東京校の講義レポート

【2/5(土)】坂本善博先生(株式会社資産工学研究所 代表取締役) 『本質思行』

2011/02/05
◇ナレッジワークのこつ
・的を絞る。
・一時間以内が理想的。
・適切人数は10名。
・普段しゃべらない人ほど、書き出すと良い意見が出る。


◇滝沢君のナレッジワークに対する坂本先生のアドバイス
「経営感覚を身につけるには」

・社会貢献には2種類ある。
1.本業で貢献する。
2.寄付などで外部において社会貢献する。

・利益にも二通りある。
1.会社
2.個人

・順序が大事。

・経営者の心構え
使命、理念、行動指針、ビジョン、コアコンピタンス(強み)事業領域(BtoB、BtoC)、価値創造が必要。まず始めに、価値前提を明確にし、徹底する。次に価値創造をし、営業する。

・売り上げだけを考えてはいけない。売り上げは現象であって、本質ではない。
・利益は価値創造のレベルを上げることで生まれる。

・クレームは大チャンス。期待されている証拠。お客様から学ぶ。

・今からすべきこと。本を読むことより、ナレッジシートを活用すること。本質を見極め、身につけることが大事。

・今の環境を生かす。ベン大で学んだことの活用。ファシリテーション能力を身につける。

・今やるべきことが大事。これがなければ経営につながらない。
・きちんとやっているんだと見せ、気に入られることが大事。

◇滝沢君のファシリテーション後の感想
・数が出るのがすごい(宮下さん)
・切り口が大事だと感じた(大橋さん)
・間違っている意見も出すことが素晴らしい(黒かわさん)
・雪だるまの芯を作ろう。芯さえ自分で作れば、後はみんなで押してもらえる(坂本先生)
・細かく出すことで見えてくる。まとめることが大事。今からやらないといけないことは、学ぶことだと感じた(滝沢君)


◇大滝君のファシリテーションに対する坂本先生のアドバイス
(「地下鉄をより良い環境にするには」)

・問題整理型のナレッジワークである。
(⇔ノウハウ型)
目的、問題×、課題△、対応策(実施中◎、提案〇)課題と対応策は番号で対応させる。

・どこに張るかの判断もスキル。

・全く同じものだけ重ねてよい。

・青(原理・原則)が重要

・ファシリテーターは全体をまとめる役目

・紙が足りなくなったら、一枚増やす。
声かけは、自然としよう。

・ファシリテーションは、会社では毎日やると、本質が見えてくる。毎日30分くらいする。

◇大滝君のファシリテーション後の感想

・一時間あれば、大きな問題も整理できる。
・目的、問題対応と関連させて整理し、対応するとより整合性が高まる。
・それぞれの専門を生かしたアドバイスにより、もれを防げるとより良い。
・一人でもナレッジやれる。(以上、坂本先生)
・分かりやすくまとまった。駅には問題がたくさんあることが分かった(大滝君)

▲学び
・普段、話さない人がいい意見を出す。
→ナレッジワークは改めて、全ての人を平等に議論する方法であると感じた。
それは紙に書き出すことにより、会議で話せない口下手な人も平等に話せる機会を与えるからだ。
そういった人は他の人とは違う視点を持っているので、面白い意見を持っていると思う。

たくさんのことを集められるのが、ナレッジワークの良い点の一つである。

・原理・原則が大事。
→先に原理・原則を出すことにより、意見をまとめやすくなる。
原理・原則が先に出ていて分かりやすいと、意見を出すことも出しやすくなった。
意見をまとめる原理・原則のでもあるが、意見を出しやすくするのも、原理・原則の役目であることがわかった。

▲感想
本日のナレッジワークはとてもやりやすかった。
それはファシリテーターの役割が大きい。
今回、滝沢さんのファシリテーターぶりは、私自身に参考になる点が多かった。
次回行う際には、彼を真似るところから始めることを決めました。

日本ベンチャー大學2期生 平野慎也(東京成徳大学卒、千葉出身)
・自分でアレンジする。真似から自己流へ。
これまでに教えていただいたナレッジファシリテーションの方法を、
自分でアレンジして使う。テーマに合わせて、ナレッジを出しやすい形に変形させる。


・自らの課題を投影する。
日ごろ考えている課題を、ナレッジファシリテーションの場に出して表現しないと、
本気度を疑われてしまうことがある。私は、車椅子使用者への地下鉄職員のサービスや設備は、
厚いものだと感じていたので、問題意識を講義中は持っていなかった。
ただ、私個人の判断なので、使用者にヒアリングをしなければ意見が弱いことにも気づいた。

・価値前提を明確にする。
事業の本質を見極め、価値創造する。
理念・使命・行動指針・コアコンピタンス(強み)・事業領域・価値創造・目標を捉えることが前提。

・ナレッジワークスを本に活用。
ただ本を読むだけではダメ。本のナレッジは以前取り組んだことだったが、
「本を読み学ぶ」→「ナレッジシートを作成して、実践する」というナレッジが出せなかった。
ナレッジが考えるパターンに浸透していないことが明白になってしまった。
来月にご指導いただくときには、取り入れていく。

・10人が適当。
株式会社ドリームの大橋社長が坂本先生に、
ナレッジファシリテーションを活かすのに適当な人数を尋ねていらっしゃった。
20人だとサボる人が現れ、5人だとナレッジが少なすぎる、と坂本先生が解答された。

私は考えたことがない話題だったので、本気で経営に活かそうとする、経営者の視点を学ぶことができた。

・発言しない人ほど、ナレッジを出すもの。
会議で発言しない人ほど、頭の中ではとても考えていることが多い。
そのため、いいアイデアであることが多い。ナレッジという書式にすることで、遠慮して出さない意見などが埋もれずにすむ。
最後の2点は、坂本先生と大橋社長との会話がこぼれてきたものである。とても納得のいくお話でした。

日本ベンチャー大學2期生 松元仁(九州大学中退、鹿児島出身)
■問題整理型
地下鉄の環境をより良くする大滝くんのナレッジは今までと違い、問題を出し、解決方法を導くという方法であった。
革新的なアイデアも出るが、最も魅力に感じたのは、皆が大まかに思っている問題が「まんべんなく」出る事である。

■人生をナレッジシートに
自分の人生は数十枚のナレッジシートになる。
この話を聞き驚いた。確かに明確化が非常に重要で、どんどんアップして行くことも必要だと感じた。

■会議に用いる
口数の少ない人ほど、沢山のアイデアが出るという坂本先生の言葉に、なるほど!と感じた。
会社に出てから、会議をたまにこの形式を用いる提案をしてみようと感じた。

日本ベンチャー大學2期生 大美賀章裕(琉球大学卒、群馬県出身)

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