平成25年(2013)【8月17日(土)】 高校野球観戦
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●1日の流れ
・夏の甲子園、高校野球観戦
(明徳義塾VS大阪桐蔭)
(常葉菊川VS鳴門)
・終礼
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●講義の気付き
・現場へ出向く
私個人のことなのですが、実は球場に足を運んだことが
今までありませんでした。今回の甲子園が初です。ですので、
観るもの聞くものすべてが新鮮でした。
うだるような暑さ、ブラスバンドの演奏、ヒットやエラーの際に
観客席から巻き起こる歓声と落胆の声。これらはテレビでも
感じる事はできますが、現地だからこその素晴らしさ、
というものが確かに存在しました。
・団結
どの高校も、まずは球児達が一生懸命です。そして監督も
一生懸命です。それに加えて、ブラスバンドや応援団、
チアリーディングの応援がとても素晴らしかったです。
まさに一致団結。1つの目標に向かってあれだけ多くの人達が
一生懸命に取り組めるという点に、私はもう、すごいとしか
言えません。やはり目標が明確だからこそ頑張れるのでしょう。
・未来は分からない
大阪桐蔭は一回表一番の一打席目の初球でランニングホームランを放ちました。
そのときは、さすが夏の二連覇を狙うだけあって勢いが違うな、と思っていました。
ですがその後の追加点は見込めず、更に明徳義塾に5点を許したため、結局大阪桐蔭は明徳義塾に負けてしまいました。
当たり前のことですが、未来は誰にもわかりません。予測・予想・予言は出来ても、100%とは限りません。
ならば、さっさと諦めるのでしょうか?
大阪桐蔭の球児達はそうは思わなかったはずです。
それでも諦めず、最後まで抗って抗って、完全燃焼したことでしょう。
未来は誰にも分からないですが、もし諦めたのなら、それは
人間的な敗北だと、試合を見て感じました。
●実行すること
スポーツ観戦をする。その際に現場を意識する。
●まとめ
今回は学生が一人しかいなかったため、少し寂しいベンチャー大學になるかと思いましたが、甲子園の熱気にそんな思いは杞憂に変わりました。
それだけ、私にとって今回の活動は魅力あるものとなったのです。
しかし、まだ球児達の夏は終わっていないので、まだまだ応援していきましょう。
From:平尾悠祐(京都府出身、京都産業大学4年)JVU大阪校3期生
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平成25年(2013)【8月6日(火)】 大津島・回天合宿一日目・二日目、 日本ベンチャー大學・全国会議、 児玉源太郎ツアー(希望者のみ参加)
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●1日の流れ
合宿一日目
7:00 旧広島球場正門前集合
8:00 広島平和式典開始
8:45 山近義幸理事長代行の講義
・平和公園内交番
・マルセルジュノー博士の石碑
・パール判事の石碑
10:30 徳山へ移動
13:00 徳山へ到着
14:10 フェリー乗り場合流
14:40 フェリー出発
15:14 大津島到着
15:30 回天記念館見学
17:00 山近義幸理事長代行の講義
・回天には生存者がいない
・他にも特攻として桜花、震洋などがある。
・やなせたかしさんの弟さんは回天特攻兵
・アンパンマンマーチは弟を思っての歌。
・夫婦特攻というものも行われた。
17:45 夏川和也先生(水交会理事長、第22代海上幕僚長)の講義
・海から見た中国という国
・海洋国家と大陸国家
・中国の戦略
・中国の行動パターン(主張、プレゼンス、実効支配)
・尖閣問題について
・日本の自衛隊について
・邦人輸送についての矛盾
・ポジリスト日本とネガリスト米
・日本は情報に対する認識が足りない
19:00 回天カレー
20:30 映像で見る回天
22:00 懇親会
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合宿二日目
6:00 ラジオ体操、スクワット、海に向かってヤッホー体操
6:30 回天発信訓練基地跡散策
7:30 朝食
9:30 回天とは
・池田勝武先生のビデオ視聴
・鹿屋についてアウトプット
10:30 全員でアウトプット
各一人一人アウトプット
11:00 日本ベンチャー大學・全国会議
各校ごとに独自の取り組みなどを発表や意見交換
13:00 大津島出発
13:14 徳山到着
14:00 児玉源太郎のゆかりの地めぐり
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●気付き
・公と私
回天記念館では、回天に乗り込んでいった若者たちの想いや
当時の状況を知ることができました。中でも私は回天に
乗り込む若者が全く私(わたくし)の部分を出さず、
常に公(おおやけ)のため国や家族のために命を捧げて
いったことに気付きました。
回天は1300名あまりの志願者が存在し、144名の尊い命が
捧げられました。
本格的な作戦が始まる前に、最後の里帰りが許されました。
また、作戦開始前夜には仲間と酒を飲み交わしたと
記念館には書かれていました。このような私の部分を
