平成25年(2013)【3月20日(水)】 知覧卒業合宿 2日目
2013/03/20
・ 中條学長講義
中條学長の話を聴き、感じたことは、過去に学ぶこと、そして、未来を描くこと。
自分の国の歴史を学ばなかったら、民族は滅びるという話があった。
自国の歴史を学ぶということは、過去に起きた出来事から、何か参考にしたり、
同じ過ちをおかさないようにということもあるかもしれないが、
それ以上に、自国をしることで、自分の国に誇りを持つという面が大きいと思う。
自国に誇り、親しみを持つことで、自分の国の評価を下げることはできないから、
礼儀を大切にしようとする民度の高さであったり、国をもっと盛り上げよう、豊かにしようという
強さに繋がるのだと思う。
なので歴史は学ばなければならない。
次に夢を持つことについて。
夢を持つと、それを達成しようと多少のことではへこたれない。
夢を達成しようとする強さが出る。
夢を持つことで、人は元気になる。
これら過去と未来を大切にしていく。
・女将さんのお話
富屋旅館3代目女将の鳥濱初代さんに講義をしていただいた。
お話の中で、あなたは家族、友達、学校、地域、国、世界、地球に何を与えていますか、
と聞かれた。
果たして自分は周りに何かを与えることができているのだろうか。
これを与えることができている!というものがまだない。
生まれてきたからには何かを残したい。
誰かのために、自分は何が出来るのかということを考えながら、
これから行動していく。
・JVU各分校卒業式
富屋旅館にて各分校の卒業式が行われた。
各分校とは、京都研修や回天研修、萩研修等で一緒に学ぶ機会があり、
全国に共に学ぶ仲間がいるんだとモチベーションが上がり、
また、各分校の人たちの日報を出すスピードに驚いたりと、刺激を受けてきた。
その仲間たちの卒業式を見て、みんなこれから社会に出て活躍をするんだという気持ちになり、
自分も負けないようにこれから頑張っていかなければならないと感じた。
・知覧を訪れて
知覧を訪れるにあたって、これを知って帰りたい!というものがあった。
それは、特攻をした方々は何を思って特攻に向かっていったのか、ということだ。
知覧研修を終え、一つ感じたことがある。
“誰かのために"という気持ちが当時の人たちは強かったのではないか。
家族のために、恋人のために、日本の平和のために自分は特攻を行うのだと。
“誰かのために"という気持ちが強いからこそ、自分の命を投げ出せた。
命を投げ出すというのは嫌だと思う。しかし、自分の命でたくさんの命が救える、
という想いがあったから特攻を行えたのではないか。
“自分の為"ではなく、“誰かの為"。自分本意ではなく、他人本意で
考えることができる心、そして、そこから生まれる行動力の強さを感じた。
From:松田崇義(千葉県出身、慶應義塾大学卒)JVU4期生
『女将さんのお話』
女将さんは、富屋旅館の事を、気づく宿、と仰います。
僕が気づいたのは、歴史を学び、日本を知り、本当の日本人にならないといけないという事。
本当の日本人とはどんな日本人なのか。
それは、自分本位ではなく他人本位な人の事。
その為には、常に自分の行動を振り返らなければならない。
他人が何もしてくれないなどど決して言わず、
すぱっと人の為を考えて動いていかなければならない。
決意が必要だ。本当の日本人になると、コミットメントしなければならない。
女将さんは、昔の家庭ではどこでもされていた教えを伝えて下さいました。
1、人様に迷惑をかけてはいけません。
2、人様のお役に立つ人物になりなさい。
3、嘘を言うな。
4、弱き者を助けなさい。
この教えを自分に言い聞かせていきます。自分がしなければならない事は、
こういった事を教えて頂いたのですから、これを身に付け、伝えていくことです。
『中條学長のお話』
国家の役割について教えて頂きました。
1、領土を守ること。
2、命を守ること。
3、資産を守ること。
日本人が日本で生きていく上で、領土、命、資産はなくてはならない。
他国の侵略からなんとしてでも守らなければならないものです。
