【2月12日(土)】中條高徳学長(アサヒビール名誉顧問) 『日本学』
2011/02/12

・片言隻句も聞き漏らさない
一言も漏らさず聞くこと。求めるものの強弱に比例して得るものも大きくなる。
自ら学ぼうとする意欲がなければ、何にもならない。
河井継之助のように、学ぼうとする意欲があれば、自ら行動に起こすことができると感じた。
時間は有限だということを強く自覚し、意欲を持って学ぶ。
・リーダーとして
日露戦争時の日本は、戦争は怖いけれど戦わないといけないという気持ちで戦争に向かった。
そんな時こそ気付きが多く、人間は謙虚になる。恐れて臆病になっているだけでは成長は無い。
前に出ることで人間として大きな成長に繋がり、人に喜びを与えられるようになると感じた。
また、リーダーは退く算段までしておかないといけない。
前に出るだけでなく、全体を俯瞰して観て、最悪のパターンまで予測しておかなければ、周りの人の被害が大きくなる。
守るべきは人間の生命であり、最悪の状況の時に退けるだけの器を持っていなければリーダーになってはいけないと感じた。
・成功とは
成功とは明日に繋がる保証は無い。今までの権威に挑戦する日がいつか必ず来る。なので、失敗しても立ち上がり挑戦し続ける。
世の中は、挑戦し続ける人を待っているように感じました。強い思いを持って挑戦し続けたい。
・日本という国
日本の神は、記紀を読んで分かるように、神は絶対的な存在ではない。神に尋ねても、儂にも分からない、といったスタンスである。
欧米のように自然をも征服しようとするのではなく、自然と供に生きてきた日本。これは、これからの時代とても大切になってくる考えだと感じました。
日本にある四季、桜で満開にしたいという中條先生のお話は、とても素敵な世界だと感じ、私もそういう心を忘れないでいたいと思いました。
・外交
国を背負ってやるという真剣さをもっていないといけない。外国と渡り合っていくには、軍の強さと政治が重要。
それが無い国はなめられてしまう。
抑止力として核を保持する必要があるのか、国民一人ひとりが議論していく必要性を強く感じました。
日本ベンチャー大學2期生 依田裕尚(国士舘大學卒、長野出身)

今回、中條先生に教わった事、一生大切にします!
【学ぶ姿勢】…
学ぶ意欲が無ければ、何も学ぶことは出来ない。学びに“自ら行く"ことが大切。
⇒大阪に帰ってからの課題である。ベン大での「訓練」を実行に移すのが私自身の課題である。『片言隻句』…一言も聴き漏らさない事を決める。
【指揮官】…
「進む」だけでなく「退く」概念も必要。“必勝"だからこそ『名誉の撤退』も必要。
【右手に算盤。左手に論語】…
人は「算盤」ばかりに偏ると、人としての正しい道から外れてしまう。『論語』は「国を守る」という概念創りでもある。この両面が無いと、“人の為"に正しく尽くす事は容易ではない。
⇒休日を利用し、実際に「渋沢栄一記念館」に行って参りました。渋沢先生の偉大な功績と実践の数々の前に、尊敬の一言です。。。
【観光・環境の時代の今…】…
中條先生の「桜を植える会」の活動には感動しました。私も目指すべきは、中條先生のような“私利私欲の無い"、ただただ、日本が良くなる事だけを考えて事業を行えるような人間になります。中條先生を、今一度お手本とし、自分がこれから創り上げていくビジネスと見合わせていきます。
【日本の神】…
日本人にとって「神」こそが最高の創造物である。日本人にとって、自分以外、皆神様となり得るのだ。自分が謙虚になれば、誰からも学ぶ事が出来る。
その謙虚さを見失ったとき、道徳の道から外れてしまう恐れがある。いつまでも謙虚で、自然と手を合わせられるよう頭を下げていきたい。
~総括~
中條先生のエネルギーに圧倒された一日でした。あらためて凄い方に1年間お世話になったんだなと実感しました。まだまだ勉強中の身でありますが、ますますの精進を重ねる事、
算盤だけでなく、論語の部分もしっかり学ぶことが、中條先生の教えを実行するということではないでしょうか。
日本ベンチャー大學2期生 川辺聖弥(大阪商業大學休学中、大阪府出身)

◇求める心の強弱こそ大事
「学ぼうとする意欲が学べる量に正比例する」河合継之助さんの話は何度か聞かせていただいているが、今回は特に響いた。
岡山まで歩いて、山田方谷先生を訪ねた。三回目で初めて師事出来た。
⇒私は、それほどまでに何かを求めたことは残念ながらない。でも、本当にしたいことには、時間も金も惜しんではいけないことが伝わりました。今は、自分を磨く時。時が来たときは、躊躇なく動く。
◇日英同盟はイギリスから
陸軍大将紫五郎(会津出身)の姿に感服したからという話は衝撃であった。礼儀正しさ、軍律の厳しさ。
⇒素晴らしい人(国)は、素晴らしさが分かると感じました。人間力を磨いていれば、本質を身につけれび、必ずいつか認めてもらえる。いやもらう。
◇国家の役割
1.領土を守る
2.国民の命を守る
3.債権を守る
⇒国家の役割を意識すると、政治への見方が変わるなと感じました。経済を守ることは二の次。国とは何か、考えてみたい。
◇中国
「弱いものには限りなく強く出ます。強い者には従います。」(リトウキさん)
⇒国民性ってやっぱあるのかな。共産党の一党独裁。教育制度についても気になる。知ること、そして共に生きる必要があると感じました。
◇環境の時代
・日本書紀、古事記
・四季
⇒日本の自然の素晴らしさは、本物である。それを生かせる生き方をしたい。
・中條先生は名句を覚えられている。
⇒日本人たるもの好きな俳句の一つや二つ覚えておくたい。
◇アサヒビールの中国進出
・美味しいビールを広めるため・戦争責任まで考えた上での進出
⇒中国への進出はかなりの覚悟があったのだと感じました。そして、準備もきちんと整えていた。
⇒経済を糸口にして、友好化の道を探す手もあるのかなと思いました。
◇戦は全人類の敵
ハーグ条約でルールが決まっている。
⇒日本は天皇を主体に平和を実現した国。それは、精神的なものが大きい。この精神を大切にしたい。そして世界に広められたらいいなと感じました。
◇中條高徳先生
いただいた記事を読ませていただいた。中條先生、改めてすごい人であると感じました。使命感に溢れている。行動力…。
講義で学んだこと、一緒に過ごさせていただいた時間を大切にしたいです。
日本ベンチャー大學2期生 銭谷純平(広島大学卒、北海道大学院卒、山口出身)
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