6月30日(火) 永尾彰先生による“反プルトニウム論”
2009/06/30
今日は、行徳先生とも旧友である永尾彰先生による
『反プルトニウム原発について』の講義を受けました。
原子力発電と聞くと、日本人は否定的である。
なぜなら“核"という観点から、過去に2度原爆を受けた
日本人にとっては、否定的にならざるをえないからです。
ですが、環境の面から考えると原子力なしでは
今後のエネルギー問題・環境問題に対して解決策がない。
【理由】
①再生可能エネルギーで賄われる割合が、
全国のエネルギー消費のたったの1%。
→LEDなどを広めているが実際のところ、
LED生産時に稀少のレアメタルが使用される。
→ソーラーパネルが吸収できるエネルギーは
実際の太陽のエネルギーのほんの2%である。
②ウラニウムとプラトニウムの違いを知らなかった。
広島に落とされた原爆はウラニウム性。長崎はプラトニウム性。
実際にプラトニウムの方が46万倍も強力だ。
③トリウムウランが受け入れられなかった理由。
核兵器の材料になれなかったから。
何も知らずに【原発反対】【危険】などと判断するのは間違って
いることに気付きました。
何事も“本質"を知ることが大事だと感じさせられましたね。
~永尾彰(ながお あきら)様プロフィール~
1943年。長崎県生まれ。科学ソリューソニスト。
数々の研究論文を発表される。
大学卒業後、10年以上をアメリカで過ごし、
カリフォルニア州で大学を設立。
1995年、DAN総合科学研究所を設立代表に就任し、現在に至る。
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