日本は自国の領土であるにも関わらず、韓国、中国などと領土問題でもめてたり、
過去に、シベリア抑留などで多くの日本人の命が奪われた。
北朝鮮に拉致をされた方も数多くいる。領土や命が守られていない。
上の3つは、国家の役割であるが、日本人一人一人に課された役割でもある。
『卒業式』
知覧では、日本ベンチャー大學分校の卒業式が行われました。
卒業証書が渡された後に一人一人スピーチをする場面では、涙する学生、
自分と向き合い続けたベンダイ生活を語る学生、
かけがえのない仲間を得られたと語る学生がいました。
どのスピーチも思いが込められており、素晴らしいものばかりでした。
教育というのは、生徒に気づかせるものだと思います。
スピーチを聞かせて頂いて、決して上から目線で言っているわけではないですが、
皆たくさん気づき感じたんだなと思いました。
スピーチを聞き、自分が気づけていなかった部分を多々気づかせて頂きました。
今まで経験した中で最高の卒業式でした。
From:井浪康晴(京都府出身、鳥取大学卒)JVU4期生
日本ベンチャー大學 学長
中條高徳学長
「感じる」
知覧研修にあたり、その目的として現場で感じると答えた学生が多数いた。
そこで、中條先生は
「感じると答えた地点で、成功と言っても過言でない」と言っていただいた。
私も、この研修はまったくもって同感である。
本や講演で知覧を学ぶ機会はたくさんある。
だが、東京から鹿児島という地にまではそう頻繁に行くことはできない。
だからこそ、この貴重な機会を用いて自ら感じに行くことが大切である。
感じ方はもちろんそれぞれで違う。
英霊の皆様の想いを様々な視点で感じ取る。そして、感じたことを社会人生活に活かす。
「国家の役目」
1.領土を守る
2.国民の命を守る
3.資産を守る
以上の3つが国家ですべきことである。
これの1つでもおかされることがあれば、
戦争につながりかねない。
日本も大変な危機的状態にある。特に、領土問題だ。
今現在も、尖閣諸島、竹島、北方領土の問題がある中で
今の政府の動きが問題視されていた。
特に、竹島に至っては韓国の当時の大統領が上陸し、
さらには石碑を建てている。
尖閣諸島も、中国側から強気の態度を示され、
結果、弱腰外交と批判されることがあった。
いずれも、日本の大切な領土だ。
ここで大切なのは、
守るという信念を持つことだ。
戦争という視点からしても、戦う目的というのは、攻めるだけではない。
自国を守るのもそうである。
だから私たちもこの問題を考えておき、絶対に守り抜くという気持ちを持ち続け、
自国を愛するぐらいになる必要があると感じた。
・「ならぬことは、ならぬ」
この言葉は講義だけでなく、懇親会でも何回もおっしゃっていた。
元々会津藩の教育で使われているものだ。
人道に反することをやっていれば、
「ならぬことは、ならぬ」とはっきり注意していた。
これに加え、薩摩藩の親の教育も見習うことがある。
はっきりダメなものはだめと注意するところではある。
一見普通のように感じても今の親が出来ているかと考えると
そうではないことは確かだ。
むしろ、モンスターペアレントという存在が出てきて、
子供をひたすら甘やかす事態にもなっている。
少し触っただけでも体罰になる時代なので、育つ子供も育たない。
子どもにとって、何がいけないかも分らないからだ。
私も将来親になる立場として、
絶対になあなあで終わらせないことが大切だと考える。
また、教育というところも志しているので、
ひとつ、重要な鍵を手に入れたと確信している。
富屋旅館 女将
鳥濵初代様
「自分の使命」
英霊の皆様を想う中で、
今の時代を生きる私たちができることとは
いったい何だろうと考えるときに、自分自身の使命を考える、
つまり、命をどう使っていくかを考えることだ。
・友人
仲よくすることは大切だけど、ダメだと思うことははっきり言う。
今の時代、いじめが問題となっているが、
そこで悪いのは、害を加えている人だけではない。見て見ぬふりをしている人である。
何も言わない人は、大概言うことによって
自分もいじめられるのではないかとビビる人が多い。
でも、そういう人は見殺しにしてるも同然であり、
