名古屋校ブログ

日本ベンチャー大學名古屋校の講義の様子をお伝えします。

平成25年(2013)【10月19日(土)、20日(日)】 被災地研修

2013/10/19
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●2日間の研修の流れ
1、高政さんでお話を聞く
2、及川デニムさんでお話を聞く
3、つなかんさんへ宿泊&お話を聞く
4、被災地の見学
5、復幸マルシェでお昼ご飯&お話を聞く
6、終礼、解散
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●気付き
・復興とは
復興とは「自分の力で仕事をして、お金を得て、地域を守ることだ」
と及川デニムの及川さんがおっしゃっていました。
自分たちの力でちゃんと仕事をしてお金を得られるように
なることが本当の復興。しかし、震災に遭われた人の中には、
仕事をしたいけど仕事がないという方も多いそうです。
働けることがとても幸せなことなのだと感じたのとともに、
東北に行き、そこでビジネスをして雇用を生み出すことが、
復興支援に繋がるのだと強く感じました。

・使命感
今回お会いしてお話を聞かせて頂いた方、皆さんに共通していたのは、
皆さん自分がなんとかする!という使命感を抱いていたことです。
震災から立ち直ることができない方もいる中で、リスクを
背負いながらも前を向いて復興へと頑張っているお三方の話を
聞いて、もっと自分も頑張らなければならないと強く感じました。

・命てんでんこ、津波てんでんこ
まずは自分の命を守ってから、家族の命、地域の命を守る
ことを考える。自分の命が最優先だとおっしゃっていました。
つなかんの管野さんも、逃げ遅れたおばあさんの話を
されていたときに同じようなことをおっしゃっていました。
そのおばあさんが持っていた風呂敷に包まれていたのは、
子や孫の思い出の品。思い出の品よりも、今の成長した
子・孫の姿を見れることの方がよほどの宝物になったのでないか、
とおっしゃっていたのが忘れられません。
東海地震もいつ起きてもおかしくありませんし、明日は我が身です。
東北の方が教えて下さった「命てんでんこ・津波てんでんこ」を
教訓に自分の命を守り、少しでも多くの命を守りたいと思いました。

●実行すること
・東北で聞いてきた話を周りの人に伝える
・もっと東北へ足を運ぶ

●感想
東北研修に行くことができて本当によかったです。震災以前の
町を知らないので、実感は湧きにくいですが、2年半以上たった今でも、
あれだけの爪痕が残されていたことにはとても驚きました。
現地に行って、現地の人の話を聞くという行動の大切さを
実感しました。今回行ったのは東北の一部にしかすぎません。
原発の問題なども実態がとても気になりますし、現地に行って
話を聞こうと思いました。

今回の研修に関わって下さった皆様、本当にありがとうございました!

From:森美穂子@名古屋校1期生(愛知県出身・南山大学4年)
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●気づき
・現地に足を運ぶ重要性
実際に被災された地域に足を運ばなければ、感じられないことが
本当に多くありました。
実際の被害の悲惨さ、現地の人たちの考え方等、どれも実際に
足を運んでその土地でその空気で感じることだからこそ
意味あるものだなと思います。想像だけであれこれ考えていても、
結局的外れな方向に進んでいってしまったりします。
行政の政策のミスマッチや、ボランティアの事などがその例です。
今後も本当に真剣に何かを考えていくならば、足を使っていきます。
警察官として自分が働くときも、現場を重視することは
一生忘れないようにします。

●当たり前の尊さ
実際に家を流されたり、大切な人たちを無くされたお話を伺って
もっともっと周りのものや、人を大切にしないといけないと
感じました。当たり前ではないことに気付かず、ああして欲しい、
こうあって欲しいという要求を相手にしたり、もっと良いものが
欲しいなどどんどん際限なく我儘になってしまいます。
震災などが起きてから、ああすればよかったこうすれば
よかったと気づくのでは遅いです。
モノや人に日頃から感謝して、後悔しないように生きていきます。

●自分が、なんとかする!という強い気持ち
今回、お話を伺えた、高橋さん、及川さん、女将さん、塩田さん
皆さん自分たちでなんとかしていこう!という気持ちが
本当につよくて、こちらまでパワーを頂きました。
研修中の途中途中で、だれかがやってくれるのを待つとか
自分の不幸の殻に閉じこもるのか、それとも自分の足で
立ち上がるのか…
2つの意見に分かれるというお話がありました。震災という
辛い経験を踏み台にさらに力を込めて生きていくというのは、
並大抵の精神では難しいと思います。きっと皆さんは、
震災前からも自分がすべきことや、使命を考えながら生きてこられた
のだと思います。
私も環境のせいにしたりせず、自分の体と頭をつかって、
自分の選択で道を拓いていけるようにします。

●実行すること
・また東北を訪ねる
・今回の経験を周りの人に伝える
・今回の気づきや学びを、自分の使命として実務に生かしていく

●全体の感想
東北研修、このような貴重な機会を設けていただき本当に
ありがとうございました。東北研修までは、何かしてあげたいと
いうような烏滸がましさがありましたが、実際に行って
とんでもないと思いました。逆に元気をもらうばかりであったような
気がします。しかしやはり、何か少しでもお力になれたらと
いう気持ちはあります。まだまだ復興には道のりは険しく
私ができることなど本当に微力ですが、私自身としては
今回学んだことを伝えていくこと、警察官となったら実務に
生かしていくこと、また実際に現地に赴くことを
これから言っていきます。

