東京校の講義レポート

平成25年(2013)【7月20日(土)】  船井流人間学/船井勝仁先生(船井本社  代表取締役社長)、山近義幸道場長による人間力道場

2013/07/20
--------------------------------
●1日の流れ
1、京都研修事前学習
2、船井勝仁先生の講義
3、人間力道場

9:00 朝礼、掃除
9:40 京都研修事前講義
   注意点、準備物などレクチャー。
12:10 昼休憩
12:40 小林さんによる京都研修質問会 
   研修のビデオ鑑賞

13:00「船井流人間学」/船井勝仁先生(株式会社船井本社
   代表取締役社長)による講義

・社会人として一番いけないことは約束を破ること
・経営者が知らなければならないこと(2つ)
 ・時流
 ・原理原則
・銀行の人がやっていることがパターン化することが多い
・経営者が一番考えていることは資金繰り
・相手の気持ちが分かっている方が仕事がやりやすい
・守破離
・一つ一つの行動で人は評価される
・偉くないのにお金持ちになることが人間力を下げる
・大きくなる会社の社長ほど講演会などでは前に座られる
・知識は説明できて一人前
・ディベートについて
・常識について
U字理論
・変性意識
・文句を言ってもなにも変わらない
・二流のアスリートは緊張すると失敗する。
一流のアスリートは練習でできないことでも本番では成功する。
・リーダーのあり方
JALの稲森和夫さんについて
・議論と寄り合いの違い
・誰よりも働く人をリーダーに
・これからは大人から既得権益を奪うことが大事

16:00 人間力道場
18:00 終了、解散
--------------------------------
●京都研修オリエンテーション
・京都合宿をやる意味
もともとの日本の中心である京都に行き
自分の足で歩くことで日本について体で知ることができる。
上り・下りなどの言葉の感覚も歩きながらわかるし、
今回は鹿児島、京都、広島、山口と移動するので
西日本の地理感のざっくりした部分はわかるかもしれない。

・いかに場所に行くか、人と会うか
さまざまなルールがあるが一番大事なことだろう。
京都に行ってネットに乗ってることや
本に書いてあることだけ調べても実りにならない。
行き、見て、話を聴いて体で感じて価値がある。
お金に関してもできる限り使わないからこそ
人に対して何ができるかを考え
お世話になったら感謝する以外のことはできない。
でもそれを学べるのが京都研修なのかもしれない。

・武士は食わねど高楊枝
恵んでもらうような真似をするのではなく
工夫していくことが大事になる。
先輩の話を聴いたり過去の映像を見ても
大食いに挑戦したり、川に入ったりと
挑戦をしているのも同じことだと感じる。
宿交渉のやり方も重要になってくるだろう。

●船井勝仁先生の講義
・守破離
型は守ることも大事だが、
そのあとの方を破り、離れていくことが大事になる。
しかしそれにはそれぞれ10年20年の期間がいるそうだ。
また今の時代は最初から型を破る人もいて
時代で変わってきているようだ。
やるべきことがわかっていないうちは
型を守ることが大事になるだろう。

・時流と原理原則
この講義を通してよく出た言葉だ。
時流がわからなくては会社がつぶれるとおっしゃっていた。
また半歩先のことをやるのが大事であり、
五歩先のことをやってもつぶれるとも言っていた。
いかに時流を読み取れるかは生き抜くうえで大事な
ことなのだと感じる。

・男は5時から11時まで働く。
つまり一生懸命働き、ずっと仕事のことを
考えることができることは強いということだろう。
一生懸命仕事をすることは当然のことかもしれないが
仕事以外の時間を仕事に費やせることは
一種の天才のように感じた。
それができるような仕事に就く、起こすことは
それだけ大事なことなのだと感じた。
良い会社はやはり良く働くそうだ

・日本は自律が弱い
日本は45年周期で好況不況が変わるそうだ。
富国強兵、所得倍増のように欧米をまねている
つまり他律的な時は調子がよく、
自律を目指し始めると下がっていくようだ。
しかし自律をすることは大事なことであり
それは自己主張を持つことでもある。
そのためには欧米の強い土俵で戦うのではなく
日本人の土俵で戦うことも大事だそうだ。
自分の強みをわかっていないとできないことだけに
自分について、日本人について向き合わなくてはいけない。

