東京校の講義レポート

平成26年(2014)【5月15日(木)】 野狼自題学/木村公紀先生(フロントライン 代表)

2014/05/15 17:33:51
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●野狼自題学(フロントライン木村公紀先生)
講義で教わることには、理論と事例の2通りがある。
事例に対する学びはICレコーダーのようにただ記憶するのであってはならない。
そうではなく、人間の力で学ぶべきで、事例ならどんな背景や体験から
そのような話をしているのかなどを考える必要がある。

木村先生は、「己を知り彼を知れば百戦殆うからず」という言葉を
繰り返し強調されていた。
これは先生自身の信念として持ち続けてきたものだという。
まず自己を知る方法を習得する必要がある。鏡に映る自己を味方につけ、
さらにはその鏡に、自分だけでなく仲間たちも映るようになる。
それが他者に自己を見出すこと、すなわち「彼を知る」ことである。

三高寮歌には、我々が見習うべき姿勢がうたわれている。
「友を選ばば書を読みて 六分の侠気四分の熱」という歌詞から、
自分の軸となる書物、そこから大枝となる書物など自らを見つめる
きっかけを得ることが出来る。
また、「義のあるところ火をも踏む」のが「侠気」であり、
「われに過ぎたるのぞみ」を持つような「熱」が必要だ。

軸としての書物は、江戸時代までのかつての日本人にとって四書五経だった。
それを学んだ世代がいなくなった昭和初期に、無謀な戦争を仕掛け、
結果戦争に負けてしまったのは偶然ではないという。
自分の軸というからには簡単に習得できるものではないが、
せめて四書五経に何が書かれているのか知っておきたいと感じた。

最後に、なぜ狼なのか質問させていただいた。
狼はトラやライオンと違い、大きすぎず小さすぎず、自立して野で
生きていて、木村先生の理想とするところだというお話であった。
僕も狼なら目指せると思うし、ぜひ誇り高き狼を目指して生きていきたい。

From:須藤雄介@東京校6期生(群馬県出身、早稲田大学卒)
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●野狼自題学 ~木村公紀先生の講義~
・直観力
物事の本質を捉える事が欠けている。本質を捉えるには、
どのようにするのか、正直分かりません。
しかし、多くの情報を取捨選択して、整理することで物事の本質は
見えてくるかもしれない。だから、普段のディスカッションや本、
映画など様々なものの、本質を捉えることから始めます。

・自己を知る
まずは、自分はどんなことに興味をもっているかを知らなければならない。
そのためには、色んな書物を読むこと、様々な体験をしてみることにある。
それらの経験から自分が何に対して興味があってどんなことが好きか、
嫌いかを知るところからはじめていきます。

・野狼自題学
ただ、単に言われてやるということであると、コンピューターや
スキャナーと同じだ。
私たちは、人間であるのだから、自分なりの考えを持つことや
当事者意識をもつことが、これから必要になるだろうから、
今のうちに、出来るようにする。

From:嘉形俊輔@東京校6期生(山形県出身、山梨学院大学卒)
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