東京校の講義レポート

【3月6日】資産工学研究所、坂本善博先生 『本質思行』最終講義

2010/03/06
【坂本善博先生・ナレッジファシリテーション】
・ファシリテーションは【人生の階段を上る為の地図・記録表を作る
 作業】である。
 ⇒学んだ情報を“形"にして見直す。
  忘れる生き物である人間に欠かせない一番の“知識の記録表"となる。
・ファシリテーションでの“分類設定・整理"の出来・不出来は
 【仕事での出来・不出来】へとダイレクトに繋がる。
 ⇒とにかく慣れるまで数をこなすこと。
  ファシリテーションの流れを習得することは、
  仕事をスムーズに行うことにも寄与するのだから。
・ファシリテーションは【短時間で、答えを出せる。】
  ⇒多くの人間が、1つのテーマに答えを提案して行く。
  “世界にひとつだけの回答集"を短時間で作れる。
・ファシリテーションは【何度も利用できる再現性高いモノ】である。
 ⇒便利な上、いつでもどこでも行うことが出来る。
・ファシリテーションは【学びの習熟度】は見やすい。
 ⇒習熟度の度合いを“記号で見える化"する。
  そのことで、自分が
 【評論家(知っているだけ)の段階】
 【アマチュア(マスターしようと意識・取り組んでいる)の段階】
 【プロ(無意識に実行できる)の段階】
  にいるかを、一目で確認することが出来る。
・ファシリテーションは【組織の結束力】を固める。
 ⇒仲間が1つのテーマに答えを出す為、協力する。
  【意識の共有化が出来る上】、同じ問題に取り組んだ同士
  という【一体感】を生むことが出来る。
・プロ(本当に独立する為)のファシリテーション
 ⇒、構想⇒調査⇒企画⇒準備⇒開店⇒運営⇒撤退
   までの流れを、徹底的に調べ上げる。
 ※自分としては【撤退】まで考える点に驚きを感じた。
 “引き際"を決めておくことがいかに大事か。
  それを強く知ることが出来た。※
・良い商品開発に必要なこと
 ⇒【役に立つ】【使いたくなる】
  【使いやすい】【使い続けたい】
 上記の4点をお客様に感じて頂けるか。
 ※企業が開発した、“売りたい物"。
  これは売れるまでは商品ではなく、【商材】である。
  お客様が商材を欲しいと思って頂き、購入して下さる。
  この段階で、初めて【商品】となるのだ。

日本ベンチャー大學1期生 辻拓弥(城西大卒、埼玉県出身)
【思考の見える化~ナレッジファシリテーション~】
○ファシリテーション
⇒思考の見える化。事柄についてのスタートからゴール地点、その後の断続までを考える。道筋がはっきりと示されているので、実践に移しやすい。他者との共有も容易である。
 情報を知識に変えるメソッド。
○見える化
⇒見える化することにより、いつでもチェックができる。振り返りが容易である。自分が必要と思うものだけを実践、体得していけばよい。
○実践
⇒見える化するだけでなく実践、体得が重要。無意識レベルにまで落とし込むことが理想的だ。日々チェックリストを持ち歩き、意識して行動するとよい。
○ファシリテーター
⇒意見をまとめる人。まとめる力、論理的思考が身につく。普段の仕事、会話などでも役立てることができる。
○問題解決能力
⇒多くの問題に対する解決策、対応も出しやすい。事前に準備しておくことができる。
○編集
⇒集めた意見を編集する。分かりやすいように、付加価値編集を心がける。
○ファシリテーター型リーダーシップ
⇒ファシリテーションによりチームの思考、行動のインフラ整備を行う。方向性を、明確に示すことができる。
○財産
⇒全員でファシリテーションしたものは皆の財産。財産は使用しないと意味が無い。ただの知識にするのではなく、体得し自らの財産にすることが大切である。身についたものは一生使うことができる。

日本ベンチャー大學1期生 河田修一(東京農業大卒、岡山県出身)

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