●人間力道場
・営業で大事なのは質問
山近社長の過去のお話から。
営業において売り込みたい気持ちから
自分から商品についての話をしてしまいがちだが
質問をしないと相手のニーズがわからない。
それを自然とできないと営業にはつながらない。
また質問をしながら自分ではなく相手を光らせることが
必要になる。
自分が輝きたいという気持ちより相手を輝かせる
気持ちがなくては、相手との良い関係が生まれにくい
のかもしれない。

・1日誰にも会わないような仕事では成長しない。
経営者の7割は営業部門からの出身であり
その人脈や交渉能力が経営能力につながる。
営業においていくのが嫌だなという気持ちは
断られたときのいやな気持であるというのはすごく納得がいった。

・量、速さ、継続力
小が大に勝つ方法というところでお話ししていただいたが
量をやり、速くやり、長くやることがそれだ。
だから暇な時間にボーっとしている人には
近づいてはいけないとまでおっしゃっていた。
空いてる時間をいかに有効活用するかで
勝てるかどうかが決まる。

From:大森俊通(東京都出身、琉球大学卒)JVU東京校5期生
--------------------------------
●講義の気付き
1、京都研修事前講義

上司への報告の仕方について少し教えていただいた。
チェックというものは上へ行くほどザルになるそうだ。
なぜならばすでにある程度チェックしてあるものだと思うためだそうだ。
忙しく、すでにチェックしてあるものと思うのならば甘くなるのも当然。
少し上の上司に一度チェックしてもらうこと、覚えておく。
また、チェックを頼んだ場合、返信を頂けるまで追わなければならない。
そこまでしてようやく"伝わった"ことになる。
クレームはそういったちょっとした人的ミスから起こることがほとんどだという。
自分もしっかり覚えておいて活用する。

事前準備については、調べておくものや準備物についてしっかり確認する。
京都という町は特殊らしく、実際にいくことが楽しみだ。

2、船井先生の講義
船井勝仁先生にお越しいただき、講義をしていただいた。
社会人が一番してはいけないことは約束を破ることだと強調されており、
また、一つ一つの行動で人は評価されるということで、
小さな一つ一つの信頼の積み重ねこそが大事なのだなと改めて感じた。
また、一度型にはまることが大事ということも大事だと話されていた。
一度型にはまり、原理原則を学ぶことで破ってもいいラインを知り、
そこを破る。
この順序でなければただの無知な人で終わる。
基礎を全力で学ぶこと、私がまずすべきことはここだなと感じる。
常識、物事の原理原則、基本を学ぶ。

3、人間力道場
1時間程度しか聞くことができなかったが、それでも学べる点は多かった。
目立ちたがり屋な人よりも大人しめの人の方が成功しやすい。
なぜなら相手を光らせようとするから。
自分はあまり相手を光らせようと思ったことがない。
自分が目立つよりも人を目立たせていくことが、物事がうまくいく
基本なのだなと感じた。
質問をすることを意識する。

また、同じ現場に何度か行くということは目から鱗だった。
自分は同じ場所へ再度行くということはあまりしない。
一度行って満足してしまっていた。
しかし一度見ただけで理解できた気になっているのは早すぎた。
新しい場所へ行くことももちろん大事だが、
過去に行ったところへ再び行き、新たな発見をすることも大事。
改めて行くということもしていく。

From:牛島知之(熊本県出身、熊本県立大学卒)JVU東京校5期生
--------------------------------

●京都研修について
遂にベンチャー大學屈指の名物研修が始まる。
実行生の小林さんからもお話を伺った。
私はずっとこの研修が楽しみだった。
普通に生活していたのでは恐らく一生体験しないと思うからである。
今回のレクチャーを聞いてその気持ちの高まりはさらに大きくなった。

いかに場所に行くか、見るか、聞くか、話すかが大事だという。
実際に行くという機会を最大限に生かした研修だと思った。
どれだけ少ないお金で過ごすかが大切だということで、
この研修を乗り越えて逞しい自分になれたらいいと思う。

場所が京都ということも大きい。
昔の日本の中心地を感じて、少しで多く、自分の作品づくりの
ヒントを掴んでくる。

鹿屋、回天について学べることもありがたい。
しっかり準備して臨む。

●船井流人間学
ご本人は今回の講義をベンチャー大學でしていいものかと
おっしゃっていたが、日本ベンチャー大學と相通じる
ところは多々あったと思う。
守破離のお話、今回じっくりと聞くことができて良かった。
今の時代こそ型を破ることが大切。
型をはめたら今度は破ってくる必要という言葉が心に残った。
自分の仕事の分野では最終的には離れることができるようにする。

