平成25年(2013)【3月30日(土)】 日本ベンチャー大學4期生 卒業式
平成25年(2013)【3月20日(水)】 知覧卒業合宿 2日目


・ 中條学長講義
中條学長の話を聴き、感じたことは、過去に学ぶこと、そして、未来を描くこと。
自分の国の歴史を学ばなかったら、民族は滅びるという話があった。
自国の歴史を学ぶということは、過去に起きた出来事から、何か参考にしたり、
同じ過ちをおかさないようにということもあるかもしれないが、
それ以上に、自国をしることで、自分の国に誇りを持つという面が大きいと思う。
自国に誇り、親しみを持つことで、自分の国の評価を下げることはできないから、
礼儀を大切にしようとする民度の高さであったり、国をもっと盛り上げよう、豊かにしようという
強さに繋がるのだと思う。
なので歴史は学ばなければならない。
次に夢を持つことについて。
夢を持つと、それを達成しようと多少のことではへこたれない。
夢を達成しようとする強さが出る。
夢を持つことで、人は元気になる。
これら過去と未来を大切にしていく。
・女将さんのお話
富屋旅館3代目女将の鳥濱初代さんに講義をしていただいた。
お話の中で、あなたは家族、友達、学校、地域、国、世界、地球に何を与えていますか、
と聞かれた。
果たして自分は周りに何かを与えることができているのだろうか。
これを与えることができている!というものがまだない。
生まれてきたからには何かを残したい。
誰かのために、自分は何が出来るのかということを考えながら、
これから行動していく。
・JVU各分校卒業式
富屋旅館にて各分校の卒業式が行われた。
各分校とは、京都研修や回天研修、萩研修等で一緒に学ぶ機会があり、
全国に共に学ぶ仲間がいるんだとモチベーションが上がり、
また、各分校の人たちの日報を出すスピードに驚いたりと、刺激を受けてきた。
その仲間たちの卒業式を見て、みんなこれから社会に出て活躍をするんだという気持ちになり、
自分も負けないようにこれから頑張っていかなければならないと感じた。
・知覧を訪れて
知覧を訪れるにあたって、これを知って帰りたい!というものがあった。
それは、特攻をした方々は何を思って特攻に向かっていったのか、ということだ。
知覧研修を終え、一つ感じたことがある。
“誰かのために"という気持ちが当時の人たちは強かったのではないか。
家族のために、恋人のために、日本の平和のために自分は特攻を行うのだと。
“誰かのために"という気持ちが強いからこそ、自分の命を投げ出せた。
命を投げ出すというのは嫌だと思う。しかし、自分の命でたくさんの命が救える、
という想いがあったから特攻を行えたのではないか。
“自分の為"ではなく、“誰かの為"。自分本意ではなく、他人本意で
考えることができる心、そして、そこから生まれる行動力の強さを感じた。
From:松田崇義(千葉県出身、慶應義塾大学卒)JVU4期生



『女将さんのお話』
女将さんは、富屋旅館の事を、気づく宿、と仰います。
僕が気づいたのは、歴史を学び、日本を知り、本当の日本人にならないといけないという事。
本当の日本人とはどんな日本人なのか。
それは、自分本位ではなく他人本位な人の事。
その為には、常に自分の行動を振り返らなければならない。
他人が何もしてくれないなどど決して言わず、
すぱっと人の為を考えて動いていかなければならない。
決意が必要だ。本当の日本人になると、コミットメントしなければならない。
女将さんは、昔の家庭ではどこでもされていた教えを伝えて下さいました。
1、人様に迷惑をかけてはいけません。
2、人様のお役に立つ人物になりなさい。
3、嘘を言うな。
4、弱き者を助けなさい。
この教えを自分に言い聞かせていきます。自分がしなければならない事は、
こういった事を教えて頂いたのですから、これを身に付け、伝えていくことです。
『中條学長のお話』
国家の役割について教えて頂きました。
1、領土を守ること。
2、命を守ること。
3、資産を守ること。
日本人が日本で生きていく上で、領土、命、資産はなくてはならない。
他国の侵略からなんとしてでも守らなければならないものです。
日本は自国の領土であるにも関わらず、韓国、中国などと領土問題でもめてたり、
過去に、シベリア抑留などで多くの日本人の命が奪われた。
北朝鮮に拉致をされた方も数多くいる。領土や命が守られていない。
上の3つは、国家の役割であるが、日本人一人一人に課された役割でもある。
『卒業式』
知覧では、日本ベンチャー大學分校の卒業式が行われました。
卒業証書が渡された後に一人一人スピーチをする場面では、涙する学生、
自分と向き合い続けたベンダイ生活を語る学生、
かけがえのない仲間を得られたと語る学生がいました。
どのスピーチも思いが込められており、素晴らしいものばかりでした。
教育というのは、生徒に気づかせるものだと思います。
スピーチを聞かせて頂いて、決して上から目線で言っているわけではないですが、
皆たくさん気づき感じたんだなと思いました。
スピーチを聞き、自分が気づけていなかった部分を多々気づかせて頂きました。
今まで経験した中で最高の卒業式でした。
From:井浪康晴(京都府出身、鳥取大学卒)JVU4期生




