平成26年(2014)【3月24日(月)】 下田踏海 2日目
2014/03/28



●宝福寺
坂本龍馬の脱藩の罪の許しを得るため
幕臣・勝海舟と土佐藩主・山内容堂が謁見した地である。
普通では絶対に、あり得ない。
いかに坂本龍馬が恐ろしく人間力を持った人物だと想像できる。
その後の海援隊などにつながる。
非常に感慨深い場所であった。
●吉田松陰拘禁の地
密航に失敗した当時の松陰先生にとっては
とても悔しい思いでいっぱいで
来ることになった場所であろうが
その後の松陰先生の活躍を知って訪れると
ある意味ここからさらなるスタートを切るようで
少しワクワクした。
世の中の成功者を見ると
まるで失敗をしたことのなさそうな人もいるが、
松陰先生の足跡をたどると
何より失敗に負けないことが大切であることを学べる。
これからの人生きっと失敗も恥ずかしい思いもたくさんするだろう。
しかし松陰先生を見習い、その失敗から
力強く立ち上がり生きていく。
●弁天島
昼の弁天島は前日の夜の姿とは
また違う景色であった。
「踏海の朝」と題された松陰先生と金子重輔の像は
海を指さし、新しい日本を作るというエネルギーに満ち溢れており
下田の海も光り輝いていた。
4月からは自分も社会人として働いていく。
松陰先生が立ち向かった困難に比べれば大したことではないだろうが
それでも壁にぶつかることはあるだろう。
新しい時代を作ろうと決死の覚悟を決めた松陰先生のように
困難に立ち向かい、失敗に負けず、これからの人生を生きていく。
From:大森俊通@東京校5期生(東京都出身・琉球大学卒)
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皮肉にも、ペリーの来航によって、下田は少なからず発展をしていった。
史跡はいたるところにある。
勝海舟と土佐藩主である山内容堂が会談し、坂本龍馬の脱藩が
許されたという、宝福寺に向かった。
土佐の一介の下級藩士が、藩主に脱藩を解かれる。
龍馬は勝海舟はじめ、多くの人に愛されたから、数々の偉業を
成し遂げることができたのだろう。
人としての魅力、人間力を改めて思い知った。
また吉田松陰拘禁の地にも行った。
昨夜の弁天島から繋がる場所と考えると、様々な考えが巡る。
踏海に失敗した松陰先生は数日間、何を思ったのか。
金子重ノ助をただ心配していたのか。それともこのときも、
日本の行く末を考えていたのか。
史跡を訪ねると、歴史上の人物がそのとき何を想ったか、深く考えることができる。
またその記憶は、簡単には消えない。
ベンチャー大學を卒業しても、「行く」という行動を続けていく。
●決意
弁天島の近くには三島神社という場所があり、そこには松陰先生の
勇ましい銅像があった。
刀を手に遠方を見つめる姿は武士らしく、今まで見たことがない姿だった。
像の名前は頭山満のものだった。
後の世の、あまりにも多くの方に影響を与えていることがわかる。
そのあとふたたび弁天島に訪れ、これから社会に出て行く前の決意をした。
この日は晴天で、海岸がよく見渡せた。
港は円状に切り取られ、弁天島によく似た島も、いくつか浮かんでいる。
近くの公園には松陰先生と金子重ノ助の踏海の像があり、海の向こうを
指差す姿が、はっきりと描かれていた。
ここは志の決意の場所なのかもしれない。
どんな困難がたちはだかろうと、
松陰先生のように、勇ましく向かっていく。
荒波に、小舟でも立ち向かうことを誓った、ベンチャー大學最後の研修になった。
沖には黒船が、今でも走っていた。
From:佐藤洋一@東京校5期生(神奈川県出身・玉川大学卒)
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●宝福寺
ここは、坂本龍馬の脱藩の罪を許してもらえるよう勝海舟が当時の山内容堂に
話をしたところだ。
ここも、明治維新のターニングポイントの一つだ。
坂本龍馬が大きく羽ばたけたのはここで罪を許されたからに他ならない。
歴史が動いた場所に立ち、龍馬の像を見上げた時、自分も大きな人間になろうと決心した。
●拘禁の地
吉田松陰先生がペリーの船へ乗り込んだ後、自首をされた場所だ。
死罪とされる可能性が高いなか自首をされたが、その胸中が如何だったのか。
松陰先生ならばそのときでさえも前向きに日本の将来を考えていたのだろう。
拘禁の地にあった松陰先生の詩からもそれが伺える。
●踏海の朝
松陰先生と金子重助がアメリカを指している像があった。
アメリカへ踏海して、その先を夢見たであろう希望を感じた。
私たちベンチャー大學生もこれから社会に旅立つ。
最後にこの場所に来ることができてよかった。
From:牛島知之@東京校5期生(熊本県出身・熊本県立大学卒)
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