平成24年(2012)【6月23日(土)】 『歴史現地学(沖縄戦終戦日)~昭和館、しょうけい館』

【議事録】
■靖国神社、大村益次郎像の前で朝礼
■日本武道館の中にある警察・消防を祀っている社を訪問
■武道館の敷地で、新聞アウトプット
2面「DNA型鑑定 威力どこまで 4.7兆人に1人識別」松田
9面「アイテムの出現率表示 交流ゲームに指針」森
■昭和館訪問
■しょうけい館訪問
沖縄戦を経験した元兵士による、ドキュメンタリー映像を視聴
■終礼

『昭和館』
その名のとおり、昭和時代の日本を展示してあるところで、
生活観など、リアルに再現されていた。
また、昭和館の方に案内していただき、
戦時中に実際にあったお話を聴かせて頂いた。
赤紙で召集された後、戦える体かを検査をしていたが、
中には自分からすすんで戦争に行きたくない人もいた。
そういう人は、わざと自分の腕を切断し、鉄砲を持てない体に
自ら作り上げていたエピソードを聴かせていただいた。
この話を聴くと、想像以上の恐怖が伝わってきた。
国のため、家族のために戦うのが定め、というイメージがあったが、
やはり、恐怖はつきものであり、想像を絶するものだと感じた。
それを考えると、特攻隊に自ら志願した人は
相当強い心の持ち主どころの話ではない。
戦ってくれたことを、本当に御礼すべきだと感じた。
『しょうけい館』
九段下の路地裏にある小さい博物館というだけあり、
ベン大生も誰も来た人がいなかったというぐらい
ある意味で隠れた名所である。
そこで沖縄戦に関する映像が流れていたので全員で早速観てみると、
沖縄戦を実際に経験した人のドキュメンタリーだった。
当時の話をしていると、時折、涙を見せながら話をしていたのが印象的だった。
常に死と向かい合わせの状態であり、また、亡くしている戦友もおり、
その時の経験がいかに心に深く刻み込まれているのかが分かった。
私たちは、戦争のない日本で生活できているが、
命をかけて戦った人の存在も忘れてはならない。
From:安齋義仁(いわき明星大学卒、福島県出身)@JVU3期生

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沖縄終戦日である6月23日に、昭和館・しょうけい館を見学してきました。
昭和館とは、戦中戦後の国民生活の様子を後世に伝える国立の施設であり、
しょうけい館とは、戦傷病者とその家族の労苦をしり、後世に語り継ぐ施設です。
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■歴史
日本ベンチャー大學に入学させて頂いたおかげで、
日々日本や世界の歴史に触れさせて頂いています。
歴史に触れるたびに感じるのは、重さです。
重く感じる理由は、人間の血と汗の結晶を見ているから、
感じているからだと思います。
歴史は、自分はどうあるべきか社会はどうあるべきかを教えてくれます。
今回の、昭和館・しょうけい館でもそれを感じました。
■どう生きるか
VTRで、戦争体験者の方のお話を聞かせて頂きました。
人が人を殺すという当時の様子を語って頂きました。
お話を伺い感じたことは、命をどう使うべきかということです。
自分は平和なこの日本に生まれてきました。
衣食住すべてが満たされています。
身の危険を感じることはほとんどありません。
最高の環境が僕には与えられています。
この環境で、僕はどう生きるのが正しいのか、考えました。
答えは、助けを求めている人を救うことなんじゃないかと思いました。
普通の生活を送ることができない人たちの力になることが、
僕がやるべきことなんじゃないのかと感じました。
昭和館・しょうけい館を見学させて頂き、成功というのは
お金をたくさん儲けることでは決してないということを感じました。
成功というのは、今の環境に感謝して、周りの人たちを愛して、
世の為人の為に自分の力を使うことだと感じました。
昔の方々が味わった苦しみを、もう誰にも味わわせないことが
自分たちの使命だと感じました。
From:井浪康晴(島根大学卒、京都府出身)@JVU4期生

