【2/23(水)】与謝野肇先生(株式会社ビジネスパスポート、代表取締役) 『日本とは』
2011/02/23 21:28:24
コメント (0)

【講義録】
海外から見た日本
(1)日本の特徴
単一な民族
→一国家一民族は珍しい。与謝野先生が行っていらっしゃったシンガポールは、中国人75%、マレー人15%、インド人5%、外国人5%という比率からも見て取れる。
世界一安全な民族
→過去に海外に2度しか攻められた事がない。(元凶、太平洋戦争)
貧富の格差が小さい
→長金持ちが5%で中間層が90%以上。金持ちに対するデモなどもない。
外国にも国民にも銃口を向けない軍隊
→シビリアンコントロール(文民統制)ができている。
技術が優れている
→例1)上野寛永寺は関東大震災でも壊れなかった。ー建築技術を国会議事堂に応用。
例2)ドイツマイセンは有田焼の技術。
(2)どうしてこのような国が生まれたのか
島国である
→物流体国。
地形
→狭いので多種の職人が一挙に住む。
気候
→四季がある事で先を読む力がある。
(3)日本の行くべき道
第三の危機が迫っている(一、二は、明治維新とオイルショック)
→少子高齢化や財政危機、内需に限界に加え、先生が最も危惧しているのは若者に挑戦心がなくなってきていること。
乗り切るには→海外に出る事。そこで調和と協調を活かす事が大事。
日本ベンチャー論
マーケットイン
→商品を作ったら売ってみること。どれだけ売れるかを調べる事を、マーケットサーベイという。
ベンチャーキャピタルに行くタイミング
→良い商品ができた時でなくどれだけ売れるかが分かってきたらそのデータを持って「量産」するためにキャピタルに行く。
プレゼンテーションは3分で説明する
→相手に分かりやすく、また、自分も納得する事が重要。
事業の顧客は誰か?
→狭い範囲でどんな人なのか?まで明確にする。
アメリカ人、中国人とのビジネス
→No,butを言う。つまり初めからできないという。
日本人のビジネス
→yes,butできなくてもやってみますという。
以上です。