平成25年(2013)【4月19日(金)】 八代英太先生(元郵政大臣・株式会社つなひろワールド会長)の講演、つなひろワールドのセミナー参加、マインドマップ発表

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●1日の流れ
1、私の志についてマインドマップ発表
2、つなひろワールドセミナー参加
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●八代会長のお話
車いすで初めて国会に入ったことで国会の中を変えるきっかけを作られたが、
バリアフリーにするために国が考えた予算が30億円に対し
八代会長が実際に使われたのは5000万円で済んだ。
そのお話を聴いて、経験という資産が、いかに有用かを感じた。
国からすれば万全を期して不必要なものにもお金をかけたということだと思うが
実際に車いすを利用される八代会長が創意工夫をしたことで
費用が30分の1で済んだことを考えると経験というモノの有用性がよくわかる。
自分自身の経験を生かすか、つなひろワールド常務の竹内さんのように
障がいに関してのご自身の経験は少なくても現場を重視することで補うか、
いずれの方法をとるにしても経験という資産は
他では変えられない価値があることを学んだ。
●竹内常務のお話し
竹内さんはつなひろワールドの責任者を務め
障がい者雇用についての勉強をされたそうなので
お話を聞いて、竹内さんが勉強されたことと、
現場を重視し障害者の方にも直接会っていったことで
結果につなげているのだと感じる。
障害者雇用についてお話しも資料もわかりやすく
映像なども使って聴く人が飽きないよう工夫もされているように感じたが
竹内さんはできにまだまだ満足されていなかったようだ。
これからいろいろな人のお話しやスピーチを聞くことになると思うので、
ただ話を聞いて面白かった、勉強になったでおさまるのではなく、
どういう話し方が良いのか、どうすればより伝わるのかなど
そういうことにも注意して話を聴こう。
From:大森俊通(東京都出身、琉球大学卒)JVU5期生

●学んだこと
1、マインドマップの発表
「私の志」というテーマでマインドマップを作ってくるという宿題があり、
そのマインドマップを用いて発表をした。
マインドマップを作り、それを何度か眺めていると、
人を楽しませ、笑顔にする遊園地のキャストのようなことがしたいと
方向性がなんとなく見えてきた。
まだまだ詰めていかなければならない部分も多くあるためこれからだが、
自分としては一歩踏み出せたような気がする。
2、つなひろワールドのセミナー参加
矢代英太さんのお話と、休憩をはさんで竹内さんのお話をお聞きした。
・矢代英太さんのお話
→お話の中で、
「自立するのであれば社会の一員としてどんなことでもやる」
「自分の体験から学んだことだから障害者についての知識は誰にも負けない」
という言葉を話された。
社会の一員であってこそ社会人だ、とでもいうような自負を感じた。
そして本当に自分の役目を見出し、国会議員となられ、国を動かした。
そのような体験の中でこそ、誰にも知識は負けないと言いきることが出来ていたのだと思う。
・竹内さんのお話
→数値を使って、具体的に、映像や画像など耳だけではなく目も使うプレゼンをされていた。
分かりやすくて、必要性なども感じられ、伝えたいことをしっかり伝えられていたように思う。
やはり社会人として勉強し、数をこなしておられるのだなと感じた。
中身について、障碍者の雇用についてはほとんど知識がなかったが、法定雇用率達成できている
企業が小さめの所だと50%未満とお聞きし、2%という数値でも達成は難しい。
障碍者が何ができるのか分からないから手をつけにくいという現状があるのかなと思った。
●感想
障碍者アスリートの方は障碍者としての理解とスポーツ選手としての理解を
してもらう必要があるとのお話があり、
立場というのはやはり当事者が一番よく知っているということを改めて感じました。
障碍者という厳しい立場の中で、それでもスポーツをされたり国会議員になられたりと、
結局自分がどうしたいのか定めれば、なれるものになれるのだと感じました。
自分も、自分のなりたいものを定めて、それに向かって邁進していきます。
From:牛島知之(熊本県出身、熊本県立大学卒)JVU5期生

●「志」表明(マインドマップ)
自分の志のマインドマップが課題になっていて、完成したものを皆さんに見ていただいた。
ベンチャー大學で身につけたいものが「知識」、「感性」、「人間力」だとわかっていたものの、
それらと将来の目標の説明ができていなかった。
これからもっと説明する力をつけたい。
三人とも、この一年で志を遂げることができるように頑張っていきたい。
●八代英太会長とつなひろワールドのセミナー
株式会社つなひろワールドの八代英太会長は、とにかく凄い方だった。
自らの経験によって、本当に日本を変えている。
障がい者の立場で考えると、昔の日本の状況は恐ろしい。
経験はこのような想像の比ではないだろう。
バリアフリーと障害者のあり方を、とても考えさせられるお話だった。
障がい者とスポーツの繋がりの大切さがわかった。
印象的だったのはウィルチェアラグビーの選手である永易さんのインタビュー。
選手同士の接触が許されているこの車椅子のラグビーで、初めてタックルされた衝撃を語っておられた。
その体の衝撃、体感に動かされたそうだ。
スポーツをするとモチベーションが上がり、主体性やマネージメント力なども伸びて仕事にも繋がる。
つなひろワールドさん、なんて素晴らしいお仕事をされているんだろうと思った。
今まで障害者の生活について全然考えてこなかった。知らないことばかりですごく勉強になった。
つなひろワールド常務取締役の竹内さんのお話、最高にわかりやすかったです。
From:佐藤洋一(神奈川県出身、玉川大学卒)JVU5期生