沖縄終戦の日ということで靖国神社の近くにある、
昭和館としょうけい館へ行ってきた。
昭和館は生活に関わる資料館、しょうけい館は戦傷病者に関わる資料館であり、
共に戦中、戦後の国民生活の労苦を後世代に伝える施設である。
【墨塗り教科書】
私はこの墨塗り教科書がとても印象に残っている。
第二次世界大戦に敗北したと同時に、これまでの軍国主義的な内容の部分を
墨で消された教科書のことである。
国語の教科書にいたっては、ほとんど墨で消されてしまっていたらしい。
これまでの教育は間違っていたと子供達に教えるために、
子ども達の手で消させたという。
先生は泣いていたらしい。
ここから日本の教育はがらりと変わったのである。
この教科書一つで、人間の考え方から、社会まで変わってしまうことに驚かされる。
それだけ教育というものは国にとって必要なものである。
国にとって必要なものなのに、民間の出版社が出していて良いのだろうか。
【戦傷病者】
二人の戦傷病者の方の労苦を語るビデオを観た。
そのうちの一人の方の、「残っているものを鍛えなければならない」
という台詞が頭に焼きついている。
右手を失ったら、左手を。
目が見えなくなったら指の感度を。
それでも笑顔で前向きに生きている姿は本当に立派である。
何不自由なく生きている私たちからしたら、戦傷病者の気持ちなど分からない。
中には、辛くて命を自ら絶ったものも居るだろう。
しかし、ビデオで出演なさっていたお二方は、後世代の人に
戦争の労苦を知ってもらおうという想いが非常に伝わってきた。
こういった方々が居たという事実は絶対に知っておくべきである。
From:南出浩(桃山学院大学卒、大阪府出身)@JVU4期生
平成24年(2012)【6月22日(金)】 伊東祐子先生(弘道館) 『歴史学~四書五経に学ぶ』
本日は伊東祐子さんによる帝王学。
テーマは「リーダーに必要な能力」ということで、
我々に今後必要な能力を分かりやすく教えていただいた。
【事上摩錬】
「人がすべからく事上にあって摩錬し、功夫をなすべし。乃益あり」
人は生まれてすぐは、素性もあるがその差は極めてごくわずか。
習慣によって差がついてくる。
今からでも決して遅くない。
様々なことを習慣化して、人と差をつけていくと心に決めた。
その一つとして、歴史書を読むことがお勧めだと教えていただいた。
時代は移り変わったとしても、人間の心は不変である。
失敗は繰り返されるものであり、過去の失敗を学んで現代に生かします。
【勇】
経営者(リーダー)になるにはこの勇がとても大切だと感じた。
突破力も大切ではあるが、退く決断力が絶対に必要になってくる。
経営者はたくさんの社員とその家族の生活を背負っている。
その社員たちを守る上では、多少の損失を省みず、退くという勇気がいる。
もう一つ、思慮深くなければならない。
常日頃からマーケティングを行い、事前知識をつけとかなければならない。
この情報収集能力も経営をしていく上でとても大切だ。
この両方が機能することで経営がはじめて成り立つ。
【無心になる】
執着ある者が一番すごい。
執着を持っていては人は守れない。
この執着というものは考えてとるのは難しいとのこと。
そこで、一度諦めるというのだ。
自分が欲するものに対する執着は一度諦め、忘れること。
心の中から追い出すのだ。
そのためには無心にならなければならない。
特攻隊の方や、三島由紀夫のように、自分の命の執着心をとるのは私にはできない。
しかし、よくよく考えると必要のない執着がたくさんあることに気づかされた。