日本ベンチャー大學 学長
中條高徳学長
「感じる」
知覧研修にあたり、その目的として現場で感じると答えた学生が多数いた。
そこで、中條先生は
「感じると答えた地点で、成功と言っても過言でない」と言っていただいた。
私も、この研修はまったくもって同感である。
本や講演で知覧を学ぶ機会はたくさんある。
だが、東京から鹿児島という地にまではそう頻繁に行くことはできない。
だからこそ、この貴重な機会を用いて自ら感じに行くことが大切である。
感じ方はもちろんそれぞれで違う。
英霊の皆様の想いを様々な視点で感じ取る。そして、感じたことを社会人生活に活かす。
「国家の役目」
1.領土を守る
2.国民の命を守る
3.資産を守る
以上の3つが国家ですべきことである。
これの1つでもおかされることがあれば、
戦争につながりかねない。
日本も大変な危機的状態にある。特に、領土問題だ。
今現在も、尖閣諸島、竹島、北方領土の問題がある中で
今の政府の動きが問題視されていた。
特に、竹島に至っては韓国の当時の大統領が上陸し、
さらには石碑を建てている。
尖閣諸島も、中国側から強気の態度を示され、
結果、弱腰外交と批判されることがあった。
いずれも、日本の大切な領土だ。
ここで大切なのは、
守るという信念を持つことだ。
戦争という視点からしても、戦う目的というのは、攻めるだけではない。
自国を守るのもそうである。
だから私たちもこの問題を考えておき、絶対に守り抜くという気持ちを持ち続け、
自国を愛するぐらいになる必要があると感じた。
・「ならぬことは、ならぬ」
この言葉は講義だけでなく、懇親会でも何回もおっしゃっていた。
元々会津藩の教育で使われているものだ。
人道に反することをやっていれば、
「ならぬことは、ならぬ」とはっきり注意していた。
これに加え、薩摩藩の親の教育も見習うことがある。
はっきりダメなものはだめと注意するところではある。
一見普通のように感じても今の親が出来ているかと考えると
そうではないことは確かだ。
むしろ、モンスターペアレントという存在が出てきて、
子供をひたすら甘やかす事態にもなっている。
少し触っただけでも体罰になる時代なので、育つ子供も育たない。
子どもにとって、何がいけないかも分らないからだ。
私も将来親になる立場として、
絶対になあなあで終わらせないことが大切だと考える。
また、教育というところも志しているので、
ひとつ、重要な鍵を手に入れたと確信している。
富屋旅館 女将
鳥濵初代様
「自分の使命」
英霊の皆様を想う中で、
今の時代を生きる私たちができることとは
いったい何だろうと考えるときに、自分自身の使命を考える、
つまり、命をどう使っていくかを考えることだ。
・友人
仲よくすることは大切だけど、ダメだと思うことははっきり言う。
今の時代、いじめが問題となっているが、
そこで悪いのは、害を加えている人だけではない。見て見ぬふりをしている人である。
何も言わない人は、大概言うことによって
自分もいじめられるのではないかとビビる人が多い。
でも、そういう人は見殺しにしてるも同然であり、
いじめているといっても過言ではない。
いけないと感じたらはっきりと言い、ぶつかってでも強い信念を持ち続け、
正義感のある生き方をしていく。
・地域
隣近所の付き合いが
時を重ねるにつれ、薄れている。
昔は近所でのコミュニティが発達しており、
井戸端会議は各所で見られるぐらいすごいものだった。
ところが今となっては、全くなくなっている。特に都心では、ひどい。
変質者の問題も多くなっているとは思うが、
