【3月17日】赤池誠章先生『卒業記念ディベート大会』 「日本は2020年までにCO2、25%削減すべし。是か?否か?」
2010/03/17
反論側を行っての気づき。
・反対するうえでの“代替案"を示すべきだった。
⇒自分達のテーマになる“錦の御旗"を建てるべきだった。
・情報共有をしっかり行うべきだった。
⇒即席のチームであるとはいえ、確認を徹底するべきだった。
・“自信"“勢い"が欲しかった。
⇒野党政治家ばりの“反対魂"をもっと示すべきだった。
・聴衆への訴えを行おう。
⇒相手チームへの意見をいうことに集中してしまい、
ギャラリーを巻き込むことを怠ってしまった。
“ジャッチマン"へのアピールは必須である。
全体の気づき
・ディベートは“知のスポーツ"
⇒ゲーム感覚で行おう。
試合が終わったら、握手を忘れずに!!
・相手に伝える“言葉"
聴衆への訴える“言葉"
それを大事にする。
⇒誰が聞いてもわかる、共感できる言葉でスピーチすることが求められる。
・反対すると同時に、説得を行うカウンター
【ターンオーバー】
⇒相手が示したデータを使い、反論、論破すること
を示す。聴衆に「かっこいい返し(反論)を行った。」
とアピール出来る。
・肯定、反論両者の立場でディベートする
【セルフディベート】のススメ。
⇒両方を行っておけば、自論の穴・弱点を事前予防する
ことが出来る。
⇒これはディベートだけでなく、会議・プレゼン前の練習の際にも利用できる。
・論理が求めれるが【情への訴えかけ】が大事。
⇒聴衆は“発表者の迫力"も判定の材料にしている。
もしかしたら、【情】の部分の方が重要かもしれない。
(第一印象を“見た目"で判断する、人の習性からも。)
・反駁は【反論半分。訴え・アピール半分】で
⇒誰に向かって書いているのか?発言しているのか?
これを意識的に行ってゆこう。
⇒質問は“尋問"の際に行えば良い。
反駁では
1、自分たちの主張を伝える。
2、相手の主張が間違っていることを聴衆に訴える。
時間である。
質問は半分の時間で行うこと。
※ディベート慣れしておらず、反駁が“質問タイム"となってしまっていた。大事な“訴えかけ"の機会をフイにすることは、二度は行わない。※
・ナンバリング(構成力)を行い、
ラベリングをしよう。
⇒全体的に行えていなかった。
生かして行こう。
・時間制限の中のスピーチでの注意点。
⇒まとめは、3つくらいが良い。
・まとめることは、その人の【大事な力】となる
⇒いかに【要約】出来るか。
これは社会人で“絶対必要な力"である。
・環境問題とは【人間の問題】である。
⇒人間が快適に過ごす環境を、いかに続けさせるか。
これが“環境問題"の定義である。
※“自然を守る"というわけではない。
人間の都合が含まれている※
日本ベンチャー大學1期生 辻拓弥(城西大卒、埼玉県出身)【レッツ・ディベート】
否定派と肯定派に分かれて争い、勝敗を決める。
論題:『日本はCO2、25%削減を実施すべきか。』
私の班は否定派だった。
哲学
⇒地球温暖化に絶対的な根拠は無く、二酸化炭素削減は必要がない。また、過度な負担により日本の経済破綻を招き逆効果にもなりかねない。
デメリット
⇒官民負担が大きい。コストは税金で支払うことになり、官民が負担することになる。目標数値が高すぎるため、経済の悪化にも繋がりかねない。このメリットは重要である。
【ポイント】
○論点
⇒論点を伝える。明確にする。
○周りを巻き込む
⇒聴衆に問いかけるように話す。注目してもらえるように、周りの目をひきつけてから話に入る。
○準備
⇒事前準備は重要。質問されても答えられるように、幅広く知識を得ておくことが重要である。
○伝える力
⇒分かりやすく相手に伝える。論理的に説明する力が必要だ。
○ナンバリング
⇒数字を明確にすることが必要である。明快で分かりやすい。
○情熱
⇒知識だけでは伝わらない。自分の中に理想を持ち、思いをこめて話すことを意識する。迫力も必要。
○時間
⇒時間感覚を大切にする。時間内に話す内容を組み立てて整理する技術が大切。
○聞く
⇒相手の話を聞くことは何よりも大切である。矛盾点を探し、突破口を見つける。
○デビルの意見
⇒あえて自分の立場とは逆側になって話してみる。逆の立場になって客観的に聞いてみることで、弱点が見えてくる。自分に近い問題ほど冷静に分析することができなくなってしまうので、客観的に聞くことは重要である。
○交流
⇒専門分野外のいろんな人たちと話し合ってみることで、新たな発見が生まれることもある。
○成長
⇒人は一人では成長できない。多くの仲間、師と共に学ぶことによって大きく成長する。周りの人たちを大切にしよう。
○信憑性
⇒データの信憑性が大切。明確なデータほど信憑性を増す。
○まとめ力
⇒物事をまとめる力は人間の能力。磨いていく。
○環境問題
⇒環境問題は地球や人間に関わっていく問題。生きるためには、真剣に取り組まなければいけない課題である。
日本ベンチャー大學1期生 河田修一(岡山大学、岡山県出身)この記事にコメントする