From:南出浩(桃山学院大学卒、大阪府出身)@JVU4期生
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儒教の中でも最高といえる帝王学について学んだ。
帝王学とは、リーダーシップを持つために人間として必要な素養を学ぶ学問である。
リーダーシップとは学ぶ機会が無いからどこで学んだらよいか困る。
自分がいざ部下を持って困るとき、この授業の大切さが分かるだろう。
【義】
利で釣るのでは短期的にしかなびかなく、目標を目指して部下を頑張らせるためには、
義を立てて献身的に頑張らせるというやり方である。
理念に人を付いてくる様にリーダーや経営者は臣下を導かなければならない。
また『義をみて為さざるは勇なきなり』とある通り、人間として当然行う
べきことと知りながら実行しないのは勇気が無い証拠であると説く。
リーダー自ら人の道に従って義を為さないと、臣下は信用をして付いて来ない。
リーダーの人の道に従った行動を臣下に見せ、
信ずる義の価値観を臣下と共有する事が臣下を導く事に繋がると学んだ。
【武士道の死という概念】
『鍋島論語(葉隠)』とは、江戸時代中期に鍋島藩の藩士山本常朝が、
武士としての心得についての見解を「武士道」という用語で説明した記録である。
葉隠の冒頭で『武士道と云ふは死ぬ事と見つけたり』と書かれている。
しかし、葉隠のこの部分だけを取り出して
武士道精神と単純に解釈されてしまっている事が多い。
大東亜戦争の特攻や玉砕、自決でもこの言葉が使われた事実があり、
現在もこのようなイメージが付いている。
しかし葉隠による死の意味は『執着を捨てる』という意味がある。
強い武士とは、死を恐れず迎える武士である。
しかし山本常朝自身も「我人、生くる事が好きなり。」と記述がある通り、
武士は家族や国、土地を守るために生き延びるという事が最優先目標だった。
私の中でも武士道について誤解があった。
今後は考えを正してゆく。
From:小林諒也(公立はこだて未来大学院卒、北海道出身)@JVU4期生
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・帝王学、それは国を守るために作られた
昔、たいそうという王様がいた。
その人は国を守るためたくさんの部下に話をきいた。
その中に優秀な部下がいた。
その部下の話をまとめたのが帝王学である。
葉隠れは徳川の幕府の禁書。
本来、誰も見る事は許されない最高機密。
武士においての心得や極意が書いてあります。
そんな教育を小さい頃から受けた伊東先生。
小さい頃からそんな教育を受けるとはどんな人生だったのだろうと思い、質問した。
「祖母に育てられた、祖母は神社で掃除をして隣近所を掃除する人だった、
朝5時に誰にも見られないように。
たまに来る親戚にご馳走を用意して自分は残飯をこっそりと台所で食べていた。
何て損な生き方だろうと不思議に思ったが
今はすごく美しい生き方をみせてもらったと思っている」
伊東先生は、講義後、終礼にも参加して下さいました。
しかも一緒に掃除までして下さいました。
礼をする時も「こんなつたない私の話を聴いて下さって
有難う御座います」と何度もおっしゃっていた。
なるほど、これが美しい生き方っていう事なのだ、
と私は目の前で見せていただきました。
From:藤井勇貴(名古屋学芸大学卒、三重県出身)@JVU3期生
平成24年(2012)【6月21日(木)】 鍵山幸一郎先生(幸栄企画 代表) 『早朝清掃 ~歌舞伎町』 寶田時雄先生 『人間考学』

