平成25年(2013)【8月3日(土)】 京都修行6日目
2013/08/03

おはようございます。
お掃除させていただきました。
春山君の背中。(チーム口だけ脱藩組)

↑六孫王寺に向かいながら、道先で宿交渉中!
ひたすら歩いています。
これから三人別行動で、宿交渉開始です。(チーム口だけ脱藩組)

↑清和源氏発祥の地、六孫王神社で神主さんにたくさんお話を聞きました。
モデルがいなくてすみません。(チーム口だけ脱藩組)

↑吉田寮食堂にて、発表のまとめ開始!!
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おはようございます。
本日はまず、東福寺の暁天講座に参加してきました。
そして腹ごしらえに王将に来ました!
食べ終わったら洗い物です。(チーム三本の矢)

↑待庵にて。
残念ながら中に入れなかったので、
表で写真だけ撮りました。(チーム三本の矢)

そして最終日、東京校両チームは『京都大学 吉田寮』宿泊に挑戦する事に…。
『京都大学 吉田寮』とは…
200円で雑魚寝で泊まれる、スゴイ場所。
昨年4期生の先輩が泊まろうとするも、あまりの凄さに
逃げ帰った。
次の様な噂がある。
・川龍之介の用な連中がうやうやいて、寝かしてもらえない
・京大の連中と夜通しディスカッションするらしい
・欠けた茶碗の中にお代を入れるらしい
・部屋中裸の輩が、うやうやいる
・力尽きたら、ゴミをかき分けて寝るらしい などなど…
京都大学の学生に吉田寮を聞くと、何故か大爆笑される。

