファッションの洋風化
    男女の服装の同一化。
  食…肉料理の導入(体質の変化)
  住…コンクリート建築の導入
    自然との同居から断絶させる。
上記の"解体戦略"は功をそうし、見事(?)現日本には
"真の日本人"がいなくなった。
アメリカから押し付けられた教育で生まれた"えせ日本人"
達が、自国に誇りが持てなくなってしまうのは当然のこと
であろう。

以上。

日本ベンチャー大學1期生 辻拓弥(城西大学卒・埼玉県出身)

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