05:50 新宿元コマ劇場前集合
06:00 鍵山先生と掃除を開始
新宿が見違えるほど綺麗に。
掃除とは漠然とやるのではない。
一番効率の良い方法を考え気付きながら行っていく。
見えない所までやらないと意味が無い。
07:00 掃除終了
11:00 西新宿教室に集合、朝礼
11:20 新聞アウトプット
外食、東南アジアに出展拡大。
中国に集中していた外食チェーンが
その他の東南アジアにも出展拡大している。
中国の人件費の問題、他の地域の経済拡大。
必要なのは当地に合わせたメニューを作る事。
12:00 寶田先生による「人間考学」の講義
今までの学校の授業はただ知識を教えている。
もっと人間的な部分を教えなければならない。
自分の軸をもってブレないものをみつける。
ベンチャーでは発想力と行動力が必要だが会社を動かすのは人間、
だから人間も学ばなければならない。
15:00 終了、終礼
15:30 解散







寳田先生はみんなにお願いをされました。
「自己紹介をしてください」
一人一人、経歴や学歴を話したり、目標を先生に話しました。
自己紹介の本質は、「お前は何者だ」ということ。
自分自身のことをしっかり見えているのかを問うものでした。
誰のためでもないです。
自分のために自分のことを知る必要があります。
次に先生は「『自分』という言葉の意味は??」と聞かれました。
簡単だと思いましたが、言葉にできませんでした。
自分とは、全体の中で己を発見するもの。と先生は仰られました。
他人と比較して、自分は形作られるそうです。
例えば、背の高い人を見て、背が低いことを知る。
数学で100点をとる自分をみて、数学が得意なことを知る、など。
又、自分とは「全体の一部」である。とも仰られました。
だから、何よりも大切なことは協調性。
協調性の先に個性がある。
だから、小学校でまず教えるべきは平常心であると。
日本ではじめて誕生した尋常小学校とは平常心を養う学校だったそうです。
知識を養う場所ではありませんでした。
平常心とは、慌てず騒がず落ち着いている状態のこと。
それを尋常小学校では教えていたそうです。
それを子ども達の体に染み込ませる授業をしていたそうです。
小学校とは平常心を学ぶ場。
では大學とはなにを学ぶ場であるかというと、自分を学ぶ場。
自分の特徴を明らかにする場だそうです。
自分を明らかにしないと、なにを学んでも無駄だと先生は仰られました。
軸を持ちなさいと。
軸とは、どんな事態におかれたとしても変わらない心のあり様。
それを先生は「木鶏」に例えられました。
小学校で平常心を学び、大學で自分を学びます。
寳田先生は、学問とは、信じられる人間、
逃げない人間になる方法であると仰られました。
そういった人間になっていさえすれば、どんなものだって手に入れることができる。
人間をつくることが大切だと教えてくださいました。
自分と対話する時間をつくろうと感じました。
自分を振り返る時間をつくろうと感じました。
流されないために、群れないために。自分の道を見つける為に。
先生は、ベンチャーとは「突破力」だと教えてくださりました。
アフリカの真ん中に放り出されたとしても、穴を掘って生活していける力が必要だと。
また、事業をする時には突破力と同時に利他の精神も大切だと教えてくださいました。
僕は利他については、まだまだ頭で理解している状態です。
心に至っていないなとパソコンを打ちながら感じています。
精進します。ハガキ・そうじを通して磨いていきます。
講義中先生が強く仰られた言葉があります。
「人と異なることを恐れるな!」
これが身についているのが留学生だと。
イベントや仕事先などで留学生と話してきましたが、自分をもっている人が多いです。
堂々としています。
自分が何者であるのかを分かっていて、自分の道が見えているからだと感じます。
お手本です。
From:井浪康晴(島根大学卒、京都府出身)@JVU4期生

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【「本」立って道生ず】
自分は一体何者なのか。
自分は一体何処に立っているのか。
今の人は中身がない。
情報を取っては転送しているだけ。
まず自分の座標を立てる必要がある。
この座標とは軸の立てる部分。
出来る限り人と異なる座標が良い。
自分が何処に居るのかを知っていなければ、どんな勉強をしても無駄。
そして何より、ここに立てる軸が重要である。
あらゆる世の中の変化に対応するためである。
もし、この軸の部分がなければ、混乱し情報が読み取れなくなる。
あらゆる情報が飛び交っている今の環境に対応していくため、軸を今一度理解する。
【小学と大学】
明治時代において小学では冠に「尋常」をつけ、恐れず、
騒がずといった平常心の自得を習慣とし、自己を明らかにするところ。
しかし、いつの間にか「道」のつくスポーツは授業からなくなり、
生徒は騒ぐことが当たり前になっている。
自己を明らかに出来ないまま大人になっているのだ。
よって個性というものは失われ、時には変人扱いされる。
これでは日本が良くなるはずもない。
大学とは明徳を行うところ。
得を明らかにすることによって、自分の良いところを伸ばす場所だ。
これには自己を明らかにしていることが前提としてある。
今の学生は明らかに出来ていないため、
就職のために少しでも偏差値の高い大学に入る。
世間はこの大学名しか興味がなく、その人の個性などは二の次である。
自己を明らかにするのは、今からでも遅くない。
むしろ、ずっと探求していくものである。
ここ日本ベンチャー大学では自己を明らかにし、
徳を明らかにできる環境が整っているといえる。
自分は一体何者なのかを今一度考え直す。
From:南出浩(桃山学院大学卒、大阪府出身)@JVU4期生