どんどん閉鎖的になってきている。
それがゆえに、孤独なひとも増えてきている。
ここで私ができることは、少しでも視野を広げることだ。
すれ違う人に挨拶をするところから始める。
自分から働きかけないと、
周りの心が開くことは、まずない。
まずは身近なところからコミュニティを広げていく。
・家族
今、命を使って何ができているのかという問いかけに
唯一答えることができなかった。
今まで相当な迷惑をかけており、
実家に帰ったら何でもやってもらえることが
当たり前だというのが出てしまった。
特攻隊の皆様は、本当に家族を大切にされている。
敵艦に突入する直前の遺書でそれを感じた。
本当に、泣きそうになってしまった。
私がその立場だったら、どういう心境なのだろうと
つい考えてしまう。
大切な人にもう二度と会えなくなるので、
相当辛かったに違いない。
明日、両親が絶対に生きている保障はどこにもない。
だから、特に両親には感謝の気持ちを忘れてはならない。
実家に帰ったら、洗い物を少しでも手伝うとか、
初任給で贈り物をするなど、
できることはたくさんある。
自分でやれるところからはじめ、
恩をかえしていく。
日本ベンチャー大學各分校卒業式
「卒業生たちの晴れ姿」
富屋旅館の中で、各分校性の卒業式が行われた。
卒業証書を手にスピーチしている姿はこの上なく輝かしかった。
中には涙を浮かべながらスピーチしていた学生もいて、相当印象に残った。
もらい泣きも、しそうになった。
学生にとって、ベン大という場所にどれだけ思い入れがあるかがわかった。
それは、この一年で相当な努力をした賜物で、
成長したんだということが目に見えた。本当に、いい表情だった。感動した。
東京校も、3月30日に卒業式を
靖国神社という神聖な場所でさせていただく。
その場で、私も分校生以上に輝きたいと本気の刺激を感じた。
そのためにも、自分自身の事業に自信を持てるぐらい
スピーチをできるようにする。
まずは、準備あるのみだ。ここからより一層、卒業に向け、気合いを入れていく。
そして、分校生の皆さんには、心から感謝をしています。
研修で一緒になった時も親しくさせていただき、
また、フェイスブックでも相手をしていただき、
何より、私たちと切磋琢磨ができ、
本当にありがとうと何回言っても足りません。
全国の学生がもう集まれないと思うと、相当寂しい気持ちになります。
ですが、ここからは社会人として違う意味でライバルになります。
お互いに切磋琢磨しあうことを忘れず、
また、たまには飲みに行くなど
交流も続けていきたいです。
皆さん、ご卒業おめでとうございます。
私も、後に続きます!!
=総括=
この知覧研修をするにあたり、英霊の皆様がいらっしゃったから
今の平和な世界があると思っているので、
立派に散った皆様に感謝をしようと考えていた。
だが、それだけでは研修の意味がないと気づいた。
今の平和な生活で、様々なあたりまえが出ている。
悪く言えば、「平和ボケ」である。
平和に慣れすぎてしまった日本を、
英霊の皆様はどのように見ているかと考えると、
私たち日本人は、失礼なことをしているに違いない。
だが、この研修(遊学の旅も含む)で
不便を体感することにより、普段の環境がいかにありがたいものかを実感できる。
立派に戦った皆さんだけでなく、
家族、身近な方々等への感謝も忘れてはならないと感じた。
ここで感じたことを絶対に忘れず、ほかの人にも積極的に伝えていく。
From:安齋義仁(福島県出身、いわき明星大学卒)JVU院生






