【12月12日】児玉神社、山本白鳥宮司 『古神道』
2009/12/12
「神道と海外の宗教について」
①日本の始めの神様は、産土(うぶすな)大神といって、日本列島の土壌の神様だとさ。そのことから、土から人間は離れられない存在だそうです。農業が大事だと本当に感じ、現在世界でも土壌枯渇問題が起こっているので、本当に危機だなと思いました。
②その次に赤ちゃんは、産声を上げたときに、自分で空気に初めて触れたときに魂が一緒に入るらしい。そして魂は家族とそれとは全然違うものである。 前、美鈴さんと言って、生まれる前、あの世から自分を知っている人のお話を聴いた時は、おなかの赤ちゃんの時も覚えているっていうのを聞いたので、実際のところどうなのだろうか。多分言っていることは次元を変えれば一緒になると思う。
③ユダヤ教・キリスト教・マホメット教は本元は同じである。ここらへんは、宗教学を勉強したことがあったので、理解しやすかった。そこでも勉強になったのが、そこでの生活習慣と風土がまったく違うだけで、その地の人の個性が変わること。例えば、アラブでは太陽が暑すぎて、夕方頃が最高に良い時間だとすると、その日は夕方に終わり夕方に始まる。そして異常気象が多い地域では、神頼みする。神を呼ぼうとする。その点日本では、神様がついているとする。そして気候が穏やかなのである。
④古事記、日本書紀、万葉集を読む。神話のない民族は潰れる。
⑤神様には自分から扉をたたくように、自分から働きかける。神様は忙しいようだ。
⑥神道は戦後GHQによって神道指令が下され、すべての神社が宗教法人法にくくられることになった。その時に参拝の仕方が単純化された。
⑦太古神道と神仙道
実践していくことが大事である。行動をしないと神様は乗り移らない。手助けしない。
視力活現
⑧神道と仏教は関わりあっている。
⑨神道ではケガレるとは気が枯れること、生命力が弱まることである。神道と神話を日本人として知ることの大切さを知りました。自分は勉強したことがないので。
また宮司さんがおっしゃられた、海外の人とコミュニケーションを取る際に、彼らの宗教を勉強しておかないといけないということを改めて納得させられた。
私は、アメリカで宗教学を取ったのと、立命館アジア太平洋大学では、いろんな宗教の方が混ざり合って話したりして、本当にいろんな価値観に触れることによって、視野が広がるし、許容できる幅が広がると感じました。
日本ベンチャー大學1期生 田辺裕章(立命館アジア太平洋大学・大阪府出身)・講義内容 「古神道」 日本に古くから根付いている神社信仰について学んだ。
・講義アウトプット
祝詞(のりと)
⇒ 神前で祈りをささげるときの言葉。伊邪那岐大神が淡路島でみそぎを行ったときにあげられたものである。日本全国どの神社も使用しており、仏教でも用いられることがある。
神力活現
⇒ 日本の神様は慈悲深くいっしょうけんめい活動すれば必ず助けを得ることができる。普段から神社にお参りすることも大切である。
けがれ
⇒ 「気が枯れる」と言う意味。よごれているという意味ではない。「志高ければ氣ますます盛んなり」のように目標をもってイキイキと生活することを心がける。
日本ベンチャー大學1期生 中村寛(鳥取大学卒・鳥取県出身)この記事にコメントする