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●「起立、礼」は講師から話を引き出す力がある
起立、礼をすると最近は講義で「起立礼をする人があまりいないのに感心だ」
と褒められました。起立礼で褒められるとは思わずびっくりしました。
生徒が緊張して聴いてる姿をみせる事で講師にも緊張が伝わる、緊張する。
その事により講師からも緊張をもって話す事が出来る、いつもより話を引き出せる。
御茶飲んでゆったりしたムードで話すと話もゆったりしてしまう。
よく考えずに挨拶と思って起立礼を行っていましたが
そんな効果があるとは思っていませんでした。
これからはより一層意識して行い緊張を伝えます。
●4分の1を4個足しても1にはならない
例えば数学と国語と社会と理科。
これらを1個づつ極限まで学んだ4人がいるとする。
この4人が集まって何かを作ろうとしても合わさったものは生まれない。
それを作るには必ずジェネラリストが必要だとおっしゃっていました。
ジェネラリスト、私は医療の世界でその言葉を聞いた事があります。
内科、外科、全ての医学を全般的に把握する人がいる。
把握する人がいないと患者が専門医を間違えてしまうと誤診が増えてしまう。
全てを把握する人がいないと専門化だけが増えた所で意味が無い。
自分が持てる力を発揮するにも、
ただ一つに特化をするのではなく全体を学ばなければならない。
大きく、広い人間になる。
日本ベンチャー大學では様々な方が講師に来てくださいます。
この環境はジェネラリストになるにはとても良い環境だと感じます。
改めてこの環境はすごいな、大切にして学ばなければと感じました。
●今の学校は実利を教えない
テストで点数をとるための学問に何の価値があるのか。
知行合一、陽明学。山近社長と同じ事をおっしゃっていました。
すぐに役立つ事を教え、さらにすぐにそれを実行にうつすことが大事だ。
寶田先生のお話は全部自分につながる事ばかりでした。
自分とは何か(自とはおのずから、みずから、分とは全体の中の一部。
つまり自分という言葉を使ってしゃべるという事は全体の代表になるという事。
私や僕という言葉とは違う、日本人はすごい言葉を何も知らずに使っている)
何がこれから必要になるのか(ぶれない軸を持つ事、そのためには
まず生まれ故郷に戻ってみる事、誰かの話を聴いて
右に左に流されるようではダメ。人と異なる事を恐れてはならない)
●安岡正篤先生とよく一緒にいた寶田さん
びっくりしました。安岡正篤記念館に11月頃に行ったばかりです。
寶田さんから出る話は、本当にリアルでした。
安岡さんは弟子なんてとらない、本人がそう言ってた。
食事中テレビを観てて奥さんにテレビを消されて怒られる。
えらい人になる訳じゃない、自分はただの先生なんだ・・・・と。
有名無力な人が多い、無名有力にならなければならない。
すごくリアルに安岡さんという人が想像出来ました。
身近さも感じ、前よりもっと好きになりました。
寶田さんは教科書で学ぶんじゃない。
人から学べとおっしゃっていました。
出来るだけ年齢の高い人にきく。
その人の事を知りたいならまずその人の故郷に行くことだ。
そして、人にならえ、習うじゃなく倣え。
私達のために毎日、違う講師の方が来て下さる。
また、たまに現場に行って学ばせていただく事が多い。
その方、その場所から何を読みとるのか、
教科書に書いてある事ではなくその人しか知りえない
背景、状況を聴いていく。
From:藤井勇貴(名古屋学芸大学卒、三重県出身)@JVU3期生
平成24年(2012)【6月20日(水)】 夏川和也先生(水交会理事長、第22代海上幕僚長、統合幕僚会議議長) 『東郷学』

