東京校の講義レポート

【1月26日】丸石さんによる『財務学』山近義幸理事長、アイドルレスラー風香選手

2010/01/26
丸石さんの財務学                   丸石さんの財務学
                山近義幸理事長代行の財務学

●銀行、数字の話
数字
⇒会社経営において、数字は最も重要である。数字は嘘をつかないので、会社の状態などが顕著に現れてくる。数字を意識すること、真実を見ようとする心が大切なのである。現実を見た上で、すぐに対応していくことが求められる。
 数字をないがしろにしてしまえば、JALのような問題が発生してしまう。手遅れになる前に改善していくことが重要なのである。

銀行
⇒地銀と都銀は、お金の流れる量も大きく違ってくる。どの銀行付き合っているかによって、企業としての信用度、ブランドに繋がる。銀行は「晴れの日には傘を貸してくれて、雨の日には傘を取り上げる」というように、状態のいいときでしか金を貸してくれないし、付き合ってもらえない。必要な時に借りることができないなんて、矛盾していると感じた。人間の心理である。

 日本は経営者になりにくい環境がある。経済の動力源である銀行のシステム自体が、経済成長に歯止めを掛けているのではないかと感じた。

●女子プロレスラー 風香選手『風香祭り』
諦めることの必要性
⇒諦めることは、怖くて勇気のいることである。自分の弱さが、人を悲しませ迷惑を掛けてしまう。しかし、全ては自分で決めたことでる。
 諦めたからこそ、見えてくることもあるし次の夢も広がってくる。遠回りでもいい、頑張らないことも必要なのである。

心の支え
⇒風香選手は、家族や友達、先輩の支えが合ったからこそ強くなれたのだと感じた。辛い体験をしてきたからこそ、本当に大切なものが見えてくる。人の有り難味が分かる。
 いつも自分を受け入れてくれる、いつでも自分が安心して帰ることができる場所。そんな場所を、ずっと大切にしていかなければいけない。家族とは、そんな場所だと感じた。

やり続ける
⇒諦めることも必要だが、人生逃げてばかりもいられない。踏ん張る時季も必要である。最初は全く理解できなくても、やり続けることで手ごたえを感じることもある。

『負けたことがあるということが、いつか大きな財産になる』
 風香選手は、多くの辛い経験や苦労をしてきたからこそ、人に生きる勇気を与えられる存在に成りえたのだろうと感じた。風香選手の言葉の一つ一つに重みがあり、魅力的であった。

●2001年1月26日、新大久保駅転落事故
 9年前の今日、19時15分。駅のホームに転落した一人の日本人を助けようと、勇敢な韓国人と日本人が線路に飛び込んだ。しかし、残念ながら三人とも亡くなってしまった。彼らの勇敢な行動に、日韓両国から賞賛の声が上がり、映画化にまでなった。
 そして韓国では、教科書にまで載っているようだ。国家間では、つまらない争いばかりが起きているが、個人の間ではそんなことは関係ない。私は彼らの行動に、心から敬意を表したい。

日本ベンチャー大學1期生 河田修一
               風香選手のアイドルプロレス学
               講義後に風香選手と記念撮影

資金繰り
⇒ 会社のお金について数字をきちんと把握しておくことはとても大切。そうでなければ売り上げの回収ができてないため黒字でも倒産したり、効果の出ていない宣伝広告を出して無駄な経費を払い続けていたりということになりかねない。

銀行との付き合い方  
⇒ 無借金経営のほうが銀行から融資を受けているより安全そうな気もするが、融資を受けられる=信用があるとも考えられる。また、銀行は会社の経営が上向いているときは友好的だが落ち込んでいるときは突き放すので、ピンチなとき急に融資を頼んでも借りれないことがあるので一概に無借金経営が良いとはいえない。

風香選手
⇒ 高校時代のバスケ部での壮絶なしごきや学校生活でのいじめ、女子プロレスラーとしての苦悩と様々な困難があったが、前向きに明るく挑戦し続けている姿が印象的だった。私ももっと失敗や挫折を恐れずチャレンジしていこうと思った。

⇒ とても素直な人で「なぜそんなふうにいられるのか」という問いかけに「だまされるよりも相手を疑って誤解だったときの方が自分が嫌な気持ちになる。だまされてもいいという気持ちで人に接している」と答えていた。自分は人を疑ってかかるほうだが、そういう考え方もありだなと少し気持ちが変わった。

新大久保駅
⇒ 2001年のこの日、1月26日にホームから線路に転落した日本人男性をカメラマンの岸さんと韓国人留学生の吏君が助けに行ったが3名とも電車にはねられ亡くなられた。事故のあった時刻19時15分に合わせて黙祷をしながら、自分だったら助けに行けるだろうか、もしも一人一人が見ず知らずの国籍も違うあかの他人を助けに行けた吏君のようになれたら、国、人種、宗教がどうとかいう争いはなくなるんだろうなと思った。

この度も充実した一日を有難うございます!皆さんのお陰です。

日本ベンチャー大學1期生 中村寛
             9年前に3名が亡くなった新大久保駅にて

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