平成24年(2012)【3月5日(月)】 高瀬拓士先生(株式会社日本コンピュータ開発 相談役最高顧問) 『グローバル社会を考える』&会社見学

1.奴隷からの解放
→『考えないで働くことは、一生を奴隷にするということ』
NHKがコロンビアで取材したドキュメンタリー番組の中で、少年が言っていた言葉。
考えることをしないで、ただ単に働いていると、 自分の一生を奴隷にしてしまう。
それは、人生において仕事は多くの時間を消費するにも関わらず、 その時間を無駄にするからだ。
考えることがどれだけ大切なのかを教えてもらった言葉である。
2.ギリシャ問題の本質
→『消費>生産』
これがギリシャ問題の本質だと感じた。
ギリシャは国民の50%以上が公務員であるという。これは
生産側よりも消費側が多いということだ。その差額である不足分を国債という借金で穴埋めし、その国債をEU内の多くの国々が買っていた。その借金が巨大になり、返済が出来ない事態になって居る。その結果、EU全体が大変な事態になっている。
日本も大量の国債を発行し、GDPの2倍に近い借金を抱えている。ギリシャ問題を遠いよそ事と思わず、広く海外に目を向け、その本質を見抜けば、日本や日本人の日々の活動のあり方に応用できることが無数にある。
もっと、海外に対して興味関心を持つ。
3.仕事の本質
→『仕事で社会にどんな貢献をしたいか』
これが仕事をする意味だ。
何のために仕事をしているのかを考えることが 自分の仕事をより、深堀りすることに繋がる。
また、ベン大生活にしても自分がベン大で学ぶのはなぜか?
ベン大で学ぶことで将来どんな貢献をしたいのか?
また、どんな人間になりたいのか?
ということを考えることも大切だということだ。
まだまだ、自分の人生に深堀りが全然たりない、
と感じる高瀬先生からのご指摘だった。
【氣づき】
"考えることからスタート"
高瀬先生の最終講義。
「どれだけ考えるか」
本日の講義で私が一番、印象に残ったことだ。
考えることでしか、自分の人生を自分でコントロールできない。
また、社会に何か貢献することもできないだろう。
私の場合、感覚も大切にしながら、戦略や計画、物事の本質を知ることなど、
もっと考えることも組み合わせていく。
From:小田和浩(富山大学卒、山口県出身)@JVU3期生

■日本(人)を知るなら外へ行け
よく、海外に行ったら『日本って良い国なんだなぁって気づいたよ』
なんて言葉を聞いたことがあります。
しかし、どこがどう良いのか、何が、誰が良いのか?
それが今まで良くわかっていませんでした。
本日は日本の良いところ、悪いところを、
コロンビアの実情を元に学ばせていただきました。
日本は幸せすぎて、勉強できる空間があることが当たり前、
ご飯食べれるのが当たり前、そうなってしまっている。
これによる弊害はなぜ、日本人は勉強しないの?
と海外の方から言われてしまうことだ。
勉強ができることが幸せだ、
なんて考えている日本人は、ほぼいないと私は思います。
外の世界には、生活すら苦しい場所も多く、
勉強なんてしたくてもできない場所が数多く存在する。
そんな人から見たら、日本人はどんな風に映るのだろうか?
もっと一人ひとりがやりたいことを見つけること。
私はこれが大切だと思います。
子どもの頃から専門的でもいいから、
一本で学ぶことで勉強する人は増えるのではないかと思う。
そうすれば、自分のやりたいことが見つかったときに、
どうやってやれば、良いのかわからない、ということはなくなるだろう。
今の日本はとにかく、良い施設・環境・知識・技術があっても
それらの使い方が分からないのだと思う。
使わないのではなく、使えないのだ。
そしてその使い方を聴かない。これが一番の問題だと思う。
なんでもネットで調べる程度だろう。
勿論それも大切だが、プロやそれを目指す人から聞いたほうが
絶対に良いに決まっている。分からないから何もしない、は一番勿体無い。
私自身、やりたいことを見つけるたびに
やり方が分からず、自己完結を何度かしてきた人間なので、それがよく分かる。
一緒にやってくれる仲間が見つかるだけでもそれは変わるのに、
今の若い人は、それを人に言うのすら恥ずかしいとかで、言えない。
自分のマイナスを見つけて諦めるのは簡単。
何でも挑戦しなければいけないと感じました。
私もこの大學に入り、自分のやりたいことを見つけました。
知識は高めてきましたが、実践が圧倒的に足りない。
それを今後はドンドン実践し、学び、成長していきます。
From:本間慶太(東京経済大学卒、東京都出身)@JVU3期生