東京校の講義レポート

【10月28日】多摩大学名誉学長 野田一夫先生『大學学』

2009/10/28
・志は"日本で一番美しい言葉"
 →元々は中国漢文から来た言葉で
  「気をコントロールする」という意味であった。
 ⇒それが日本では、「夢を持ち続けること」を表す言葉に
  【昇華】された。

・"本物の志"に含まれる"3大要素"
 1、【"遠大な"】目標
  ・今日、明日という短期で達成できる目標ではない。
   "一生かけて達成する目標"のことである。
 2、【達成することで"自分と周囲に感動を与える"】目標
   周囲とは親、兄弟、友人など。
   夢を周りに伝えて、自らの目標が“喜ばれるもの“か
   確認しよう。
   「青年よ、大志を抱け!!!!!(クラーク博士)」
 3、"念ずる"自分に【自信をもって目標に臨む】!!
   目標達成までの戦いは"自分との戦い。"
   一度目標を【忘れる】と、思い出した際【無理では…】
   と感じてしまう。
   朝から夜まで、志を念じ続けよう!!

・志を達成するには【自信】が必要
 その自信をつけるには「日々の成功体験の積み重ね」が欠かせない。
 ⇒"小さい目標"が積み重ねが"自信"を作り、
  自信が"大きな目標"を達成するための【自らの"支え"】
  となる。
 
・日々の成功体験を積み重ねるには、何をすればよいか?
 1、なんでも良いから"スポーツ"を行う。
  ⇒一番てっとり早く取り組める。
   始めは【出来ないこと】を行うことは恥ずかしい
   だろうが、何度も練習・鍛錬し、達成した際の快感
   が成功体験となる。
 ※野田先生は"大学の登山部"で多くの山(目標)を登りきった
  達成感で、成功体験を重ねる土壌を作った※

 2、"達成できる"小さな目標から始める
  一駅手前の駅から歩く。一日一善など。
  ただし、やると決めた期間中は何があろうが必ずやり続けること。

 とにかく、いろんな体験・挑戦を行い。成功体験の機会を
 多く持つこと。

・"志"のある官僚
 「学歴」をキャリア(運ぶ)官僚以外にも
  志ある官僚は多くいる。
  政治家の仕事は、そのような官僚達を元気にし、
  働かせることである。

・先生が"果たせなかった夢"
 父のような、"日本一の航空設計士"
 今でいうと"プロ野球選手"に匹敵する子どもの憧れ。
 しかも、陸海軍を代表する設計士。(隼の小川氏、ゼロ戦の堀越氏)
 が父を「先輩」と伺うほどの方。
 ⇒「かっこよかった」とお話しなさる先生の目は輝き、声高であった。
  お父上を誇りに思っていることが感じ取れた。
 
 しかし、戦後の占領政策で"航空機製造が廃止"に…
 子供の頃の志が潰えてしまった。
 ⇒しかし、"思い続けたこと"は何も持たずに生きていた
  よりは良かった、とおっしゃった。
  長く持つ続けた夢が閉ざされても、別の世界で日本・世界で
  活躍されている。
  これが出来るのは、幼少から"志をもって成功体験の練習
  を重ねた"からだろう。

・戦後直後の日本人がもっていた"つつましさ"
 ⇒「明日死ぬかも知れない」という身から解放された。
  抑圧から"自由"を得たからこそ生まれた強みである。
 ⇒現代の日本人は"自由"でない。
  "抑圧"を体験したことがないからだ。

・日本では個人は【国と職業】で見られている。
 新聞での事件欄で個人名を表示する際に
 "国(出身)"と"職業"が必ず書かれている。

・無意識なる愛国心
 ⇒日本人で生まれた以上。日本への愛国心は植えつけられ
  ている。
  オリンピック・サッカーでの応援、外国で国旗を見た時、
  海外帰国の際に飛行機から"日本の列島"を見る際。
  これを感じる。

・しかし、職業は自分で選べるし
 活躍できる国も選べる。
 【自分の個性が職業で発揮できる】これが成立している
 ことで、人間は幸福を感じる!!
 ⇒ベトナムで活躍する"先生の教え子"
  イタリアの地元で愛されている"中卒の若きオーナーシェフ"
  ヨーロッパ中のフルート奏者から頼られる
  "メーカー出身のフルート職人"
 など、世界に飛び出したことで、天職を得た人達は多い。

・教師は"生徒の人生を左右する"面白いが責任ある仕事である。
 ⇒自分の発言で"勇気づけられる生徒"もいるし
  下手をすると"傷つく生徒"もいる。
  先生は【勇気づけられる生徒】を多く輩出なさっている
  方だと私は確信している。

以上。

日本ベンチャー大學 1期生 辻拓弥



経済について
→実際の経済と経済学は別物である。
経済学では概念的に経済の動きを追っているだけにすぎない。
実際経済においてはそこに人の心が関わってくる。
経済という仕組みを人間が生み出した以上、そこに人の心が関わってくることは
当然のことであるし避けられないことである。
人の心という不可視の要素の存在をしっかりと認識した上で
経済の動きを観察することが大切だと感じた。

神の見えざる手
→上記に関連してちょろっと出た話。
神の見えざる手によって経済は在るべき姿に整えられる。
神の見えざる手とは人の心の働きだと思う。
人の心が経済をあるべき姿に整えている。
だからこそ人の心を無視して経済はありえないのだと思う。

達成感
→達成感に慣れることが必要。
最初は小さなことでも良いので何か一つのことを達成してみる。
だんだんと達成することの喜びを覚えていく。
この小さな達成感の集積が自信になりより大きな目標を達成できるようになる。
このサイクルを形成することが重要と感じる。

以上です。

日本ベンチャー大學 1期生 小林大哲

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