From:岩田奈々@名古屋校1期生(愛知県出身・三重大学4年)
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●気づき
・当たり前のことに気づくということ
物にあふれ、周りに人もいる状況だとその環境が尊いものであると
忘れてしまいがちですが、失ってから大切なものに気づくのでは
なく、日々「当たり前」となっている状況に対しても感謝の
気持ちを持てるようになりたいと思います。
避難所でおかゆを一口だけ食べてホッとする感覚、家族が
戻っていないか確認するために毎日避難所を周る感覚は
私にはリアルに感じることができませんが、日々のそのことに
感謝できる感受性を高めていきたいと思います。

・実際に現場を見るということ
何事に関しても現場を見るということが大事だと改めて感じました。
よくお話にあった防波堤に関しても作った方が良いに
決まっていると東北を見るまでは思っていました。
しかし、課題はそう簡単なものではなく、漁場、景観の問題、
また、実際に亡くなった人は海が見えないところの人が多く、
海が見える近くに住んでいる人には危機意識があったという事実を
考えると難しい問題であると感じました。

・"復興"とは
二年半が経ち、東北楽天がニュースをにぎわしているタイミングでした。
仙台は活気にあふれ、空港も映像で見た悲惨な状態ではなく
キレイになっていました。しかし都会から遠いところでは
やはり復興は遅れ、まだ町には何もない状況でした。
ガレキが撤去されていることから復興に向かっていることは
間違いではないと思いますが、ここからの復興に問題が
山積していると改めて感じました。
まだ、自分の土地に戻る許可が下りない場合もあれば、
許可が下りてもライフラインがないためにまともに生活できないと
いうこともあります。人には人の生活があり、仮設住宅を出て
他地域に移り住むことを決心する人も多いでしょう。
「今、このタイミングで僕たちにできることはなんですか」という
問いに対して「ここに住んでください」という塩田さんの言葉が
印象的でした。

●感想
今回、ベン大生として東北研修に参加させて頂きました。
女川、石巻、南三陸、気仙沼、陸前高田とまわり、
現地の方からもお話を聞くことができました。震災から二年半が経過し、
一部まだ残っている倒壊した家屋やビルなどから当時の凄まじさを
感じる一方で、基本的にはガレキ等は撤去され、見た目では
もともと何もないところなのか、それとも震災でこうなってしまったのか
分からない状況でした。そのことについて前向きに復興しているから
良いことであるという印象を最初は持っていましたが、課題は
一緒には語ることができず問題は山積していると、現地の方からの
お話を聞いて思いました。

From:大島圭太郎@名古屋校1期生(愛知県出身・立命館大学卒)
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●気づき
【自分の命は自分で守る】
自分の命は自分で守る、ということをかなり強くおっしゃられて
いました。亡くなられた方々の多くは、おばあちゃんや
赤ちゃんを連れていく途中で引き潮に流されたりしたことが
多かったようです。しかしいざ自分が同じ立場であると家族の命は
捨てられない…とも思いながら聞いていました。2年経った今でも
残された家族の方々は心の傷が癒えていない人も多いようです。

避難してきた中に、ダイドードリンクやコンビニの配送車が
あったおかげで食料があり、そしてそれを均等に分けることで
争いなく過ごしたそうです。班編成で役割分担を明確化させ
仕事を与えたことが、「一番笑顔の絶えない被災地」を実現
できたのではないかと思います。
また今後、他の地域が被災した際には、絶対に恩返しも込めて
手伝いに行くということも話されていて、恩返しをされる
程自分達は何もできていないと反省し、被災した人が
次の被災者を助けて…という風に同じ苦しみが分かる人は
助け合いの連鎖を起こしていくのではないかと思いました。

【民間と政府の乖離】
政府の人間と闘わなきゃ、とおっしゃられていたのが印象的でした。

綺麗な海が見えるところへ防潮堤を造って良いのか。
政府は、10mほどの防潮堤を建設する計画がある。
今回クラスの津波がきては10mでも意味がないし、
海をチェックできないから逃げ遅れてしまう。
海と一緒に生きて来た方々から海を奪うということの
大きさを知りました。

また、復幸マルシェの塩田さんのお話では、自分が一番
興味を抱いていた政府と民間の乖離のお話。
復興増税で集めた資金もどこにいくら使われているかは
分からず、城田さんのように復興活動を行う際も
自己資金でやっているとのこと。実際20兆ほどの予算が
集まったようですが、嘘か誠か東北に関係のない部分にまで
割り当てを行っているという記事も挙がっています。
先の防潮堤のお話もそうですが、政府と民間が一つになり、
復興活動に勤しまないことには、中々震災以前の生活に
戻るには厳しいのではないか、というのが今回の東北を見て
感じたことです。

●実行すること
・今回見聞きしたことを身の回りの方に伝えていく

●感想
震災が起きてから今回で三度目の訪問となりましたが、
思ったより復旧活動も遅い。復興に関しては全く。
2年たち、ボランティア活動なども減る中、忘れてはいけない、
現状をきちんと伝えてまだまだこれから企業や個人の
できることがたくさんあるのではないかと思います。

今回東北に行く・見るだけでなく、茂木さん・桑野社長に
よって様々な方々と巡り合わせを頂き、実際にお話を伺えたことに
大変感謝しております。
今回経験したことや震災が起きた当時のお話を
身の回りの人に話してみると、現状に驚いていました。
やはりまだまだ僕らは一部のメディアから得た情報で
自己完結してしまっています。
実際に現地へ行き、見聞きすることの重要性を強く感じました。

From:金堂孔輔@名古屋校1期生(愛知県出身・中京大学4年)
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