シャワーは、寮生を捕まえて、
ノートに時間と名前を書き使います。
チーム:三本の矢
・宿交渉:10件訪問、成果:失敗
・御世話になった人:
餃子の王将の大将(ジュースをくださった)
正久寺の方(宿交渉はダメだったが、お菓子とコーヒーをくださった)
・回った場所:①東福寺・・・座禅体験、禅の基本は自分を見つめ直すことby修行僧の方。②大山崎歴史資料館・・・利休の茶室待庵は、小さい中におもてなしの様々な工夫が凝らされている。
・使ったお金:1,630円(電車賃210×3、資料館入館料200×2、吉田寮200×3)
・活躍した人:大森俊通(お菓子とコーヒーをいただき、お腹の足しになった。吉田寮に行くのも決めた)
【暁天講座】 侘びと禅は極意が共通するとあったので調べがいがあると思ったが、
一朝一夕でわかるものではないのだろう。難しかった。
修行僧の方に質問してみると、共通しているのは自分を見つめ直すことと
教えていただいた。
【餃子の王将】 ただ飯と引き換えに、30分の皿洗いという京都で一軒の
お店にうかがった。とにかく驚いたのは手際のよさ。注文を書き留める
でもなく、声かけだけで順序よく作られていく。いろいろな作業が
同時進行していた感じだ。その空気にいると皿洗いも自然と手際を考えてやる。
終わると、よく働いてくれたから、と缶ジュースまでいただいてしまった。感謝。
【待庵】 利休の茶室だが予想以上に小さかった。様々な工夫がその中に
凝らされ、発表の参考になった。
【吉田寮】 強烈な部屋。セミが入ってこようと何が飛んでようと
驚くことではないようだ。寮を全体散歩してみても大抵似たり寄ったり
で中にはおばあちゃんがいたり、子供用の靴があったり謎めいた空間だった。
From:大森俊通@東京校5期生(東京都出身・琉球大学卒)
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【暁天講座】 坐禅を体験してみたが、30分があっという間にすぎた。
体勢を維持するのが精一杯で、無心になることはあ難しかったが、
終わってみれば、心地よい疲労感と共に、少しだか、自分を見つめ直すことが
出来た気がする。
【吉田寮】 思ったより、ひどいとこでもなかったが、蝉が入って来たり、
事務室は、猫の溜まり場だったりしたが、いうほど、すごいところでもなかった。おもむろに、ポーカー大会が始まり眠りにくくはあった。
が、面白い人が多かった。
From:高岸知広@東京校5期生(兵庫県出身・金沢学院大学卒)
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本日は人生初となる座禅を体験致しました。無心になったり意図的に
心を落ち着かせるのは難しく、何度も寝そうになってしまいました。
無心になる事に集中する。悟りを開いた方達は皆人並みではない集中力を
有している方達なのだろうと感じました。
山崎の資料館では実際に千利休が設計した茶室の模型を見る事が出来ました。
この1.8m×1.8mという閉鎖的な空間はお茶以外のすべての出来事や物を
忘れさせてくれるようなお茶に集中するのに最適な環境のように感じました。
座禅の無心やお茶の侘びの心は、その事以外の全てを忘れるという点で
似ているように思います。またどちらも静的で心に重点を置くか、
雰囲気に重点を置くかで分かれているように思いました。
From: 高田朝輝@東京校5期生ダッシュ生(群馬県出身・北里大学4年)
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チーム:口だけ脱藩組
・宿交渉:21件訪問、成果:失敗(吉田寮に泊まる)
・お世話になった人:
五條天神社の和田さん(ご飯をご馳走してくださいました)
六孫王神社の神主さん(源氏のことを丁寧に説明してくださいました)
・回った場所:①五條天神社・・・神主の和田さんから、神主の仕事について教えていただきました。②六孫王神社・・・もともと源氏も平氏も同じ血筋であること、嵯峨天皇の子どもが50人いて、そのうちの何人かを一般人とし、「源」の姓を名乗らせたことなどを学んだ。③吉田寮・・・京都大学にある最古の学生寮。噂どおりの荒れ具合だが、親切な人が多く、和気あいあいとしている。
・使ったお金:1,380円(神宮丸太町駅までの交通費780円、吉田寮の宿泊費600円)
・活躍した人:佐藤洋一(吉田寮に泊まることについて迅速に対応し、メールを返信)
【始めの武士道】
清和源氏発祥の地と言われる六孫王神社に行き、武士の始まりについて
神主さんにお話をうかがいました。清和源氏というのは清和天皇が
祖の源氏の家系で、源経基から始まったといいます。
当時皇族から臣籍降下いって一般人となったのが数十人おり、
その中から武器を取って天皇をお守りするものも現れたということです。
清和源氏からは多くの武士の家系が誕生しており、
足利、徳川、武田、明智などは清和源氏系だといいます。また、
面白いのが平氏も桓武平氏といって天皇の家系から誕生していると
いうことです。つまり源氏と平氏は元々は血縁関係にあります。
平治の乱、平家没落など、争い続けていた印象がありますが、
仲が悪いときもあれば、いいときもあったようです。
兄弟のようなものなのかもしれません。武士は家族のようなものだと
理解しました。
また、武士は戦の前など、必ず神に祈っていたといいます。
神道との繋がりは古来から深そうです。武士道の最初の体現者のお話も
聞きました。八幡さま応神天皇の母である、神功皇后です。
このお方は応神天皇を身籠ったまま海を渡り、新羅、高句麗、百済の
三韓征伐を行ったといいます。お腹に月延石や鎮懐石という石を巻き、
冷やして出産を遅らせたともいいます。実在したかどうかは
諸説あるそうですが、学ぶべき強さがあることは間違いありません。
【京都大学吉田寮】
最後の日、先輩たちから聞いていた吉田寮についに行くとこができました。
近づくと埃の匂いが漂ってきて、中にはいると足の踏み場がなかったり、
ゴキブリやセミがいたりと、噂通りのすごいところでした。
夜中はポーカーが始まり、うるさかったりして、寝づらくはありました。
しかし変な人ばかりでしたが、親切な人も多く、誰もが常識に
縛られることなく学生生活を送っているようで、少し羨ましくもありました。
また行ってみようかなという気持ちもあります。
現実を離れた場所の刺激を強く受けました。
From:佐藤洋一@東京校5期生(神奈川県出身・玉川大学卒)
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【六孫王神社】
源氏発祥の地ということで、お話を伺った。藤原や、藤という漢字が
つく名字の由来などをお聞きし、名前を誇りに思っていた時代は
そういうルーツをしっかり知っていたのだろうなと思った。
そういう先祖からの繋がりを意識していたことも武士道に関係して
いたのかなと感じた。知ることで誇りが生まれるのかなと思うと、
自分のルーツを知りたくなった。帰省したときにでも調べてみる。
【吉田寮】
京都大学の吉田寮という日本最古の寮に泊めていただいた。
住まわれている方々皆楽しそうで、京都大学の方は吉田寮のことを
聞くと大笑いされるとのことだが、こういった恵まれたとは
言いがたい環境から次世代を担う中心が生まれるのではないかと思った。
個性的な人が多く、皆さん仲も良さそうで思わず自分も住んでみたいなと感じた。
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