平成26年(2014)【7月18日(金)】 6期生の持ち込み講義(第2回)/築地
2014/07/18
----------------------------------------------------------------------
●1日の流れ
8:20 魚河岸水神社参拝
8:30 魚かし横丁散策
9:00 水産仲卸業者売場の見学
10:00 よりみち館見学
10:15 場外市場散策(各自自由行動)、昼休憩
11:40 築地本願寺の見学
12:45 新聞ディスカッション
3面 「インターン導入6割増 」
・インターンを導入する狙いと学業への影響は何なのか
6面 「ガス価格、ロシアに譲歩も」
・ウクライナにとってロシアに譲歩するメリット・デメリットと今後のシナリオ
12面「米、対ロ制裁にエネ大手]
・アメリカとロシアと日本の今後の動き
----------------------------------------------------------------------
●活気に満ちた築地市場
台湾の学生達と一緒に日本で最も有名な漁業市場である築地市場に行きました。
築地市場は私は初めて行きましたが、多くの外国人の観光客がいて、
様々な活気に満ちた場所でした。
また、地元の店の方より、観光客は特に中国人が多いと聞きました。
今、日本では多くの中国人が観光で来ているという話を聞きましたが、
築地市場にもその影響が出ているのだと改めて驚きました。
築地市場では魚や魚介類だけでなく、捌くための包丁も多く販売されており、
私が見たこともないような包丁もあってとても興味深かったです。
次に私達は築地本願寺に行きました。
築地本願寺は見た目では寺院だとは気づかない外観で、
最初は博物館か何かだと勘違いしてしまいました。
築地本願寺の内装は、日本と西洋が融合したような造りで、
中には太鼓やパイプオルガンなど変わったものがあり、普通の寺とは違う雰囲気でした。
なぜそんな変わったものがあるかというと、シルクロードで色々な国の文化を
学んだ日本人が築地本願寺に取り入れたことがきっかけだそうです。
また、築地という名前の由来が、江戸時代の頃は築地という土地は海であったため、
それを地を築いて作ったことから「築地」という名前になったというお話しを
築地本願寺の方に聞いたりなど、とても勉強になる様々なお話を聞けました。
築地が今後、豊洲に移転してしまうのは少し寂しいですが、地元の方の力があれば、
移転をしても大丈夫だと思えるそんな今回の持ち込み講義でした。
From:柳沢一磨@東京校6期生(神奈川県出身、帝京大学卒)
-------------------------------------------------------
●食と文化の交差点
マグロのセリ見学は、始発より早い時間だったため断念。
まずは築地市場の場内、中央卸売市場を見て回った。
市場では鮮魚が所狭しと並べられ、電動トラックやスクーターがひっきりなしに
往来していて少し危なかった。
魚を売る人たちも、気さくな店主、無口な店主、「どけどけ!」と観光客を
押しのけていく店主などさまざまであった。
道具や場所は変わっても、そこでの人々の営みというのは、ずっと変わらず続いてきたのだろうと思った。
次に、「築地よりみち館」という小さな展示室を見学した。
そこでは古地図や浮世絵が展示されており、現在の築地市場は日本橋魚河岸から
移転したものであることが分かった。
昼食では高めのお店が並ぶ中、場外市場で500円の中落ち丼を探し当てた後、築地本願寺を見学した。
外から見た印象は国会議事堂、あるいは博物館といえる、珍しい石造りのインド式寺院。
関東大震災で焼失したのち、国会議事堂も設計した伊藤忠太氏によって造られたものであるという。
参拝客が靴を脱がずに上がれるようになっているほか、入り口には仏教画の描かれたステンドグラス、
そしてパイプオルガンを備えている。
一方、お堂は極楽浄土を表す金色になっており、そこはほかの大きな寺と変わらず、何とも不思議な建物だった。
築地に来る多くの外国人が、この築地本願寺にも訪れており、そのことがより一層日本のお寺ではないように感じさせた。
築地本願寺のお坊さんからは、もともと本願寺建立のため土地を埋め立てたことから
「築地」本願寺と呼ばれ、それがそのまま地名にもなったこと、建立当時の住職さんが
シルクロードを旅した国際感覚の持ち主だったことなどを教えて頂いた。
外見も歴史も面白いこの築地本願寺に来ることが出来てよかった。
築地は外国人観光客の数が、他の東京の観光地と比べても多く、市場の店員さんにも英語を話せる人が多かった。
外国人たちは、築地に何を求めてやってくるのだろう。
日本の食文化、鮮魚を食べる文化、「スシ」文化の中心地を一目見ようとやってくるのだと思う。
全国から集まる魚介、世界中から集まる観光客、その交差点としての築地は、
「ツキジ」として独自の文化が生み出されているように思われた。
From:須藤雄介@東京校6期生(群馬県出身、早稲田大学卒)
--------------------------------------------------------
●全員が楽しむためには
・築地
水産仲卸業者売り場へ行くのは初めてである。
生きているお魚の種類がとても多く、伊勢海老などの高級なものまで、ずらりと並んでいました。
そして、エビなどのものは、おが屑を用いて置いていた。その店の店主に聴いたら、
「おが屑を入れるとエビなどが暴れることがなく、10℃くらいの海水と同じくなる。」と教えて頂いた。
それは、昔からの魚市場での知恵であることも同時に学んだ。
また、外国人が写真を多く取っていたのが印象的だ。
さらに、台湾学生のお二人も楽しく写真をとっていて連れてきてよかったなと感じた。
しかし、反省点もある。全員が楽しめる企画を立てたつもりでしたが、
築地市場では、そんなに反応もよい感じがない人もいたので、次回は頑張ります。
・築地本願寺
一般的なお寺だと、全てが修行と捉えるために剃髪をするのだが、その築地本願寺では、
一回だけ剃髪をしてあとは髪を伸ばしていいということを伺った。
それは、何故かというと、浄土真宗では、仏様にお祈りを捧げば、
あとは仏様に全てを任せるという真意があるために、常に剃らなくても大丈夫らしい。
さらには、お釈迦様が立っている理由も教えていただいた。それは、俗説なのだが、
お釈迦様が我々に近づいてきてくれることを意味していることも知ることができた。本当に勉強になった。
次は、プライベートで築地本願寺に足を運びたい。
From:嘉形俊輔@東京校6期生(山形県出身、山梨学院大学卒)
-------------------------------------------------------
コメント
コメントはありません