平成25年(2013)【3月19日(火)】 知覧卒業合宿 1日目

⚫凄い覚悟
20歳前後の人が自分の国、家族を守るために命を捧げるという覚悟を
決めることは、凄いと遺書を読み感じました。
何も言い訳などはなく素直な気持ちを書かれており、
特攻すると覚悟を決めておられました。
この覚悟にくらべれば、自分がこれから経験する困難は
大したことはないだろうと思います。
困難に直面したときは、この先輩達のことを思い出し
乗り切っていこうと考えました。
⚫綺麗な桜
私達が訪れたときとても桜が綺麗に咲いていました。
この時期に咲くことは鹿児島でも珍しいと聞き何か偶然ではなく
意味があるような気がしていました。
中條先生もこれは我々を出迎えてくれている、
とおっしゃられておりました。
嬉しくもありましたが同時にもっと頑張って先輩達に恥ずかしくないように
しないといけないと緊張もしました。
【富屋旅館 中條先生の講義】
⚫恐ろしい占領政策
日本を骨抜きにさせるためのアメリカのやり方には恐ろしさを感じました。
日本の軍人を完全なる悪とし、占領後は日本人に優しく
ガムやチョコを配る…
さらに牢屋にいた思想家を解放したり、
国民の意識から戦うということを消させました。
さらに歴史も完全に日本を悪として偉人なども消されていく…
まさに国が滅びる条件を満たしているなと感じました。
こんな状況を変えるには自分の足で知覧など行き,
歴史を学ぶ必要があると感じます。
そこから真実を学び、自分なりの考えを持たないといけないな、と思いました。
【女将さんのお話】
⚫情けない自分たち
自分たちのダラダラとした行動、聞きにいくという姿勢のなさなど
学生気分・観光気分が抜けていない点を北尾さんや女将さんに
注意をいただきました。
情けないと感じました。
分校はまだ現役の学生が多いためそれは
しょうがないことだったのかもしれないですが、
もっと引っ張っていくことも出来たなと感じ申し訳ないです。
【JVU全国各校の卒業式】
⚫実感がない
東京校はまだ卒業式ではありませんが、分校はこの知覧で卒業式となりました。
あっという間に1年が過ぎまだ全然実感が湧きません。
学生一人一人の話を聞きましたが、
それぞれが想いを持って入学し様々なことを学び変わってきており、
ベンチャー大學の意味、素晴らしさを改て感じます。
自分たちももうすぐ卒業しますが、もう一度この一年を振り返って
どれくらい変われたのかを考えてみようと思います。
2日間の研修ですがあっという間終わってしまったなと感じております。
卒業式のときにも感じましたが時間が経つのは早い、
学べるときに学んで、行動出来るときにする。
これが大切だと思います。
From:渡辺寛高(広島県出身、尾道大学卒)JVU4期生



