平成27年(2015)【2月25日(水)】 人脈学/井上吏司先生(井上電気株式会社 取締役社長) ゲスト:井上幸彦先生(元警視総監)
2015/02/25

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●1日の流れ
9:00 浅草観光センター 朝礼
10:30 井上幸彦先生(元警視総監)による講義
・言葉の大切さ
・クイックレスポンス
・浅間山荘事件
・ひたむきさ
・雪印乳業事件
・オウム真理教
・リーダーシップ論
12:00 昼休憩
13:25 人脈学/井上吏司先生(井上電気株式会社 取締役社長)
・人脈づくりの法則
・人と親しくなる方法
・挑戦しないと成功はありません
・喜多川泰さんの「人生は出会いですべてが変わるから」
・「ここが最後のとりで」
14:15 井上吏司社長のお誕生日サプライズ
15:00 経済新聞の読み方講座&ディスカッション
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●井上幸彦先生の講義
・言葉は最大の武器
言葉はコミュニケーションの最大の武器である。しかしながら最近は
語尾が曖昧であったり、はっきりしない言葉を使う人が多い。
それでは言葉を発する意味がない。周りに自分のことを理解させ、
聞く人の心に訴えかけることが出来るものが言葉である。
井上先生が実際に言葉の大切さを感じられた出来事が、第6機動隊の頃のお話である。
井上先生が第6機動隊の隊長になった頃の第6機動隊の問題点は士気が低く、
信頼感が欠如していた点であった。しかし、第6機動隊の隊長に就いた井上先生は
隊員全員のフルネームを覚え、あえて隊員達を下の名前で呼ぶ事で
隊員達に一体感が生まれるように努められたのである。
このように言葉というのは人を動かす唯一のものであるといえる。
・「3惚れ」の法則とは
①仕事②任地③女房の3つに惚れる事である。
これら3つに惚れる事で人間愛の精神が身につく。
私にはこの3つの内、まだ1つもないが、これから社会人になったら人間愛の精神を
持つために身につけていきたい。
・「三流の訓」の法則
「三流」とは「一流、二流、三流」の「三流」ではなく、3つの流すの事を指す。
①自分のために汗を流す②人のために涙を流す③国のために血を流すの3つである。
これら3つの流すをやることが出来れば、自分だけでなく、周りの人を、そして、
いずれは国を動かすことが出来るほどの力になる。
私も誰かのために汗と涙と血を流せるような人間になっていきたい。
このように多くの言葉を井上先生がお持ちなのは、それだけ多くの経験や知識を
お持ちだからである。
そのような方とお会い出来たのは本当に貴重な経験である。
●井上社長の人脈學 最終回
・人脈づくりの法則
やはりこれから社会人として生きていく上で人脈はとても大切なものである。
人脈があれば何か困った時に助けて頂くことが出来、人への思いやりや感謝の心が生まれる。
人脈を広げるためにはまずは人と会うことである。
そして、会った人には必ずお礼のメールをすることが大切である。
また、相手に良い印象を持ってもらうために手紙やハガキを書くと更に良い。
井上社長には多くの人脈を広げる方法をお教え頂いたと同時に多くのご縁を頂いた。
本当に井上社長には感謝の言葉しかない。
そして、この井上社長からの御恩を返すためにも、私達ベンチャー大學生は
日本を背負って立つような人財になっていかなければならない。
From:柳沢一磨@東京校6期生(神奈川県出身、帝京大学卒)
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●井上幸彦先生(第80代警視総監)による講義
・言葉の大切さ
言葉とは、言霊(ことだま)と表現するくらい大切な要素の一つである。
そして、人の心に訴えることも可能でこれは哺乳類のなかでも人間特有の性質である。
時には涙を流させることもできれば、鼓舞することもできる。
本当に言葉は私が思っている何十倍ものの力があるのだなと學んだ。
・クイックレスポンス
警察に何を国民は期待するのか。どんな時に警察を頼るのか。それは、
財布を無くしたときであるや道が分からなくなったときなど、
何か「困ったとき」に人は警察官を頼ってくると思う。
実際に私も、財布を落としたときなどで何度かお世話になったこともある。
井上幸彦先生は、自分の仕事だけでなくても、「困ったとき」に頼ってくる市民を
助けることが大切であると仰られていた。そうした日々の積み重ねこそが
市民の信頼を得ることにもつながっていくのだと肝心した。
・リーダーシップ論
井上先生が山本五十六さんの「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、
褒めてやらねば、人は動かじ」という言葉にこそリーダーに欠かせない要素であると
仰られていた。要するに、親の背中を見ろと同じことを言っているのだと感じた。
さらに、それに加えて、感謝の念を常に持ち続けることも必要である。
これらを自分の軸にしてオウム真理教などの数々の事件を解決へと導いたのだと思う。
本当に素晴らしい方に出会えたと心のそこから思う。
●人脈づくりの法則
今回が最後の講義となった「人脈學」。
特に印象に残ったのは、喜多川泰さんのコラム『人生は出会いですべてが変わるから』
である。そのコラムのなかで「出会いこそがどんなに計算しようとも
絶対にできないものであると。そして、本気で生きている人には、一番必要なタイミングで
一番必要な出会いが訪れるのだ」という。まさしく、今私たちが日本ベンチャー大學と
出会うのも何かの道標なのかと思う。
将来のことを考えている学生は大多数いる。しかし、その将来とは就職、結婚など
意外に近い将来のことを考えていることなのだと思う。問題はそこではなく、
この日本国に対して、または他人に対して、本当にやりたいことを突き詰めることにこそ
今後の人生を豊かにするもっとも近道であると私は信じていきたい。
井上社長には大変感謝をしている。必ず恩返しができる人へ成長していきます。
From:嘉形俊輔@東京校6期生(山形県出身、山梨学院大学卒)
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