10:00 東郷神社参拝
10:20 東郷会編集長 河村先生の講義
東郷平八郎元帥の概要・流れ
薩摩で生まれたわんぱくで頑固で器用な人。
イギリスに留学して船の技術を学び、日露戦争の
日本海海戦では大活躍、勝利に貢献した。
11:00 水交会の事務局長、池邑さんに東郷神社を案内していただく
潜水艦で亡くなった人の慰霊碑、特別年少兵の碑、
当時の戦争は凄惨で、軍人以外もたくさん戦争に向かった
12:00 水交会会長 夏川先生による講義
日本には危機感が足りない
自分の国を守るんだという意識がなければならない
安易に武器を使わないという事を考えてはならない
戦争以外にも武器は非常に関係する、使わないならそれを補う考えも
13:00 講義終了、移動
13:30 新聞アウトプット
7面 フェイスブック上場一ヶ月 株価低迷
フェイスブックの株価が低迷し、市場に打撃を与えている
株主からの信用もなくなっている。社員の引き抜きもあり、
底もゆらいでいる。ザッカーバーグは沈黙を決めているが
こういう時ほど取締役の発言が強さを増す
1面 トヨタ、余剰能力50万台減
トヨタが余剰能力50万台を減らす
無駄を省き、新たな生産が必要な時はその50万台の精算能力で
臨機応変に対応する。地盤を固める意味もある。
恐らく、他の会社もトヨタに続くだろう。
14:30 終礼

『歴史学』 講師 : 河村 嘉宏 先生
夏川 和也 先生
東郷神社にて東郷神社「東郷会」編集長の河村先生に東郷平八郎について、
元海上幕僚長、現、水交会会長の夏川先生に
現在の日本の国防について講義をしていただいた。
日本の歴史、そしてこれからの日本について考える機会をいただいた。
●気付き
【リーダーは決断が仕事】
政治や企業のトップには多くの情報が集まる。
その中から何でも良いので決断することが大切だ。
ずっと悩んでばかりいては良いも悪いも結果が出ず、前に進むことができない。
悪いなら何が悪いのか考えることができるし、
良いならさらに伸ばすにはどうするか考えることができる。
今の日本の政治には、この決断がないために、
世界からおいて行かれていると感じた。
【日本は誰が守るのか】
武器を日本は作ることができない。
他国から購入するしかないため、その国が販売しないといえば無力になる。
危機的状況が想定しにくいため、現在は何もできていないが、
もっと私たちは危機感を強めないといけないと感じた。
そのためにも武器の3原則など、法律の見直しが必要で
日本は国防を強化すべきだと感じた。
【井戸を掘った人を忘れるな】
今回、とても貴重な機会をいただいた。
自分では絶対に出会えないであろう人と
日本ベンチャー大學では出会うことができる。
今回は山近社長が偶然出会われた方とご縁を作っていただき
実現した講義であり、とてもありがたい。
今後、山近社長や事務局の方々へ感謝の気持ちを忘れてはいけない。
From:渡辺寛高(尾道大学卒、広島県出身)@JVU4期生

