平成24年(2012)【3月1日(木)】 山下聡一郎先生(株式会社山下商行 代表取締役社長) 『リアル経営学&会社訪問』

■熱心さを伝えること。
町工場の技術を持ち寄って人工衛星を作った会社の青木社長は
根回しや人脈を使わずお願いをして仕事をもらいました。
「仕事がほしい」そう思っている人は多いと思います。
でもお願いしたから叶うというものではありません。
でも青木社長は、現に仕事を受注しています。
それは熱意をもって意思を伝えたからだといいます。
仲間たちのためにも仕事がほしい、そういう意思が熱意となり、粘り強く交渉しました。
その結果、仕事を受注する事ができたのです。
しつこさと熱心さは紙一重で違います。
自分の為だけでやっていたら相手はしつこいと思いますが、
仲間の為にやっていたら熱意に気持ちが動くのです。
熱意とは、誰かの為にやることで人に伝わります。
■社内を改革し続ける。
山下商行さんは小山社長の実践経営塾に入られてから
社内の改革を取り組まれています。
一番は倉庫を下に移して事務所を上に移動したことと仰いました。
そのおかげでいらないものが処分できキレイな社内に変わったからです。
ちょっとした改革はどこにでも存在します。
工夫には終わりがないと言います。
今当たり前に思っていることでも最善を考え続ければ
いつかより効率の良いやり方が生まれます。
僕らからしたら武蔵野さんと同じ事をしているから
同じように感じますが、社長の視点からすると小山社長の経営は
すごくレベルの高いことに感じるのでしょう。
続けることでしか気づけないレベルがあるのです。
From:佐々木信(弘前大学卒、北海道出身)@JVU3期生

『小山社長の教え』
●15分自己紹介
武蔵野さんの研修の中に15分(新卒者は30分)の長丁場の自己紹介がある。
一見苦痛が大きいようなこのプログラムも、小山社長の狙いがある。
長い自己紹介をする前には、ある程度構成を練って参加するのが普通だが、
それでも時間が余ってしまう。
話すことがなくなってしまうときに、本音が出やすくなるそうだ。
事前に練ったものだと嘘も中にはあり、その人の全てが見えない。
本当の発表者を見極めるために、長い自己紹介がある。
一見苦痛でしかないように感じるものでも、
その裏にはちゃんとした目的があるものであるので、
どれだけ素直な心でできるかがポイントとなる。
『山下社長からの質問』
山下社長から講義の最後に朝何時に起きているかの質問があった。
もちろん早く起きることに越したことはないのだが、
早く起きるのと遅く起きるのでは時間の使い方が全然変わってくる。
山下社長だけでなく、経営者の朝は基本的に早い。
ある経営者は朝のうちにメールを送ったり、
ある経営者は朝のうちに日経新聞を読み込んでいる等、時間の活用の仕方がうまい。
疲れていて寝ていたいと思うときもあるが、自分に喝を入れる意味でも朝早く起き、
時間の有効活用をするべきだと考えた。
最近起きるのが遅くなってきているので、気持ちをもう一度入れかえ、
初心を思い出す意味でも意識していきたい。
From:安齋義仁(いわき明星大学卒、福島県出身)@JVU3期生

1.熱心さ
山下社長が仰っていたことに、すごく納得した。
熱心とは【相手を想って行動すること】、
しつこさとは【自分勝手に行動すること】。
よく、相手を想って行動しなさい、相手の目線に立って行動しなさいと言われるが、
これはまさに熱心さに通ずるものがと感じた。
そのような行動をしているからこそ、相手は心を開いてくれるわけで、
自分勝手な想いでは心は開いてくれない。
そういうわけで、熱心かどうかは結局相手が決めることなのだと思った。
2.素直さ
山下社長は、実に素直だった。
小山社長の言うとおりに行動されていた。
それによって、会社の業績もアップした。
ここが大切。会社の業績を上げる、つぶれない会社にする。
これが社長としての最大の使命だから。
そこから見えてくるのは、私は社員への想いだと感じた。
社長は、社員の命を預かっているようなもの。
そして、最高の仲間なのだ。
そんな人たちを幸せにする。
やっぱり社長というのは、最高にやりがいのある役職だ。
From:芳賀淳(城西国際大学在籍、福島県出身)@JVU3期生