さらけ出すことができる機会がわずかしかなく、
常に公を意識していたと感じました。
私と公の区別がとても厳密になされていて、祖国を護るために
命を捨てるという精神が一瞬たりとも揺るぐことは
なかったと感じました。
京都研修でお話を聞くことができた元海軍の方によると、
特攻できないのが悔しく、逃げた者は一人もいないとのことでした。
国のため家族のためという使命、つまり公という意識が強く、
使命感に満ち溢れていると感じました。なので、
自分も公と私の区別をしっかり行い、強い使命感を
持たなければならないと感じました。
・体験する大切さ
回天研修では発射台やトンネル、回天の模型など実際に
出撃時に使われた場所を見て、体験しました。
特に回天記念館前の通路は名前が刻まれており、
なんとも言えない気持ちになりました。
この気持ちは実際に赴かなければわかりません。
回天に乗り込んでいった人たちの気高い精神が伝わるともに
悲惨さも伝わってきました。
回天は人間魚雷と言われる通り、魚雷でした。実際に目に
したときはこれは人間が乗るものではないと感じました。
脱出装置もなく1.55トンの爆薬を搭載した、操縦困難な
兵器としか映りませんでした。
薄暗いトンネルの中では、一体出撃前に乗り込んでいった
人達は何を考えているのだろうかと自問自答しましたが、
答えは出ませんでした。
出口のない海のハイライトシーンでは泣いてしまいました。
記念館で感じた言葉で表せない気持ちがあり、感動して
しまいました。映画の中では悲しむ人が多く書かれていました。
しかし、私は違っていたと感じます。
回天をただ悲しい特攻の歴史の一言で終わらしてはいけません。
実際に経験し、そのうえで自分の考えを持つことが大切である
と感じました。
・現在の日本は危機的状況である
夏川先生は自衛隊の観点から中国と日本についてお話して
くれました。
中国はある目標に対して着実に実行できる力を有している。
それに対して、日本は情報に対する危機意識が欠如している。
諜報活動もしていないし、憲法が危機を想定していない。
もともと日本人の特質がこの状況を作りだしているようにも
感じる。しかし、今日本が平和であってもこの状況は危機的である。
もし、アメリカが日本から撤退すれば中国が尖閣諸島に
攻めてくるだろう。
情報を活用できない日本が中国にかなうのだろうか?
回天のように気高き精神を持ち、海に消えていった若者の
意思に応えることができるのだろうか。
回天を知らないものが大多数の中、今の日本の状況を
変えることはできるのだろうか?
強く感じた。このような状況だからこそ、ベン大生である
私たちは学ばなくてはならないと感じた。
今、なんでも自由にできる恵まれた環境であることを忘れず、
ベン大生として自覚を持ち続けます。
●実行すること
回天のことを三日に一人話す
●感想
広島、回天研修では約40名の方が参加し、充実していました。
広島では平和記念式典に参加しました。
唯一の被爆国である日本ということを改めて実感しました。
山近社長がその後、記念碑について解説をしてくれましたが、
知識量の多さに驚きました。全く質問ができなかった自分が
情けなかったです。
パール記念碑が広島にもあり、マルセル・ジュノー博士という
アメリカ人が存在したこと。
まだまだ、自分は未熟でした。
ただ単に平和が大切であると訴えることは簡単である。しかし、
何も知らずに悲惨さのみを強調してもいけない。
知識にはバランスが大切である。戦争を正しく認識し、
特攻とは何であるのか自分の答えを見つけなくてはならない。
すべてを知らなければ正しい考えを持つことはできない
と感じました。
回天では、なぜ回天が開発されたのか、また、訓練の様子は
どのようなものであったか詳しく知ることができました。
そのうえで、今の生活がどれほど恵まれているのか感じました。
回天に乗っていった方々に恥じない生き方をしなければならない。
命をかけて守ってくれた日本を大切にしなくてはいけません。
今の私たちは、彼らの犠牲の土俵の上に立っていることを
常に意識します。
彼らの気高き精神を伝えるためには、今回学ばせて頂いた
私達が伝えなくてはいけません。
この日報だけでは伝えきれないので、ベン大でどんどん
発信していきます。
普段学べないことを教えていただきありがとうございました。
ベンチャー大學という環境に感謝します。
研修の運営をしてくださった事務局の方、参加して下さった
ベン大の方々、講義をしてくれた夏川さんと山近社長
どうもありがとうございました。
From:大上直哉(新潟県出身、同志社大学4年)JVU大阪校3期生
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平成25年(2013)【8月3日(土)】 京都修行4日目
おはようございます。
起床し平尾くんと作戦会議中です。坂口君と松木さんとは10時ごろ合流します。
先ほどパン屋milkyにてパン粉にする予定のパンをいただきました。
感謝の気持ちでいっぱいです。(チーム西の歌舞伎)
出町柳へ向かう途中、偶然紫式部の墓地を発見しました。(チーム西の歌舞伎)
松木さんと坂口君と合流しました。
これから明日の発表内容をまとめます。
合計四名です。(チーム西の歌舞伎)
四日目にして遂に泊めていただくお寺と出会う事が出来ました!
