平成25年(2013)【7月1日(月)】 映画学「セデック・バレ」
2013/07/01

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●1日の流れ
9:00 集合、朝礼
9:40 新聞アウトプット
・ネットが崩す税の常識
・外国人専門家なぜ来ない
10:40 『セデック・バレ 第1部』鑑賞
13:15 アウトプット
13:40 『セデック・バレ 第2部』鑑賞
16:00 アウトプット
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●映画学「セデックバレ」
下関条約で日本の統治下になった台湾の
原住民族の話でした。
台湾論からの情報では
台湾は歴史的にオランダの統治時代、
鄭成功統治の時代、清朝統治時代などの経緯を得ており
民族的には現在で外省人(国民党が台湾に来た時の漢人)が15%程度、
残りの85%の内省人(国民党以前の400年以上にわたって台湾にいる漢人と原住民)
のうち2,3%が原住民でポリネシア・マレー系の民族。
映画はその原住民の話でした。
「霧社事件」に関しては、史実なのだろうが
1部は、事件の発端となる日本人が悪く書かれるため
差別的な言動や行動など、当時の日本人のイメージが悪い部分も正直に描かれていた。
日本人としての違和感も感じ映画製作者の何か思惑のようなものを疑いたくもなったが
2部まで見ると、日本人が悪い、だけじゃないと感じたのと同時に、
原住民の出草(首狩り)や文化の野蛮な部分も分かってきた。
原住民の価値観と文明が相容れないもので
いくら将来、便利な社会になるとしても
その変化の過程で先住民と統治者が
争うことは仕方ないのだろうか。
自分はあの映画を観ると、
今も原住民の子孫の方々が
日本を恨んだりしているのではないか?とも思った。
台湾論にもあったが、民族の区別に血統的な根拠を求めても意味はなく
歴史や文化が大事であるし、民族的な同一性を根拠に国を統一したり併合するなら
その国をきちんと統治できるかどうか、ということが何より重要だと感じた。
その点で日本は原住民とは相容れなかったものの
その後の台湾の安定や発展に貢献できたことを考えると
日本のやってきたことは、正しいと評価されるべきなのだろう。
ただ、まだまだ少ない歴史知識からの現在の結論なので
もっと勉強して歴史についての見識を深める。
From:大森俊通(東京都出身、琉球大学卒)JVU東京校5期生
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●学んだこと
1、新聞アウトプット
ネット通販に対する税の記事と、
外国人専門家を増やそうとした制度の利用者が少ないという記事
について議論した。
ネット通販についての記事では、
海外からのネット通販に対して税がかけられないということが
問題になっているとのことだ。
早急に解決しなければならないと思うが、どう税をかけ、アメリカなど
多国籍企業が多い国に承認してもらうのか。
日本にしても譲らなければならないこともあるだろう。
外国人専門家を増やす制度の利用者が少ないことについての記事で、
そんなに海外からの移民を増やす必要があるのか疑問だ。
記事を見る限りカンフル剤のようなものなのかなと思うし、
日本の治安などのよさがなくなっていくのではないだろうか。
それよりも自国民多めで、治安の良さなどを売りにして企業誘致の方が
良いのではないかと思う。
2、映画学「セディック・バレ」
日清戦争後、日本が台湾を統治した際に起きた原住民族の反乱を
史実に基づいて描いた作品だ。
無理やりと言っていい変化に、住民の不満が溜まり、統治していた側の差別も
あり、反乱へと至った。
近代化を手伝った日本と、元の生活に不満がなく、変化を好まなかった部族。
そう言ったすれ違いでおきた内乱というものも、世界には多くあるのだろう。
あれだけのことがあれば、反日になってもおかしくない台湾が、
今、親日であることに疑問を持った。
その後、中国よりもっと悲惨な事件があったと聞く。
親日な理由と合わせて、台湾という国に興味を持った映画鑑賞だった。
From:牛島知之(熊本県出身、熊本県立大学卒)JVU東京校5期生
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●セデック・バレ
本日は映画の日で、台湾の霧社事件を描いた作品、セデック・バレを
鑑賞しました。
日本統治時代に本当に起こった話。
台湾のセデック族から仕掛けてきた戦いとはいえ、やはり心が痛みました。
セデック族は昔からの伝説に則った義を貫いたのであり、
例えそれが現代における非科学的な内容だとしても、セデック族にとっては
それは真実であったのだと思います。
それを私たちがとやかく言うことはできないでしょう。
靖国で会うことを誓いあった特攻隊のことも頭を過ぎりました。
一つ、日本人の良い面がほとんど描かれていなかったのが気になります。
今元局長より、児玉源太郎閣下が総統になる前は、相当、酷い統治だったと
聞きましたが、日本の尽力で近代発展を成し遂げたのも事実です。
事実がいかにせよ、そういう描き方だと日本人にとってはいい気持ちはしませんね。
歴史は多方面からきちんと勉強しなければいけないと思いました。
人生においてはそれぞれその人が生きた背景、歴史的状況があります。
このような本気で生きた跡の作品を観ると、私もうかうかしていられないと
いう気持ちになります。
夢に向かって邁進していきます。
From:佐藤洋一(神奈川県出身、玉川大学卒)JVU東京校5期生
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●映画学「セディック•バレ」
先住民に対してどういった態度を取るか…日本は台湾の文化を
無視した、生活指導が映画の中では行われていた。
明確に大きな事件があったわけではない、日頃からの小さな
積み重ねが、一つのきっかけにより、反乱が起こった。
終わったのち、女たちは、首狩りをと泣きながら問いただしていた。
私も、吉村巡査が、結婚式に酒を薦められ、スティックで殴った所を
見ていたら、袋叩きに参戦していた!と思うくらい、悲しくなりました。
そして、私たちがいかに歴史的事実を知らないか、学校で教えられて
いないか…と愕然としました。
この後、反乱を起こしたタイヤル族よりも、日本側関係者に対して
厳しい処罰を与えました。さらに水田を開墾し農業生産性を劇的に向上させ、
台湾総督府の人事を刷新。
現地の人々に対する差別的な政策や行動を行う者をすべて更迭しました。
台湾人を日本人として、皇民として、等しい地位におく者だけを
台湾に送ったと知り、日本の武士の魂を感じました。
確かに、蛮族と言って差別をするものは居た、しかしもお前も
そうなのだろう?と言われても、胸を張って違う!と言える、
行動をする人間に、私はなりたい、と、この映画を観て感じました。
From:高岸知広(兵庫県出身、金沢学院大学卒)JVU東京校5期生候補生
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