いじめているといっても過言ではない。
いけないと感じたらはっきりと言い、ぶつかってでも強い信念を持ち続け、
正義感のある生き方をしていく。
・地域
隣近所の付き合いが
時を重ねるにつれ、薄れている。
昔は近所でのコミュニティが発達しており、
井戸端会議は各所で見られるぐらいすごいものだった。
ところが今となっては、全くなくなっている。特に都心では、ひどい。
変質者の問題も多くなっているとは思うが、
どんどん閉鎖的になってきている。
それがゆえに、孤独なひとも増えてきている。
ここで私ができることは、少しでも視野を広げることだ。
すれ違う人に挨拶をするところから始める。
自分から働きかけないと、
周りの心が開くことは、まずない。
まずは身近なところからコミュニティを広げていく。
・家族
今、命を使って何ができているのかという問いかけに
唯一答えることができなかった。
今まで相当な迷惑をかけており、
実家に帰ったら何でもやってもらえることが
当たり前だというのが出てしまった。
特攻隊の皆様は、本当に家族を大切にされている。
敵艦に突入する直前の遺書でそれを感じた。
本当に、泣きそうになってしまった。
私がその立場だったら、どういう心境なのだろうと
つい考えてしまう。
大切な人にもう二度と会えなくなるので、
相当辛かったに違いない。
明日、両親が絶対に生きている保障はどこにもない。
だから、特に両親には感謝の気持ちを忘れてはならない。
実家に帰ったら、洗い物を少しでも手伝うとか、
初任給で贈り物をするなど、
できることはたくさんある。
自分でやれるところからはじめ、
恩をかえしていく。
日本ベンチャー大學各分校卒業式
「卒業生たちの晴れ姿」
富屋旅館の中で、各分校性の卒業式が行われた。
卒業証書を手にスピーチしている姿はこの上なく輝かしかった。
中には涙を浮かべながらスピーチしていた学生もいて、相当印象に残った。
もらい泣きも、しそうになった。
学生にとって、ベン大という場所にどれだけ思い入れがあるかがわかった。
それは、この一年で相当な努力をした賜物で、
成長したんだということが目に見えた。本当に、いい表情だった。感動した。
東京校も、3月30日に卒業式を
靖国神社という神聖な場所でさせていただく。
その場で、私も分校生以上に輝きたいと本気の刺激を感じた。
そのためにも、自分自身の事業に自信を持てるぐらい
スピーチをできるようにする。
まずは、準備あるのみだ。ここからより一層、卒業に向け、気合いを入れていく。
そして、分校生の皆さんには、心から感謝をしています。
研修で一緒になった時も親しくさせていただき、
また、フェイスブックでも相手をしていただき、
何より、私たちと切磋琢磨ができ、
本当にありがとうと何回言っても足りません。
全国の学生がもう集まれないと思うと、相当寂しい気持ちになります。
ですが、ここからは社会人として違う意味でライバルになります。
お互いに切磋琢磨しあうことを忘れず、
また、たまには飲みに行くなど
交流も続けていきたいです。
皆さん、ご卒業おめでとうございます。
私も、後に続きます!!
=総括=
この知覧研修をするにあたり、英霊の皆様がいらっしゃったから
今の平和な世界があると思っているので、
立派に散った皆様に感謝をしようと考えていた。
だが、それだけでは研修の意味がないと気づいた。
今の平和な生活で、様々なあたりまえが出ている。
悪く言えば、「平和ボケ」である。
平和に慣れすぎてしまった日本を、
英霊の皆様はどのように見ているかと考えると、
私たち日本人は、失礼なことをしているに違いない。
だが、この研修(遊学の旅も含む)で
不便を体感することにより、普段の環境がいかにありがたいものかを実感できる。
立派に戦った皆さんだけでなく、
家族、身近な方々等への感謝も忘れてはならないと感じた。
ここで感じたことを絶対に忘れず、ほかの人にも積極的に伝えていく。
From:安齋義仁(福島県出身、いわき明星大学卒)JVU院生
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