【中條高徳学長】
今回の知覧にはなんと学長の中條先生がいらしてくださった。
知覧で中條先生の話が聴けるのはきっと一生あるかないかだろう。
本当に感謝である。
・人は夢を求める
中條先生は人間は夢を持たなかったら滅びるとおっしゃった。
その例として、終戦を迎えた時のお話をしていただいた。
終戦が伝えられた時の軍人たちはこの先何をすればよいのか分からなくなっていたらしい。
中には自殺する人さえいたというのには驚いた。
夢や目標というのはその人の生きる意味、いわゆる生きがいにつながると感じた。
そしてその夢が叶ったり、失ってしまったら、次を見つけたらよいのだ。
この夢を求め続けることが人間の使命であると考える。
・感性
中條先生から見れば、今の人たちは感性を忘れているとのこと。
同じに日本人にも関わらず、昔の人は感性があったのは何故だろうか。
様々な原因があると考えられるが、私は考えたり、感じたりする機会が少なくなったからだと思う。
今は調べたい事があれば、ネットを使えば瞬時に調べられる。
しかし、昔は情報も少なく、自分の足でその場へ行き、自分の目で実際に確かめないといけなかった。
こうして感性は磨かれる。
中條先生は感性を研ぎ澄ますとは思いがけないことが起こると教えていただいた。
現地現場を大切にしているベン大の講義で少しは磨かれただろうか。
これからもネットやマスコミの情報だけでなく、実際にそのへ足を運び、もっともっと感性を磨いていく。
【鳥濱初代さん】
2日目の朝、富屋旅館女将の鳥濱初代さんに講演していただいた。
初代さんの一人ずつに語りかけるような話し方は、非常に考えさせられる。
・当たり前
「どんな事を当たり前とし、人生を生きていますか?」
という初代さんの投げかけに対し、パッと思い浮かぶものがなかった。
私は当たり前という基準は、その人の生活や価値観によってそれぞれ異なると思っていた。
しかし、当たり前ということなど無いと感じた。
人間が生きていく中で必要なもの全てが当たり前ではない。
そう考えると生きていること自体に感謝しなくてはならない。
一つ一つのことに感謝して生きていかなければならない。
初代さんが「徳を貫く事は命よりも大切。」と言っていた意味が理解できた。
きっとこれが人を思いやる気持ちに繋がるのだ。
【分校卒業式】
2日目の昼、分校の卒業式が行われた。
一人ひとりのスピーチを聞き、心が熱くなった。
ベン大の卒業は終わりでもあり、始まりでもあるという中條先生の台詞がずっと残っている。
同志は素晴らしい。
仲間でもあり、ライバルでもある。
これからも助け合い、共に成長していく姿を思い浮かべるだけでワクワクする。
【知覧という地】
3回目となる今回の知覧。
1年前に訪れた際は、特攻隊のことなどあまり知らず、ただただ衝撃だったという記憶しか残っていない。
しかし、知覧に来れた事でベン大入学のきっかけになったことは間違いない。
1年間のベン大生活を経て、再び来れた事は私にとって非常に大きい。
今回は4月からの新生活に向けて、何がなんでもやり切る決意と覚悟をするためにやってきた。
そして、1年前とは異なり、感じ方や気づきが全く違っていることに驚いた。
食事一つから、お風呂、部屋で寝る際も、自然と当時の隊員たちのことが頭に浮かんできた。
2日目の朝、みんなで三角兵舎跡地と特攻平和観音堂まで足を運んだ。
三角兵舎は飛び立つ直前の特攻隊員の宿舎であり、敵に見つからないように木々に囲まれており、朝でもとても薄暗かった。雨ということもあったが。
飛行場までの道のりを当時の隊員たちはどういった気持ちだったのかと考えながら歩いたが、答えは出てこない。
今を生きる私たちでは、いくら考えてもしっくりとこないだろう。
しかし、当時の隊員と今の自分に照らし合わせるのは非常に大切なことだと感じた。
これからの人生で壁にぶち当ったり、迷いを感じた際はここ知覧に来ることにする。
From:南出浩(大阪府出身、桃山学院大学卒)JVU4期生




ベンチャー大学の東京校の日本遊学の最終地点であり、
最後の講義の場所である鹿児島県の知覧に行きました。
最後の講義は、特攻隊についてです。
私たちは、今回、富屋旅館に一泊をして、
当時の特攻隊の人たちは、死ぬ前にどう思っていたのか
そして、どういう気持ちだったのかということを感じ、
私たちは、そのことをどのように受け止めなければいけないのかということを学びました。
・特攻隊の遺書
富屋旅館に行く前に知覧特攻平和会館にいきました。
中には、亡くなられた全員の顔写真、そして遺言状になった手紙の数々と
想像していた以上に重くて、心の奥底に訴えるなにかがありました。
その中に私が一番心に残ったものがありました。
それは、大学生の遺書です。
内容は、「自分は、この戦争は負けると思っている。ただ、自分は、それでも特攻
隊に志願したことは、かまわない。むしろ誇りに思っている。
それは、そのことで家族を守れるのだから」という者でした。
自分が死ぬことが家族を守ることになると考えることが、
今の同じ年代にできるのだろうか…
私は、予備役として軍隊に所属していますが、ここまでのことを考えることは、
できないと素直に感じました。
ただ、それでも私たちができることはあるとも思います。
それは、今のある自分が誰の支えで成り立っているのかということを気づくということです。
人間一人では成り立たない。必ず誰かが支えてくださっているはずです。
そして、「感謝」をすることを大切にることが、唯一私たちにできることだと感じました。
・女将さんの話から
富屋旅館の女将さんの講義の中で、これから先私の中で残る言葉がありました。
それは、「何ができるのか、そして、あなたの役割は何なのか」ということです。
実際にこれから私たちは、ベンチャー大学を卒業して新たなステップに上がります。
その中で何ができるのか、自分の役割を今一度考えさせてくれるきっかけだと感じました。
私達は1年間で、それぞれ志を立てました。
その志は立派なものですが、現実にどう行動していくことかは考えキレておりませんでhした。
また、女将さんがそのようなことをあえて質問したことは、
特攻隊に行った多くの若者がもし、死ななかったら私達と同じように、
無限の可能性があったからだとおもいます。
こそ今の戦時下ではないときにすごしている私たちのような若者には、
無限の可能性を最大限に出してもらいたいという願いがあったからではないでしょうか。
私もこれからの新しいステップの中で、一生懸命がんばらないといけないと感じました。
From:森優太(長崎県出身、日本大学卒)JVU4期生