【日本の戦術】
編集長の河村さんのお話をお聞きし、日本の東郷平八郎元帥の率いる連合艦隊が、
ロシアのバルチック艦隊を全滅させたというのが、
日英同盟が鍵だったという話が興味深かった。
自分で調べてみると、同盟によりイギリスから列国の軍艦建造の情報を入手していたり、
イギリスがロシアの艦隊を寄港させないように圧力をかけて、
石炭燃料の補給や将兵の休養をさせなかったりしていた事を学んだ。
これは東郷元帥が24歳のときに船乗りとして厳しい訓練を積むため
当時産業革命後で勢いのあるイギリスに留学した経験があってからだと感じる。
東郷元帥が海外の兵備や軍事力を参考にし、
日本の勝利に結び付けてきたのだなと学んだ。
【特年兵について】
東郷記念館に向かう途中、池邑さんに境内を案内して頂き、
14歳から命を落とした海軍特別少年兵の碑や潜水艦で殉死した兵士の碑を見た。
亡くなった5千人という膨大な数字も驚くが、
そんな幼い年齢の青年を巻き込んだという、
当時の日本政府の判断には複雑な気持ちになる。
自ら志願したとはいえ、そう仕向けたのは国の気もするので
どっちが正義かというのも難しい問題だなと感じた。
【日本人の危機管理】
夏川和也元幕僚長のお話を聞いて印象に残った言葉は、
『日本人は、本来自分がしなければならない事を他人に任せている』という言葉だ。
やはり安全保障面でアメリカに頼っている事もそうだが、
中国に自国の領域を侵されたり竹島問題にしても、
他国に頼りっぱなしであることで
自分達で何とかしようという自衛の力が弱まっている。
国防は国が軍事力を付ける事ではなくまずは日本人が危機感を持つことだと感じた。
最後に、山近社長のご縁によってこのような戦争当時の講義の機会を与えてもらい、
貴重なお話を聞かせて頂いた事に感謝致します。
From:小林諒也(公立はこだて未来大学院卒、北海道出身)@JVU4期生
平成24年(2012)【6月19日(火)】 井上吏司先生(井上電気株式会社 取締役社長) 『人脈学』 ゲスト:鍵山幸一郎先生(幸栄企画 代表)

講師
鍵山幸一郎先生(元イエローハット社長)
井上吏司先生(井上電気株式会社社長)
9:00 朝礼、掃除
9:50 新聞アウトプット
1面 欧州市場なお不安定
2面 世界で勝負「グリー誤算」
10:20 講義開始 『鍵山幸一郎先生 掃除学』
テーマ「起業の心構え・掃除の効用」
■プロフィール
・自己紹介
・本日のミッション
・私の信念
■日本の世相
・混沌とした世の中
・イデオロギーと利権
・この時代、在学中になにを学ぶか
■今学ぶべきこと
・感性を芽生えさせる
・真実を見極める
・ご縁の種まきをする
・掃除の実践
■そうじの取り組みについての説明
・凡事徹底
・心磨き
・掃除取り組みの紹介
■掃除の効用
・会社がかわる 掃除で人がかわる
・社会がかわる 身の回り、ご近所、地域がかわる
・経済がかわる 付加価値の創造
・心にゆとりのある社会の実現 本当のゆとり実感
・日本の将来 掃除の会感想文より
11:20 昼休憩(先生を囲んで皆で昼食を)
12:20 第2部講義開始
『井上吏司先生 人脈学』
人脈つくりの基本=お礼状
人間関係の基本=あいさつ
仕事の基本=そうじ(整理 整頓 掃除 清掃 躾)
■人脈つくりの法則
・第一条
人との出会いは、人生が変わります。
良い出会いがないと、良い人生にはなりません。
一瞬の出会いを大切にするかしないかで、
その人の人生が大きく変わってきます。
その一瞬の出会いを大切にしてください。
・御礼状
人脈つくりの基本です。
手紙のみが相手の心に残ります。
ほとんどの人から返事はきません。
でも返事をしてくれる方、電話をくれる方は、
人を大切にしている人です。
こういう方には、多くの素晴らしい友人たちが周りにいます。
手紙は、3年以上継続すると、効果がでてきます。
続けないとまったく意味がありません。
■1年間のテーマ(日本ベンチャー大學生用)
・経営者を食事に招待する。学生5人で1人の経営者を招待すること。
・返信のハガキを20枚もらう。
・お世話になっている身近な人を喜ばせる。
14:20 掃除、終礼

『人間としてあるべき姿』
講義の冒頭に鍵山社長に「まず、私たちが相談される人間になる」ことと、
「同じ町に住んでいる人にお声掛けする」ということを教えていただいた。
いずれも難しいことではあるが、この2つが出来ている人は
間違いなく生きるための資質を持っている。
そういった信頼を得るためにも、
掃除をするのは大切なことである。
特にトイレ掃除など他人がやらないことを
魂込めて磨いていけば、心、感性を磨くことが出来る。
掃除に命をかけるくらいやっていけば、
最終的に相談される人になれる確率も上がるだろう。
掃除はただやるのではなく、
汚れた心を浄化する場でもあるので、
常にそういったことを頭に入れておく。
From:安齋義仁(いわき明星大学卒、福島県出身)@JVU3期生

