東京校の講義レポート

平成27年(2015)【2月27日(金)】 マナー&コミュニケーション学 2日目/大西恵子先生(大西恵子事務所 代表)

2015/02/27
●コミュニケーション学(報連相)
・報連相とは社内を流れる血液
「報連相」とは社内を流れる血液である。例えば自分のチームや部署の中で
適切な「報連相」が行われ、メンバーが情報共有できていれば、
全員で協力して仕事を進めることが出来る。しかし「報連相」がきちんと
出来ていないと情報共有がなされず、仕事が進まない。
要するに「報連相」とは社内を流れる血液であり、血液が酸素を運ぶように
「報連相」が運んでいるのは「仕事の情報」である。
血液の循環が悪くなったら、体調を崩したりするが、「報連相」も同じで
情報が滞ったら会社全体が機能不全を起こすこともある。
このように会社全体にとっても個人としてもそれほど「報連相」は重要なことである。
その意識を社会人として身につけていかなければならない。

・報告とは
報告とは指示されたことに対して、その経過や結果を告げることである。
そして、報告の基本は3種類ある。
1、中間報告=決められたサイクルで定期的に進捗状況を報告する。
2、トラブル報告=お客様のクレームやトラブルが発生したら、
1人で対応しようとせず、すぐに報告する。
3、結果報告=与えられた仕事は「作業終了」ではなく「結果報告」をしてはじめて完了となる。

報告の際に大切なことは相手の知りたい結論から話すことである。
そして、伝える要点の内容と順番を事前に整理し、しっかりと
「事実情報」と「憶測情報」は区別して伝えることが重要である。

・連絡とは
連絡とはある事柄について、その事実や簡単な情報などをそのまま伝えることである。
そして、連絡は3つのポイントがある。
1、部門内連絡=社内の日常的なコミュニケーション。
日常的なだけに「分かってるはず」だと油断しやすい。
2、部門間連絡=他部門への連絡は、同じ社内でも常識や文化が違う場合がある。
丁寧かつ、分かりやすく伝える心配りが必要である。
3、お客様への連絡=人とひとだけでなく、会社と会社を繋ぐ働きがある。
相手の都合を優先し、まめな連絡を心がける。
連絡は以上のように3つのポイントがある。この3つの連絡手段を上手く使い分けることが必要である。

・相談とは
相談とは自分がどうするか判断に迷った場合、上司や先輩に参考意見やヒント、
アドバイスをもらうことである。そして、相談には2つの大きなポイントがある。
1、心配りとタイミング=相談する前に「相手への配慮」を考えつつ、
事前にアポを取っておくことがベストである。
2、事前準備=相談は出来るだけ具体的にして問題点を整理・分析して
自分の意見をまとめておく。相手が状況を理解しやすいように資料を添えるとよい。
そして、相談で1番大切なことは、相談に乗ってもらった後には必ず感謝の言葉を述べることが重要である。

今回、学んだ「報連相」のポイントを活かし、そして、実践していかなければならない。

From:柳沢一磨@東京校6期生(神奈川県出身、帝京大学卒)
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●「報連相」
・報連相は社内を流れる血液である
チームとして仕事を行うためには、適切な報連相が行われ、メンバーが情報を
共有している必要がある。血液が酸素を運ぶように、報連相は仕事の情報を運んでいる。
これが滞ると、血流が滞るのと同じように、組織が機能不全を起こしてしまう。
よって、報連相は単なるマナーなどではなく、自分のためにも組織のためにも、
社会人として絶対に必要なスキルであるといえる。

・報告、連絡、相談の違い
報告は、上司との縦関係の中で行われる。内容は、上司から指示されたことに関する
経過・結果(起きたこと、過去に属する事柄)である。
それに対して、連絡とは、横の関係も含め、関係者に事実や情報(現在、あるいは
未来に属する)をそのまま伝えることである。もれなくスピーディに行わなければならない。
相談はこれら2つとは違い、自分が判断に困る事柄について、上司などにアドバイスを
もらうためにすることである。相手の持つノウハウを引き出すためにも使うことが出来る。