知覧の土地に初めて来た。この落ち着きのある平和な町で、
今から68年前には戦争が起き、若者のむごい特攻の歴史があったとはとても思えなかった。
まず記念館に行った。
記念館には残された沢山の遺書がある。家族・恋人に宛てた手紙。
その見事に綺麗な字の遺書を読むと、国を思う心、
家族を思う心の熱が伝わって来て、私より若い方がここまで特攻という死に勇敢に
立ち向かえたかと感じる。
知覧の土地でも起きた戦争とは。戦争の勉強も富谷旅館です。
なぜ日本が戦争を仕掛けたか。
正直、私には難しくてよく分からない。
でも開拓精神を燃やしてどんどん進出して来たアメリカやロシア、他の欧米諸国。
侵略の歴史がある国々に追い詰められ、やむなく戦争した所があるのではないかなと思う。
そしてハルノートについて。
日本が日米戦争へ向かう決意ができた、
アメリカからの一方的な約束だったという。
中條学長の講義は戦争の歴史、世界からの脅威があったこと、
日本人の精神の強さを学ぶ。
国が滅びる3つの条件、領土を守らないこと、心をなくすこと、
自国の民族の歴史を学ばないこと。
今の日本で国民1人1人がこの意識を持ててるだろうか考えた。
女将さんは2日間、終始私達について来て下さり、本当に沢山の事を教えて貰う。
「亡くなった方々と対話する事が大事なんだよ」と言われていて、
特攻する前に泊まる三角舎へ行ったり、
富谷旅館でのはしの出ない朝食を食べたりとその想いを感じた。
最後のお話では、「自分の命に与えられたものは何かよく考えなさい」
「なぜ自分が生き残ったか考えなさい」と言われていた。
使命とは命を使うと書くが、自分が今どう命を使っているか考えると、
若くして特攻した若者とは全く比べ物に出来ない。
彼らは家族を守る為に、国を守る為に、そして未来の私達を守る為に命を使った。
自分は命を粗末に扱っていないかと感じる。
今の日本は特攻して行った若者の望んだ日本になっているのかという事も考える。
鳥濱トメさんはこの出来事を知り現代の人が生きる力にして欲しいと言われたという。
特攻した若者から今の若者へ想いは託されたのだから、
犠牲になった彼等に感謝して、彼等が喜んでくれる国にしていくよう、
1人1人が生かされた命をどう使うかとことん突き詰めるべきだと強く感じた。
From:小林諒也(北海道出身、はこだて未来大学卒)JVU4期生








平成25年(2013)【3月16日(土)】 全国縦断遊学の旅 10日目 「熊本巡業2日目」
平成25年(2013)【3月15日(金)】 全国縦断遊学の旅 9日目 「熊本巡業1日目」

↑本日から、協電機工株式会社にお世話になります。
朝は、掃除から。

↑感謝をこめて環境整備です。

↑熊本の本妙寺にきております。

↑松陰先生も弟の為に参った寺です

↑昼食をとり、これから熊本城に向かいます。

↑熊本城へ!迫力がすごいです!

↑鍋パーティ開始です。

↑毎年恒例!

↑藤本社長、合流!

↑鍋会も終わり、就寝です。

↑各々が寝やすい格好で寝ております。