佛蛇寺というところです!
突然訪れたにも関わらず、ご住職でありながら以前は佛教大学の
教授もされていた、高木さんという方にお寺の成り立ちから
就活の話まで幅広くお話していただきました!
感激です!
宿が決まり、安堵。橋の下で発表のためのミーティング。涼しいです。(チーム西の歌舞伎)
仏蛇寺にて。草むしりを行った後おいしい料理をいただき、
コーヒーまでご馳走になりました。
これから久しぶりにお風呂には入ります。(チーム西の歌舞伎)
おはようございます。泊めて頂いたお礼に床掃除を行いました。
床がぴかぴかになるまで磨きました。 (チーム我武者羅)
上村さんと合流しました。
これから通妙寺に向かいます。
その後、宿交渉を開始。
大上&坂口
平尾&松木 の二班で行動します。(チーム我武者羅)
六道珍皇寺に着きました。
こちらの神社は先祖の精霊をこの世に呼び戻す鐘があり、
こちらで先祖を迎え入れた後、五山送り火で先祖を送り出します。(チーム我武者羅)
和尚さんからの繋がりで、現在イベントのお手伝いをしています。(チーム我武者羅)
イベントを手伝ったお礼におにぎりを頂きました。
最高に嬉しいです。芦立さんありがとうございます。(チーム我武者羅)
明日のイベントで提供する料理の仕込みを手伝い。
料理がうまい西脇くん。(チーム我武者羅)
・宿交渉:1件訪問、成果:成功
・お世話になった人:芦立さん(宿を泊めて頂いた)
・回った場所:珍皇寺・・・先祖の精霊をこの世に呼び戻す鐘が本堂にあり、こちらの神社で呼び戻した後、五山送り火の日に先祖をあの世に送り出すことを知りました。
・使ったお金:360円(お水100円×2、日経新聞160円)
・活躍した人:西脇くん(西脇くんと会って三日目ですが、すぐに打ち解けることができ、この四日間の京都研修を有意義に過ごす事ができました)
・感じたこと:今日は最終日ということで、京都研修中にお世話になった所を回りました。私達の事を心配してくださっていて、大変嬉しかったです。この京都研修で気付き学んだ事を、しっかりとまとめ明日の発表に臨みます。
平成25年(2013)【8月2日(金)】 京都修行3日目
おはようございます。鴨川にて、
今朝6時頃起床しました。
鴨川にて元海軍の片岡和泰さんとお話することができました。元特攻隊志願兵の方でした。
回天の他に震洋というものがあると教えてもらいました。震洋は
ベニヤ板で作られモーターボードのようなもので、回天のように
重厚ではありませんでした。また、脱出することも可能でした。
しかし、脱出した人は一人もいないそうです。
今日は松木さんと平尾くんと合流後、行動を開始します。(チーム西の歌舞伎)
松木さんと合流しました。
3時に平尾くんと合流する予定です。(チーム西の歌舞伎)
交渉数25件ですが成果無しでした。
原因は交渉開始時間の遅さです。
開始が3時半頃になってしまったので明日は1時から始めます。
ふたつめは必死になりすぎて一方的に話してしまったことです。
明日は必ず成功させます。
公園で野宿します。
やっと横になれた平尾くんです。(チーム西の歌舞伎)
疲労のあまり昼間スーパーで手に入れた餃子のタレを頬張る大上君。
うまい!なにこれ!?麻薬!?と叫んでいます。(チーム西の歌舞伎)
朝食を頂きました。温かいお食事に心も温まります。
朝食をとる西脇くん(チーム我武者羅)
通妙寺のみなさんにお礼を伝えた後、本堂にて感謝の気持ちをこめ、お寺の周りのゴミを1つ残らず拾いました。(チーム我武者羅)
餃子の王将にて皿洗いをさせて頂きました。
皿洗いのご褒美として昼食をご馳走になりました。(チーム我武者羅)
大阪校の我武者羅チームです。
堀北庵という場所で宿交渉させて頂いた結果、お部屋を貸して頂きました。
杉山さん本当にありがとうございました。二日連続でお部屋をお借り出来て、安堵しています。
安堵する西脇くん(チーム我武者羅)
