【3/2(水)日本コンピュータ開発様、会社訪問】

【インターンのリカルド・マルティネスさん@コロンビア】…
英語でのやり取りであったが、ヒアリングすら出来ていない自分に「もったいない」と思った。
今年は異文化コミュニケーション力を鍛える一年である。
大阪に帰ったら、留学生たちとシェアハウスに住む。
【当社の常識は、日本の一般企業の非常識】…
特に印象に残っている言葉である。
「会社はいつ倒産しても良いように経営するのが良い経営」という概念は持った事がない。
“人育て"の為の会社であるから、 どこでも通用する人財に育てばそれでいい、という考え方は斬新であった。
一方、日経の記事『人こと』でブリヂストン社長が、
「トップが日本人でなくても構わない」と仰っていたのも印象に残っている。
最後に高瀬先生が仰っていた「“生き残る"事を考えるから、(悪い)悪いことをしてまでも生き残るという考えが生まれる」
については深く考えていきたい。
【日本の文化を語れない日本人】…
「 外国人が興味を持って学び、時には日本人に質問してくる精神文化を含む日本文化だが、肝心の日本人が知らず、答えられないことに驚くことが度々。多様な表現の出来る言葉の文化から、俳句、短歌のような表現の出来る文字文化まで、日本にはすばらしい文化がある。 ただ、歴史的な現場に行き、見聞し、知識とするだけでなく、広く歴史に学ぶことと同時にすばらしい日本文化も大切にすることが大切だ。」と認識した。
現場に行った際も「why?」を忘れずに、存在意義を探るようにする。
【役職≠昇格】…
役職(肩書)は、その人の次の成長目標を示す事を目的につけるもの。
まだ未熟だから、一日も早くその役職名にふさわしい役割が果たせるような実力を身につけるように頑張れということであるから、昇進祝いなどをする事ではない。という考えが印象に残った。
【ベン大生に足りないのは“味わう"事】…
多くの講師の話を“コレクション化"しているだけと見られているようだ。
もっと、一人一人の講師の考えを味わうことが必要だと仰ってくださいました。
大阪校では、いかに“味わう"事に力を入れるかで、 その他の6日間を充実させられるかに繋がると感じました。
~総括~
社員の方が働いている隣の部屋で、ご講義を受けさせて頂けるのは有り難い事である。
だが、そこが普通の会社と違うところである。
こうした会社、そして高瀬先生の考えも“アリ"なのだなと言う事を実感していきたい。
何もやり方に“正しい"“正しくない"はなく、 そのやり方でやる“在り方"が問題なんだなと感じるご講義でした。
日本ベンチャー大學2期生 川辺聖弥(大阪商業大学、休学中、大阪府出身

●当社の常識は世の中の非常識
・高瀬先生の会社では、社員の教育を主としている
・いつ潰れても大丈夫な社員の育成をしている
・会社は最高の社会人教育機関である
・理想的経営は、いつ潰れても良い会社
→私も、会社でバリバリ仕事をこなし成長していく
●人の役に立つ仕事
・今の世の中は自分達の利益しか考えずにおかしい
・中国はその典型的なパターン
・人や国のためになる仕事を行い、それを儲かる仕事にするのが経営者の仕事である
→32歳で起業する際に、人や国の役に立つ仕事で起業する
●仕事は自分の都合でやるものではない
・面白そう、楽しそうで選ぶものではない、部活ではない
・相手のためにやり、喜ばれるのがやりがい
・就職活動での企業訪問で、企業は会社の技術などを紹介する
・そうしないと、学生が関心を示さないからだ
・しかし就職先を選ぶために必要な情報はそんな事ではない。キーポイントをつかめ
●遠くと目先
・遠くを見て、自分の目指す方向を知り、今の位置づけを知る
・遠くを見るためにも、海外に行く。視野を広げる。
・目先のことを考え過ぎない
→私も海外に行き、多くの文化に触れて、自分にとっての遠くを見つける
●日本とは
・多額の個人金融資産
・言う事を聞き、指示通りの働きが出来る上質な労働者
・世界で最も安心安全な社会
・高い技術力がある
・インフラが整っている
・言葉や文字の文化
・今ホットなアジアの一員であり最先進国
→日本は日本人が思っている以上に素晴らしい国である。
・アリの法則で2割が働きありで8割はついていくだけのアリ
・今の日本は10割が後者であるもっと自国のことを知り、自国に誇りを持つべきだ
●日本人
・自国のことを説明できる人が少ない
・自国の歴史や文化を知らなさ過ぎる
・豊かになり、考えなくなっている
→歴史の知識詰め込みは要らない。インターネットでいつでも入手できる。大切なことは歴史を知り、そこから学ぶこと。 頭を使い、考え、学ぶ力を養おう!
●コロンビア
・長期にわたって、政府を含む三つ三つ巴の戦争していて、内紛が激化
・働くのは生きがいなどではなく、生きるためである
・働く場所の多様化も選択の余裕も無く、限られた中で何でも見つけるしかない
・日本は長寿社会で寿命をまっとうできる
・コロンビアは内紛で、いつ亡くなるか分からない
→日本とは環境が違いすぎ、コロンビアでは生きたくても、ゲリラや生活苦で生き延びることが大変。 それに比べ、日本は自殺者が世界1位で恥ずかしい。
●人間はある意味全員障害者
・持っているものを使え
・ないものねだりをするな
・出来なかったら能力が足りなかった事を反省し、これから頑張って能力向上を図ればよい
・全てが揃わなくても、一つでも得意な能力を見つけて、それを鍛えて一人前になればいい
・それが社会ではないか
→このフレーズが大好きである。自分の長所をみつけ、そこ一点なら誰にも負けにないというところを作る
●コロンビアの子供達が言うには、大人はハンコを押すだけで平和がくると思っているが、
僕たちは行動で世の中を変えて行く
・国が何かするのではなく自分達に何ができるか
・生きている間に何が出来るか
→自分は何のために生を受けたのか?
その答えを導き出すのは容易ではないが、常に世の中のために何が出来るのかを考え行動する
●人の幸せ
・お金では幸せにならない
・今の日本が象徴的で豊かになっても自殺者は絶えない
・昔の方が貧しかったが、心は豊かだった
・人の役にたてるか、喜んでもらう事が本当の幸せだ
→自分にとっての本質は何かを常に考える
●感想
高瀬先生独特の切り口で、多くの名言や心に響く話しをして頂いた。先生の話を聴くと、何か原点に戻れる。ずれかけていた軸が元に戻り、やる気がでた。唯一先生の話で、自分に実践できているのが
「反省はしても後悔はするな」である。一日一日を全力で生きてるので、これだけは出来ている。
今後、実践すべきは「歴史から学ぶ」である。今の学生受験のようにただ知識を蓄えるのではなく、学べる力をつける。
今年一年は、歴史をもっと知り、中身をつけて考える力をつける一年にする。
日本ベンチャー大學ヤング2期生 柳澤大紀(東京工科大学在学中、埼玉出身)


