【12月9日】アサヒビール名誉顧問 中條高徳先生『歴史学』
2009/12/08
アサヒビール名誉顧問
中條 高徳様
夢なき人生のむなしさ
⇒人間は、夢と理想を持つことで大きく成長していくことができる。理想を失った民族は消えていく。
目標を持って人生を生きたほうが、何も考えずに生きるよりも数倍楽しい。何事にも前向きに取り組むことができるようになる。
日露戦争
⇒アジアの小国である日本がソ連を破った歴史的な戦い。この戦いで、日本が勝利していなければアジアは全てロシアなど大国の植民地になっていたかもしれない。
そう考えれば、日本が果たした役割は本当に大きなものだと思う。日本の我武者羅な姿に感銘を受けた国は、自分たちも日本に見習えと次々に独立していった。日本がアジアに勇気を与えた。
豊かさが、夢を小さくする
⇒豊かさは全人類が憧れているもの。しかし、到達すると心はどんどん小さくなってしまう。忍耐も夢も無くなっていく。今の日本の状態がまさにそうである。
このような状態から抜け出すためにも、今一度原点に立ち返り、多くの人が今の深刻な状態に気づかなければならない。そのためにも、歴史の勉強は不可欠である。過去に学べば、未来も分かる。
やる気、元気、覇気
⇒今の若者には気が抜けている人が多い。気の抜けた炭酸飲料ほど、飲みごたえのないものは無い。
夢や目標を持たないことが、気の抜けた若者を増やしているのだろうか。若い人は、もっと苦労をするべきである。苦労して、心を育て、気を充実させていくことが大切である。
光を感じる
⇒一見不可能に思えることでも、必ずどこかに光はある。これならいけるという、光を探す感覚を養うことが大切。
ポジティブに考える。何度も挑戦していくことが大切。
天皇とは
⇒天皇という存在は、日本に無くてはならない存在だった。戦後、天皇は自分の命をも投げ出し、国民を救おうとした。国民の痛みは、我が痛みと。その姿にまた、国民も涙したことだろう。天皇という大きな存在がいたからこそ戦後の日本は、大した混乱も無く復興を成し遂げた。歴史の重大な場面で、天皇は度々姿を現す。天皇は、歴史の修正役なのである。
今の日本に、天皇という存在を意識している人がどれだけいるだろうか。若者は、皇居がどこにあるかも知らないという。天皇は昔も今も変わらず、ずっと国民のこと、国のことを一番に考えて生活していることだろう。国民が天皇について知る機会を、教育現場などでもっと増やしても良いのではないかと考える。
日本ベンチャー大學1期生 河田修一(東京農業大学卒・岡山県出身)
「中條先生-北方領土・靖国・アサヒビール」
本日は実際に戦争を体験されている中條先生のお話でした。10年後には戦争を体験した人口が極端にいなくなるとのこと。
その中でも第一線で関わっておられた中條先生から歴史のお話を聴くことは非常に価値のあるものだと認識いたしました。
①朝はあいさつから始まる!!!世の中生きていく中の基本中の基本。
②理想と夢を大事にする。たかが夢、されど夢。
豊かさが夢を小さくする。豊かさに感謝する。
③志す。目指すもの。志なき船は舵なき船。
志定まれば気ますますさかんなり。気とはやる気・元気・そして覇気。
④鉄のカーテン法。
トップの意思を浸透させるには、情報を遮断し、反対者に対しては、脅迫したり殺人する。
悪いやり方だが、手っ取り早い。
⑤ピンチが来たら、チャンスと捕らえる。神から頂いた成長の種。挑戦することで結果が生まれる。
⑥社長は決断する。社長に情報が集まる仕組みをつくる。
⑦ビジネスにおいて、マーケットイン・消費者目線で考えることが大事である。お客様の方が高い情報を思っている。
⑧人生において気付きでそれが変わってくる。気付きの大切さ。
国家とビジネスと自分。国家とは無視できないものだと思いました。国家あっての企業。
一人ひとりが国家を価値あるものと見たとき、海外にベクトルが向くのではなく、もっと日本に対する見方が変わってくると思った。
以上です。ありがとうございます。
日本ベンチャー大學1期生 田辺裕章(立命館アジア太平洋大学卒・大阪府出身)
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