また船井先生のお話には歴史のことも多く含まれていた。
高橋是清、二・二六事件、ルーズベルト、真珠湾攻撃など。
意欲が出る、過去から教訓を得る、未来へのヒントを得るなど、
歴史から学ぶ意義は、多くの側面があるのだなと改めて感じた。

今はベンチャー大學に所属して勉強している。
型にはまり、内部に入り込んでいるからこそ、見えるものを見る。
いずれベンチャー大學で学んだことを糧にして、私にしか
できないものを作り上げる。

From:佐藤洋一(神奈川県出身、玉川大学卒)JVU東京校5期生
--------------------------------
●船井勝仁先生「船井流人間学」
【時流と原理原則に従う】
経営者に必要なことを2つ教えて頂きました。
・時流
・原理原則(いつの時代にも当てはまる事)
に従った行動をすることです。

常識や慣例に流されずに、人の道理など「原理原則」に
合った行動をすることが、経営者に必要だと教えて下さいました。

原理原則に従った行動として、例えば「型にはまる」ことです。
時間ぴったりに来る社員と、よく働かされる企業を例に教えて下さいました。

この様な企業があるそうです。その企業は取引先と時間を約束したとき、
待ち合わせを10:00としたら、社員には9:56ぴったりに到着させる
そうです。
社会のマナーとして10分前位に来た方がよいというのが常識でしょうが、
毎回9:56ぴったりに来ると印象はどうでしょうか。この社会人は
絶対に時間ぴったりに来るので、信用の証になっているそうです。

また、よく働かされる企業がブラック企業と呼ばれる事もあります。
原理原則としては、社員がよく働く会社は伸びます。しかし時流には
沿っていなく、世の中では批判を受けています。

型を破る事は大切です。時代は常に変化し、それに対応できない
企業は淘汰されてしまいます。
しかし、船井先生より、常識や時流ばかりに流されず
原理原則に従って、一度型にはまる事が大切だと学びました。

●山近義幸道場長による人間力道場
【小が大に勝る方法、質問力】
完璧な人間はいなく、誰しも欠点を持っています。
仕事や生活で"小が大に勝る方法"を、山近道場長より教えて
頂きました。3点あります。それは人より、
 1、すぐ行う(スピード)
 1、量をやる(回数)
 1、長くやる(20代は、長くやらないと身に付かない)ことです。

山近道場長は、かつて上司に「営業もやらせて下さい」と言って、
編集部の仕事の他に営業も自ら行っていました。
当時山近道場長は、なんと朝3時に出社し、夜は長く働かず、
飲み会を重ねて人付き合い大切にし、着々と年収を上げていたそうです。
この話をお聞きし、人より極端に行う、ことも大事かもしれないと感じます。

この3つを実践すると、もっと良いことがあると山近道場長は
話して頂きました。
それは、「質問力というギフトを与えてくれる」ことです。

「もし、スカイツリーに10回行った人と初めて行った人で、
どちらが良い質問が出来るだろうか?
10回行った人はたとえスカイツリーマニアが出て来ても、
質問がどんどん湧いてくる。
一方で、初めて行った人はあたり障りのない質問しかできない」

同じ場所でも、繰り返し行ったら新しい発見がある。
その度に質問力が上がるのだと、非常に腑に落ちました。なかなか私は、
一回行った所へ行こうとしませんが、もう一度行った場所へ行き
新しい発見をしてみようと感じました。

とにかく私は社会の中で見たら、色々な面で太刀打ちない
すばらしい方が沢山います。
そのとき山近道場長の言葉を思い出そうと感じました。
山近道場長、本当にありがとうございました。

From:小林諒也(北海道出身、公立はこだて未来大学院卒)JVU4期生ならびにJVU実行生
---------------------------------------------------

この記事にコメントする

名前必須
メールアドレス
表示はありません。連絡が必要な場合のみ入力してください。
タイトル必須
コメント必須
添付画像
カテゴリ
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031
最新エントリ
最新コメント
ブログリスト
授業 時間割 | 東京校ブログ | 大学生・既卒生の就活・起業支援や人間力を鍛える志塾、JVU・日本ベンチャー大學
授業 時間割 | 東京校ブログ | 大学生・既卒生の就活・起業支援や人間力を鍛える志塾、JVU・日本ベンチャー大學
授業 時間割 | 東京校ブログ | 大学生・既卒生の就活・起業支援や人間力を鍛える志塾、JVU・日本ベンチャー大學
授業 時間割 | 東京校ブログ | 大学生・既卒生の就活・起業支援や人間力を鍛える志塾、JVU・日本ベンチャー大學