・報告の三大義務
報告には、「中間報告」「トラブル報告」「結果報告」があり、これらは義務として
必ずしなければならない。
中間報告では、指示された仕事が予定通り進んでいるかどうかを上司にチェックしてもらう。
期間を決めて定期的に報告するとよい。
トラブルが発生した場合は、自分1人で対応しようとしてはならない。
必ず上司に報告しなければならない。
そして、仕事は作業が終了した時ではなく、結果報告をして初めて完了となるのである。
上司にとって報告は、現場の生の情報を吸い上げて、より適切な判断を下すためのツールである。
そのため、「事実」と「憶測」の情報は区別して伝えることが必要。

・報連相の3つの視点
コミュニケーション手段としての報連相は、「相手」「自己」「目的」の3つの視点でとらえられる。
情報を受け取る相手の立場はどうか。伝える情報を、自分自身は理解できているか。
何のために伝えようとするのか。
その3点をしっかり踏まえて、報連相を行うべきである。

・報連相の実践RP
報連相の不足でトラブルになった事例を見ながら、どうすればもっとスムーズに仕事ができるのか、
グループで考えて発表した。
やってみて、報連相では先手を取ることが肝心であると感じた。
相手にも都合があるのだから、時間を頂きたいのであれば、あらかじめそのことを伝えて
確保してもらわなければならない。
仕事の上でトラブルを起こさないために、仕事の5W1Hをはっきりさせるための
効果的な質問をすることも必要だ。
こうした一つ一つのことを、常に先んじて行える人が、仕事の出来る人なのだと思う。
報連相も仕事に対すると同じく、受け身ではなく攻めの姿勢でいかなければならない。

●経済新聞学
・ベースアップとは何か?
今元局長から、ベアの仕組みだけでなく、そもそも労働者は
会社の中でどういう位置付けなのか、労働組合とは何か?といったことについて説明して頂いた。
ベアは賃金表そのものを改定することになるから、経営者側からは
高くなったまま基本は下げられない、ということになる。
ベアは年功序列制度と結びついているので、いずれ年功序列の崩壊とともに
ベアもなくなっていくのか?と質問したところ、今元さんの答えは否であった。

むしろ、年功序列は豊かな日本において完成された優れた制度でもある。
よって、日本企業全体がこの先年功序列をやめて、
やみくもに成果主義だけに向かうのはもったいない。
儲かった時は、賞与等の一時金をもって対応できればよい、ということであった。
どんな企業も、井戸を掘った人、その会社を作ってきた人たちがいる。
その苦労に報いるという制度も間違ってはいない。
毎年のベア交渉は企業がどう応じるか、経済にも関わることなので、注目していきたい。

From:須藤雄介@東京校6期生(群馬県出身、早稲田大学卒)
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●社内を流れる血液
ホウレンソウ(報告・連絡・相談)は社内を流れる血液であると
大西先生は仰られていた。どういうことか?
会社に入れば、難しい仕事や大きな仕事をやり遂げるには、
会社が持つ(自分以外の人が持つ)力を最大限に引き出すことが欠かせない。

自分の部署の中で適切な「ホウレンソウ」が行われば情報を共有化することができ、
会社全体で協力し合って仕事を進めることができる。
つまり、会社が人だとすると、「ホウレンソウ」は血液を循環する役割にあると
いうことである。
『社内を流れる血液』という考え方はまさしく私たち学生にも腹に落ちる感覚に
なれるものである。この考え方を胸に刻んで社会人としてスタートしていく。

●主体性あるホウレンソウ
どうしても「ホウレンソウ」と聞くと『めんどくさい』『やらされている』
といった感覚になる。
その感覚をなくしていくためには、まず「ホウレンソウ」は単なるマナーと
認識するのではなく、社会の常識なのだということを知ることが大切である。
自分の持つ力を最大限に発揮するために、そして上司から『あなたならこの
仕事を任せられる」と信頼を勝ち得るために、組織人に求められるスキルであり
仕事そのものであるのだ。
そして、技術的には①報告⇒過去、②連絡⇒現在進行形、③相談⇒未来として
使い分けることが必要である。
さらに、3つの共通点に上司・部下関係なく相手に対して【心配り】をすることも
忘れてはならない。
それらをしっかり出来る人こそ≪仕事ができる人≫として周りから認知されることに
繋がり、多くの仕事を任してもらえるのであると学ばせて頂いた。
私も自己実現のためにコツコツと、一つ一つできることを増やしていきます!!

From:嘉形俊輔@東京校6期生(山形県出身、山梨学院大学卒)
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