・宿交渉:1件訪問、成果:成功
・お世話になった人:
泊めて頂いた寺の谷口さん(朝ご飯を頂きました)
餃子の王将(井上さん 30分の皿洗いで、昼食を食べさせてくれました)
杉若さん(私達にお部屋を貸してくれました)
・回った場所:①妙伝寺 ②十念寺 ③西園寺 ④上善寺・・・上善寺は863年に比叡山延暦寺の円仁により天台密教の道場として建立されました。毎年8月22日から24日に行われる「京の六地蔵めぐり」が有名である。
・使ったお金:400円(200円のパン×2)
・活躍した人:西脇くん(しっかりとサポートしてくれた。明日は四人での行動なので、気を引き締めます)
・感じたこと:今日はご飯を食べれることの感謝を学びました。餃子の王将の店長である井上さんは30年皿洗いで昼食を無料にするサービスを続けられています。井上さんに出会って学んだことは、毎日食べているご飯を当たり前のように食べられる幸せを日頃から感謝して生きていこうと心に決めました。
平成25年(2013)【8月1日(木)】 京都修行2日目
大阪校大上くん。
岸口さんと合流し、鉢巻きと他のメンバーの作務衣をもらいました。
これから同じチームの久保さんと合流し、烏丸御池方面へいきます。(チーム西の歌舞伎)
久保さんと合流しました。
また、生け花資料館に着きました。
華道について学びます。(チーム西の歌舞伎)
生け花資料館である池坊会館に行ってきました。
生け花発祥地とされる六角堂の出土品が飾ってありました。
池坊の由来は、六角堂の北面が太子が沐浴された池の後と
伝えるところで、この池のほとりに小野妹子を始祖とする自坊が
あったことから池坊と呼ばれるようになりました。
現在では池坊の伝統様式である立華、生花、あるいは
各流の生花とともに発展した自由花が広く行われています。(チーム西の歌舞伎)
生け花発祥地とされる六角堂です。
華道について学べる場所を探します。(チーム西の歌舞伎)
大阪校大上です。
宿交渉はどこも住職さん不在で成功なりませんでした。
9時に久保さんと別れ、現在京都駅付近です。
これから野宿の場所を探します。(チーム西の歌舞伎)
大阪校の和泉君、大阪校の岸口さんと徳島校の西脇君と2人と合流しました。
これから三人で協力しながら、京都研修を頑張ります。(チーム我武者羅)
妙法院門跡に来ました。チームの士気が上がってきました。
今からパンの耳を探しながら、次の目的地に向かいます。(チーム我武者羅)
餃子の王将にて皿洗いをお願いさせて頂きました。
皿洗い可能な時間帯を教えて頂いたので、再度挑戦します。(チーム我武者羅)
宿交渉成功しました!!
通妙寺の谷口さんのご厚意により、お部屋をお借りすることが出来ました。
お茶も頂き、感謝の言葉しかありません。
副住職である谷口さんは、歴史の研究家であり、たくさんの本が
ありました。どれでも読んでいいとおっしゃってくれました。
時間の許す限り読んで見聞を深めます。(チーム我武者羅)
お部屋をお借りした上に、肉まんを分けて頂きました。
大変おいしい味でした。明日はしっかりと感謝の気持ちを伝えて、
お礼をさせて頂きます。(チーム我武者羅)
■チーム我武者羅
・宿交渉:2件訪問、成果:成功
・お世話になった人:副住職の谷口さん
・回った場所:①建仁寺 ②月覚寺 ③大谷神社 ④通妙寺・・・通妙寺は江戸時代から400年続くお寺であり、徳川系列の日蓮宗であるとお聞きしました。空襲に襲われ、爆弾が天井を突き抜けてきたこともあります。お寺の住職さんから直接お話しを聞くことで、本で調べるよりも、貴重な時間を過ごすことが出来ました。
・使ったお金:615円(水 100円 ×3、パン105円×3)
・活躍した人:岸口さん(自分から進んで宿交渉をして頂きました)
・感じたこと:お部屋を貸して頂き、大変嬉しかったです。1日目は宿交渉がうまくいかず、野宿をしたので、その分感動も人一倍ありました。