【不感の時代、小さな掃除から学べること】
今は不感の時代だと言っていた。
人が無関心や無感動な人になってきて、高いお金を払って得るものに
価値を見出したり、自分の利益だけを求めた大人で傲慢な大人が多くなった。
その今の混沌とした時代で、若い人が自分のモデルにできる
大人を今の政治家や経営者を見てきて選ぶのは難しい。
若い人は、どんな大人を目指したいかと言われても
悪い例をずっと見ているわけで、特に目指したい人物などないと答えてしまう。
悪い背中を見せ続けてきた大人の責任があると私は思う。
また若い人は、たとえとても凄い事が起きても、ちょっとの事しか感じられない。
人の嫌がる掃除は、謙虚な心・気付きの心・感動の心・感謝の心などを養えられる。
掃除の中で小さな事で気付きを得ていくと、普段も色々気付ける体になる。
掃除で、周りの些細な事に感動できたら幸せな事だなあと感じた。
企業でこれを行うと、掃除の誠意的な部分をみせて
人をまとめたりできるなあと感じた。
【人脈作り≠自分の得になる相手を求める】
人脈作りの基本中の基本は、手書きの手紙だと学んだ。
特に人があまりしていなくて、相手の心に残る事を
していく事が人脈を作りや運を開く事に繋がるのだと学んだ。
自分が得になる相手ばかりを選んでつきあおうと考えるのではなく、
会った人で、誰でもまず相手を喜ばせる事が運を開くのだと学んだ。
私はこういった利他的行為は好きだ。
1回の名刺交換で会ったご縁を大切にするかどうかで、
人の人生は変わるとは言ってたが、『凡事徹底』、
当たり前のことを徹底して行う事で
偉業も成し遂げられているので、掃除やハガキも徹底する。
From:小林諒也(公立はこだて未来大学院卒、北海道出身)@JVU4期生

本日は、いつもとは違って2人の講師が来て、井上吏司先生と、
その紹介でいらして下さった鍵山幸一郎先生が人脈学と掃除についての講義を行ってくれました。
■掃除学 鍵山先生
本日は鍵山先生より「掃除をする事の意義」と
「起業と掃除を交えたお話」を聴きました。
「謙虚であれ」
こういう人に、人は寄ってくる。
社会に出ると分かる、人は一人じゃ何も出来ない。
頼れる人間を作るのではなく自分を頼ってくる人間を何人も作りなさい。
事実、「井上先生に呼ばれてここにたつ事に大きな責任を感じている。
前しゃべる時よりも私はきちんと成長しているだろうか。」ととても謙虚な方だった。
「感謝をする事」
打算じゃない、続ける事が大事であり、感性豊かな人間にならなければならない。
トイレ掃除をしていると小さな事にも感謝できるようになる。
大事な事は、この鍵山先生の教えはその全てが掃除から生まれているという事です。
今日のお話全て、掃除をして続けなければ
本当に感じないこと、理解できないことである。
幸いにして、明後日は新宿歌舞伎町で大規模な清掃がある。
まずはそこで掃除を行って掃除の仕方、基本を学ぶ。
そしてベン大での掃除につなげていきます。
■人脈学 井上社長
「人脈の基本は御礼状」
御礼状の効果、良さはハガキを送って、相手からハガキでお礼が返ってくる。
100人に一人しか返信がこない。
また、手間かかったお礼はもらうと嬉しい。
メールと違い形にも残るので心にも残りやすいと仰っていました。
手紙の持つすごい力を教えて頂いたので、これからは手紙か便箋を書き続けます。
手紙に興味を持たせてもらう機会なんて、滅多にないことだと思うので、
今回は本当に貴重な講義だと感じました。
From:森優太(日本大学卒、長崎県出身)@JVU4期生